Microsoft Visio Microsoft Visioの概要

Microsoft Visio

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 02:27 UTC 版)

Microsoft Visio
初版 1992年 (31年前) (1992)
最新版
2021 - 2021年10月5日 (19か月前) (2021-10-05) [±]
対応OS Microsoft Windows
サポート状況 開発中
種別 作図ソフト
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/visio/
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概要

Visioに用意されている図形の部品はビジネス文書やプレゼンテーション作成時に必要とされるものが大半を占める。簡単なもので言えばフローチャート図やオフィスレイアウト図などである。部品には詳細に変形させる事ができる機能があるため、それらを応用して効率的に図式化させる。完成した図面は他のMicrosoft Officeアプリケーションに反映できる。

歴史

米ライトハウスデザイン(en:Lighthouse Design)が開発したNEXTSTEP用ソフトウェア「Diagram!」を[要出典]、1992年にShapeware Corporation(のちのVisio Corporation英語版米アルダスの創業者達によって設立された)がWindows用に複製・開発したソフトウェアである。日本国内向けとしてはアスキーが販売していたが、バージョン5および2000はビジオジャパンから発売された。2000年1月7日にマイクロソフトがVisio Corporationを買収したため、2002以降はMicrosoft Officeシリーズのソフトウェアとして位置づけられた。

マイクロソフトに買収されたあとには、Visio 2000 SR1、Visio 2002、Visio 2003、Visio 2007、Visio 2010、Visio 2013、Visio 2016、Visio 2019、Visio 2021のバージョンがリリースされている。

ソフトウェア設計資料作成用としてUMLのステンシルがあることからソフトウェア開発環境のMicrosoft Visual Studio .NET 2003のエンタープライズ版以上にVisioがバンドルされた。2005からは外されているが、Standard以上に搭載されるUML作成機能はVisioのサブセットである。

エディションごとの違い

ごく普通のビジネスで使用する上で問題ない機能だけを収録した「スタンダード」と、IT関連業や建設業、製造業などで必要とされる高度な図面も収録した「プロフェッショナル」に分かれている。

  • 共通して使用可能な部品
    • チャート・グラフ関連
    • マーケティング図表
    • ネットワーク構成図
    • フローチャート関連
    • ブレーンストーミング(Visio 2003より実装)
    • プロジェクトスケジュール(作成した図面をもとにMicrosoft Projectに反映させることもできる)
    • ブロック図
    • オフィスレイアウト図
    • 組織図
    • 道路設計図
  • プロフェッショナル版のみの機能
    • ピボットダイアグラム
    • Webに関連する図面制作(Web開発者向け)
    • UMLモデル図、Windowsインターフェイス図、プログラム構成図など。(ソフトウェア開発者向け)
    • データベースモデル図(データベース設計者向け)
    • Active Directory図、Novell Directory Services図など。(ネットワーク管理者向け)
    • 配管・計装図(配管工事関係者向け)
    • 部品設計(鉄鋼関連の製造業向け)
    • フロアプラン・空間設備関連・住宅設計・電気通信関連(住設・建築業向け)
    • 電気工学関連

プロフェッショナルに搭載されている機能の多くはCADと類似したものが多く、一から設計するのが苦手なユーザー向けのエディションとも言える。

類似ソフトウェア




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