JYONGRI
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JYONGRI | |
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生誕 | 1988年8月30日(34歳) |
出身地 | 日本・大阪府 |
学歴 | 早稲田大学国際教養学部 |
ジャンル | R&B、J-POP |
職業 | シンガーソングライター |
活動期間 | 2006年 - 現在 |
レーベル | EMIミュージック・ジャパン |
事務所 | サンミュージック |
共同作業者 | 三宅彰[1] |
公式サイト | http://jyongri.com/ |
来歴
生い立ちと初期の経歴
1988年(昭和63年)、大阪府箕面市で司法書士の父と専業主婦の母との間に生まれる[3]。両親は共に韓国出身だが、彼女自身は日本に帰化している[注 1][3]。jpopasia.comによると、本名は「ジョンリ・チョー」[注 2][4]で、彼女自身が2010年11月の『日刊ゲンダイ』の取材で、名前の漢字が「鍾李」であると明かした[注 2]。中国で漢学者をしている母方の叔父が名付け親である[3]。名前は両親が「性別不明でインターナショナルな名前」として名づけた。
4歳から大阪インターナショナル・スクールに通っていたため、そこで培った英語力は堪能。同級生に青山テルマがおり、現在も仲が良い。楽器は、4歳よりクラシック・ピアノを習い始め、10歳のときにヴァイオリン、16歳の時にはギターに挑戦した。
8歳のときに映画『天使にラブ・ソングを2』を観て、歌を歌いたいとの思いからゴスペルを始め歌いこなすようになる。11歳の時、ゴスペルの影響で歌手という夢を抱き始める。14歳頃から本格的に歌のレッスンを受け、作詞活動を行い始める。
2005年夏にアメリカへ渡り、バークレー音楽院の5週間サマープログラムに参加、その間の寮生活中、曲を書き始めた。2006年6月、大阪インターナショナルスクールを卒業。6月から9月の夏休み中、音楽活動を本格的に開始。
2006年 - 2007年:Close To Fantasy
2006年10月、早稲田大学国際教養学部に入学。同時期よりプロモーション活動、インタビュー出演などの活動を始めた。
2006年9月、バラード曲「Wherever」のミュージックビデオが発表された。同曲は後にデビュー・アルバムに収録された。同年12月13日、自ら作詞・作曲を手がけたデビュー・シングル「Possession/My All For You」が発売された。シングルにはインストルメンタル、リミックス、アカペラなどを含む9曲が収録されている。「Possession」のサンプリングがイギリス音楽チャート誌のミュージック・ウィークのポップクラブチャート(12月16日付)で22位、「フィル・イングランド」のDJチャートで16位とデビュー前にチャートインするなど大きな反響を呼んだ。なお、デビュー前のアジア圏のティーン・エイジャーの歌手がチャートにランクインするのは初めての快挙である。オリコンチャートで最高16位を記録。
2007年2月21日、2枚目のシングル「Hop, Step, Jump!」が発売された。オリコンチャートでは最高32位を記録。その1ヵ月後の3月31日にデビュー・アルバム「Close To Fantasy」が発売された。オリコンチャートにおいて初登場25位を記録。
2007年 - 2008年:Love Forever
2007年7月25日に3枚目のシングル「Lullaby For You」を発売した。同シングルはスクウェア・エニックスニンテンドーDS専用ソフトゲーム「すばらしきこのせかい」のイメージソングとして起用された。また、カップリング曲「Catch Me」はマライア・キャリーやジャネット・ジャクソンなどに楽曲を提供しているジミー・ジャム&テリー・ルイスが編曲を担当している。シングルはオリコンチャート初登場及び最高12位を記録した。
2008年1月30日に4枚目のシングル「Kissing Me」を発売した。表題曲は5つのテレビ番組のエンディングテーマとして起用された(後述参照)。オリコンチャートで初登場11位を記録。同年6月4日、5枚目のシングル「Unchanging Love -君がいれば-」が発売された。同シングルは5月から8月まで様々なテレビ番組のエンディングテーマとして起用された。オリコンチャートで初登場12位。同シングルで初めて初動売上が1万枚を超えた。カップリング曲としてエルトン・ジョンの「YOUR SONG」のカバーが収録されている。
同年7月2日、2枚目のアルバム「Love Forever」を発売。オリコンチャートで初登場17位を記録した。
2008年 - 現在:近年の活動
2008年12月3日に6枚目のシングル「Winter Love Story」を発売。表題曲が10月から12月まで日本テレビ系の複数のテレビ番組のエンディングテーマとして起用された。カップリング曲「Blue Destiny」は映画『やさしい旋律』の主題歌として起用された[5]。シングルはオリコンチャートで初登場及び最高31位を記録。
2009年4月29日に7枚目のシングル「Maybe Someday」を発売。オリコンチャートで最高23位を記録。同年8月19日に8枚目のシングル「無敵な愛」を発売。表題曲が6月から9月まで放送されたテレビ朝日のテレビドラマ『メイド刑事』の主題歌として起用された。
2010年5月、9ヶ月ぶりの新曲「Walking」をデジタルシングルとして発売。同年8月4日、9枚目のシングル「Without You」を発売。 さらに同年10月22日に初のベストアルバム「JYONGRI BEST TRACKS」を発売。オリコンチャートで最高36位を記録した。
2013年1月23日、Tiaraの4枚目のアルバム「Emotion」に収録された「I Miss You」(作詞・作曲)にて初めて他のアーティストへの楽曲を提供した。
2014年11月26日、AKB48の38枚目のシングル「希望的リフレイン」に収録された「初めてのドライブ」では作曲を担当した。
人物
身長162cm。血液型O型。趣味は音楽に関すること全て。特技は英語と日本語を混ぜて喋ること・歌うこと、ディズニーの曲なら何でも覚えられること、ブラインドタッチ、手芸などの細かい作業。
幼少時代からインターナショナル・スクールに通っていたことで日本と海外の様々な文化・音楽に触れ、刺激を受けたことにより磨かれた感性は、18歳ながら独自の世界観と発想力を形成した。海外では本名をJyongri Choとして紹介されている[注 3]。
注釈
- ^ 日本の苗字は豊田(英語版Wikipediaより)。
- ^ a b チョー(チョ)と読む姓は「趙」などがある。姓が趙である場合は、漢字表記のフルネームは「趙鍾李」(ハングル:조종리)となり、朝鮮語においては音韻の関係で「チョ・ジョンニ」と発音される。日本語読みであれば「ちょう しょうり」。
- ^ ハングルをローマ字にした場合とは異なる。(文化観光部2000年式:Jo Jongri マッキューン=ライシャワー式:Cho Chongri)
出典
- ^ 2008年4月号「日経エンタテインメント!」での三宅のインタビューより
- ^ “BIOGRAPHY - JYONGRI - UNIVERSAL MUSIC JAPAN”. 2016年10月15日閲覧。
- ^ a b c 栗原智恵子 (2010年11月9日). “同級生は青山テルマ…サンミュージック秘蔵っ子の魅力” (日本語). ZAKZAK. 2010年11月10日閲覧。
- ^ “Profile of JYONGRI” (英語). jpopasia.com. 2010年11月9日閲覧。
- ^ “やさしい旋律 - CHINEMA TOPICS ONLINE”. 2016年10月15日閲覧。
- 1 JYONGRIとは
- 2 JYONGRIの概要
- 3 ディスコグラフィー
- 4 出演
- 5 関連項目
固有名詞の分類
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