GTK (ツールキット) GTK (ツールキット)の概要

GTK (ツールキット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 16:38 UTC 版)

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GTK
開発元 GNOME Foundation
初版 1998年4月14日(22年前) (1998-04-14
最新版 4.0.2 - 2021年1月19日(15日前) (2021-01-19[1] [±]
リポジトリ
対応OS クロスプラットフォーム
種別 ウィジェット・ツールキット
ライセンス LGPL
公式サイト gtk.org
テンプレートを表示
GTK usage in Linux-based systems, e.g. with Wayland

GTKはGNUプロジェクトの一部であり、GNU LGPLの元で開発されているオープンソースフリーソフトウェアである。

GTKアプリケーションは、GNOMEに限らずKDEなどのGTKベースでないデスクトップ環境でも動作する。GNOMEライブラリを使用することにより、GNOMEデスクトップ環境のさまざまな機能を使用したアプリケーションを開発することができるが、GTKだけでアプリケーションを構成することも可能。

GTKは、主にFreeBSDLinuxディストリビューションといったオープンソースのOS向けのソフトウェアに多く利用されているが、WindowsmacOSにも移植されている。

2019年、「GTK」に改名することが決まった[3]

プログラミング言語

Qtと違ってGTKはC言語を使うが、オブジェクト指向のパラダイムで普通デザインする。また、公式にC++ (gtkmm)、Perl (gtk2-perl)、Python (PyGTK)、C#(Gtk#)、Java (Java-GNOME)、JavaScriptVala、非公式にFortran (gtk-fortran)、Ruby (Ruby/Gtk2)、PHP (PHP-GTK)、PascalLuaHaskellFreeBASICといった言語でもバインディングを用いることにより開発が可能である[4]

テーマ(ルックアンドフィール)

ユーザーがGTKの見た目を変えられる。これはテーマエンジンを切り替えることで実現されていて、多くのテーマが提供されている[5]。これらのテーマの中にはmacOSAquaWindowsMotifQt等の他の有名なツールキットやプラットホームをまねた見た目を提供するのもある。

歴史

Linux/Unix

GTKは当初、Motifの代替として、GIMPのために設計され、用いられた。Peter MattisはMotifに失望し、彼自身のGUIツールキット、GIMP toolkitが書かれた。これはGIMP 0.60のリリースでMotifを置き換えることに成功した[6]。最終的にGTKは書き直され、オブジェクト指向となり、GTK+に名前が変更された[7]。これはGIMPの0.99リリースで最初に使われた。GTKはその後、GNOME Foundationによってメンテナンス対応がなされGNOMEデスクトップ環境で使われるようになった。

GTK 2.0.0リリースシリーズは、Pangoを使った改善されたテキストのレンダリング新しいテーマエンジンやさらに柔軟なAPIなどを含んでいた。バージョン2.8から、GTK 2はベクターグラフィックスの描画のためのライブラリとしてCairoに依存するようになっている。

GTK 3.0.0は、修正されたインプットデバイスの取り扱いや、CSSのような構文で書かれたテーマのサポート、他の開かれているGTKアプリケーションからの情報受け取り機能などを含んでいる。

macOS

macOSでは、Quartzバックエンド[8]のGTKを利用することができる。

Windows

  • GTK 2.24.10と3.6.4のあと、インストーラー付きのWindows向け開発はGNOMEによって中止された。MSYS2 on Windowsをインストールするのが、実際にGTKを使うためにはよい手段である[9]
  • GTK 2.24.10と3.6.4はインターネット上で利用可能だが、バグが多く実際のバージョンよりも限られたものとなっている[10]
  • 64ビット版Windows向けのバージョンはTom Schoonjansによって準備され、2.24.32と3.22.30を利用することができる[11]





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