Gファイター 備考

Gファイター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 07:40 UTC 版)

備考

Gブルの設定画ではガンダムとGファイター双方のAパーツが一体化しており、詳細まで忠実に立体化する際には困難が伴った。Gスカイなどの設定画ではパースを考慮に入れたとしてもコア・ファイターが巨大であり、このため1/144スケールでプラモデル化された際には1/100スケール以上の巨大なコア・ファイターが付属して「設定画を忠実に再現しています」の注意書きが添えられた。プラモデルでGブルを再現するには、外付けのパーツ(コアブロックを模している)とGファイターのAパーツとでガンダムのAパーツを挟み込み、下のキャタピラで固定する、という苦肉の策がとられている。そういう事情で、プラモデルでのGブルイージーの再現はできていなかった。

コア・ファイターが巨大でないとGスカイ・イージーのコア・ファイターとGファイターBパーツのサイズが合わないという問題は、間にスペーサーパーツを挟むことで対処する事が一般化している。

後にHGUCシリーズで発売されたGアーマーのプラモデルでは、GファイターのAパーツに取り付けられているキャタピラのジョイントをガンダムAパーツのバックパックに接続する方法をとり、更にガンダムAパーツはコアブロック(Gブルはガンダムの腹部パーツを取り外した所にコアブロックをドッキングさせることで再現)をドッキングさせていない状態の腹部パーツに換装することにより、Gブルイージーを再現可能としている。

バリエーション

プロトGファイター

漫画『機動戦士ガンダム MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』に登場。

「V計画」の一環として開発された。「Gシュライク」「Gイグニス」「Gアトラス」の3機で構成され、合体して「Vファイターモード」と呼ばれる重戦闘機形態となることによりパワーアップする。

MS用のジェネレーターと兵装を流用した強力な宇宙戦闘機として、MSよりそのような兵器でこと足りると考えている連邦軍上層部への「ポーズ」として開発されたとも言われるが、合体機構をもつことからのちのGメカに繋がるコンセプトの技術検証機としての側面ももつ。セキ技術大佐が開発に携わり、のちにモスク・ハン博士により各部アクチュエーターにマグネット・コーティングが施される。

宇宙世紀0079年9月、連邦軍の「アンタレス」作戦の一環として数度に渡りソロモンへの襲撃を繰り返して多くの戦果を挙げ、アナベル・ガトー大尉(当時)の高機動型ザクIIの右腕を破壊し、ドズル・ザビ中将のザクIIを撃墜(ドズルは生還)するといった金星も挙げている。

Gシュライク
「Vファイターモード」の機首となる。武装は機首の4連装機銃らしきもののみである。コーマック・ブラックウッド中尉が搭乗。
Gイグニス
「Vファイターモード」の後部上面となる。機首はコア・ファイターと共通のデザイン。武装は主翼付け根の「フィフティーン・キャリバー」(ボールK型と同型)と、主翼中央の4連装ロケット・ランチャーらしきもの。ホープ・ギャロウェイ少尉が搭乗。
Gアトラス
「Vファイターモード」の後部下面となる。キャタピラと強力なメガ粒子砲2門を装備。当初はエルネスト・ギロー少尉が搭乗するが、負傷により運用責任者であるオスカー・シクリッド大尉に交代する。
ドズルのザクIIを撃墜後、「Vファイターモード」からボルトアウトし、Gイグニスの機首とGシュライクを分離した状態でソロモン内部に侵入。シン・マツナガ大尉の高機動型ザクIIと交戦後、ジェネレーターを暴走させオスカーは逃走する。推進剤の残りが少ないマツナガ機に代わり、ガトー機によって間一髪でソロモンの外に運ばれ爆発する。

Gファイター宇宙型

メカニックデザイン企画『MSV-R』にて設定された機体。

キャタピラを排除、エンジンを大推力のロケットエンジンに換装。主翼にメガ粒子砲を装備し、ガンダムの収納スペース部分には脱着式のウェポンベイを装備。ウェポンベイの兵装担当の砲撃手用にコクピットをタンデム化している。ウェポンベイを外す事で、原型機同様にガンダムの収納も可能。少数が配備され、実戦運用もされた[20]

Gファイター強襲揚陸型

メカニックデザイン企画『MSV-R』にて設定され、漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場する機体。

一年戦争後にGファイター宇宙型をベースとして開発された機体で、連邦軍特殊部隊で運用された。機体中央部に兵員30人の収納が可能となるカーゴを備え、両サイドにはバンカーバスター用のパイロンが設置されている[21]

『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、ガンダムを収容する部分に各種専用のコンテナを搭載することで幅広い作戦遂行能力を持つGファイターは、特務部隊を中心に発注が行われ、少数量産されていたとされる。また、コンテナ部分を新規開発することでその後のニーズにも対応できたため、U.C.0090年においても現役運用されている息の長い兵器となっている。

Gファイター爆撃型

メカニックデザイン企画『MSV-R』にて設定された機体。

機体内部にMS1機を収納できるペイロードを活用し、Gファイターを純然たる戦闘爆撃機として改良した機体。キャタピラを排除し、ガンダムの収納スペースを燃料タンクと爆弾などの積載スペースに転用。インテーク上面にバルカン砲を装備し、コクピット後方のビーム砲をオプション装備用のハードポイントに変更している(装備として2連装ミサイルランチャーなど、数種の兵装が開発された)[22]大戦末期の開発開始だったため、8機のみの実戦投入にとどまっている[要出典]

汎用型Gファイター

漫画『機動戦士ガンダム0079』に登場する機体。

Gファイターの量産型。複座となり、完全な宇宙戦闘機としたことによりベイロードが大幅に増えている。基本フレームはGファイターと同じなので、MSを懸架することができる。

スーパーGアーマー

書籍『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』に作例と設定を掲載(型式番号:RX-G132)[23]。初出は月刊『モデルグラフィックス』1986年1月号で、ラフデザインは小田雅弘

Gアーマーの改良発展型。元のGアーマーがコアブロックシステムを全面的に活用した多目的戦闘システムであるのに対して、本機はガンダムを輸送する機能を持った重戦闘機、と機能を限定している。そのため、ガンダムの収納方法もA、Bパーツが分離するのではなく、Aパーツに当たる機体前部が上方にスライドして格納する方式となっている。固定武装として大型ビームキャノン2門、翼下と胴体下面にはロケットランチャーポッドを搭載することが可能。使い捨てのラウンチングブースターを使用することで、航続距離・行動時間を延長できる[23]

一年戦争後しばらく研究が続けられ、支援戦闘機計画でRXナンバーを与えられるが、量産化には至っていない[23]

GファイターII

漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』に登場する機体。

ガンダム試作1号機 "ゼフィランサス"を内部に収容して「GアーマーII」となり、ガンダムの作戦行動範囲を飛躍的に広げることができる。ディック・アレンチャック・キースが搭乗。

オリジナルのGファイターと違い機首操縦席は複座式で、AパーツとBパーツは伸縮式のアームで一体化しており、破損したビームキャノンの代わりに1号機の試作ビームライフルを装着している。1号機では出力の問題で使用できないロングレンジビームライフルも、数秒間隔という制限はあるが使用可能。

ガンダム改修型機体

雑誌『ゲームぎゃざ』連載の読者参加型ゲーム「機動戦士ガンダム G-STRATEGY」に登場(型式番号:RXX[24])。なお、本作は宇宙世紀の歴史のIFを扱ったゲームである。

連邦軍でMAを開発するための公開トライアルに参加した機体の一つ。ガンダムの支援キットとして開発されていた機体(本作には登場しない「Gパーツ」を指す)をもとに、コスト削減のためにガンダムのパーツを流用している。外観はガンダムMAモードに近いが、分離機構はもたない[24]。武装はGパーツB側にビーム・キャノンを装備し、ほかに各種ミサイル・ランチャーらしき装備が見て取れる。航宙機発展型機体に敗れ、不採用となっている。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 開発はV作戦で地球連邦軍のモビルスーツにコア・ブロック・システムの採用が決定した時点から開始されているとする資料も存在する[3]
  2. ^ 補修用も含めて3機分とする資料[4]、ジェット・コアブースターの開発速度の速さから、実際に建造されたGメカはホワイトベースに配備された2機のみではないと考える事も不可能ではないとした資料も見られる[5]。また、ホワイトベースには初期生産型が2機配備されたと記述する資料も見られる[6]
  3. ^ 準備稿(玩具用デザイン画)の流用である[13]
  4. ^ 腹部装甲パーツは切り離され使用されない。
  5. ^ ただし、Gパーツ("G-PARTS"と表記)の諸元とされる[15]
  6. ^ 第26話ではこの腹部装甲の付け外し過程が明確に描写されている。
  7. ^ 第26話で出撃待機中のGメカがこの状態で登場している。
  8. ^ この形態では本来、Gスカイからガンダムへ換装するためには一度コア・ファイターを分離して上下逆に再合体しなればならず、劇中ではコア・ファイターが最初から上下逆の状態でホワイトベースから射出されたこともある。GブルにガンダムBパーツを届ける形で使用される際にはガンダムAパーツの腹部装甲がBパーツと合わさった状態で射出している。劇中後半では、GブルイージーとGスカイで発進し、戦闘中に2機が合体・分離してガンダムとGファイターとに分かれて戦うシーンがある
  9. ^ 劇中では、オデッサ作戦でジオン公国軍のダブデから発射された水爆ミサイルを破壊するため、ガンダムがGスカイイージーに乗るシーンがあるが、この時ガンダムは後部のGパーツではなく前部のコア・ファイターの上に乗っており、コア・ファイターの大きさがオーバースケールであった

出典

  1. ^ a b c d e f g 『模型情報別冊 MSバリエーションハンドブック2』バンダイ、1983年5月、6頁。
  2. ^ a b c d e 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、121-122頁。ISBN 978-4063721775
  3. ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、117-120頁。ISBN 978-4063721775
  4. ^ 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、30-31頁。ISBN 978-4063721775
  5. ^ 『MG 1/100 Gアーマー リアルタイプカラー』バンダイ、2009年6月、組立説明書、2頁。
  6. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、124-125頁。ISBN 978-4-04-120210-4
  7. ^ a b c d e f g h 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、123-128頁。ISBN 978-4063721775
  8. ^ a b c d 「129 Gアーマー」『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月。ISBN 978-4063465518
  9. ^ a b c d e 『MG 1/100 Gファイター(ガンダムVer2.0用V作戦モデル)』バンダイ、2009年1月、組立説明書、2頁。
  10. ^ a b c d e f g h i j 『HGUC 1/144 Gアーマー(Gファイター+RX-78-2ガンダム)』バンダイ、2004年10月、組立説明書。
  11. ^ a b c d 『MG 1/100 Gファイター(ガンダムVer2.0用V作戦モデル)』バンダイ、2009年1月、組立説明書、3頁。
  12. ^ a b c 『MG 1/100 Gファイター(ガンダムVer2.0用V作戦モデル)』バンダイ、2009年1月、組立説明書、17頁。
  13. ^ 『機動戦士ガンダム ガンダムアーカイブ』メディアワークス、1999年6月、90-91頁。ISBN 978-4840212113
  14. ^ a b c d e f 『ロマンアルバム・エクストラ44 機動戦士ガンダムII 哀 戦士 編』徳間書店、1981年9月、108-109頁。
  15. ^ a b c d e 大河原邦男松崎健一監修『ファンタスティックコレクション・スペシャル 機動戦士ガンダム・マニュアル』朝日ソノラマ、1981年3月。
  16. ^ 『ラポートデラックス 機動戦士ガンダム大事典 一年戦争編』1991年6月、103頁。
  17. ^ a b c d e f g h i 『講談社のポケットカード8 モビルスーツコレクション』1982年1月。
  18. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日初版発行、109頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  19. ^ a b 『機動戦士SDガンダム BB戦士 G-アーマー』バンダイ、1989年6月、組立説明書。
  20. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、128-129頁。ISBN 978-4-04-120210-4
  21. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、130-131頁。ISBN 978-4-04-120210-4
  22. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、126-127頁。ISBN 978-4-04-120210-4
  23. ^ a b c 『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』 大日本絵画、1988年、59頁。ISBN 978-4-499-20525-2
  24. ^ a b 『ゲームギャザ』2001年12月号、ホビージャパン、 173頁。






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