ATARU
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ATARU | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 櫻井武晴 |
演出 |
連続ドラマ 木村ひさし 吉田健 韓哲 スペシャル 木村ひさし(第1部) 瀧悠輔(第1部) 韓哲(第2部) |
出演者 |
中居正広 北村一輝 栗山千明 玉森裕太(Kis-My-Ft2) 利重剛 奥貫薫 嶋田久作 田中哲司 千原せいじ 中村靖日 庄野崎謙 光宗薫 中村昌也 三好博道 原日出子 市村正親 村上弘明 |
製作 | |
プロデューサー |
植田博樹 韓哲 |
製作 | TBSテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ |
放送国・地域 | 日本 |
公式ウェブサイト | |
連続ドラマ | |
オープニング | 河野伸「ATARU Main Theme」 |
エンディング | 椎名林檎「自由へ道連れ」 |
放送期間 | 2012年4月15日 - 6月24日 |
放送時間 | 日曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 日曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
公式サイト | |
ATARU スペシャル〜ニューヨークからの挑戦状!!〜 | |
放送期間 | 2013年1月6日 |
放送時間 | 日曜 19:00 - 23:08 |
放送分 | 248分 |
回数 | 1 |
公式サイト | |
特記事項: 映画化作品: 『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』 |
2013年1月6日に続編のスペシャルドラマ『ATARU スペシャル〜ニューヨークからの挑戦状!!〜』(アタル スペシャル ニューヨークからのちょうせんじょう)が放送され、2013年9月14日には映画化作品『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』が公開された。
概要
連続ドラマ(概要)
サヴァン症候群で特殊な能力を秘めた正体不明の青年・アタルが、事件現場で警察が見つけられなかった証拠に気づいて解決の糸口となるキーワードを発し、彼を取り巻く刑事たちがその言葉をヒントに事件の真相を追及していく姿を描いたミステリー作品。1話完結のストーリーで、アタルの素性も徐々に明かしていく構成となる[1]。
作中において、随所に小ネタを挟んでいるのも特徴(番組終了後の、電話投票式クイズのヒントとなることが多い)。また主人公だけでなく、一部の登場人物は過剰なまでに個性的なキャラとなっている。他にも、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』や『相棒』など、他の刑事ドラマからのパロディ描写や、劇中劇の刑事ドラマ『シンクロナイズドスイミング刑事』が登場する遊びも含まれている[2]。 またお正月SPでは、同じくSMAPの香取慎吾主演のドラマ『MONSTERS』や仮面ライダーウィザード、仮面ライダーフォーゼなどのネタも出てきた。次回予告は太明朝体でキーワードやゲスト出演者(役名ではなく俳優の名前)を映像の上に被せ、エンディング画面では同じ太明朝体で「次回も見てチョ」と表記した上で右下に小さく「コザイ」などと書かれており、つなぐと「チョコザイ」などの駄洒落となっていた。
主演の中居正広は、2009年の『婚カツ!』(フジテレビ)以来3年ぶり、TBSでは2004年の『砂の器』以来8年ぶりの連続ドラマ主演となる[3]。また、中居正広が主演・レギュラー出演する連続ドラマ自体は2022年現在、本作品が最後となっている[注 1]。
スペシャルドラマ(概要)
2013年1月6日に正月期のSPドラマとして『ATARU スペシャル〜ニューヨークからの挑戦状!!〜』(アタル スペシャル ニューヨークからのちょうせんじょう)が19:00から4時間に渡り放送された。
連続ドラマ版の続編であり、前作で名前のみ登場したチョコザイの弟の介(たすく)とチョコザイと共に訓練を受け同じ能力を持つ敵・マドカが登場。マドカを堀北真希が、介を岡田将生が演じる。また光宗薫は出演せず[4]、ポスターのみでの登場となっている。テーマは「家族や仲間の絆」[5]。
物語は2時間ずつの2部構成となっており、午後7時からの第一部は、連続ドラマ版の総集編を交えた『捨て山探偵社物語〜「阿南公太君誘拐事件」にチョコザイの仲間たちが挑む!!〜』を、午後9時からの第二部は『ATARU 完全新作スペシャル「ニューヨークからの挑戦状!!」』が放送された。
放送・配信
初回は20分拡大(21:00 - 22:14)、最終回は15分拡大(21:00 - 22:09)で放送された。また、TBSオンデマンドによる有料の見逃し配信が行われている。
注釈
- ^ 中居がメンバーとして所属していたSMAPが2016年12月31日に解散し、自身も2020年3月31日に当時所属していたジャニーズ事務所を退所したため、SMAPおよびジャニーズ事務所在籍時としては最後の連続ドラマ出演となる
- ^ ぬいぐるみは母・ゆり子がペットのチョロを模して手作りしたもの。
- ^ 沢、舞子は「チョコザイ君」、中津川は「チョコ君」と呼び、野崎や鑑識課の石川には「部外者」と呼ばれている。
- ^ 昇は「泣く行為は人の気持ちを誰よりも理解出来るからなのかもしれない」と推察している。
- ^ この症状は睡眠障害であり、原因は脳が開発され過ぎたことで睡眠に支障が起き、「SPB」が支給した睡眠薬入りのケチャップとマスタードを摂取しなければ患ってしまうため、来日してから睡眠薬が入っていない日本製を食べ続けた結果による。
- ^ これらの製品のメーカーは架空のものであり、ロゴなどは当番組のサイトのデザインにも利用されている。
- ^ アメリカ合衆国ではマンハッタン、ボルチモアなど複数の地域にある通り名。
- ^ 東京都大田区蒲田地域に実在した地区だが、1965年に廃止され2012年には地名としては現存しない(公園名としてはある)。
- ^ コロコロコロッケのアイディアは美術制作発祥で、『コロコロコミック』に似たのは偶然だという。演出の木村ひさしがそれを気に入って使われるようになった。ボンボンメンチは、コロコロコロッケに対抗するものとして植田博樹の提案で、『コミックボンボン』から取られている(『ATARU OFFICIAL BOOK』75頁より)
- ^ 死亡した日の朝、舞子たちに「(帰ってきたら)いいことがある」という言葉を残していた。
- ^ 子だくさんになって「警察24時」と「大家族スペシャル」のコラボ番組に出演する野望を抱いている。産まれてくる子供は双子だと言われていたが、出産されたのは3つ子だった。
- ^ 舞子のファンサイトを作っていたのは彼という設定である。詳細は番組公式サイトのコンテンツ「美人過ぎる女子刑事・蛯名舞子ファンサイト」のこと。
- ^ 連続ドラマ放送時のクレジット。
- ^ 清水が『海賊戦隊ゴーカイジャー』で演じていたゴーカイグリーンの名乗りのポーズが元ネタ。
- ^ これらは演じる福田のモノマネのレパートリー。
- ^ この流れはおそらく、岡村の相方である矢部浩之と青木裕子アナウンサーの交際を洒落たもの。その後、矢部と青木は2013年の3月に結婚した。
- ^ 特別編の放送前日である1月5日に放送された『めちゃ×2イケてるッ! 厄よけに開運に初笑いなんて日だスペシャル』の冒頭でナインティナインが撮影現場を訪れ、中居を「日本一周ガリタ食堂の旅」に連れ出すくだりが放送されている。
- ^ 島崎遥香は出演当時18歳であった。
- ^ 第7話の回想シーンでは、本部長役で俳優として出演している。
出典
- ^ 『スポーツニッポン』2012年1月30日
- ^ 木俣冬 (2012年6月22日). “日曜日最終回「ATARU」。中居くんってやっぱり違うな”. エキレビ!. exciteニュース. pp. 1-3. 2012年6月22日閲覧。
- ^ “中居正広主演「ATARU」 8年ぶりのTBSで初回は19・9%”. スポーツニッポン. (2012年4月16日) 2012年6月25日閲覧。
- ^ “光宗薫、体調不良で「ATARU」SP出演ならず 中居も心配”. シネマトゥデイ (2013年1月7日). 2017年7月24日閲覧。
- ^ 『ATARU』が正月SPドラマで復活 主演中居「北村さん、顔薄くなったかな(笑)」 - オリコン 2012年10月25日
- ^ 連続ドラマ版。出演者、『ATARU』公式サイト、2013年5月28日閲覧。
- ^ スペシャル版。出演者『ATARU』公式サイト、2013年5月28日閲覧。
- ^ キャラクター検証 vol.01|TBSテレビ:日曜劇場「ATARU」、2012年5月14日参照
- ^ 公式キャラクター検証参考
- ^ キャラクター検証 vol.9|TBSテレビ:日曜劇場「ATARU」 2012年6月13日参照。
- ^ a b c キャラクター検証|TBSテレビ:日曜劇場「ATARU」、2012年5月23日参照。
- ^ a b 真紀和泉 (2013年1月7日). “【エンタがビタミン♪】『ATARU』正月SP。元AKB48・光宗薫がポスターで島崎遥香と共演。”. Techinsight. メディアプロダクツジャパン. 2013年1月7日閲覧。
- ^ “「ATARU」公式が光宗薫に言及、出演オファーも体調不良で実現せず。”. Narinari.com (2013年1月7日). 2013年1月7日閲覧。
- ^ CBC番組紹介ページから人物名抜粋
- ^ Web staffのひとりごと|TBSテレビ:日曜劇場「ATARU」、2012年5月14日参照。
- ^ Web staffのひとりごと|TBSテレビ:日曜劇場「ATARU」、2012年5月23日参照。
- ^ 内田 愛、ニチエンプロダクション、2015年1月3日閲覧。
- ^ “堀北真希さんのGRILLZ☆(8CAP×8CAPセットアップグリルズ)”. GRILLZ JEWELZ BLOG. GRILLZ JEWELZ (2013年1月8日). 2013年1月11日閲覧。
- ^ 「あの未確認エンタメって本当? 噂の検証2013 95連発」『オトナファミ』、エンターブレイン、2013年7月、12頁。および劇場版にて。
- ^ Web staffのひとりごと|TBSテレビ:日曜劇場「ATARU」、2012年12月28日、2013年1月10日参照。
- ^ “SMAP中居主演『ATARU』映画化決定”. ORICON STYLE. オリコン (2013年1月6日). 2013年1月6日閲覧。
- ^ “光宗薫、約1年ぶりの公の場に『ATARU』で共演の中居正広らと登場”. マイナビニュース. (2013年9月4日) 2017年7月24日閲覧。
- ^ “松雪泰子、『劇場版 ATARU』で義足、車いすの難役に挑戦”. ORICON STYLE. オリコン (2013年6月4日). 2013年6月10日閲覧。
- ^ “SMAP中居正広×堀北真希“天才コンビ”降臨”. モデルプレス (2015年1月2日). 2015年1月3日閲覧。
- ^ 『ザテレビジョン』2012年20号、29頁での植田博樹のコメントより
- ^ a b 春の連ドラ:初回放送ネットで話題は「ATARU」「鍵のかかった部屋」「リーガル・ハイ」が続く 2012年5月6日、まんたんウェブ、毎日新聞デジタル、2012年5月7日参照。
- ^ “ドラマ・オブ・ザ・イヤー2012年間大賞”. 月刊TVnavi web. 産経新聞. 2013年4月25日閲覧。
- ^ a b 全放送回と平均の出典。ATARU-Sponichi Annex 芸能、2012年6月25日参照。
- ^ a b ATARU :第6話視聴率が17.4% 初回に次ぐ高視聴率 中居正広の連ドラ主演作 2012年5月21日、まんたんウェブ、毎日新聞デジタル、2012年5月22日参照。
- ^ a b “映画化も決定!「ATARU」SP 視聴率15.9%”. スポニチアネックス. スポーツニッポン (2013年1月7日). 2013年1月7日閲覧。
- ^ “平成25年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)” (PDF). 東京放送ホールディングス. p. 4. 2013年2月8日閲覧。
- ^ a b “中居ドラマのDVDが自己最高位、「ATARU」が「味いちもんめ」抜く。”. Narinari.com. (2012年11月14日) 2017年7月24日閲覧。
- ^ 【オリコン】中居正広主演ドラマ『ATARU』、オフィシャルブックが人気 - オリコン 2012年6月21日
- ^ “株主様向け報告書:第86期中間報告書 映像・文化事業” (PDF). 東京放送ホールディングス. pp. 1-2 (2012年12月). 2013年1月3日閲覧。
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