9mm機関けん銃 関連項目

9mm機関けん銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/12 01:52 UTC 版)

9mm機関けん銃(9ミリきかんけんじゅう)[1]は、長野県の企業であるミネベア(現ミネベアミツミ)社が製造し、1999年自衛隊が採用した9 mm口径短機関銃[注釈 1]である。防衛省は略称をM9、広報向けの愛称を一般公募から選ばれた「エムナイン」としている。


  1. ^ a b c d e 箱形弾倉
  2. ^ ドラムマガジン
  3. ^ a b c d 銃床展開時

注釈

  1. ^ 自衛隊の前身である警察予備隊では、サブマシンガンを「短機関銃」と呼称し、その後発足した自衛隊・防衛庁(当時)もこれを継承した。なお、「拳」の字は常用漢字ではなかったため、『武器等製造法施行規則』(昭和28年9月1日通商産業省令第43号)や、『法律第百十五号(平13・11・2)自衛隊法の一部を改正する法律』においては、「機関けん銃」と表記されている
  2. ^ 11.4mm短機関銃(トンプソン・サブマシンガン・M3サブマシンガン)更新用として、1960年代にニューナンブM66短機関銃が試作されたが採用されずに終わった。
  3. ^ 量産品のグリップパネルおよびフォアグリップは黒色の樹脂製だが、試作品では木製だったとされ、陸上自衛隊武器学校に収蔵・展示されている試作品のグリップパネルは木製である(ただし、武器学校の展示品にはフォアグリップが付いていない)。また、防衛省公式の画像などにはフォアグリップおよびグリップパネルが茶色のものが存在している。
  4. ^ 配備された部隊の指揮官のコメントに拠れば、威力不足や命中精度の面から「従来の9mm拳銃や折り曲げ銃床式の89式の方がはるかにマシ」との意見があり、『ここが変だよ自衛隊』などの書籍に掲載されている

出典

  1. ^ a b c d e f g 『9mm機関拳銃』 陸上自衛隊装備紹介
  2. ^ a b c d e f 大井川, 武如「陸上自衛隊本隊の装備その1」『月刊Gun』第43巻第5号、国際出版、2004年4月、 100-102頁、2019年8月20日閲覧。
  3. ^ 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p139
  4. ^ 平成26年度調達予定品目(中央調達分) (PDF)”. 2015年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月22日閲覧。
  5. ^ 月刊アームズ・マガジン ‐ 2003年12月号 p35
  6. ^ ホビージャパン「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part1]」p34
  7. ^ 新紀元社 大波篤司「図解ハンドウェポン」
  8. ^ Matsuo, Satoshi「9mm機関拳銃」『Gun Professionals』2021年10月、 116-119頁。
  9. ^ 防衛省・自衛隊 予算等の概要 平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度
  10. ^ 防衛省仕様書改正票 9mm機関けん銃 (PDF)”. 2010年8月11日閲覧。
  11. ^ イカロス出版 Jground Vol.17
  12. ^ 学研歴史群像シリーズ 自衛隊図鑑2002
  13. ^ 新紀元社 大波篤司 ミリダスJ
  14. ^ 契約に係る情報の公表(中央調達分)”. 2019年4月1日閲覧。
  15. ^ 調達予定品目(中央調達分)”. 2019年4月1日閲覧。


「9mm機関けん銃」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「9mm機関けん銃」の関連用語

9mm機関けん銃のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



9mm機関けん銃のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの9mm機関けん銃 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS