100円ショップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 00:49 UTC 版)
その他の業態
100円ショップにヒントを得た、300円・390円・500円・1000円均一ショップなどの業態もある。100円ショップに比べると店舗数は少ないが、若い女性向け商品を中心に増えつつある。
300円ショップ
- 3COINS(スリーコインズ)- パル株式会社が運営。
- ミカヅキモモコ - 社名は株式会社三日月百子。「月曜日から日曜日まで三百円」に由来。2021年2月8日事業停止、自己破産[16]。株式会社shoichiが一部店舗を事業譲受[17]して営業継続。
- illusie300[18] - 株式会社パレモが運営。
390円ショップ
- サンキューマート - エルソニック株式会社が運営。
過去
- スリーミニッツハピネス - ファイブフォックスがかつて運営していた、ほぼ全品が300円前後の雑貨店。運営企業による事業再編で閉店後、コムサの雑貨店「モノコムサ[19]」に一部キッチン製品の販売を引き継いだ。
- petit*cecile(プチセシール) - セシールがかつて運営していた390円均一の雑貨オンラインショップ。
- 千金ワールド - 株式会社千金ワールドが運営していた1000円ショップ。2009年8月11日に自己破産[20]。
他の通貨圏
アジア
日本の100円ショップの雑貨の多くは中国で製造され輸入されているが、現地中国でも均一価格で販売する店が増えている。100円を元に換算すると7元程度になるが、中国では「一元店」「三元店」「五元店」「十元店」などが見られ、必ずしも統一されていない。また店名に示している価格と違う商品のコーナーもある。これは日本のような企業化されたルートではなく個人経営の店が多いためである。品揃えもばらばらであるが、ほとんどが日用雑貨類を扱っており食品や衣類はほとんどない。なお、日本の消費税に相当する付加価値税は全て内税で売られている。
アメリカ
アメリカでは、日本の100円ショップ同様に小間物商品を1ドル均一(その名のとおりワンコインの1ドルの店舗や、99セントセントの店舗もある)で販売する「1ドルストア」(Dollar store)という小売業態がある。
ダイソーのアメリカ店は、ベースの商品価格が$1.50(2018年8月現在約166円)である。
ヨーロッパ
イギリスには「1ポンドストア」や「99ペンスストア」がある。また、デンマークを本拠地とするフライングタイガーコペンハーゲンやソストレーネ・グレーネ、スウェーデンを本拠地とするラガハウスなどがある。
出典
- ^ 名古屋和希・井上聡子 (2013-03-05). “攻める100円ショップ (下)”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): 11面.
- ^ “色が付く100円ショップ、イオンのキャンドゥ買収で成長の節目に” (2021年10月15日). 2021年10月28日閲覧。
- ^ 十九文屋(ジュウクモンヤ)とは - コトバンク
- ^ a b 中江克己『お江戸の意外な商売事情 リサイクル業からファストフードまで』
- ^ a b c 「十九文店」「四文屋」資料メモ、大友浩ブログ「芸の不思議、人の不思議」、2012年3月2日。
- ^ 5 江戸っ子の気質が生んだ食料品の百円ショップ「四文屋」 - [著]ISMPublishingLab. - 犬耳書店
- ^ a b c d e 80年前にも「100均」があった! 時代の流行児・10銭ストア、ことばマガジン(朝日新聞デジタル)、2012年9月11日。
- ^ 消費者物価指数 / 2015年基準消費者物価指数 / 年報 統計局
- ^ a b c d e f 平野隆「戦前期日本におけるチェーンストアの初期的発展と限界」『三田商学研究』第50巻第6号、慶應義塾大学出版会、2008年2月、173-189頁、CRID 1050282812371952256、ISSN 0544-571X、NAID 120000801739。
- ^ 【広島雑学】百貨店「福屋」が先駆けた、今では誰もが知っているシステムのお店とは?、ひろしまリード(広島ホームテレビ)、2023年3月15日。
- ^ 『世相』:新字新仮名 - 青空文庫
- ^ a b 『100円ショップ大図鑑 生産と流通のしくみがわかる 安さのヒミツを探ってみよう』PHP研究所、2005年。ISBN 4-569-68558-7。
- ^ ――価値ある毎日の必需品を88円均一で提供――ダイエー開発商品「暮らしの88」発売について、ダイエー、2000年9月5日。
- ^ 静岡の100円ショップ、ダイソー子会社に 円安で収益厳しく 日本経済新聞
- ^ Lattice パル株式会社
- ^ “300円均一の雑貨店「ミカヅキモモコ」の運営会社、新型コロナの影響受け自己破産へ(帝国データバンク)”. Yahoo!ニュース. 2021年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月9日閲覧。
- ^ 株式会社shoichi. “「ミカヅキモモコ」事業譲受に関するお知らせ よりサスティナブルな企業に”. PR TIMES. 2021年2月9日閲覧。
- ^ illusie300
- ^ モノコムサ ファイブフォックス
- ^ 1000円ショップ「千金ワールド」運営 株式会社千金ワールド 事業停止、自己破産申請へ 負債21億6300万円 帝国データバンク、2009年8月12日
100円ショップと同じ種類の言葉
- 100円ショップのページへのリンク