龍樹 脚注

龍樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/31 15:22 UTC 版)

龍樹(りゅうじゅ、: नागार्जुनNāgārjunaテルグ語: నాగార్జునుడుチベット語: ཀླུ་སྒྲུབklu sgrubタイ語: นาคารชุนะ)は、2世紀に生まれたインド仏教である。龍樹とは、サンスクリットナーガールジュナ[注釈 1]の漢訳名で、日本では漢訳名を用いることが多い。中観派の祖であり、蓮如以後の浄土真宗では八宗祖師と称される。龍猛(りゅうみょう)とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ ナーガールジュナ…ナーガは、蛇(蛇神転じて龍)、アルジュナインド神話の『マハーバーラタ』に登場する武将から(英雄の意味もある)。
  2. ^ なお、不空訳の『三十七尊出生義』では龍樹は数百年生きたとされる[3]
  3. ^ ただし一説にこれは龍猛の出身地であり龍樹の出身地は不明[13]

出典

  1. ^ 「ふほうのはっそ【付法の八祖】」 - 大辞林 第三版
  2. ^ 「龍樹」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
  3. ^ a b 「龍猛」(小野塚幾澄) - 日本大百科全書(ニッポニカ)
  4. ^ 岩波仏教辞典 第二版, p. 438.
  5. ^ 真宗新辞典, p. 213.
  6. ^ 真宗新辞典, pp. 508–509.
  7. ^ 広説佛教語大辞典 縮刷版 2010, p. 685.
  8. ^ 大正新脩大藏經テキストデータベース『淨土高僧和讃』龍樹菩薩十首 (續諸宗部 Vol.83)
  9. ^ 直勧; 吉迦夜; 曇曜; 鳩摩羅什; 真諦; 道宣; 志磐; 師錬「淨土 2巻」『八祖列全傳記纂』、秋田屋平左衞門、1680年。NCID BB20345210
  10. ^ 鳩摩羅什; 真諦『龍樹菩薩傳.婆藪槃豆法師傳』、植村藤右衛門 : 井上忠兵衛、1763年、NCID BB20589361
  11. ^ 鳩摩羅什; 真諦『馬鳴菩薩傳 ; 龍樹菩薩傳 ; 龍樹菩薩傳別本 ; 提婆菩薩傳 . 婆藪槃豆傳』、支那内學院、1932年、NCID BA87507515
  12. ^ 中村 2002, p. 19.
  13. ^ 寺本 1926, pp. 117–124.
  14. ^ 中村 2002, pp. 33–34.
  15. ^ 梅原 2006, pp. 196–197.
  16. ^ 広説佛教語大辞典 2001, p. 701.
  17. ^ 広説佛教語大辞典 2001, p. 927.
  18. ^ 「諸法實相印」 [17]
  19. ^ a b 寺本 1926, pp. 1–5.
  20. ^ a b 中村元 2005, pp. 52–53.


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