麻雀の役一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 05:56 UTC 版)
扱いが分かれる役
役名 | 読み仮名 | 略称 |
条件と食い下がり |
別名・俗称・備考など |
---|---|---|---|---|
人和 | レンホウ | 門前のみ | 多くのプロ団体は人和を正規の役として認めていないが、一部の団体では採用されている他、フリー雀荘やオンライン麻雀でも採用されている場合が多い。ただし人和ありの場合でも、役満とするルール・倍満とするルール・跳満とするルール・満貫とするルールなど、場所によって値段の取り決めに差がある。市販の各種ルールブックにおいても編者・監修者によって扱いが異なっている。 |
主なローカル役
上記の役のほか、地方ルールや古役、中国麻雀・台湾麻雀に由来する役など、日本の標準的なルールでは認められていない役が存在する。以下に挙げる4つは一定数のユーザーを獲得しているオンライン麻雀で採用されており、代表的なローカル役と言える。
役名 | 読み仮名 | 得点 |
条件と食い下がり |
別名・俗称・備考など |
---|---|---|---|---|
三連刻 |
サンレンコー |
二飜 | 連刻役や車輪役はフリー雀荘などではほとんど採用されないが、オンライン麻雀では採用されていることがある。 | |
四連刻 |
スーレンコー |
役満 | ||
大車輪 |
ダイシャリン |
門前のみ | ||
八連荘 |
パーレンチャン |
定義に揺れが見られるものの、上の3つと同じくオンライン麻雀で採用されていることがある。 |
その他のローカル役、すなわち現在はどこのルールでもほとんど採用されないローカル役については別項目麻雀のローカル役を参照のこと。
役の複合
複数の役の条件を同時に満たすことを役の複合と言い、複合した役の飜数はすべて加算される。詳細は麻雀の役の複合を参照。
門前でこの形をあがった場合、まず断么九・平和・三色同順が同時に成立している。自摸和了の場合はさらに門前清自摸和がつき、立直をかけていればこれも加わる。他に一発や各種ドラが乗った場合、それらも全て加算されかなりの高得点のあがりとなる。この手のように、断么九と平和をベースにリーチを目指す手作りは、難易度がそれほど高くないにもかかわらず高得点に繋がることから、麻雀の中心戦略とされている。上の牌姿のように、三色同順まで複合させることができれば上出来と言える。
注釈
- ^ 日本の麻雀における「公式ルール」はプロ団体のルールを除き厳密には存在せず、それも団体ごとに差異はあるが、ここでは一般的なルールで定められた役を「公式役」と便宜上呼ぶことにする。
出典
- ^ a b ファミリーコンピュータの麻雀 (任天堂)などで使用。
- ^ “競技ルール/当連盟について”. 日本プロ麻雀連盟. 2020年4月9日閲覧。
- ^ “6.イースー、イースーチー、一索、一色三順、一色同順、一色四順、井圏、イーチャパオ、一荘、一荘戦、イートン(約8分)”. 麻雀のすべて. 2020年4月9日閲覧。
- ^ “133.海底、海底牌、海底撈月、配牌、配牌マジック、牌品高、牌譜(約3分20秒)”. 麻雀のすべて. 2020年4月9日閲覧。
- ^ “123.握り、握り込み、握りつぶす、2軒リーチ、ニコニコ、二コロ(約2分20秒)”. 麻雀のすべて. 2020年4月9日閲覧。
- ^ 川崎備寛 『麻雀の打ち方』 大泉書店、1949年(1964年再版)、66頁。
- 1 麻雀の役一覧とは
- 2 麻雀の役一覧の概要
- 3 扱いが分かれる役
- 4 脚注
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