鹿苑寺 文化財

鹿苑寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 15:22 UTC 版)

文化財

重要文化財

  • 絹本著色足利義満像(応永十五年六月足利義持賛)・絹本著色足利義満像(義満の和歌三首あり)
  • 絹本著色達磨
  • 大書院障壁画 - 伊藤若冲筆。宝暦九年の年記がある。
    • 紙本墨画葡萄図(葡萄之間)(一之間)15面
    • 紙本墨画松鶴図(松鶴之間)(二之間)8面
    • 紙本墨画芭蕉図(芭蕉之間)(三之間)12面
    • 紙本墨画鶏及秋海棠図(四之間)11面
    • 紙本墨画竹図(狭屋之間)4面
  • 木造不動明王立像(不動堂安置) - 西園寺護摩堂旧本尊。
  • 子元祖元高峰顕日問答語 
  • 慈聖院并寿寧院遺誡

伊藤若冲の障壁画をはじめ、大部分の指定文化財は本山である相国寺が管理しており、承天閣美術館で保管されている。

国の特別史跡・特別名勝

京都市指定有形文化財

  • 金銅鳳凰
  • 紙本墨画董奉図 六曲屏風 - 狩野探幽筆。
  • 隔冥記 30冊 - 鹿苑寺住持鳳林承章の日記。
  • 鹿苑寺出土の修羅 2基

京都市指定天然記念物

  • 鹿苑寺(金閣寺)のイチイガシ - 境内にあるイチイガシの巨樹は、現在の境内が再建、整備された330年ほど前に植えられたものとも思われるが、通常イチイガシは境内などには植えられないものなので自然植生と考えられ、かつて存在した極相性のカシ林の残存木とも考えられる。樹高19.5m、胸高幹周4.93mに達し、幹の基部は1mくらいまで根上りして板根(幹の支持のために、幹の基部から張り出している根)状になっている。京都に残るイチイガシの巨木として貴重であることから、1983年(昭和58年)6月に京都市の天然記念物に指定された。

焼失した文化財

木造足利義満坐像
  • 鹿苑寺金閣 - 1897年(明治30年)12月28日、古社寺保存法に基づき特別保護建造物に指定[37]1929年昭和4年)7月1日、国宝保存法の施行に伴い国宝(旧国宝)となる。1950年(昭和25年)7月2日焼失[注釈 2]
  • 木造足利義満坐像 - 1901年(明治34年)8月2日、古社寺保存法に基づき国宝(旧国宝)に指定。金閣と共に焼失した[38]

  1. ^ 臨済宗相国寺瑞渓周鳳文安3年(1446年)から文明5年(1473年)まで書いた日記。
  2. ^ 文化財保護法の施行(1950年8月29日)以前に焼失したため、同法に基づく国宝(新国宝)には指定されていない。






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