高瀬舟 関連商品

高瀬舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 03:50 UTC 版)

関連商品

高瀬舟羊羹(外装)

岡山県真庭市の落合地区(江戸時代における美作国真島郡内の後世の落合町相当地域)では、明和元年(1764年)以来の伝統和菓子である落合羊羹が、考案者の老舗・古見屋羊羹を始めとするいずれも老舗の5業者・5店舗によって製造・販売されている[22]が、古見屋羊羹では主たるバリエーション商品として「高瀬舟羊羹」も製造・販売している[22]。開発時期についての情報は確認できない。中身は昔ながらの田舎羊羹であるが、パッケージデザインを舟形にして、旭川河川舟運を担った高瀬舟にゆかりある土地柄にふさわしい商品となっている[22]。また、名称こそ違うが、古見屋以外の4業者も同様に舟形の外装で高瀬舟を表した商品を製造・販売している[22]

脚注

参考文献

  • 行田市史編さん委員会「242 文化十四年(一八一七)二月 忍藩御手船新艘注文帳(埼玉県立文書館所蔵 正田家文書)」、『行田市史 資料編 近世1』、行田市、2010年、494-498頁。

関連項目

外部リンク


注釈

  1. ^ 出典資料が示す地域は押し並べて「岡山県」であるが、室町時代末期ということでは換言が必要。現在の岡山市周辺一帯を中心地と解釈したうえで、「備中国の中心部と美作国の中心部を核とする地域一帯」との旨で「備中国・美作国(現在の岡山県岡山市周辺一帯に相当)」と書き換えた。
  2. ^ 「242 文化十四年(一八一七)二月 忍藩御手船新艘注文帳」(埼玉県立文書館所蔵 正田家文書)拠り、(行田市史編さん委員会『行田市史 資料編 近世1』2010年所収)。
  3. ^ 瓦竈(かわらくど)とは、材で作られた移動式の(くど)。画像資料(瓦クド - 一宮市博物館データ検索システム)。

出典

  1. ^ 潮来市牛堀(地図 - Google マップ…※該当地域は赤い線で囲い表示される)
  2. ^ 真庭市勝山(地図 - Google マップ…※該当地域は赤い線で囲い表示される)
  3. ^ 落合地区の代表的区域として、真庭市古見(地図 - Google マップ…※該当地域は赤い線で囲い表示される)
  4. ^ 真庭市久世(地図 - Google マップ…※該当地域は赤い線で囲い表示される)
  1. ^ "高瀬舟". 精選版日本国語大辞典. コトバンクより2023年3月27日閲覧
  2. ^ a b c d kotobank-高瀬舟.
  3. ^ a b 国史大系. 第4巻 日本三代実録”. 国立国会図書館デジタルコレクション(公式ウェブサイト). 国立国会図書館. 2019年5月11日閲覧。※該当文のある頁は「六百四十四」、コマ番号330の右ページ14行目。
  4. ^ 「吉井川を科学する シリーズ『岡山学』2」(岡山理科大学『岡山学』研究会。2004年。72頁所収。
  5. ^ a b 千葉県立関宿城博物館 平成17年度企画展「高瀬船物語」図録”. 日本財団図書館(公式ウェブサイト). 日本財団 (2005年). 2019年5月10日閲覧。
  6. ^ 小糸川倶楽部 (2008年8月6日). “小糸川の川舟 - 平成20年度記録集” (PDF). きみつアーカイブス(公式ウェブサイト). 君津市. 2019年5月11日閲覧。
  7. ^ a b 江戸東京博物館 図書室 (2015年6月8日). “江戸時代の舟運で使用した小舟を上流に移動させるには。(2003年)”. 公式ウェブサイト. 東京都江戸東京博物館. 2019年5月14日閲覧。
  8. ^ 『みんなで学ぶふるさと美作のあゆみ』美作国建国1300年記念事業実行委員会、2014年、72頁所収。
  9. ^ a b c 常州牛堀”. 葛飾北斎「富嶽三十六景」解説付き. 企画工房 ライフデザイン社. 2019年5月10日閲覧。
  10. ^ a b c 行田市史編さん委員会(2010)498頁。※【特記】原文によれば、高瀬船は利根川舟運の代表的な川船、とのことであるが、その意味での高瀬船は「近世以降に普及したほうの高瀬船」であり、また、利根川に限ったものではない。
  11. ^ 岡山県史.岡山県史編纂委員会.昭和58年3月31日.321,322頁。
  12. ^ 行田市史編さん委員会(2010)494-498頁。
  13. ^ 「みんなで学ぶふるさと美作のあゆみ」(美作国建国1300年記念事業実行委員会。2014年。73頁所収)
  14. ^ 「岡山県史 第15巻 民俗1」(岡山県史編纂委員会。1983年。320頁)
  15. ^ 「岡山の庶民夜話」(日本文教出版株式会社。昭和62年3月1日。77,78頁)
  16. ^ 岡山県郷土文化財団「岡山の自然と文化 14 ―郷土文化講座―」p219-220、1995年3月31日発行。
  17. ^ 勝山町史編集委員会 『勝山町史(前編)』 勝山町、1974年、702頁。
  18. ^ 「旭川を科学するPart2 シリーズ『岡山学』4」 岡山理科大学『岡山学』研究会 p45、2006年12月10日発行。
  19. ^ 勝山町史編集委員会 『勝山町史(前編)』 勝山町、1974年、703頁。
  20. ^ 『絵図で歩く津山城下町』吉備人出版、2016年、138頁。 
  21. ^ a b c 『日本風俗史学会会誌17号』1979年、70頁。 
  22. ^ a b c d 【事業所特集】落合羊羹!!”. 公式ウェブサイト. 真庭商工会 (2016年8月16日). 2019年5月14日閲覧。


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