高島嘉右衛門とは? わかりやすく解説

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高島嘉右衛門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/04 13:49 UTC 版)

高島 嘉右衛門(たかしま かえもん、1832年11月22日天保3年11月1日[1]〉 - 1914年大正3年〉10月16日)は、幕末から明治にかけて活躍した横浜実業家易学家である[2]江戸三十間堀生まれで、幼名は清三郎。後に嘉兵衛、嘉右衛門と改名した。号は呑象(どんしょう)[注 1]。以下、嘉右衛門を使用する。


注釈

  1. ^ 呑象の号は、勝海舟から号を持ってはどうかと勧められて「どうしよう」→「どんしよう」という語呂合わせで付けられたという伝説がある[要出典]。これは呑象の号の使用を黙認された小玉卯太郎が語った話とのことで、かなり信憑性が高い[要出典]
  2. ^ 安重根の名前の「根」は旁が「艮」である。また艮為山は艮が重なる形で重艮、つまり重根を指していたと解釈される。
  3. ^ 親交のあった人相家の桜井大路が、病床の嘉右衛門を見舞ったときに嘉右衛門の死期が話題となった。意を決して余命3ヶ月10月中旬までの寿命と答えた桜井に対して、手文庫に用意した嘉右衛門自身の位牌を見せたという。その位牌には「大正三年十月十七日没 享年八十三歳」と自書してあったと伝説が残っている[要出典]
  4. ^ 偽高島易者がいたように小玉呑象にも偽者がいた。完全に同じ名前だとまずいので例えば児玉呑象といったよく似た名前を使っていたようである。

出典

  1. ^ a b 呑象高島嘉右衛門翁伝 第五章
  2. ^ "高島嘉右衛門". 世界大百科事典 第2版. 平凡社. コトバンクより2021年9月23日閲覧
  3. ^ a b c d 植村澄三郎『呑象高島嘉右衛門翁伝』1914年。doi:10.11501/950784 (原綴:呑象高嶋嘉右衛門翁傳)
  4. ^ 『明治百商伝 : 起業秀才. 第1巻』竹内蠖亭 著 (東京出版会社, 1880)
  5. ^ 『常総名家伝. 第1巻』 木戸偉太郎 編 (会始書館, 1890)
  6. ^ 『明治立志編 : 一名・民間栄名伝. 2編』津田権平著 (兎屋誠, 1881)
  7. ^ 『岡倉天心物語』新井恵美子、神奈川新聞、2004
  8. ^ a b c d 松田裕之『高島嘉右衛門』日本経済評論社、2012年8月10日。 
  9. ^ 『趣味の立志伝』野沢嘉哉 著 (有艸堂, 1939)
  10. ^ 西洋学校を建設新聞集成明治編年史第一卷、林泉社、1936-1940
  11. ^ 高島嘉右衛門の美学新聞集成明治編年史第一卷、林泉社、1936-1940
  12. ^ 瓦斯燈の需要増大 拡張工事の資金なし新聞集成明治編年史第二卷、林泉社、1936-1940
  13. ^ 高島嘉右衛門の学校焼失新聞集成明治編年史第二卷、林泉社、1936-1940
  14. ^ 横浜瓦斯局共有物事件新聞集成明治編年史第三卷、林泉社、1936-1940
  15. ^ 横浜瓦斯燈事件と水道問題新聞集成明治編年史第三卷、林泉社、1936-1940
  16. ^ 横浜瓦斯倍賞事件の真相 高島嘉右衛門へ13500円を付与したのが問題新聞集成明治編年史第三卷、林泉社、1936-1940
  17. ^ a b 高島嘉兵衛破産新聞集成明治編年史第十三卷、林泉社、1936-1940
  18. ^ a b 呑象高島嘉右衛門翁伝 第四十二章
  19. ^ 朴泳孝消息新聞集成明治編年史第七卷、林泉社、1936-1940
  20. ^ 北海道炭礦鉄道会社新重役新聞集成明治編年史第八卷、林泉社、1936-1940
  21. ^ 横浜の高島嘉右衛門一家北海道移住新聞集成明治編年史第八卷、林泉社、1936-1940
  22. ^ 帝国貯蓄銀行開業新聞集成明治編年史第九卷、林泉社、1936-1940
  23. ^ 高島嘉右衛門入牢新聞集成明治編年史第二卷、林泉社、1936-1940
  24. ^ 神易堂と孔子祭新聞集成明治編年史第二卷、林泉社、1936-1940
  25. ^ 加藤大岳『易学通変 奥秘伝書』紀元書房、1935年。117頁。NDLJP:1208310/70
  26. ^ 別冊宝島1199号 『日本「霊能者」列伝』(宝島社 2005年平成17年)10月) ISBN 978-4796648066
  27. ^ 『実業家奇聞録』(実業之日本社, 1900)
  28. ^ 平成6(ワ)11157 不正競争行為差止等請求事件, 3-1-1-(1) (東京地方裁判所 1999-11-02). Text
  29. ^ a b c d e f g 呑象高島嘉右衛門翁伝 附録年譜
  30. ^ 『官報』第1218号「叙任及辞令」1887年7月21日。
  31. ^ 『官報』第665号「叙任及辞令」1914年10月19日。
  32. ^ 『官報』第1218号「彙報」1887年7月21日。
  33. ^ 『官報』第5589号「叙任及辞令」1902年2月24日。
  34. ^ 高島長政”. 『人事興信録』データベース. 2020年1月10日閲覧。
  35. ^ a b 高島嘉兵衞”. 『人事興信録』データベース. 2020年1月10日閲覧。
  36. ^ a b c 東洋実業家評伝 (1893年) - 高島徳右衛門
  37. ^ 高島徳右衛門 編『高島周易正文』1904年、93頁。doi:10.11501/760567 
  38. ^ a b 高島徳右衛門”. 『人事興信録』データベース. 2020年1月10日閲覧。


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