電子メール 機能

電子メール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 01:11 UTC 版)

機能

CcとBcc

メールを送信する際の機能として、Cc写し受信者[9](32.08.04)[注釈 3])とBcc秘密受信者[9](32.08.05)[注釈 4])の2種類ある。メールの本来の送信先は一般的にTo:に指定して送信するが、本来の送信先以外にも一応複製を送っておきたい相手などがいるという場合にこの機能を使用する。

メールを初めて利用する人はもちろん、それなりに使い慣れている人にしても、この機能の本来の使用方法を理解していない事も多い[独自研究?]。この機能を使うに当たっては、よく理解して使えばとても便利であるが、私用・公用に限らず、Cc機能とBcc機能の違い・それぞれに指定されて送信された相手に見える自分以外の送信先をよく理解して使わないと、例としてメールアドレスの個人情報漏洩など、色々な意味で問題を起こす事となる。

また、Bccとして指定したメールアドレスを他の受信者に見せたり、ヘッダー内の別領域に書くなどの欠陥を持つメールソフトが存在するので、Bcc機能を理解していてもあえて使わない利用者も居る[要出典]

Cc
Toで指定した本来の送信先以外にも、一応複製を送っておきたい相手などがいる場合に使用する機能である。
Toで宛先を指定するのと同様に、Ccに複製を送りたい相手を指定して使用する。Toに指定された本来の相手には、ToCcに指定された宛先が全て見える。また、Ccに指定された相手にも、ToCcに指定された宛先が全て見える。
要するに、送信者 (From)、Toの相手、Ccの相手、の各3人相互で、各アドレスが各3人全員に知られることになる。
Bcc
Toで指定した本来の送信先以外にも一応複製を送っておきたい相手がいるが、ToCcに指定した相手には、複製を送信した相手のメールアドレス及び複製を送信した事実を知られたくない場合などに使用する機能である。
Toで宛先を指定するのと同様に、Bccに複製を送りたい相手を指定して使用する。メール転送時にBccヘッダーはメール文面(SMTP DATA)から削除されるので、ToCcに指定された相手には、このBccに指定された宛先は全く見えない。しかし、Bccに指定された相手には、ToCcに指定された宛先が全て見える。これが意味するところは、Bccで受信した人がうっかりと Reply-all で返信してしまった場合、BccしていたことがToCcの受信者に知られてしまうということである。Bccの実装によっては、ToCcにて送付したメールを転送する形式にすることで、こういったうっかりがあっても、Fromの人物にしかメールが届かないようになっているものもある。どのような副作用があるのかBccを使用する場合には、よくよく注意を要する。また、Bccの宛先アドレスが複数ある場合には、Bcc指定された各宛先相互間で、自分以外の他の宛先は分からない。
複数のメールクライアントから単一のメールアカウント・サーバーに接続する場合には、Bccを活用した技がある。BccFrom(自分自身)と同じアドレスを指定する(メールクライアント (MUA) による常時設定も可能)事によって、自分が送信したメールがそのままの内容で自分のメールクライアントの受信箱にも配信される。POP3等のメールサーバーでサーバーかメールクライアントへ受信したメールをサーバーから除去しない(数日後に削除する)設定をメールクライアントにすることによって、1つのメールクライアントから送信したメールが他のメールクライアント全てに複製として配信される。これによって、通常は送信したメールクライアントの送信済み箱を見ないと分からない所が、複数のメールクライアントで送信メールが確認できる。
ネチケットの一つとして推奨されてきたメールの送信方法であるが、一斉メールはどのような場合でもBccを使用するべきかといえばそうでもない。例えば特定の一斉送信されたメールについて、全ての受信者がメールアドレスを交換し合っている場合にはBccを使う必要性はなく、どちらかというと宛先と目的がはっきりと明示されているToとCcを使いわけるのが普通である。時と場合によりTo、Cc、Bccを適切に使い分けるためには高度なネチケット知識が必要である。
なお、時々「ブラックカーボンコピー[注釈 5]」と言われることがあるが間違いであり、「ブラインドカーボンコピー」が正しい。

ReとFw

Re(返信)
多くの電子メールクライアントでは、返信されたメールの件名の先頭に自動的にRe:またはRE:という記号を付加する。この略号は、受け取ったメールの表題「○○」に対し返事の表題「○○に関して」(Regarding~)を自動的に付ける便宜上のものであり、返信であることを示すマークではないから、送信者が意図的に削除しても構わない。古くから商用文で使われていた慣習が、電子メール発祥期のメールコマンドに採用され、さらにはRFCに記載されたことで定着したが、他にも諸説ある。
Fw、Fwd[注釈 6](転送)
一部の電子メールクライアントでは、メールを転送する際に、件名の先頭に自動的に Fw: などの記号を付加することがある。この略号は Re と同様単なる便宜的なものであるだけでなく、RFCにすら記述の無い独自仕様である。例えば、Fw: が連続していれば何度も転送されたメールだと考えることもできるが、それはあくまで、一部の電子メールクライアントの仕様に過ぎず、一般的な理解ではない。Fw: の連続はチェーンメールに多いため、チェーンメールかどうかの目安にもなる。そのため、転送時に Fw: を削除するように指示する内容が記述されたチェーンメールもある。

注釈

  1. ^ ここでいう「メールアドレス」は、技術的にはメールボックス・リスト (mailbox-list) という。BCC、CC、Reply-To、Toも同様。
  2. ^ ここでいう「メールアドレス」は、技術的にはメールボックス (mailbox) という。
  3. ^ : carbon copy
  4. ^ : blind carbon copy
  5. ^ : black carbon copy
  6. ^ : forward

出典

  1. ^ RFC 5321 - Simple Mail Transfer Protocol”. Network Working Group (2008年10月). 2010年2月閲覧。
  2. ^ OCN公式ページ
  3. ^ 会員サポート…基本メールボックスの容量と保管期間
  4. ^ BIGLOBEメールの仕様
  5. ^ 「最大 50 MB のメールを受信できます。[1]
  6. ^ 「注: 25 MB を超える添付ファイルを送信するには、Google ドライブや他のファイル共有サービスを使用してください。[2]
  7. ^ a b JUNET利用の手引(第1版)
  8. ^ Using International Characters in Internet Mail[リンク切れ]
  9. ^ a b c d e JISX0032 1999.
  10. ^ The Watsons: IBM's Troubled Legacy
  11. ^ See File:Gestapo anti-gay telex.jpg
  12. ^ Telex and TWX History、ドナルド・E・キンバーリン、1986年
  13. ^ Ron Brown, Fax invades the mail market, New Scientist, Vol. 56, No. 817 (Oct., 26, 1972), pages 218-221.
  14. ^ Herbert P. Luckett, What's News: Electronic-mail delivery gets started, Popular Science, Vol. 202, No. 3 (March 1973); page 85
  15. ^ a b USPS Support Panel, Louis T Rader, Chair, Chapter IV: Systems, Electronic Message Systems for the U.S. Postal Service, National Academy of Sciences, Washington, D.C., 1976; pages 27-35.
  16. ^ "CTSS, Compatible Time-Sharing System" (September 4, 2006), サウスアラバマ大学英語版, USA-CTSS.
  17. ^ Tom Van Vleck, "The IBM 7094 and CTSS" (September 10, 2004), Multicians.org (Multics), web: Multicians-7094.
  18. ^ IBM (pdf). 1440/1460 Administrative Terminal System (1440-CX-07X and 1460-CX-08X) Application Description (Second Edition ed.). IBM. H20-0129-1. http://bitsavers.informatik.uni-stuttgart.de/pdf/ibm/144x/H20-0185-1_1440_ATS_termOpe.pdf 2013年2月22日閲覧。 
  19. ^ IBM. System/36O Administrative Terminal System DOS (ATS/DOS) Program Description Manual. IBM. H20-0508 
  20. ^ IBM. System/360 Administrative Terminal System-OS (ATS/OS) Application Description Manual. IBM. H20-0297 
  21. ^ Version 3 Unix mail(1) manual page from 10/25/1972
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  23. ^ APL Quotations and Anecdotes, including Leslie Goldsmith's story of the Mailbox
  24. ^ History of the Internet, including Carter/Mondale use of email
  25. ^ David Wooley, PLATO: The Emergence of an Online Community, 1994.
  26. ^ Stromberg, Joseph (2012年2月22日). “A Piece of Email History Comes to the American History Museum”. スミソニアン博物館. 2012年6月11日閲覧。
  27. ^ "...PROFS changed the way organizations communicated, collaborated and approached work when it was introduced by IBM’s Data Processing Division in 1981...", IBM.com
  28. ^ "1982 - The National Security Council (NSC) staff at the White House acquires a prototype electronic mail system, from IBM, called the Professional Office System (PROFs)....", fas.org
  29. ^ Gordon Bell's timeline of Digital Equipment Corporation
  30. ^ Tom Van Vleck (2001年2月1日). “The History of Electronic Mail”. 2008年2月21日閲覧。
  31. ^ Ray Tomlinson. “The First Network Email”. 2008年2月21日閲覧。
  32. ^ Version 7 Unix manual: "UUCP Implementation Description" by D. A. Nowitz, and "A Dial-Up Network of UNIX Systems" by D. A. Nowitz and M. E. Lesk
  33. ^ "BITNET History", livinginternet.com
  34. ^ rfc976 https://tools.ietf.org/html/rfc976 UUCP Mail Interchange Format Standard 5節“Summary”に、( ! でホスト名をつないでメールアドレスを表現する) bang path の説明がある。bang path の例としては hosta!hostb!user などがある。
  35. ^ 木村広, 田井村明博「電子メール・電子ニュースの使い方」『長崎大学教養部紀要 自然科学篇』第33巻第1号、長崎大学教養部、1992年7月、 65-109頁、 ISSN 02871319NAID 120000916619、の「5.1モデム(デジタル電話)とパソコン間のセットアップ」など]
  36. ^ 勝村幸博 (2007年12月14日). “「メールの95%は『迷惑メール』だった」、2007年のスパム動向”. ITpro. 日経BP社. 2008年2月21日閲覧。
  37. ^ 会員サポート > 大量スパムメールによるメール遅延、ならびに対策について”. @nifty. ニフティ (2004年8月13日). 2008年2月21日閲覧。[リンク切れ]





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