雑草
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/21 00:58 UTC 版)
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関連発言
- 「雑草という植物は存在しない」 - 牧野富太郎の言葉。どんな草にも名前や役割はあり、人間の都合で邪険に扱うような呼び方をすべきではない、という意味。昭和天皇もまた「雑草ということはない」として同様の趣旨を語ったと侍従だった田中直が紹介している。しかし、繁殖力が強く、他の植物の害となりやすい外来種は、自ら草抜きした[14]。
- 「ヨーロッパには雑草がない」- 和辻哲郎が著書『風土』で、ヨーロッパへの船の上である生物学者から聞いた話として、記している[9]。この発言は、三浦励一によって誤解が含まれていると指摘されている。
- 「雑草魂」 - プロ野球投手の上原浩治が自らを例えた言葉。1999年度新語・流行語大賞を受賞した[15]。同様の言葉に同じくプロ野球投手だった鈴木啓示の「草魂」がある。
雑草防除
農作物の耕作を行う際には、雑草が原因で収穫量が減少し、収益が低下してしまうどころか、農業害虫の発生源で、放置すれば壊滅的な被害をもたらすため、雑草の防除を定期的に行う。雑草の防除方法には草刈りの他にも、除草剤を使って効率的に除草したり、防草ブロックや防草シートを用いて、雑草が生える事を抑える方法がある。
脚注
参考文献
関連項目
- ^ 一般には、発芽直後の木(木本)も雑草扱いされることもあるが、大きくなる前に駆除されるのが普通。なお、林業の立場からは有用樹主以外を通常雑木・柴などと呼ぶ。
- ^ 雑草の話 第1話
- ^ 『新版 日本原色雑草図鑑』
- ^ 雑草の話 第1話 第25話
- ^ 三浦 (2009)
- ^ 雑草の話 第1話
- ^ 雑草の話 第1話
- ^ 『きらわれものの草の話』p.8
- ^ a b 三浦励一「ドメスティケーションとは何か : 雑草とは何か : 特にドメスティケーションとの関係において」『国立民族学博物館調査報告』第84巻、2009年3月、 35-50頁。
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ [3]
- ^ [4]
- ^ 田中直著「雑草とご愛草」『宮中侍従物語』p.225-230
- ^ 流行語大賞は「雑草魂」「リベンジ」「ブッチホン」(1999年12月2日 読売新聞)
雑草と同じ種類の言葉
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