陸戦型ガンダム 『機動戦士ガンダム サンダーボルト』における陸戦型ガンダム

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陸戦型ガンダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 04:09 UTC 版)

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』における陸戦型ガンダム

漫画、アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第2部、および外伝『砂鼠ショーン』に登場(型式番号:RX-79[G])。

『第08MS小隊』で登場した機体と異なり、頭部がガンダムタイプであること以外はジム(サンダーボルト版)そのもの[41]であり、コックピットも胸部ではなくジムと同様腹部に設置されている。また、額のブレードアンテナの代わりに地球連邦軍のエンブレムをつけていることが特徴。一年戦争後の地球が舞台の第2部においてスパルタン隊の主力MSとして配備されており、同隊の隊員からは「顔だけの偽物が増えた」と機能がジムと変わらない本機のことを皮肉られている。しかし、バックパックのスラスターはジムのものより大型であるほか、足部がホバークラフトとなっているなど、ジムに比べて重力下における機動性は高い機体とされる。

『砂鼠ショーン』に登場する機体は、カラーリングが赤茶基調で頭部形状も異なり、四肢など機体各所に防塵処置が施されている。また、その続編『砂漠の掟』には、現地改修機「RX-79[G]BO ガンダムバウンサー」が登場している。

アニメ版において、強襲揚陸艦スパルタンに配備された機体は「陸戦型ガンダムS型」とされる(型式番号:RX-79[GS])。

なお、第1部のア・バオア・クーへの強行突入部隊に頭部形状が同一の量産型ガンダムが登場するが、こちらはジムの機体そのままに頭部のみを換装した「ガンダム・ヘッド」と呼ばれる機体で、あくまでもジムのバリエーション機である。

ブルーディスティニー

諸元
ブルーディスティニー
BLUE DESTINY
型式番号 RX-79BD-1(1号機)
RX-79BD-2(2号機)
RX-79BD-3(3号機)
全高 18.5m
本体重量 52.8t
全備重量 73.0t
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
出力 不明
推力 不明
センサー
有効半径
不明
武装 頭部バルカン砲×2
胸部バルカン砲×2
腹部有線ミサイル・ランチャー×2
100mmマシンガン(1号機)
ビーム・ライフル(2・3号機)
ビーム・サーベル×2
シールド(2・3号機)
搭乗者 ユウ・カジマ(1号機、3号機)
ニムバス・シュターゼン(2号機)

ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』に登場する機体。

地球連邦軍に亡命した元フラナガン機関所属の研究者、クルスト・モーゼスが開発を主導した機体[42]

機体にはクルスト・モーゼスが亡命の折に持ち寄った「EXAMシステム」が搭載されている[42]。機体色はクルスト個人の趣味により青く塗装されているとされる[43][注 15]

陸戦型ガンダムをベースに大幅な改修が加えられている。ジェネレーター出力の強化に加え、各関節部にマグネット・コーティングを試験的に施し運動性を向上。火力面においても、陸戦型ガンダムの標準装備である胸部機関砲を1門から2門に増備し、腹部両脇には有線式ミサイルを追加装備するなど原型機を大きく上回っている[42]。なお、陸戦型ガンダムをベースとしたために基本仕様は地上用の機体となるが、バックパックの換装によって宇宙戦も可能としている[42]

武装
頭部バルカン砲
資料によって1~3号機に搭載されているもの[43]と、2号機、3号機のみに搭載が確認されるもの[42][44][45]が存在する。
胸部バルカン砲
胸部に装備。60ミリ口径の弾丸を発射する[42]
腹部有線ミサイル・ランチャー
胸部に装備。有線式のミサイルで、ミノフスキー粒子の散布下においても近距離ならば確実に敵機を破壊可能[42]
100ミリマシンガン
連邦軍MSの普及装備[42]
ビーム・ライフル
陸戦型ガンダムに採用されたものの改良型で、本格量産に向けたデバイスなどを有する[45][注 16]
2連ビーム砲
プラモデル『HGUC ブルーディスティニー3号機 "EXAM"』に付属。ジム・ドミナンス用のものの流用で、大口径ビームにより高い威力を発揮する[46]
ビーム・サーベル
連邦軍MSの一般的な兵装。原型機である陸戦型ガンダムと同様、脚部に格納される[42]
シールド
2号機においてはジム・コマンド系のものと同型のシールドを採用する[47]。3号機においてはプロトタイプ機用のシールドをベースに、エッジ部分を改良したモデルが用意されている[45]

ブルーディスティニー1号機

当初は、陸戦型ジムをベースにEXAMシステムを組み込んだ専用の頭部ユニットを搭載した試験機として開発されたが、陸戦型ジムベースの機体ではシステムの要求する動きに耐えられず目標値に達することができなかったため[43][注 17]、頭部のみそのままでそれ以外はRX-79陸戦型ガンダムをベースに新規開発した機体に移植された[43]。本体は陸戦型ガンダムだが、頭部の見た目からか「青いジム」と解説されている[48]

当初の試験では暴走を繰り返し、そのあまりの過負荷に耐えきれず搭乗したパイロットを何度も死に至らしめている。ある夜間試験では、近くの戦場に誘われるように起動したEXAMシステムに操られるように搭乗パイロットごと暴走した機体が、作戦終了後の友軍部隊を襲撃して壊滅に追い込んだ。その際に居合わせた「モルモット隊」ととも交戦したが、逆に損傷を負わされ、パイロットが死亡している(媒体によっては死亡しないのもある)。EXAMシステムの暴走により性能の限界まで酷使した機体はオーバーヒートを引き起こしたが、リモート機能により撤退している[49]

その後、機体を回収したアルフ・カムラ技術士官はEXAMシステムにリミッターをかけ、これにより1号機のEXAMシステムは通常50%しか機能しなくなる[50]。そのうえでブルーを損傷させた実験部隊である「モルモット隊」に興味を持ち、その部隊のエースであるユウ・カジマの乗機となった。

機体そのものが「蒼い死神」の異名を持っている[42]

作中での活躍
EXAMシステムを起動した本機はリミッター付きであるものの、ジオン公国軍制圧下のキャリフォルニアベース付近に存在したジオンのミサイル基地を単機にて数分で壊滅させるという活躍を見せ、友軍部隊に対するミサイル攻撃を阻止した後はキャリフォルニア・ベース攻略作戦に援軍として参加し、ジオンのニムバス・シュターゼン大尉の駆るイフリート改と交戦して退けるも、破損して行動不能と見えたイフリート改の腕部グレネードランチャーから放たれた一弾により、EXAMシステムを積んだ頭部を破壊される[51](『サイドストーリーズ』版では、ニムバスの部下の特攻によって破壊される)。小説版では、イフリート改を乗り捨てたニムバスに奪取されたブルー2号機のビームサーベルで頭部を貫かれた。その後の行方は不明。
ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』の「アナザーミッション:NF編」では、夜のキャリフォルニアベース付近で公国軍秘匿部隊「ノイジー・フェアリー」と交戦。ティターニアに搭乗するアルマ・シュティルナー少尉は、旧知の仲であるマリオン・ウェルチの存在を感じ取っている。
備考
模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』では、バックパックと脚部バーニアを換装した宇宙戦仕様の設定画が起こされた。色指定もゲームの設定画とは若干異なる。劇中のガンプラはビームライフルを使用している。

ブルーディスティニー2号機

1号機と異なり当初から陸戦型ガンダムをベースに製造されたため、頭部はガンダムタイプとなっている[43]。基本仕様は1号機と同一であるため、性能差はほぼ存在しないとされるが、宇宙戦を想定しているためバックパックなどが変更されている[43][注 18]。また、ビームライフルを運用可能な特徴を有する[44]。2号機のEXAMシステムにはリミッターが設定されておらず、パイロットへの負担、暴走の危険性が非常に高い[52]

作中での活躍
ジオン軍特殊部隊によって強奪され、ニムバスの乗機となる。元々は全身が蒼い塗装だったが、イフリート改と同様、ニムバスのパーソナルマーキングとして両肩が赤く塗装された。その後、サイド5宙域でユウのブルーディスティニー3号機と交戦。死闘の果てに相討ちとなり、爆発寸前に3号機を大破させる。直後に本機も爆散し、パイロットのニムバスと運命を共にした。

ブルーディスティニー2号機Ω

漫画『機動戦士ガンダム カタナ』に登場(型式番号:RX-79BD-Ω[53])。機体色は灰色[54]

シン・フェデラルが、精神感応AIシステム「妖刀」を開発するためにEXAMシステムの解析を目的としてブルーディスティニー2号機をベースに開発した機体だったが、肝心のEXAMシステムのデータが殆どなかったため[注 19]に、一部が独自の理論となった「NEO EXAMシステム」を開発して搭載している。

サイド7にあるシン・フェデラル所有のサブコロニー内に保管されていたが、同施設内でのドルメル・ドゥーエに移植された精神感応AI「妖刀」の起動テスト中に共鳴し、波動に巻き込まれたジオン軍残党のスーチー・オコンネルを乗せて暴走する。

ブルーディスティニー3号機

本来は2号機のパーツ取り用の予備機だったが、強奪された2号機の追撃任務を受け急遽実戦投入された[43][注 20]。2号機と基本仕様は同一であることから性能差はないが、宇宙用の機能が施されている。また、クルスト博士の手に渡る前に実戦投入されたことから、機体色は白基調のままとなった[43]。EXAMシステムには1号機と同様の時限リミッターが設定されており、システムは通常50%しか機能していない[50]

作中での活躍
損傷した1号機に代わり、ユウ・カジマの乗機となる。地球上での数回の任務を経て、ジオン公国軍のEXAMシステム実験施設コロニーの調査任務に投入された直後、発生したコロニー外部宇宙空間での戦闘でジオン軍に奪取されていた2号機と交戦し、死闘の末に相討ちとなって大破した。これによってジオン軍のイフリート改を含むEXAM搭載機はすべて失われ、EXAM計画は闇に葬られた。

ブルーディスティニー3号機改

ゲーム『SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT』に登場するオリジナルMS。外観は3号機と変わらないが、攻撃力、防御力、命中率など総合的に性能が向上している。ゲームではニムバスと戦うイベントを発生させなければ最後まで使用できるが、その場合マリオンは捕らわれたままで仲間にできなくなる。

ブルーディスティニー3号機改(ジムヘッド)

宇宙世紀とは世界観の異なる漫画『ガンダムEXA』に登場する機体(型式番号:RX-79BD-3Re)。

アナハイム・エレクトロニクスの技術員が大破した2号機と3号機を回収し、戦後に技術研究のために修復した。陸戦型ガンダムのパーツが入手できなかったため、頭部が1号機と同じジム系統のものに変えられている。EXAMシステムは不完全なものしか搭載されていないが、システムの元になったニュータイプ少女マリオン・ウェルチが搭乗することでEXAMシステム発動時とほぼ同様の性能を発揮し、関節部分が発光し、頭部、脚部、バックパックのパーツが展開する。

なお、EXAで描かれたのは世界外部からの干渉によってブルーディスティニー1号機とEZ8の接触(上記の『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』と同様の展開)が発生した、本来とは異なる歪められた世界である。

漫画『ザ・ブルー・ディスティニー』におけるブルーディスティニー

機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』のリメイク漫画『ザ・ブルー・ディスティニー』(以下『ザ・ブルー』と省略)では原作と一部設定が異なり、同作品のみのバリエーション(仕様変更)も登場する。また、2号機と3号機はベース機が変更された。なお、タイトルでは中黒が追加されたが、機体名称の表記は「ブルーディスティニー」のままである。メカニックデザインはNAOKI(0号機を除く)。

ブルーディスティニー0号機

原作で設定上存在する、EXAMシステムを初めて搭載した陸戦型ジムをベースとした試作機を、大河原邦男が新規にデザインしたもの。なお、「0号機」という名称および型式番号も『ザ・ブルー』で設定された(型式番号:RGM-79BD-0)。

のちに1号機に搭載される特徴的な頭部はそのままだが、胴体部のエアインテークが大きく、四肢や腰部に同様な排気ダクトが設置され、さらにバックパックから胸部かけてパイプが伸びている。頭部にバルカン砲を搭載しているがダミーも同然で、実質的に非武装である。「ブルー」の名を冠する機体ではあるが、もとより実戦投入などは考慮されていないため、カラーリングは白を基調としている。

頭部が1号機に移植されたあとも胴体部分は残され、強奪される2号機を止めようとクレア・キルマーが搭乗するが、2号機に破壊される。

ブルーディスティニー1号機(ザ・ブルー版)

原作版を基本とするが(型式番号:RX-79BD-1)、EXAM発動時には赤い発光だけでなくバックパックや脚部スラスター・肩アーマーが展開し、頭部バイザーが下がるというギミックが追加されている[55][注 21]。EXAM停止時はこれらがもとに戻るほか、上腕部甲・膝・腰部前面の装甲を開放して廃熱をおこなう。また、胸部左右のユニットは作戦に応じて換装が可能となっている。

11月中旬、カナダの大西洋沿岸付近の山中で、クレアをテスト・パイロットとしてEXAMの量産試作システムである「オルタ」[注 22]の実験をおこなっている際に暴走、付近の敵基地を攻撃するモルモット隊と交戦する。ユウの咄嗟の判断でパラボラアンテナの下敷きとなるが無事であり、撤退する。この際に右メインカメラを破損したため、丸目からガンダムタイプのツインアイに交換され、さらに頭部右側にシステムのモニタリングのためのアンテナ一体型ユニットが追加されて(『HGUC ブルーディスティニー1号機 "EXAM"』にも付属)モルモット隊第1小隊に配備される。

ブルーディスティニー1号機【ステルス】

ミノフスキー粒子散布下におけるステルスの有効性を試験するための仕様[56](型式番号:RX-79BD-1ST)。

鹵獲したイフリート・ナハトから得たステルス技術を応用し、通常は黒だが通電することで[57]周囲に近い色に変わる特殊塗装で塗られている(ただし熱には弱い)。胸部左右のユニットは徹底した廃熱制御をおこなうものに換装し、遮熱遮音コート(マント[57])を羽織り、内部アクチュエーターの静音性向上と足底に特殊新素材を使用することにより発生音の95パーセント削減に成功している。携行する新型ライフルにも消音効果があるが、その分射程は乏しい。頭部左側にはセンサー・ジャマーが追加されている[56]

ジオンに略奪された絵画「フューチャー・ワールド」の奪還作戦「プロジェクト・レガシー」に陸戦型ジム【ステルス】2機とともに参加、絵画を守護するグフ・ヴィジャンタおよびグフ戦術強攻型をしりぞけ、接収阻止には成功するものの、絵画は作者本人によって焼かれてしまう。

ブルーディスティニー1号機【フルアームド】

本来は目的や用途に応じて別々に装備する追加装甲、換装型胸部ユニット、肩部ビーム・キャノン・ユニットを一度に装備した仕様[58](型式番号:RX-79BD-1FA)。追加装甲は両肩(ミサイル内装)、胸部中央、腰部前面、両膝に装備。胸部ユニットは左側にガトリング砲らしき火器を内装する[注 23]。バックパックの追加ユニットの側面にガンキャノンIIと同型のビーム・キャノンと多目的精密照準システムを装備、さらに両肩の追加装甲にミサイル・ランチャーを固定し、両手にジム・ドミナンスの2連装ビーム・キャノンを携行する。重火力に秀でるが、あまりの重装備のためEXAMシステムを活かすことはできない[59]

キャリフォルニア・ベース奪還作戦において、北米ニューバーン基地からミデアに搭載され出撃、非武装で降下し第2・第3小隊の援護と僚機のジム・コマンドキャノンの補助によりコンテナで投下された武装類を装着する。ゾックとの戦闘では両肩とバックパックの武装を排除して身軽になり、2連装ビーム・キャノン1丁を破損しながらも撃破する。直後のイフリート改との一騎討ちでは胸部追加装甲を排除し、最終的に勝利するが、捨て身のセルジュ・ラウドムによる至近距離からのジャイアント・バズの一撃により頭部を破壊される。

ブルーディスティニー2号機(ザ・ブルー版)

オーガスタ方面から融通した「最新のガンダム」をベースに製作された機体(型式番号:RX-80EXAM-2[注 24]。クルストが慣れ親しんだジオン系の技術を応用したオールラウンダーとして開発されており、暴走のトリガーとなるサイコミュの受信機能を縮小した「EXAMの内なる力を引き出す機体」とされる。ゲーム版同様にニムバス・シュターゼンに奪われ、基地配備のMSを単騎で全滅させている。

ブルーディスティニー2号機(改修型)

2号機を宇宙で改修した機体で、正式な名称は不明。頭頂部メインカメラがジオン特有のモノアイ型へ、ランドセルも変更され、両腕はイフリート改(空間戦闘仕様)に似たものへ換装されている。さらに武器としてイフリート改のヒート・サーベルを装備しており、腰部にはそれをマウントさせるためのアタッチメントが新たに追加されている。

ブルーディスティニー3号機(ザ・ブルー版)

2号機と同様に最新型のガンダムをベースとして同時並行で開発された機体となっており、光学迷彩によるステルスシステムの試験的な搭載や、後述のフルアームドのように機体に装備の拡張性を持たせるなど連邦の最新技術を結集した超高機動型とされている(型式番号:RX-80EXAM-3)。機体カラーは本来セイバーフィッシュ乗りであったユウに合わせ、ベース機の陸戦型ガンダムを思わせる配色に変更されている。なお、このカラーリングには連邦軍から開発予算を捻出するための宣伝としての意味合いも強く、クルスト博士も「開発資金のため」としぶしぶ受け入れている。

ブルーディスティニー3号機【フルアームド】

3号機に1号機【フルアームド】と同一の追加武装を施した状態(型式番号:RX-80EXAM-3FA)。バックパックにブースターとプロペラントタンクが追加されており、機動力も向上している。


注釈

  1. ^ 20数機とした資料もみられる[14]
  2. ^ 一方、ジェネレーターをRX-78から流用しているために重力下での機体スペックは同等であるとした資料もみられる[7]
  3. ^ OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第2話で本機に搭乗して陸戦型ザクIIを撃破したテリー・サンダースJr.軍曹は、本機とジムの性能差に驚いている。
  4. ^ 当初、連邦軍は開発中の量産MSをルナ・チタニウム装甲標準装備として計画していたが、コスト・生産性の面で問題があり、結局はジムシリーズはチタン・セラミック装甲に改められた[要出典]
  5. ^ ゲーム『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡』内のムービー「MSグラフィックス」では、陸軍省がMSを戦車に近い感覚で捉えており、耐弾性能を重視していたと解説されている。
  6. ^ 後者の型式番号は、ブラッシュ社内部での開発ナンバーとされる[22]
  7. ^ ハイパー・バズーカ(地上用)」とする記述も存在する[21]
  8. ^ 実際には遠近法により乗せて撃っているように見えるだけであり、明らかに機体とシールドのサイズが異なっている。前記のシーンで陸戦型ガンダムは膝をつかない中腰に近い状態で、砲門はやや下向きになっており、動画で見ると乗せていないことが分かる。
  9. ^ プラモデル『HGUC No.79 RX-79[G] 陸戦型ガンダム』ではシールドを直立させられるバイポッドや、『MG No.27 RX-79[G] 陸戦型ガンダム』ではシールドと180mmキャノンを接続固定できる治具が付属する。
  10. ^ 設定画稿を参照[6]
  11. ^ a b 設定画稿を参照[30]
  12. ^ 設定画はフィルムコミック3巻に掲載[12]。バンダイより1996年4月に発売されたプラモデルキット「RX-79 ガンダム VS MS-06J ザクII」の陸戦型ガンダムにおいて付属した。
  13. ^ 正確には、第9話における空挺作戦時にカレン機、サンダース機共にアンテナがグレーの塗装に変更されている。しかし降下直後に前述の通りカレン機は頭部を破壊されたため、カレン機のアンテナがグレーに塗装された状態での活動期間は非常に少ない。
  14. ^ デザインを担当した山根公利が参加していた雑誌の紹介記事によれば、肩部のフックはパラシュートが開いて急上昇する際のショックを緩和するために開く構造になっているほか、隊長機として肩章を兼ねているとしている[37]
  15. ^ 3号機を除く。
  16. ^ 陸戦型ガンダムのものと同等品を装備したとする資料もみられる[46][47]
  17. ^ 小説版によれば、1分も経たずにオーバーヒートした。
  18. ^ 宇宙用と地上用でバックパックを換装可能とした資料もみられる[44]
  19. ^ ただし、HGUCでの設定によると、クルスト博士以外には複製はおろかエミュレーターすらも制作不可能としている。
  20. ^ 2機のブルーディスティニーのパーツ供給用だったとする資料もみられる[46]
  21. ^ モノクロページが主体となるコミックで、EXAM発動時の変化を読者が認識しやすくするための配慮でもある[55]
  22. ^ のちにオーガスタでペイルライダーに搭載された "HADES" 開発のベースとなっている。
  23. ^ NAOKIによれば、胸部ユニットは大河原による陸戦ガンダムの準備稿をモチーフにデザインしたとのこと[58]
  24. ^ 同じ "RX-80" の型式番号をもつペイルライダーとはベース機が異なり、RX-78シリーズと同様にRX-80シリーズにも形状の異なる機体が複数存在するとされる[60]
  25. ^ 同隊の隊長機として改修されたとする資料もある[63]
  26. ^ ジーライン スタンダードアーマーが装備するものとは同名の別の兵装。
  27. ^ ゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆II』のモデリングデータより。

出典

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