阪神甲子園球場 球場設備

阪神甲子園球場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 15:30 UTC 版)

球場設備

バックネット裏から内野席にかかる「銀傘(ぎんさん)」と呼ばれる大屋根や時計台型のスコアボード外壁全体を覆う蔦など、日本最古の球場ならではの特徴が数多くあり、いずれも球場の象徴となっている(それぞれ詳細は後述)。

スタンド

(右から)1塁側アルプス席、ライト外野席、スコアボード
・上:プロ野球開催時(2016年)
・下:高校野球開催時(2007年、リニューアル前)

一層式にもかかわらず収容人員42,000人以上と、非常にスケールが大きい。内野スタンドの規模はそれほどではないが、外野スタンドは他球場の倍程度の規模で全収容人員の4割程度を占めている(一般的なプロ野球球団の本拠地は2 - 3割の球場が多い)。時に阪神タイガースの新外国人選手が開幕前に球場を訪れた際、フィールドに足を踏み入れて「非常に大きな球場だ」と驚く様子が関西のスポーツ新聞で報じられることがある。

座席などの内装は緑色系統で統一されている(2009年のリニューアル完了後。ただし座席により濃淡の差はある)が、スタンドは内野、アルプス、外野とそれぞれに分かれた構造となっており、リニューアル後もその構造を引き継いでいる。このうち内野スタンドとアルプススタンドにおいては2階と3階がスタンド内の通路で繋がっており、現在では内野席のチケットを保有していれば通路内に限り1塁側アルプススタンドから3塁側アルプススタンドまで自由に移動ができる(そのため、通路から座席に向かう際には、各ゲートに配置されている係員がその都度チケットを確認する方式を採っている)。それぞれのスタンド間にはグラウンドから球場外まで通じる通路があり、リリーフカーの出入りや観客の退場路などに使用されている。

「アルプススタンド」は元々は通称であったが、現在は正式名称として使われている。この通称は、スタンド拡張直後の夏の中学野球の折、白いシャツを着た観客で超満員となった球場内の光景を、当時の人気風刺漫画家の岡本一平が「ソノスタンドハマタ素敵ニ高ク見エル、アルプススタンドダ、上ノ方ニハ万年雪ガアリサウダ」の一文を添えた風刺漫画で表現したことに由来する[40][注 10][注 11]。このアルプススタンドの部分が内野スタンドと分かれていて、かつ座席が背もたれなしの長椅子形式となっているのはプロ野球球団の本拠地球場の中では唯一、甲子園球場のみである。また、外野スタンドは拡張後に朝日新聞紙上で「ヒマラヤスタンド」と名付けられたが、あまり普及しなかった。

開場したころはグラウンドの内野に面した部分のみが鉄筋コンクリート製(50段、高さ14.3m)であり、現在のアルプススタンド・外野スタンドの位置には土盛りの上に20段の木造スタンドがあった。その後、1929年にアルプススタンドが、1936年に外野スタンドが内野スタンド並みに改築されている。また、それと同時期に、ファウルグラウンドの規則改正に従うため内野スタンドとアルプススタンドを全体的にグラウンド側へ増築したため、内野スタンドとアルプススタンドは最前列がグラウンドレベルになっており、戦前にはすでに現在のフィールドシートのような形態となっていた。通常グラウンドレベルにある本塁後方のアナウンス室などは半地下となっている[注 12]

内野スタンド内のコンコース(2022年8月)
リニューアルを経てもなお通路は狭く天井も低いままと古めかしい様相を呈している。

2007年からの改修後は選手などの関係者向け施設は内野スタンドとアルプススタンドの1階及びクラブハウスに集中している。以前はアルプススタンドの1階の他、内野スタンドの2階部分、外野スタンドの1、2階部分を関係者エリアとしていたが、スタンドの観客向けの施設を増やすために各所に移動している。三宅秀史によると、三宅が阪神タイガースに入団した1950年代頃は一塁側内野スタンドの下に二軍選手の合宿所があった[41]佐々木信也も自身が湘南高校時代に出場した第31回全国高等学校野球選手権大会で、当初の宿舎があまりに酷かったため途中から球場スタンド下の二軍選手用合宿所に宿舎を変更してもらったと語っている[42]。なお、選手の宿泊施設は後に専用の合宿所「虎風荘」が球場向かいの甲子園七番町に建てられ永らく使用された後[注 13]阪神鳴尾浜球場完成とともに同敷地内に移転している。

放送席や記者席はバックネット裏にある。リニューアル前は中段にあり記者席の後ろにも観客席があったが、リニューアル後は最上段に寄せられている。記者席・ラジオブース(上段)の入り口は別の所にあり仕切りもあるため隔離されているが、テレビ放送席(中段)は特に仕切りがない場所に仮設される。高校野球が行われる場合、NHK大阪放送局MBSテレビ(選抜)、朝日放送テレビ(ABC、選手権)のそれぞれの放送席に大会公式ポスターが数枚(ABCの場合は大会スローガンが大書きされたものも)貼り付けられたパネルセットが仮設される。なお、プロ野球の本拠地球場としては珍しく放送席、記者席はともに開放型のため空調はなく、時に激しい雨が降ると特にテレビ放送席では風向きによっては雨粒が入り込んで濡れることもある。

プロ野球公式戦開催日に限り、バックスクリーン手前にあるビアガーデン「ココナッツガーデン」内にホームランボールが直接着弾すれば、レシート持参で試合当日の営業開始時から着弾時までの飲食代が全額返金になるサービスが実施されている(打者は阪神タイガースに限らず、ビジターチームの選手も対象。ただし、着弾以降の飲食代は対象外)[43]。ただ、ここまで飛ばすには約150mの飛距離が必要なためこれまでのところ着弾はなく実施されたことはないが、このサービスは2020年現在でも継続して実施されている[44]

座席区分

3塁側アルプス席から球場を望む(2012年9月23日、阪神対中日戦)
2009年改修後の1塁側内野席(アイビーシート)
改修前の銀傘と内野席(2007年)
戦前の大鉄傘と内野席(1943年以前)
内野席
  • 「グリーンシート」(バックネット裏、5,134席)
    • TOSHIBAシート」(グリーンシート下部、968席)
  • 「アイビーシート」(1塁側、3,740席 ※2015年まで)
  • 「ブリーズシート」(3塁側、3,683席 ※2015年まで)
    • SMBCシート」(アイビーシート・ブリーズシート下部、1塁側1,125席、3塁側1,143席)
  • 「アルプス席」(1塁側:6,276席、3塁側:6,169席)
備考
「グリーンシート」「アイビーシート」「ブリーズシート」は銀傘下にあり、中・上段であれば雨天時でもほぼ傘を差さずに観戦が可能である。「ブリーズシート」は2013年まで「アイビーシート(3塁側)」であったが、2014年より新たに独立した名称が与えられた。なお、「アイビーシート」のアイビーとは蔦を、「ブリーズシート」のブリーズとは浜風を、それぞれ意味している。
フィールドシートである「TOSHIBAシート」と「SMBCシート」の名称はネーミングライツによるものである。2008年からネーミングライツが設定されており、「SMBCシート」は当初「みずほ銀行シート」で2008年からの5か年契約(高校野球開催時を除く)であった[45]。「SMBCシート」となった2013年からの契約内容は非公表である。なお他の多くの球場とは異なり、フィールドシートには防球用の金網があり、さらに後列との往来は制限されていない。また、甲子園球場では、スタンドの段数表記は「1段、2段…」と数字表記であるが、2012年シーズンから座席間違いを防ぐため、フィールドシートのみ「A段、B段…」というアルファベット表記に変更された。
「アルプス席」という名称は2001年まで高校野球開催時のみ使用されていたが、プロ野球でも「アルプス席下さい」という人が後を絶たなかったため、2002年以降はプロ野球公式戦でも「アルプス席」という名称を用いている。2001年以前は、読売ジャイアンツ戦およびオールスター戦日本シリーズなどの特別試合では「内野B指定席」と、巨人戦以外のプロ野球公式戦では「内野自由席」と、それぞれ呼ばれていた。なお、アルプス席はオープン戦では原則開放されていない(少なくとも1970年代まではプロ野球の公式戦でも特に多くの観客が見込める巨人戦、優勝に関係する試合など例外的な開放がある時以外は解放されなかった試合がある)。
プロ野球ウエスタン・リーグ公式戦の開催日においては、基本的にバックネット裏のグリーンシートとTOSHIBAシートのみ開放される(観客が多い場合は、更にアイビーシートなどが開放されることもある)。全席自由席で、2017年時点では入場料は大人1,000円(タイガースファンクラブ会員は500円)。
改築前の座席区分は、フィールドシート部分が「ボックスシート」、アイビーシート部分が「イエローシート」、ブリーズシート部分が「オレンジシート」であり、グリーンシート部分は今より狭いものであった。また席の色は緑・黄・オレンジとそれぞれ名称別に塗りわけられていた。2001年シーズンまではアルプスを除いた内野席上段部全体を「内野A指定席」と設定し、緑色のシートが設置されていた。ただ、オレンジシートのメンテナンスはイエローシートほど行き届いておらず、色が褪せたり傷んでいる椅子もいくつか見受けられた。
内野ボックス・グループ席
  • 「ロイヤルスイート」(銀傘真下。33室と貴賓室1室、348席)
  • 三ツ矢サイダーボックス」(内野席上段、1塁側:4人用6組と5人用5組の49席、3塁側:4人用6組+5人用11組の79席。掘りごたつ式)
  • セブン-イレブン ファミリーシート」(1塁側アルプス席下段、家族・グループ用の4組1セットのチケット席)
  • 「セブン-イレブン エキサイトシート」(1塁側アルプス最前列、家族・グループ用の4組1セットのチケット席)
  • 「セブン-イレブン ツイン・トリプルシート」(ブリーズシートの一部、ツイン20シート+トリプル10シートの計70席)
  • 「Ponta デッキシート」(アルプス上段、1ボックス最大16名の計64席)
  • 「SMBC リラックスシート」(SMBCシートの一部、2人掛け7シート+4人掛け4シートの計42席)
  • 「パノラマボックス」(グリーンシート上段、10ボックス計20席)
  • 「Sポイントボックス」(アイビーシート上段、5 - 6名収容、床が全面クッション仕様)
  • 「ブリーズペアシート」(ブリーズシート上段、2名掛けシート)
  • 「アルプスウイングビューボックス」(1・3塁側アルプス席 4人掛けボックスシート6シート=1・3塁側それぞれ3シート 24人収容)[46]
備考
リニューアル後に設けられた「ロイヤルスイート」は、年間契約による法人契約のみで、1室平均1,000万円。室外には観戦用オープン座席が設けられているほか、室内には大型モニター、ビアサーバーなどが設けられている。なお、食事が提供されるため、このロイヤルスイートのみ飲食物は持ち込み禁止とされている。使用はプロ野球開催時に限られているが、過去には朝日放送テレビ夏の甲子園大会期間中に自社が契約している一室を特設スタジオとして使用したこともあったほか、朝日放送ラジオ聴取率調査期間中のプレゼント企画として対象試合1試合につき1グループを招待したこともあった。
同じく球場リニューアル後に設けられた「三ツ矢サイダーボックス」は、主に個人客向けである。利用者には三ツ矢サイダーやバヤリースなどアサヒ飲料商品が贈呈される。
2013年に新設された「セブン-イレブン ファミリーシート」「セブン-イレブン エキサイトシート」は[47]、セブン-イレブンと提携しているチケットぴあのみでチケット販売される(サークルKサンクスを除く)。
2014年に「セブン-イレブン ツイン・トリプルシート」「Ponta デッキシート(命名スポンサーはローソン)」「SMBC リラックスシート」「パノラマボックス」を追加したことに伴い、座席数は47,757席から47,541席に変更となった[48]
2016年からは、「Sポイントボックス(阪急阪神ポイントによる命名)」と「ブリーズペアシート」を新設したことで、定員が33名減少して47,508席となった[39][49]
2023年度は、アルプス席と、下記の外野席のボックス席新設に伴い、収容人員は従来より66人減り47400人(プロ野球の場合は一部運用が異なるため、実際には43000人程度)[46]の収容に縮小される。
レフト外野席。スタンド上部2ブロックがビジター応援席となっている(2019年9月22日、阪神対DeNA戦)
外野席
外野席は、バックスクリーンを隔ててライトスタンド側「ライト外野席」(9,595席)とレフトスタンド側「レフト外野席」(9,448席)に二分されている。
2022年より、ライト外野席エリアにラウンジが新設され、NTTドコモが同ラウンジのネーミングライツを取得し「docomo LOUNGE KOSHIEN」と命名された[50]
プロ野球(タイガース戦)開催時に限り、2006年よりレフトスタンドの一部に「ビジター応援席」を設けている。ここに指定されたエリアにおいては、タイガースを含む試合当日のビジターチーム以外のチームの応援行為やグッズ持ち込み等は禁止されている。なお、対戦チームによって来場するビジターチームのファンの数に大きな隔たりがあるため、その対象エリアはレフトスタンド最上段の一角を基準に流動的となっている。前年度ないし前々年度の公式戦での観客実績を基に次年度の対象エリアが決められる(広島巨人ロッテソフトバンクあたりが、例年対象エリアを大きく取るチームである)。詳細は当該項目を参照。
一方、規則こそ設けられていなかったものの、プロ野球開催時にはタイガースファン専用の応援席とすることが暗黙の了解とされてきたライトスタンドであったが、前年に発生したトラブルを受けて、2022年より正式に全席が「阪神タイガース専用応援席」となり、タイガース以外の応援行為やグッズなどの使用が禁止となった[51]
外野ボックス席
  • 「レフトスカイビューボックス/レフトスカイビューカウンター」(4-6人掛けのファミリーボックス席 3ボックス合計16人収容=うちボックス席2ボックス・6人、カウンター席1ボックス・4人)[46]
高校野球開催時の3塁側スタンド。アルプス席は学校関係者で埋め尽くされる(2013年3月)
高校野球開催時、その他
高校野球においては、第100回全国高等学校野球選手権記念大会(2018年)より初めて前売り指定席が導入された。現在では春の選抜高等学校野球大会、夏の全国高校野球選手権大会ともに、バックネット裏の118席(テレビ中継で常時映る最前列エリア)[注 14]を除いて全席前売り指定席とされている。
かつては、プロ野球公式戦におけるグリーンシートとTOSHIBAシートが「中央特別自由席」(春の選抜大会)または「中央特別指定席」(夏の選手権大会。2018年より導入、コンビニに設置の端末などで前売り発売)、アイビーシート・ブリーズシートとSMBCシートが「1塁特別自由席」または「3塁特別自由席」とされた。外野席は、かつては無料開放されていた(そのため満員時は入場制限が掛けられていた)が、選手権大会では2018年の大会より、選抜大会では2021年の大会より、それぞれ有料化された。
アルプススタンドにおいては、「アルプス席」の名称はそのままであるが、出場校の関係者にのみ販売され、一般客には販売しない。また、他のスタンドでは原則として入れ替えは行わないが、アルプススタンドのみ入れ替えが行われる。高校野球開催時は出場校の応援団やブラスバンドなどが陣取りやすいように最前部などで一部の座席が撤去されており、プロ野球開催時と高校野球開催時とでは座席配置・座席数が異なっている。高校野球仕様への変更のため、高校野球開幕の数日ほど前からプロ野球公式戦の開催は中断され、高校野球閉幕後に再び座席が設営されてプロ野球仕様に復元されたのち、プロ野球公式戦が再開される[注 15]
なお、野球以外の催し物では、スタンド部分の座席区分はプロ野球と同じになる場合がある。

銀傘

内野席全体を覆う銀傘(2009年)
リニューアル前の銀傘(2007年)
鉄傘のない甲子園(1948年頃)

銀傘は開設当初「鉄傘(てっさん)」と呼ばれ内野席全体(後のアルプス席部分を除く)を覆っており、さらに1930年には女性客の人気を狙ってアルプス席まで拡張されたことから「大鉄傘(だいてっさん)」とも呼ばれた。しかし、第二次世界大戦中の1943年に鉄材供出のために取り外され、その後1950年までの7年間は青天井の状態が続いた。その後1951年にジュラルミン製の銀傘として復活したものの(この当時の銀傘は川崎重工業製)、開設当初より小さいものでありネット裏及び一・三塁内野席の半ばほどしか覆われなかった。1982年にはアルミニウム合金製に葺き替えられた(柱はそのまま)。

2009年には、大改修に際して4代目のガルバリウム鋼板製のものに架け替えられた(商品名:淀川製鋼ヨドルーフ180ハゼ)。アルプス席を除いた内野席全体を覆う、開設当初と同じ大きさとなった。銀傘の下には個別の観覧席であるロイヤルスイートが、その壁面下部にリボン状LEDボード「甲子園ライナービジョン」が設置された。なお、2代目の銀傘からは中央に外野席向けのサブスコアボードが設けられている。

2010年には屋根上に太陽電池パネルを設置し、同年3月1日より稼動を開始した。パネルは本田技研工業の子会社・ホンダソルテック製で推定発電量は年間193,000 kW/h、またこれによって年間133トンの二酸化炭素排出を抑制できる[52]

2023年7月、球場開場100周年記念事業の一環で、銀傘をアルプス席まで拡張し「大鉄傘」時代と同規模の大屋根へ改築する構想を発表した。真夏の暑さ対策に加え、「再びアルプスまで覆い、平和の象徴として本来の姿に完全復活する」ことを目指すとされている。着工時期・工期は未定だが、関西万博にも配慮し、同万博閉幕後の2025年オフより数年間かけて屋根を取り付ける予定。また、併せてロイヤルスイートの増設も検討している(イベントに影響を及ぼさないよう、工事はシーズンオフの期間のみ実施)[53][54]

銀傘を支えるための柱は客席内に立てられており、後ろの客席(約10段ほど)からは柱が邪魔になるため観戦しにくくなっている。なお、代を重ねるごとに下段側の柱は上方に移っている。

銀傘の屋根下中央部に、高校野球での試合開始終了などを知らせるモーターサイレンを設置している。このモーターサイレンは、阪国電機製のAWN型。

銀傘の中央部には、野球中継で使用するためにテレビ各局が共同でハイビジョン対応のリモコンカメラを設置している。このカメラは2台設置されているため、地上波の並列中継(高校野球ではNHK民放、プロ野球では在阪局とサンテレビ)があってもそれぞれ1台ずつ使用できる。

銀傘の上に上がったボールは、そのまま雨樋を通ってロイヤルスイートの屋根の上に落ちるようになっている。

フィールド

レフト外野席よりフィールドを望む(2009年8月)
リニューアル前のフィールド(2007年8月)

内野は黒土、外野は天然芝で、フェンス際は全て人工芝となっている。ファウルゾーン側の人工芝はショートパイルで、フェンス際のウォーニングゾーンはミズノ製ロングパイルが張られている[55]。阪神電鉄子会社の阪神園芸がグラウンド整備を担当。

現在のサイズは中堅118m、両翼95m,、グラウンド面積約13,000m2と公称され、左右中間は118mと公表されている。

開場以来、グラウンドの広さは度々変更されている。1934年夏にはファウルゾーンの広さの規則改正(1931年、90ftから現行の60ftへ)によりホームベースをバックネット裏方向へ移設し、両翼の数値こそ短くなったが全体はさらに広くなった。1936年には外野スタンドの改築とアルプススタンドのグラウンド側への増設に伴い現在に近いものとなった。1950年代の写真ではセンターと左右中間の3ヶ所に「390 ft(≒118.9m)」の表示が確認できる。1947年にはラッキーゾーンを設置(当初はプロ野球開催時のみの措置だったが、1949年夏から高校野球開催時も使用)。設置中には幾度か位置が変えられており、1976年に内野スタンドの改造に合わせてホームベースを移設し、中堅120m、両翼91mと公称するようになった際には、ラッキーゾーンを従来より前にせり出す改修もおこなわれている[56]

ラッキーゾーンは1991年オフに撤去(一部は甲子園歴史館と甲子園球場に近い兵庫県立西宮今津高等学校の中庭に保存されている)。それ以降、2007年オフからの改修までは中堅120m、両翼96m、グラウンド面積14,700m2(この数値はNPB球団の本拠地では最大であった)と公称され、左右中間は119mあるといわれていた。しかし、それまで行ってきたフィールド改修に伴う不動産登記の合筆が行われていなかったために法務局にすら正しい図面が存在しない、ラッキーゾーン撤去に際して行われた測量の記録も全く残されていないなど、それらの数値を証明するものがなかったため、この公称サイズには長年疑問が呈されていた(野球場研究家の沢柳政義は、著書『最新野球場大事典』(大空社、1999年)で、中堅118.1m、両翼94.7m、左右中間117.9mとする数値を発表していた)。結局、大改修に伴う実測により2008年にグラウンド面積の数値が、2009年に中堅、両翼の数値が現在のものに改められることとなった[57]。すでにグラウンドは改修によってやや狭くなっていたが、過去にさかのぼって13,500m2だったと訂正された。しかし、坂井信也(当時タイガースオーナー)は、それでもフェアグラウンド面積が日本プロ野球球団の本拠地中で最大と主張していた[58]

「ソフトボールのフィールドのように本塁を中心とした円弧を描き、ファウルポールの近くで急角度に絞り込まれる」という外野フェンスの形状は国内の他球場には見られない特異なもので、左右中間から両翼寄りにかけての部分に関しては国内では最も深い造りとなっているため(改装前の甲子園球場の公称値通りに作られた広島県立びんご運動公園野球場(尾道・しまなみ球場)を除く)、これを根拠として「広い球場」とも称される。

ファウルグラウンドはかつての公称値からしばしば広大であると言われていたが、実際のところは千葉マリンスタジアム札幌ドームに及ばないものであり、さらに2007年オフからの改修で塁線及びベースから60ft(約18.3m)という規定に近いところまで削られている。

2014年11月11日に行われた「日米野球シリーズ・日本プロ野球80周年記念試合 阪神・巨人連合軍対アメリカ大リーグ選抜」の親善試合では、マウンド・ホーム付近を赤土ブレンドに変更しダートサークルを設置、ウォーニングゾーンを褐色に着色するなどの措置が取られた。

内野

阪神園芸による内野グラウンドの整備(2011年6月)

内野グラウンドは独特の黒土である。1979年にはフェンス際に人工芝が張られたものの、フェアゾーンに関しては現在も12球団の本拠地球場で唯一芝が敷かれていない。

使用している黒土は、鹿児島岡山鳥取大分など日本国内の黒土と中国福建省の白砂をブレンドしたもの。遠くの観客にも内野で激しい動きを見せるボールの行方を見えやすくするため、季節の雨量や太陽光量などを考慮し、春は白砂を多く(黒土5.5:白砂4.5)、夏は黒土を多く入れる(黒土6:白砂4)といった具合に配合を変えている。高校野球では、出場選手たちがこの土を持ち帰ることが慣習になっている(「日本の高校野球#甲子園の土」も参照)。

当初は淡路島の土が使われていた。土質には研究に研究を重ね、同じ頃に売り出した甲子園住宅地の売価が当時坪あたり40円であった[59]ところ、球場の土には坪あたり50円を費やしたという。

2005年には内野も芝にする計画が持ち上がったが、現在に至るまで土のままである[60]

外野

外野グラウンドはフェンス際を除いて天然芝である。開場当初は外野も土のグラウンドであったが、1928年12月から1929年2月にかけて芝が張られた。

天然芝については、1982年からオーバーシードといわれる芝の二毛作方式を採用している。夏芝「ティフトン」と冬芝「ペレニアル・ライグラス」を用いることによって、一年中緑の芝生でプレーできるようになった。夏芝から冬芝への切り替えが9月下旬から10月上旬、冬芝から夏芝への切り替えが4月下旬から5月上旬である。2009年オフには同じ品種のものに張り替えられた。撤去したものは大阪府と兵庫県の公立校に譲渡されている。

外野ファウルライン部分は内野と同じ黒土が入れられていたが、2009年には選手会からの要望でフェンス側を除いて全面芝化しファウルラインは芝の上に直接引かれている。

天然芝球場では一般的に、外野のフェンス際は芝の育成が難しいためウォーニングゾーンも兼ねて土を入れる球場が多いが、甲子園球場の場合はフェンス際まで芝が張られており、ウォーニングゾーンは天然芝の上に白線を引くことにより設けていた。それとは別に外野フェンス際約1m部分には赤土が入れられていたが、雨天時には流れ出してしまうなど整備上の問題があったことから2018年より人工芝化(フィールド内では初)。更に、2022年からはウォーニングゾーンを国際試合の基準であるフェンスから4.57m地点まで拡大するとともに、人工芝の敷設範囲をゾーン全体に拡げている[61]。ウォーニングゾーンの白線はファウルライン手前で終わっているが、人工芝はアルプススタンド側にも張られ内野ファウルゾーンの人工芝までつながっている。

マウンド

内野グラウンドの水撒き作業

甲子園のピッチャーズマウンドは、黒土を使用することから一般的な球場のものと比べ柔らかいとされており[62]、多くの投手から「投げやすい」との評判が高い[63][64][65]。その一方で、硬いマウンドに馴染みが深い外国人投手がその独特な柔らかさへの順応に苦労することもある上[66]、日本人投手の中にも速球派投手・長身投手など硬いマウンドを好む選手も少なからず存在することから[62]、投手の好みに応じて柔らかさを調整しており、特に阪神の主催試合においてその試合の阪神の先発投手に合わせてマウンドを整備しているという[67][68]

近年では、あらかじめ踏み込み部分の土を硬い仕様にしていたり[69]、マウンド自体を従来より硬いとされる素材の土を使用して作り替えるなど[62][70]、マウンド硬化を推進する傾向にある。

投手板後部には放水用の蛇口がある。グラウンド整備時には7 - 8人の整備員が一列に並んで内野全体に大型のホースで水を撒いており、高校野球のテレビ中継では試合前にこの姿がよく放映されている。この水は井戸水で、海から近いために若干の塩分を含んでおり飲用には適さない。かつて、近畿で真夏に異常渇水に見舞われた時、井戸水を使用していることを知らない人たちが「水の使いすぎ」と問題視したこともあった。

なお、阪神タイガースは2024年度から2年契約で、同球団が甲子園で主管する公式戦(ポストシーズン除く)において、兵庫県神戸市に本社を置く重工業会社・神戸製鋼所と契約し、マウンドに広告幕を設置することを発表している[71]

ベンチ

ベンチには、2列のプラスチック製長椅子、フェンス際の座席バーと計3列の座席が設置されている。前列ベンチ及びバーは露天となっているが、雨天時には巻き上げ式の屋根をせり出せる構造となっている。また、夏季の暑さ対策としてエアコンが装備されている。

1塁側・3塁側ともにベンチはグラウンドより下に掘り下げられているため、野手がファウルボールを追いかけてベンチに突っ込んでしまうと頭から落ちてしまう危険性がある。実際に2008年3月の改修直後のお披露目で、阪神監督である岡田彰布【当時1回目】などから転落の危険性と天井の低さなど数ヶ所の不備を指摘されたことで、急遽再工事で改修され現在の姿となった[72]

改修以前のベンチは3列であったが、2008年シーズンより2列に変更された。その後、ベンチ全体がグラウンドより低い位置にあるためサインが伝達しにくいとの改善の要望が現場から出たことから、2018年度開幕に合わせてMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島などでも採用されているMLBスタイルに改修。従来の2列ベンチに加え、前列ベンチとフェンスとの間に背もたれのない座席バーを設置した[73]。また、これに併せて空調の増強も行われた[72]

ベンチ裏は階段を下りると控室となっており、ここに大型の鏡が設置されているので控え選手は素振りでスイングのチェックなどができる。なお、これらは3塁側のみスタジアムツアーで見学が可能となっている。

フェンス

前述の通り、外野フェンスは独特の形状となっており、特にファウルポール際はクッションボールの処理が難しい。フェンスの構造はラバーと金網の組み合わせという一般的なものだが、ラバーは2004年から太陽工業製のMLB風の厚いものとなっており、ラバーの最上部で打球が跳ねることも多い[74]。なおアルプススタンド部分のラバーは2009年より帝人ファイバー[75]である。現在のラバーにする以前にもラバーの最上部で打球が跳ねることがあり、ラッキーゾーン撤去元年にはいわゆる「幻のホームラン」事件が起こり、ルールに新たな取り決めが加えられた。外野フェンスの高さは公表されていないが、沢柳政義は2.6m(ラバー部1.9m, 金網部0.7m)としているほか、3.0mとされることがある。

ブルペン

アルプススタンド1階内部は簡易室内練習場となっており、プロ野球では1999年からここにあるブルペンを使用している。投手交代時はリリーフ投手がここから移動して、アルプススタンドと外野スタンドの間にある通路からリリーフカーに乗ってマウンドに向かう(ただし、リリーフカーの乗り入れは外野の天然芝と内野の土との境目手前まで)。室内練習場になる前は、1塁側は体育館、3塁側は25mの温水プールであった。「3塁側の室内練習場は床が高くなっている」、「3塁側室内練習場の外にはマンホールが多数設けられている」など、元がプールであったことを彷彿とさせる部分が今も確認できる。

高校野球の試合時は、室内練習場は次の試合に出場するチームのウォーミングアップ場として使用するため、ファウルグラウンドに仮設ブルペンをバッテリー1組分設置する。2007年オフの改修以前はバッテリー2組分が常設されており、ラッキーゾーン撤去後暫く(1992年 - 1998年)はプロ野球でもこちらのブルペンを使用していた。2007年の改修以降はファウルグラウンドが狭くなったためにプロ野球開催時は撤去するようになったが、2013年からは再び常設となった[76]。しかしプロ野球開催時には使用されることがなく、また安全面での懸念(野手が打球を追いかけてブルペンのマウンドで躓く可能性があった)から2017年6月に再び撤去され、高校野球開催時のみに仮設で設置させることになった[77][注 16]

1991年以前はラッキーゾーンにブルペンがあったため、リリーフカーもここから出ていた。リリーフカーの採用は1964年からであったが、当初は自動車ではなく二人乗りのスクーターであった(搭乗第1号はジーン・バッキー。対広島2回戦、4回表2死2、3塁で、先発の石川緑をリリーフしたバッキーが阪神園芸のスクーターに乗ってマウンドに向かった[78])。1970年代終盤から自動車やサイドカーとなったがラッキーゾーン撤去時に一旦廃止され、のち1999年にブルペンの変更に伴い復活した。リリーフカーは1999年の復活から2011年途中まではダイハツ工業製の電気自動車を使用。1塁側リリーフカーと3塁側リリーフカーの違いはカラーリングのみ。以前は3塁側リリーフカーの右側(すなわち、投手が座る助手席側)にカーテンが設けられていたが、2011年よりカーテンは外されている。この2011年のシーズンからメルセデス・ベンツの日本法人がスポンサーになり、カラーリングも変更[79]されたのに続き、9月13日からは3代目としてスマートフォーツー(電気自動車仕様)を導入した。2016年から2021年までは車両が4代目となる新型スマート・フォーツーを使用していた。2022年シーズンからはトヨタ自動車がスポンサーになり、トヨタ・C+podを導入している。リリーフカーは内外野のスタンドの狭い隙間を通って出入りするため、スタンド内に戻る際はフェンス手前でターンしてバックで入庫している。2021年からは車両を供給する以外にもセールスフォースの日本法人[注 17]がリリーフカースポンサーとなり、セールスフォースのロゴが貼付されている。

室内練習場・クラブハウス

室内練習場は1978年に3塁側アルプススタンド下(現在のブルペン)に設けられたが手狭であったため、2004年に新たに甲子園水上競技場跡にあったテニスコートの一部を転用して室内練習場が造られた。総工費は約9億円で広さは3,600m2。外部と接触することがないよう、1塁側スタンドと陸橋でつながれている。基本的にタイガースの選手用であるが、他球団の選手が使用することもある(タイガース遠征中に、同じく遠征中であったソフトバンクが間借りしたこともある)。また、2009年度第1回の12球団合同トライアウト会場としても使用された(当初は球場本体で一般公開として予定されていたが、当日は雨天のため室内練習場にて非公開で実施)。

2007年春にはその隣にクラブハウスを建設。大改修に関連する事業で、それまで球場の各地に点在していた選手・関係者向けの施設を一点に集中させた。地上4階建てで、1階に関係者用駐車場、2階に選手用諸施設(ロッカールーム、トレーニングルームなど)、3階に球団事務所、4階が屋上というフロア構成[81]

ナイター設備

改修後のレフトスタンド照明塔
旧レフトスタンド照明塔を横から撮影

銀傘の上に直接設けられている2基と、内野(アルプススタンド後方)2基、外野2基の4基の照明塔により構成されている。この構成は1956年の新設時から変わっていないが、形状やランプの位置・種類は時代によって変更されている。

複数のランプを組み合わせる「カクテル光線」の発祥地でもあり[82]、1956年に設置された当時は白熱灯水銀灯を組み合わせて使用した。オレンジ色の白熱電灯と青白い水銀灯を併せることで、自然光に近い色調のまま球場全体を満遍なく照らすという試みから生まれたものであった[83]。その後、演色性を高めるため1974年にメタルハライドランプ高圧ナトリウムランプの組み合わせに代わり、これが2021年まで続いた後[84]、2022年からはLEDランプへと移行している[85]

LED化に際しては、長らく球場の特色になっていたカクテル光線による独特な光色を踏襲するため、メーカーのパナソニックが独自に開発した特注品を使用[82]。他にも設置場所・照射対象エリア・使用時の外観などを考慮して複数タイプの器具を導入している[86][87]。また、ステージ照明などに用いられる通信規格・DMXによる調光システムを採用することで、よりスムーズな調光の他、場内演出に合わせた光の演出が可能となり[88]、プロ野球においては主にナイターの試合で照明塔を用いて文字やイラストを表示するといった演出もなされている。これらの取り組みが評価され、2023年5月には「阪神甲子園球場のスタジアム照明設備 -日本のスポーツ文化の「灯」を、次の100年に継承-」というテーマで「第41回日本照明賞」を受賞した[89]
このLED化は「環境保全の推進」に関する取り組みの一環として行われたものでもあり、二酸化炭素(CO2)の排出量が従来の約60%に削減できるという環境効果が期待されているほか、球場の外に照明の光害が発生しないようにするなどの工夫もなされている[90]
なお、LED化後初ナイターは第94回選抜高等学校野球大会で開催された。

球場リニューアル前までの照明塔はスタンド上部に直接設けられる仕様となっており、中でも1つの照明灯につき2本の柱が観客席内に建てられていたため座席によっては視界が遮られてしまうという状態にあったが、リニューアルを経て支柱がスタンド外に2本・スタンド最上段に2本建てられる方式となりどの席からでも見やすくなったほか、外野の2基には大型の広告看板が設置された(画像参照)。また同時期に行われた改修工事で銀傘が架け替えられた際に、銀傘上の照明は縦4列から縦2列となりアイビーシート・ブリーズシートの位置あたりにより横へ長くなるように設置された。

蔦・外壁

完成当時の球場外壁はコンクリートのままであり、1924年12月に安価で見た目を向上させる策として外壁を覆うためのが植栽された。正面の7号門と8号門の周りには日当たりの悪いところでも生育しやすいウコギ科の蔦を、その他の部分は冬に葉を落とすブドウ科の蔦を採用し、阪神園芸の手で管理されていた。かつては約430株ほどが植えられ、葉の総面積はおよそ畳8,000畳分あると言われた。

この蔦はリニューアル工事に伴って一旦取り払われ、外壁をレンガで覆った後に再び植えられている。蔦を取り払った後でレンガ張りにするまでは、代わりに蔦をイメージした緑のパネルで外壁が覆われていた。蔦は、2000年に高校野球20世紀メモリアル事業の一環として全国の高校野球連盟加盟校4,170校に配布され、現在も育てられている[91]。そのうち生育状態の良い苗が233校から集められ、2008年6月14日、「ツタの里帰り」として甲子園球場に植えられ始めた[92]。この233校の名前を刻んだ銘板がレフトスタンド照明塔支柱の根元にある。いずれ全面が蔦に覆われた外壁に戻る予定だが、球場正面のみガラス張りに変更されている。

リニューアル前の蔦と外壁(2007年8月撮影)
リニューアル後の外壁と蔦の成長

スコアボード・バックスクリーン

バックスクリーンビューから撮影したスコアボード(2015年)

時計台型が特徴のメインスコアボードは現在の球場のシンボルマークになっており、立体商標にも登録されている(2011年出願・登録)[93]。現在の物は3代目[94]

なお、2代目以降、大時計下にはSEIKO、3代目の途中2001年頃からCITIZENの広告が入る。2002年から2008年までは右側オーロラビジョン下部にトヨタ自動車、2010年の途中からLED掲示方式でプロ野球時のみ点灯する三井住友銀行の広告が入っている。2019年には照明内蔵の立体文字に変更された。照明が点灯するのはプロ野球時のみで、デーゲームでも点灯する。サブスコアボードの両サイドに2009年はきんでん奥村組が、2010年は奥村組とビルボード大阪が広告を出している。

試合中のファウルボールのアナウンスは、プロ野球開催時はスコアボード全面にアニメーションで注意喚起され(複数パターンあり)アナウンスは自動放送されるが、高校野球ではスコアボードの右下半分に注意画面でアナウンスはウグイス嬢が行っている。

歴史

初代
初代スコアボード。1933年全国中等学校優勝野球大会「中京商業対明石中学」の延長25回の激闘を物語る(17回以後は仮設板)。

開設当時の甲子園球場のスコアボードは得点掲示のみをする仮設の板であった。これは1924年の夏の高校野球の開催に間に合わせるために球場を建設したため、常設のものが間に合わなかったためである。1925年に選手名も表示するスコアボードが正式に開設された。この当時から球場独特の明朝体の選手・チーム名表記がなされていた。位置は両方とも現在のセンター後方ではなくややライト寄りに位置していた。この頃にはまだバックスクリーンの概念がなく、センター後方も全て座席となっていた。

しかし、当時のスコアボードは最大で十六回[注 18]までしか書き記すことができなかった。1926年の夏の大会・静岡中学 - 前橋中学の試合は延長十九回まで続き、常設のスコアボードにやぐらで仮設のスコアボードを急ごしらえして凌いだ。その後1933年準決勝の明石中学 - 中京商業の試合は延長二十五回まで0-0の同点という試合となり、その仮設のやぐらに0のパネルが並び続けたため見づらいということから、1934年にスコアボードをセンター後方に造りなおすことになった。1936年には外野スタンドの改築と同時にバックスクリーンが設置されている。

2代目

2代目のスコアボードは1934年から1983年までの延べ半世紀にわたって使用された。スコアボード左側に選手名表記、真ん中に時計とボールカウント(ただし、ストライクも赤色ランプ)、判定、審判団、右にスコア(当初は上段に九回まで、延長十回以後は下段[注 19]に記した)を表記するものだった。外野スタンドは改築前でそのスタンドに合わせて建設したため、高さは現在の3代目スコアボードの半分程度(スコア表示部分と三菱電機の広告がある緑色の部分の境目あたり)であり位置もホーム寄りだったため、外野スタンドの改築後は見えにくくなっていた。

当初は阪神電鉄の車両部のスタッフが遠隔操作でスコアやボールカウントを操作していたが、ナイター設備が1956年に完成すると、機械部分を雨からカバーする目的で使われていたガラスが反射して見づらいことから、ガラスを外して手動に改修。1958年にはスコア表示を十二回[注 20]までとし、下段はその日の試合結果(プロ野球の場合は他球場の経過)を表すものに変更された。2代目スコアボードの選手名、高校野球のチーム名は、全て球場係員の手による白ペンキを用いた手書きであった。選手名は全て明朝体に近い独特の書体で書かれており、明朝体よりもやや横幅が広いので字全体がひしゃげた感じであった。電光掲示が少なかった当時においても、明朝体で選手名を表示する球場は少なかった。ただし、基本的には2文字分記入するのが精一杯のサイズだったために、3文字はまだしも4文字以上の選手名の表示や記入作業は難しく、チーム名も広島商業が「広商」となるなど、基本的には2文字分の大きさだった。書体ともども、職人芸といえる高度な技術が必要であった。さらに作業はスコアボードの裏側で行われたため、夏期は屋外以上の熱気がこもり、肉体的にも消耗度の高い大変な作業であった。プロ野球の選手(特に阪神タイガースの選手)のものは消えないように処理されたものが使われていたが、それ以外のものはすぐに消せるものが使われた。プロ選手のボードは金属製であったが、高校野球用はベニヤ板だった、との証言もある。高校野球においてプロ選手と同じ苗字の選手がいた場合は、プロ選手用のボードを使いまわすこともあった。高校野球の雨中の試合においては手書きの部分のペンキが雨で流され、時間の経過とともに読みとれなくなることが多かった。この状態はよく「(スコアボードが)涙を流す」とか「洟(はな)を垂れる」などと表現されていた。これらの特徴もまた甲子園球場の独特の雰囲気を演出していたため、2代目のスコアボードへ強い思い入れを持つオールドファンは多い。

1979年にはバックスクリーン部分に2面広告装置「トライビジョン」が設置された。(1997年から2010年までは、4面広告装置ペンタビジョン)ホームランが出た際にはこのトライビジョンの周囲の電飾が発光するようになっている。トライビジョンは3面であるがうち1枚はバックスクリーンのためのものである。

3代目
カラー化された電光掲示板(2011年)
スコアボードの右半分(2006年第88回全国高等学校野球選手権大会の決勝再試合)

その後、球場開設60年を機にスコアボードの近代化を実施することになり、1984年に2代目をモチーフにした電光掲示板を設置した。高さと位置は外野スタンドに合わせたもので、表示部分より下側はバックスクリーンとなっている。トライビジョンはそのまま残したためバックスクリーンが前後2つになる形となった。発光素子は白色電光を用いて日本初の白黒ボードとし、2代目の雰囲気を残した。イニング表示は漢数字のままで、イニング単位のスコア表示は十回までに省略されたが、新たに合計得点(計)・ヒット数(H)・エラー数(E)も表示できるようにした。延長戦で十一回以上となった場合は、一回 - 十回のスコアを全て消去した上で十一回の得点を一回のところに、それ以降の回はイニング数の下1桁と同じ漢数字のところに表示していた。スコア部分はチーム名や各イニング得点などの部分ごとに分割されていた。スコアの下には白黒の大型フリーボートがあり、プロ野球の試合中では打席に立った打者の打率(AV)とホームラン数(HR)が表示され、阪神が勝利した試合ではヒーローインタビュー後の「六甲おろし」合唱時に白黒アニメーションが表示されていた。バックネット裏のサブスコアボードも同時に電光表示化され、本体と同じスコア表示とボールカウンター、プレーの記録(ヒット、エラー、野選)の表示ができるものとなった。

1993年から右半分は三菱電機ブラウン管方式オーロラビジョンを採用してスコア部分も含めた全面フリーボードとなり、カラー化された。「六甲おろし」合唱時のアニメーションがカラー化されたほか、動画が取り込めるようになったため、試合中のリプレイ放映や、攻守交替時にコマーシャルが放映されるようになった。電光化されたイニング表示もそれまでと同じもの(一 - 十計HE[注 21])が踏襲されており、更新されなかったサブスコアボードに合わせている。十一回からは十回までのスコアを消去した上で十一回からのスコアが入力され、十一回以降のイニングの漢数字は1文字分のところに2文字(十と一から五)が縦書きで表示される。スコアのイニング表示は大会の規定イニング(春の選抜大会と夏の全国大会の高校野球は十五回、プロ野球は十二回、プロ野球の日本選手権シリーズは十五回)までとなる。プロ野球時の打者の打率とホームラン数も以前とほぼ同じ位置に表示されている。また、広告も変更されている。さらに2009年からは、ライナービジョンにも打率とホームラン数が表示されている。

1997年には左側の選手名部分を、ある程度の多色表示が可能で明るい新型の三原色によるカラーブラウン管に更新した。それまでは攻撃中チームを横長の赤いラインで表示し、打席に立つ打者は中央にある赤いランプを点灯させて表示していたが、それらは廃止して、現在でも踏襲されている、チームイニシャル(またはチーム名)の上下いずれかと打席に立つ打者の部分のみ細い赤いラインで表示するようになった。同時にチーム名表示部分も拡張された。2003年9月15日、阪神のサヨナラ勝ちでリーグ優勝へのマジックナンバーを1としたデーゲーム終了後、マジック対象チームであるヤクルトスワローズの試合(対横浜ベイスターズ)がオーロラビジョンで中継された際には、ビジターチームのチーム名が表示される部分に2チームのチーム名(SとYB)が上下2段で、選手名が表示される部分の一番打者から九番打者のところに横浜・ヤクルト戦の1回から9回までのスコアが、また10番目(DH制のときに投手名が表示される)のところに合計得点(計)が表示され、ホームチームの選手名が表示される部分の一番上の段には於・横浜スタジアムと表示された。このときイニングの数字と計の文字は緑色で表示された。また、球場には電車で来るように呼びかけている「ノーマイカー甲子園」の表示も左側、選手名の欄で表示されることがあるが、この時は赤色や黄色が表示された。

2005年からオーロラビジョンがブラウン管からLEDに変更され、よりクリアな映像が楽しめるようになった。スコア部分の文字も、大きさはブラウン管の時と同じながら1文字あたりドット数が16×16から24×24に増え、オーロラビジョンは491,520個のLEDによって構成された。

銀傘下のサブスコアボードとライナービジョン

2009年からは銀傘の更新とともにサブスコアボードが更新され、スコア表示部がメインスコアボード同様のフリーボードに変更された。メイン・サブ共にレイアウトが自由になったのを機に、高校野球時はイニングスコアの十回の部分をなくして一回から九回までの表示とし、チーム名の部分をそれまでの3文字表記から4文字表記できるようにした。なお延長時には十回から新規に表示しなおしている(プロ野球時のイニングスコアは従来通り一回から十回まで)。

メインスコアボード、サブスコアボードは2010年オフに改修が行われた[95]。メインスコアボードは、左側の選手名部分を動画も表示できるLEDフリーボードにし、ほっともっとフィールド神戸に次いで日本2つめの2面式ビジョン[注 22]になる。中央下部のプレーの記録(ヒット、エラー、野選)表示と審判名表示が統合されLED化し、試合経過時間・守備交代経過時間もここに表示できるようになった。また、サブスコアボードと共にアウトカウント表示もSBOから国際基準のBSOに変更された。投球数も表示されるようになった。従来からあった右側のビジョンも更新が行われ、解像度・動画表示性能が向上している。通常は時計下にあるBSOランプを利用するが、メインスコアボードにBSOを出すことも可能。

2018年シーズンオフから2019年春にかけて、スコアボードを1面の大型ビジョンとする改修計画が発表され[96][97]、2019年3月4日にマスコミ関係者向けに披露されたあと、9日のオープン戦から使用を開始した[98]。主な改修内容は以下の通り。

  • スコアランプのサイズを小さくした上で上部に寄せてスコアボードを1面化、従来比で1.6倍のサイズとなった。
  • 表示は、プロ野球開催時、高校野球開催時とも、左半分にチーム名・選手名、右半分上部にスコアを配置した従来のものを踏襲。また、チーム名・選手名やイニングの漢数字なども従来のものを踏襲し明朝体で表示しているが、得点や守備位置などの数字や代打・代走の「打」「走」はゴシック体を採用した。攻撃チームのチーム名下部と打席に立つ選手名に赤線が入るのは従来通りだが、ランナーとして出塁している選手名には緑線が、守備チームで次のイニングで最初に打つ選手名には白線が、それぞれ追加された。2019年の第36回西日本大学軟式野球選手権では打順とイニング数の漢数字を除きすべてゴシック体で表示された。
  • プロ野球開催時は、後述の通り、審判員の常時表示をやめた分、スコアを少し左側にずらし、右半分上部に両チームの投手の投球数を、右半分下部にタイガース選手の顔写真(攻撃中は打者、守備中は投手)と協賛スポンサーの広告を表示。また、タイガース攻撃時で選手ヒッティングマーチが流れているときはその歌詞を掲載し、それ以外(タイガース守備時や、タイガース攻撃中でも汎用ヒッティングマーチやチャンスマーチなど)では画面中央下半分で守備チームの位置別選手名、そしてランナーが出塁している場合はランナーがいるベースを緑色で新たに表示。なお、審判名については試合中は攻守交代時や投手交代時、イニングインターバル時の球場のファンの様子や一部協賛スポンサー企業の広告表示の時のみの表示となった。
  • 高校野球開催時は、従来通り、中央下部で審判名を、右半分下部で当日の試合結果と予定を表示。今回の改修で高校野球も10年ぶりに学校名を4文字のままを維持しながら10回まで表記できるようになった。

プロ野球では、従来以上にスコアボード感を出すため、スコア部分下のフリースペースにおける守備チームのポジション毎の選手名表示は真上からの俯瞰した平面ではなくホームベース側から見た立体的表示(内野は黒土を模した茶色、外野は芝生を模した緑色)とし、またチーム名・選手名の表記は明朝体を踏襲するが、チーム名・選手名枠やイニングのスコア表示枠を立体的に見えるよう枠を縁取らせて表示させている[99][100][101][102]

なお、プロ野球では1992年、高校野球では2004年の第76回選抜高等学校野球大会から、試合中に投手が投球するたびに球速をキロ(km/h)単位でオーロラビジョンに表示している[103]。2019年まではスピードガンでのみ計測していたが、2020年からトラックマンを導入したことに伴って、プロ野球の開催時のみトラックマンでの計測値を表示(高校野球では引き続きスピードガンで球速を計測)[104]。トラックマンでは打球の速度も計測できることから、2021年以降に開催される阪神戦では、阪神の打者が打球を放つたびに打球の速度(表示単位は「km」)、角度(「度」)、飛距離(「m」)をオーロラビジョンで表示している[105]

その一方で、2020年甲子園高校野球交流試合からは、高校野球の開催時にも登板中の投手の投球数を表示している。日本高等学校野球連盟(日本高野連)が同年春の公式戦から投手1人あたりの1週間の総投球数に制限(500球以内)を設けたことに伴う措置[106]で、当初は第92回選抜高等学校野球大会からの表示を予定していた[107]。新型コロナウイルスへの感染拡大に伴って同大会は中止されたものの、大会への出場が決まっていた全32校を招待する方式で日本高野連が交流試合の開催を決めたため、8月10日の交流試合第1日から表示を始めている[106]

2020年にはユニ・チャーム[108]、2021年から2022年はDAZNがバックスクリーンのスポンサー[109]に付いていて、阪神主催のセ・リーグ公式戦でバックスクリーンに本塁打を放った阪神の選手に「(ユニ・チャーム→)DAZN バックスクリーン賞」として賞金100万円を贈呈した。さらに、阪神のファンクラブ会員を対象に、当該選手のサイン入りグッズを希望者から抽選で100名に進呈している。最初の受賞選手は佐藤輝明で、入団1年目の2021年4月15日に対広島戦4回裏無死1塁の打席で床田寛樹から放った2点本塁打によって100万円を獲得した[110]。なお、2023年はスポンサーの降板により賞金の贈呈はなくなった。

表記

改行表記される選手名
選手名・チーム名
スコアボード左側の選手名および高校野球時のチーム名は、電光化されたあとも手書き時代を踏襲し、明朝体にて縦書きで表示している。NPBの本拠地球場において、選手名を縦書きで表示しているのは、現在では甲子園球場とMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島のみとなっている。選手名部分は漢字で3文字分が表示できるようになっており、同一チーム内に同姓の選手がいる場合に表示する下の名前の1文字はやや小さい文字が右下に寄せて表示される(姓が1文字の場合は、姓の漢字が標準より0.5文字分下に表記される)。ただし、俊介大和のように下の名前のみで登録されていた選手や、韓国または台湾出身で3文字(フルネーム)で表示される選手の場合は全て他の漢字と同じ大きさの文字になる。
2018年以前は、スコアボードの性能上、一行では最大で6文字までしか表示できなかったため、特に外国人選手などで選手名が7文字を超える場合は後述のように文字を小さくした上で枠内に二行に分割し表示するなどの方法をとっていた。また、韓国や台湾出身の選手では1文字(姓のみ)で表示する場合と3文字(フルネーム)で表示する場合があるが、これはそれぞれの所属チームでの表記に合わせている。なお、メッセンジャー(阪神)は7文字だが「ッ」と「ャ」の表示を工夫して一行で表示した。
  • 1990年 - ディステファーノ(中日)は「ディステ(改行、右へ二文字下げて)ファーノ」と表示された(第1号)。
  • 1997年 - グリーンウェル(阪神)は「グリーン(改行、右へ三文字下げて)ウェル」と表示された。
  • 2001年 - シュールストロム広島)は「シュール(改行、右へ二文字下げて)ストロム」と表示された。
  • 2006年 - フェルナンデス楽天、「フェル(改行、右へ二文字下げて)ナンデス」)とオクスプリング(阪神、「オク(改行、右へ一文字下げて)スプリング」)の2名が改行されて表示された。
  • 2007年 - 前年同様にフェルナンデス(楽天)とフェルナンデス(広島、ともに「フェル(改行、右へ二文字下げて)ナンデス」)と、グライシンガーヤクルト、「グライ(改行、右へ二文字下げて)シンガー」)の二名が改行されて表示された。但し、ローマ字表記の登録名となったTSUYOSHIロッテ)は、綴りを「TUYOSI」に変更して一行で表示された。
  • 2008年 - フェルナンデス(楽天)、グライシンガー(巨人に移籍)に加え、コズロースキー(広島、「コズロー(改行、右へ三文字下げて)スキー」)が分けて表示された。
  • 2009年 - フェルナンデス(オリックスに移籍)、グライシンガーに加え、ファルケンボーグソフトバンク、「ファルケン(改行、右へ三文字下げて)ボーグ」)が分けて表示された。またバーナム・ジュニア(ロッテ)は、ジュニアを一文字分でJr.と表示したため改行はされていない。
  • 2010年 - スタンリッジ(阪神)が6文字だが「スタン(改行、右へ一文字下げて)リッジ」と表示された。これは、「ッ」と「ジ」の濁点が干渉し一行で表示しづらくなるためこの表示になった。
  • 2011年 - MICHEAL(巨人)をカタカナでマイケルと表示した。カルロス・ロサ(ロッテ)は「カルロス・(改行、右へ四文字下げて)ロサ」と表示された。
  • 2016年 - サターホワイト(阪神)は「サター(改行、右へ二文字下げて)ホワイト」と表示された。
  • 2018年 - R・マルティネスA・マルティネス(いずれも中日)は「R(A)・(改行、右へ半文字下げて)マルティネス」と表示。
2019年のスコアボード全面化後は表示の性能が向上したことで7文字を超えても一行での表記が可能となり、「ウィルカーソン」(阪神)のほか「シューメーカー」(巨人)「R・マルティネス」「A・マルティネス」や「シャッケルフォード」(DeNA)など7文字を超える選手でも一行で表示させている(これまで最大で表示したのはシャッケルフォードの9文字)。
DH制採用の試合
スタメン発表時のアニメーションの一部
普段は使用する機会は少ないが、全面フリーボード化する前からDH制に備えて選手名は10人分が確保されており、当時は9番打者の右横が投手枠として設けられていた[注 23]。また、試合開始30分前の先発バッテリー発表時には9番目の枠に投手、10番目の枠に捕手の名前を表示したが2011年からは右側に両方(投手・捕手)表示するようになったため左側に捕手・投手名は書かなくなった。
2017年5月5日から7日の対広島戦では、こどもの日にちなんだゴールデンウィークの特別企画「ゴールデンウィークこどもまつり」の一環として、子供連れのファンにも選手を覚えてもらう目的で、日本人選手に限り表示を平仮名にする試みを行った(外国人選手については通常と同じく片仮名表記)。また、審判員も日本人選手同様に平仮名表記とした[111][112][113][114]。2018年以降もゴールデンウィークのうちこどもの日ないしその前後に当たる主催試合で同様に、日本人の選手名・審判名を平仮名で表記するサービスは継続している(2020年は新型コロナウィルス蔓延による公式戦開幕延期のため実施せず。2021年は無観客開催であったが実施)[115][116][117]
2022年7月29日から31日の対ヤクルト戦では、特別企画「夏休みこどもまつり」の一環として、ゴールデンウイークでの「こどもまつり」と同じく選手名・審判名を平仮名表示とした(今回は外国人選手も含めて全てが平仮名表示)[118]2023年も同様のイベントを実施[注 24]
  • (阪神を含めて)平仮名表記の対象試合に臨むチーム内に同姓の選手が所属している場合には、通常の試合での表記方法(前述)に準じて、名前の最初に充てられる平仮名1文字をやや間隔を空けて右下寄りに表示している。以下では、2021年最初の平仮名表記試合であった4月30日の阪神対広島ナイトゲーム(無観客で開催)への出場選手を例に示す[115][116]
    • 広島:高橋樹也(たかはしみきや)→「たかはし み」(同姓の高橋大樹高橋昂也も所属していることに伴う措置)、菊池保則(きくちやすのり)→「きくち や」(スコアボード表記の「菊池保」に沿って表示)
    • 阪神:佐藤輝明(さとうてるあき)→「さとう て」(同姓の佐藤蓮も所属していることに伴う措置)
左側がフリーボード化されてから、選手名表示にアニメーションが加えられている。
  • スターティングメンバー発表 - 場内アナウンス「○番、(守備位置)、(選手名。高校野球時のみ「君」<男子>または「さん」<女子>付け)、背番号◯(プロ野球時のみ)」で、守備位置読み上げ時にそれを表す数字・記号が表示され、選手名読み上げ時はプロ野球では選手名が中央に大きく表示された後吸い込まれるように所定の位置に納まり、高校野球では選手名が所定の位置でパネル式のように横回転しながら表示される。なお審判員表示はプロ野球・高校野球共通でアニメーションなし[注 25]
  • 選手交代時 - 交代及び代打・代走からそのまま守備につく選手名とポジションが反転し横回転すると、新たな出場選手名とポジションが反転表示され、通常表示と反転表示の点滅を経て通常表示となる。フリーボード化以前は新たな出場選手名とポジションの反転表示と通常表示の点滅のみ。
スコアボードのチーム名(得点側)は電光化されてから漢字3文字(詰めても3.5文字)までしか表示できなかったため、高校野球時には智弁和歌山和智弁駒大苫小牧駒大苫などのように工夫して表示してきた。この表示方法は、NHKABCテレビの高校野球中継でも用いられることが多かった。また、1991年夏の大会では同名の高校を区別するため、詰めれば3.5文字入ることを利用して、智弁和歌山→和・智弁智弁学園(奈良)→奈・智弁大阪桐蔭大・桐蔭桐蔭学園(神奈川)→神・桐蔭と中点(0.5文字分)付きで表記された。このうち智弁和歌山のみ1997年まで中点付きの表記が継続された。ただし、秋田経法大付(現・明桜)→経法大付(2002年選抜)、日高中津分校日高中津(1997年選抜)と4文字で表示された例がある(いずれもLED化前)。また校名表記は原則として新字体を用いる(「智辯」→「智弁」、「○○大附」→「○○大付」等)が、2014年選抜の白鷗大足利は新字体の「」ではなく正式な表記の「」(「鴎」の「メ」の部分が「品」)が用いられた。
2009年の選抜大会からはバックネット上のスコアボード改修を機に高校野球時に限り、イニングスコアの十回部分をなくし一回から九回までを1イニング分ずらして表示することでチーム名が漢字4文字まで表示できるようになった。2014年選手権では日大鶴ヶ丘が5文字で表記されている。ただし、早稲田佐賀早 佐 賀(2017年選手権)、国学院久我山国久我山(2019年選手権ほか)のような省略を余儀なくされる場合や、早稲田実早 実(2009年選抜。2010年選手権では早稲田実)、新潟明訓明 訓(2010年選手権。2012年選手権では新潟明訓)、鹿児島実鹿 実(2011年選抜。2015年選手権では鹿児島実)、智弁和歌山→和 智 弁(兄弟校の智弁学園と区別をつけやすいようにという事情がある)などの伝統校の中には表記を変えないように要請したり、県岐阜商のように得点側の表記変更と同時に選手名側の表記も変更(県 立(改行)岐阜商県岐阜(改行)商)した学校もあった。
なお右半分のフリーボード化以前は、下部の試合結果表示部分で表示が2試合分までの場合はチーム名が6文字まで表示されていた。この際のチーム名は他の部分で使われている明朝体ではなくゴシック体で表記されており、1990年選手権大会での済々黌はゴシック体の「黌」が表示できず、やむなくひらがなを使用し済々こうと表記された。表示が3試合分の場合は通常通り明朝体での3文字表記となっている。
選手名側のチーム名は、通常4文字以上の場合は上下2段に表記し上下段ともに最高3文字ずつ(最高6文字)であるが、表示部分が拡張された1997年以降は市和歌山商(現・市和歌山)市 立(改行)和歌山商(2005年選抜ほか)→市和歌山(2014年選手権ほか[注 26])、県和歌山商(現呼称・和歌山商)県 立(改行)和歌山商(2007年選抜)や九州国際大付九 州(改行)国際大付(2009年選手権ほか)、日本航空石川日本航空(改行)石 川(同)、自由ケ丘(2010年選抜ほか)、二松学舍大付二 松(改行)学舎大付(2014年選手権ほか)、東海大熊本星翔東海大(改行)熊本星翔(2018年選手権)、聖カタリナ学園聖カタリナ(改行)学 園(2021年選抜)など、3文字以内ずつに分けにくい場合は1段が4文字で表示されることもある。枠内には余裕があるため、2005年選抜大会では4文字の部分は枠をフルに使用し通常と同じ大きさで表示されたが、2006年以降は中央の3文字分×2段の部分に通常より小さい文字で表示されている。1996年以前はこのような場合でも4文字で表示されることはなく、秋田経法大付は1990年の選抜大会などで秋 田(改行)経法大と表示されていた。また東京都市大塩尻都市大(改行)塩 尻(2011年選手権)、おかやま山陽おかやま(改行)山 陽(2017年選手権ほか)、中京学院大中京(現・中京)中京院(改行)中 京(2019年選手権)のように4文字以内ずつに分けにくい場合はチーム名の一部が省略される。
2019年3月からメインスコアボードが1面の大型ビジョンに変更されたのに伴い、選手名がプロ野球と高校野球で異なる。プロ野球時はチーム名を原則アルファベット1文字で表記するため、チーム名の文字の左右の余白が詰められ、選手名の表示が2人分ほど左に移動した。高校野球時は大きな変更はない。なおこの改修後、テスト表示では得点側・選手名側ともチーム名に5文字まで表示可能なことが確認されているが[121]、実際の試合ではいずれも4文字までの表示となり従来の表記が踏襲された。プロ野球の試合では2019年まではどちら側のチーム名も漢字ではなく東京ドームのスコアボードと同じようにアルファベットの略称(阪神タイガース→T、読売ジャイアンツ→G、横浜DeNAベイスターズ→DBなど)で表示されていた。
試合進行
審判員の名前は2018年まで球審塁審の4人制のみの対応だったため、プロ野球のオールスター・日本シリーズ開催時の外審線審)は名前が表示されなかった。プロ野球開催時で外審がいる場合、2018年までは試合開始前にスコアボード右側のカラースクリーン部分に並列する形で表示して紹介していたが、2019年(同年、オールスターを開催)からは文字の大きさを小さくして6名分表記するようになった(高校野球のナイター突入時は変更せず)。審判の名前の上には、2010年までは「UMPIRE」と表記されていたが、2011年以降は「UMPIRES」とLEDによる複数形の表記に変更されている(写真を参照)。球審の表記は、2010年まではプロ野球12球団の本拠地の中では当球場が唯一「Chief umpire(チーフ・アンパイア)」の略であるCHを用いていた(過去では中日球場平和台野球場が球審をCHと表記)が、スコアボード改修後は他球場と同じく「Plate umpire(プレート・アンパイア)」の略であるPLに変更されLED化された。また塁審の表記は、一塁→IB・二塁→IIB・三塁→IIIBのように、ローマ数字とBの組み合わせとなっており、これも改修の際にLED化された。
ヒット、エラー等の判定は審判の名前の上にある横3文字分の枠の中に、ヒットの場合はH、エラーの場合はEとエラーをしたポジションの数字(白色)が表示される。1ヒット1エラーの場合はHE7のように表示される。また1つのプレーで2人がエラーをした場合にはE53(この場合はサードとファースト)と表示される。フィルダースチョイスの場合はFcと表示される。
2011年の改修以降は担当審判と時計カウンターを表示する部分と一体化されている[注 27]
高校野球ではボーク守備妨害など観客からは分かりにくいプレーや判定に対し、場内に説明がされないので「表示してほしい」と要望があったことから、このようなケースの際には2001年よりスコア表示の下に判定を表示するようになっている。一方、プロ野球では申告敬遠の際のみスコア表示の下に『申告敬遠』と表示される(ただし高校野球の場合は『申告故意四球』)。
阪神が負けた場合、スコア表示の下に「グラウンドへの物の投げ込みは絶対におやめくださいますようくれぐれもお願いいたします」と注意喚起の表示をするようになっている。
また、現在のバッターが誰かを表示するランプは2代目スコアボードのときから上段のビジターの選手名と下段のホームの選手名の中間に9個の赤いランプがつけられていた。3代目スコアボードにも9個の赤いランプ(選手名の表示は10人分あるが、DH制の場合ピッチャーは打席に入らないため)が踏襲されていた。1997年からは、ランプとそれまで選手名とポジションの間で攻撃中のチームを表示していた赤いライン(一番から九番まで、DH制の場合はピッチャーのところまでが1本につながっていた)を廃止し、選手名ごとに区切った短い赤いラインで表示するようになった。2019年からプロ野球での試合に限り、出塁している選手は緑色のライン、攻守交代後の先頭打者は白いラインで表示されるようになった(高校野球では従来通り、打者に対しての赤いラインのみ)。
他の球場の多くが代打のポジションを「H」「PH」、代走のポジションを「R」「PR」としているのに対し、甲子園球場では代打は「」、代走は「」と漢字表記しているのも特徴である。ただし、オープン戦などDH制で行う場合の指名打者は「DH」、投手は「P」[注 28]と表記されている[注 29]
選手と同じく、2019年3月からメインスコアボードが変更されたのに伴い、スコア表部分もプロ野球と高校野球で異なる。プロ野球時はスクリーンの右端に打席に立っている選手の情報が表示されるため、BSOランプの左下のところにチーム名がくるようスコア表示全体が移動する。高校野球時は表示位置に大きな変更はないが、チーム名が漢字4文字まで表記可能なままイニングスコアの十回部分が復活(さらに決勝戦以外で延長11回以上に突入した場合は十一から二十まで表示[注 30])とは対照的に、プロ野球のオールスターでは延長なしの9回までのため十回部分が削除された。サブスコアボードもメインスコアボードと同じ仕様に変更された。
アナウンス
高校野球のアナウンスで工業商業学園学院実業が付く学校名は、原則として対戦校と校歌斉唱のみ「○○工業高校」「○○商業高校」「○○学園高校」「○○学院高校」「○○実業高校」と言う。それ以外は「○○工業」「○○商業」「○○学園」「○○学院」「○○実業」と言う。またスターティングメンバー発表時や初打席の時には背番号を言わない代わりにポジションと選手名(「君」<男子>または「さん」<女子>付け)を繰り返し言う他、審判紹介時の締めの言葉が「以上でございます。」ではなく「以上、4氏でございます。」といった、プロ野球との言い回しの違いもある[注 31]。これらのアナウンスは全て女性が行っている(いわゆる『ウグイス嬢』)。なお、プロ野球の公式戦では、いわゆる『ウグイス嬢』とは別に、タイガース攻撃(裏)の開始前やイニング間のイベント(ビジョンに映った観戦客に何らかのパフォーマンスを行ってもらう、など)、タイガース勝利試合でのヒーローインタビュー選手紹介などで、球場内を盛り上げるための男性のスタジアムDJが起用されている。

甲子園ライナービジョン

バックスクリーン横から本塁方面を望む。銀傘下に「甲子園ライナービジョン」が設置されている。
試合中止を伝えるライナービジョン(2011年)

2008年オフの銀傘改修の際に設置された三菱電機製リボン状LEDボード(オーロラリボン)である。サイズは縦1.2m×横249.6m。アメリカでは広く採用されているもので、日本初として2006年に採用が発表されたが、設置はクリネックススタジアム宮城(2007年に日本初設置)・千葉マリンスタジアム(2008年設置)に先行されている。プロ野球の試合ではタイガースの応援や選手紹介の映像動画、CM、打席に立った選手のシーズン通算成績と当日の打撃記録、デジタル数字表示によるボールカウント[注 32]、他球場速報(オーロラビジョンの映像と連携した映像が流されることもある)などを、高校野球でもその日の試合結果を表示する。

また、NTTドコモ提供で「ドコモオーエン甲子園」をファンからメッセージを募り、試合前、イニングのインターバルを利用して応援メッセージが流されている。当初、プロ野球公式戦の阪神主催試合のみだったが、2012年の夏の高校野球でも応援メッセージが流された。

2011年の楽天イーグルス主催試合では「がんばろう東北」(ワインレッド地白文字)と楽天イーグルスロゴ、または同チーム協賛スポンサーの企業の広告を表示。

タイガース主催試合では、3回裏に「3」にちなんで三菱電機の広告が表示される。初期は水色(かつての三菱電機のコーポレートカラー)のバックに「三菱電機 オーロラビジョン」「三菱電機 オーロラリボン」「MITSUBISHI」が表示されていたが、2014年シーズンより「(スリーダイヤ)MITSUBISHI ELECTRIC」が表示される。

広告

ラッキーゾーンが設置されたごく初期のころ(1950年代初め)、ラッキーゾーンに直接広告看板を貼り付けていたことがあったが、1950年代後半ごろからフェンスに貼り付ける形になった。

甲子園球場ではフェンス、スタンド、ベンチに広告看板を掲出しているが、高校野球の全国大会期間中は日本高校野球連盟との取り決めで、バックネットのものについては広告をラバー製のシートで隠している。高校野球の兵庫県大会、あるいは1998年に開かれた「AAAアジア野球選手権大会」(アジアの高校生年代の野球大会)の時は広告フェンスを隠さず、通常と同様の状態で試合を行っている。

外野フェンスに関しては、選抜高等学校野球大会時のみ、歴代優勝校の校章と校名、優勝回が書かれた白い校板を掲示していた。この校板は1932年の第7回大会から掲示されていたが、1984年の第56回大会2日目第1試合に行われた佐賀商高島の試合において、外野でワンバウンドしてラッキーゾーンに入る、本来ならばエンタイトルツーベースとすべき当たりを審判が間違えてホームランと判定してしまう事件が起きたことから、その翌日から伝統の校板は撤去された。これは校板が白くて大きいためにボールが見えにくかったためである。

フェンス部分は1983年夏の大会まで内外野全て脱着式[注 33]だったが、1984年に内野部分にラバーが貼られるようになってからは内野部分の広告はそのまま露出し、外野部分とバックネット付近の広告を隠す(ラッキーゾーンの付近にある広告は取り外し式)ようになった。左中間・右中間にある大会名表示は春の大会は1985年・第57回以後、白パネルから緑地白文字のシートで広告を隠す方式に変更。夏の大会は元々から緑地白文字で、1985年の第67回大会までは1文字ずつ(大会の回数については2桁の数字を1枚にまとめた)切り離したパネル式のものだったが、1986年の第68回大会以後は春の大会同様シートをかける形になった。

1992年にラッキーゾーンが外され外野にラバーが貼られた際には大会名の入ったグリーンのシートで広告を隠すようになった。

  • (例)通常主催者のクレジットは左中間、大会名は右中間のフェンス部分に表示された。
  • 春の大会 主催 日本高等学校野球連盟・毎日新聞社 第○回選抜高等学校野球大会
  • 夏の大会 主催 日本高等学校野球連盟・朝日新聞社 第○回全国高等学校野球選手権大会

1995年選抜大会には阪神・淡路大震災の復興を祈念する文言が右中間側に、復旧作業のお礼を示す文言が左中間側に、また2008年の第80回記念選抜大会には大会歌「今ありて」の歌詞の一部「今ありて未来も扉を開く」が右中間側にそれぞれ掲示された。

2010年からは外野フェンスの広告をそのまま出すことになり、大会名はバックネット付近のフェンスに掲示することになった。これは、外野フェンスの広告を提供する14の企業・団体[注 34]が外野席下に新設された「甲子園歴史館」の協賛社となったため、この協賛社から歴史館の運営費用を捻出するためと、歴史館に高校野球に関する資料を大量に展示したためである。このため、高校野球大会を主催・後援する高野連、朝日・毎日の両新聞社と協議したうえで、高校野球期間中もフェンス広告を隠さないことになった[122][123]

本塁後方のフェンス広告(2か所)は1980年代前半から2004年まではカネボウが、2005年から2016年までは江崎グリコおよびグリコ乳業が、2017年から2019年まではサンスターおよびアットホームが、2020年からはコナミが広告を出している。2005年から幕巻き取り式による電動で複数の広告パターンを交代で出せるようになり、2013年オープン戦からはそれまでの緑地白文字のモノクロ広告からカラー広告が中心となった。試合前の打撃練習中の際「阪神甲子園球場」の幕が出ている時がある。オールスターゲーム日本シリーズの時のみ協賛企業(オールスター開催時は三洋電機ガリバーインターナショナルマツダマイナビ。日本シリーズ開催時はコナミ → 三井住友銀行)の広告となる。なお、高校野球の時は2005年までは広告部分は緑のシートで覆って隠され、電動表示幕変更後は広告のない緑一色の表示を出していたが2010年選抜大会から大会名表示を行なうようになった。大会名はバックネット左側(1塁側寄り)、主催団体表示は同右側(3塁側寄り)のそれぞれ回転広告看板に表示される(特にテレビ中継では左側=1塁側の大会名表示の箇所が頻繁に映されている)。なお、バックネット裏(電動表示幕横)の広告は従来通りシートで隠してある。

2016年夏の大会からはベンチの広告を出している。

セ・パ交流戦開催期間中のみ、本塁後方のフェンス広告の横に「日本生命 セ・パ交流戦」の広告文字が追加される。2008年は交流戦終了後も本塁向かって左側のフェンス広告横のみ「セ・パ交流戦」だけを削除した「日本生命」が掲出され、2009年も開幕時からそのまま継続して掲出された。日本生命の広告は2014年公式戦まで続き、同年の日本シリーズは「SMBC日本シリーズ2014」、2015年シーズンからは「JTEKT」に変更されている。

また、外野入場口のうち、グラウンド最前列にあるコカ・コーラウェスト提供の看板は、普段コカ・コーラジョージアのものであるが、夏の高校野球期間中はアクエリアスに差し替えてある。

2011年は東日本大震災被災地への復興支援として、高校野球(春・夏とも)では「がんばろう!!日本」(大会特別スローガン。!!の箇所は野球のバットとボールをデザイン)を、プロ野球では「みんなに笑顔を届けたい。」(グリコ協賛広告)をそれぞれ随時表示している。また、同4月のパ・リーグ公式戦・楽天対オリックスでは「がんばろう(イーグルス球団ロゴ)東北」の広告を掲げている。2012年の楽天主催試合では「edyは6月1日楽天edyに」という広告が掲示された。日本生命の広告はシートで隠してあった。2013年は江崎グリコの広告に色が付き更に同社が主催するキャッチフレーズ大賞でグリコの商品のキャッチフレーズが載る事になった。

スコアボード下の壁面のうちバックスクリーンに該当しない部分には三菱電機が広告を出している。2018年現在は「MITSUBISHI ELECTRIC オーロラビジョン」。その部分はプロ野球時の試合開始前、攻守交代時、本塁打時、試合終了後に点灯する。過去には「三菱ビデオ ファンタス」 → 「モバイルは三菱電機」 → 「携帯は三菱電機」 → 「霧ヶ峰ムーブアイ」などと出していた。

トライビジョン(バックスクリーン下側部分)の広告は、1979年から2004年まではカネボウ、2005年から2016年まではグリコグループ、2017年からは山九が広告を出している。1979年から1996年まではトライビジョン(2面広告+緑一色)という名称で、1997年から2010年までペンタビジョン(4面広告+緑一色)の名称であったが、2011年3月バックスクリーンが改修され再びトライビジョンの名称になっている。大きさは高さ3,450mm×長さ14,392mmで[124]、「おいしさと健康glico」とホームラン用の「ポッキー」の2面広告で電動により2種類のパターン(そのうち1種類はプレー中に使用する緑一色のパターンなので、広告として使用できるのは1種類)を掲示することができる。本塁打時には周囲の電飾が点滅するとともに「ホームラン おめでとう!」のパターンが掲示される。2010年のペンタビジョンの時は「おいしさと健康glico」「ビールにCratz=クラッツ」「Posca」(ホームラン用のみポッキー)の広告が入っていた。高校野球期間中と阪神球団以外の主催試合では一切使用しない。2011年からホームラン時に電球が光る部分をLEDに替えている。以前は表示中の故障により緑一色に戻らなかった時のために、上部に巻き上げ式スクリーンが収納されていた。1999年頃に、阪神戦で1度故障により使われた。また2011年7月8日に行われた、ウエスタン・リーグの阪神対ソフトバンク戦で、5回表ソフトバンク柳田悠岐のホームランの時に「ホームランおめでとう!」の「ホームラン」までしか表示せず、また緑に戻らなくなり、試合を中断して球場職員が手動で緑に戻す作業を行った。

スタンド最上段には縦約2m×横約15mの看板が全面に設置されていた。リニューアル工事に伴い内野スタンド部分のものがロイヤルスイート上部壁面へ移設され、外野照明塔設備の両サイドがそれまでのものから、縦に大きい照明内蔵式看板になっている。またこれとは別に、銀傘先端直下に横断幕形式の広告(銀傘から吊り下げる形で掲出されており、札幌ドームとほぼ同じ)が採用されている。

スタンド上段の広告は内外両面掲示だったが、2019年より外側は化粧板で覆われ掲示されていない。

2024年シーズンからマウンド広告を導入。初代協賛は神戸製鋼所となり同社のロゴ「KOBELCO」が石灰で描かれる[125][126]。掲出対象は阪神主催のセリーグ公式戦とセ・パ交流戦(CSと日本シリーズを除く)。2023年よりマウンドに「Tigers(斜体)」や「六甲ミーツ・アート」[注 35]を試験描画しており[127]、協賛掲出は2024年3月5日のオープン戦で試験導入する[126]


注釈

  1. ^ 1941年・第27回大会は地方予選中に中止、1942年から1945年は開催なし、1946年・第28回大会は接収中のため阪急西宮球場で開催。2020年は開催なし。
  2. ^ 1942年から1946年と2020年は開催なし。
  3. ^ 1946年は未使用、専用球場化は1948年から。
  4. ^ 1926年からは「全国中等学校蹴球選手権大会」と「全国中等学校蹴球大会」に分割、1927年は中止。
  5. ^ 1960年・第15回大会は阪急西宮球場で、2007年・第62回大会と2008年・第63回大会は長居陸上競技場で代替開催。
  6. ^ 阪神電気鉄道・アサヒビール共にメインバンクが住友銀行であり関係が深く、甲子園球場で販売されるビール類は1997年までアサヒビールの独占供給だったほか(1998年からキリンビールも参入)、アサヒビール側でも阪神球団とのタイアップ商品を関西地区限定で毎年発売している。かつては西宮市内(阪神国道駅の近隣)に所在したアサヒビール西宮工場(2012年閉鎖)から製造されたばかりのビールを直送していたこともあった。
  7. ^ この他、東芝と三菱電機は阪神電車の車両の機器でも取引関係にある。
  8. ^ いずれも阪神電鉄所有のものではなく、電鉄による開発以前から存在していた。
  9. ^ ラッキーゾーン設置以前のプロ野球公式戦796試合でオーバーフェンスの本塁打は49本しか出なかった。この中で、個人最多記録は景浦将山下実の各4本である(宇佐美徹也『プロ野球記録大鑑』講談社、1993年、p.368)。
  10. ^ CBCラジオ#むかいの喋り方』2020年10月27日放送の番組コーナー「弱クイズ王」より。
  11. ^ なお、この漫画の元となったエピソードとしては、「一緒に観戦していた息子の太郎がふと呟いた」という説と「登山家の藤木九三(当時朝日新聞勤務)がスタンドをアルプスに形容したのを一平が伝え聞いた」という説がある。
  12. ^ 日本の大半の球場はバックネット裏に事務室、場内放送用ブース、電光掲示板の操作室などが設置されており、その分スタンドが高く設定されている場合が多い。
  13. ^ 建物自体は現存しており、2022年現在はヤマハ音楽教室(新響楽器・ヤマハ甲子園センター)が入居するテナントビルとなっている。
  14. ^ 2016年の選抜大会で設定されて以降、夏の選手権大会も含めて近畿地方の軟式野球チームの小・中学生向けの招待席となっており、一般客の利用はできない(座席の背もたれにカバーが掛けられている。「8号門クラブ」も参照)。
  15. ^ 通常は長期の順延の可能性も考慮し、閉幕後のインターバルは余裕を持たせているが、1975年には第57回全国高等学校野球選手権大会が記録的長雨の影響で5日間も順延されたため、同年8月23日と8月24日に本球場で予定されていた阪神タイガース対ヤクルトスワローズ戦が高校野球優先を理由に開催を取り消された事例がある。
  16. ^ 2021年は高校野球の相次ぐ雨天順延により、プロ野球との同日開催も想定され、その場合はブルペンを設置したままプロ野球の試合を行う可能性があった。
  17. ^ 以前の日本法人名は「株式会社セールスフォース・ドットコム」であったが、2022年2月1日より「株式会社セールスフォース・ジャパン」に社名変更した[80]
  18. ^ イニング表示はアラビア数字で表記された戦後の一時期を除き漢数字で表記されており、当時十回以降の部分は「一」と「〇」から「六」が縦書きで表記されていた。
  19. ^ この時も「一」と「〇」から「八」が縦書きで表記されていた。
  20. ^ この時のイニング表示から十回を「十」1文字で、また十一回・十二回を「十」と「一」および「二」の縦書きで表記するようになった。
  21. ^ ただし、漢字部分の書体は明朝体になった。他の電光化された漢数字部分も同様。
  22. ^ ただし、神戸のものは、この当時、製造会社が左側が東芝ライテック製、右側が甲子園球場と同じ三菱電機製と左右で異なっている(2015年の改修では、右側は三菱電機のままとされたが、左側はアメリカのダクトロニクス製のマルチビジョンとなった)。
  23. ^ オープン戦以外では、1985年の日本シリーズ、オールスターゲーム、2011年初頭の楽天が使用している。
  24. ^ ちなみに、甲子園に倣って福岡ドームナゴヤドーム横浜スタジアムなどでも同様に、こどもの日ないしその前後の開催、「こどもまつり」のようなイベントの試合では、選手名を平仮名で表記するケースも見られている[119][120]
  25. ^ 全面ビジョンに更新された2019年オープン戦では上から降ってくるタイプに変更されていたが、選抜高校野球終了後の開幕戦に見直され、再度アニメーションなしに変更された。
  26. ^ 呼称に自治体区分が表記される学校同士の対戦となった2021年選抜の県岐阜商戦でも、選手名側の表記方法は統一されなかった。
  27. ^ 2008年から2010年まではスコアボード棟手前、2枚のバックスクリーンの中間部分にプロ野球開催時に限り電光式デジタル時計カウンターが仮設された。2008年から試合の攻守交代時のインターバルをできるだけ2分15秒(投手交代時は2分45秒)以内に収めて試合時間短縮をしようという球界の奨励に基づいて義務付けられた時刻表示のため。
  28. ^ かつてはDH制時の投手も、9人制の時と同じ「1」と表記されていた。
  29. ^ 2019年の改修後のオープン戦では代打は「H」、代走は「R」と表示されていたが、シーズンに入ってからは従来通り代打は「打」、代走は「走」と表記されている。
  30. ^ 現在は決勝戦を除いてタイブレークの導入により延長無制限のため(ただし、決勝戦再試合ではタイブレークを採用)。なお、漢数字は上は「十」または「二」・下は「一」〜「九」の下一桁または「十」で、上下二段にて表示。
  31. ^ プロ野球の場合、公式記録員もアナウンスするため。
  32. ^ 三塁側の座席の一部からはサブスコアボードのボールカウンターが銀傘の柱(屋根部分)の影となり見えにくかったために、2009年のシーズン途中から追加された。
  33. ^ 1969年のみ、明治神宮野球場でも外野に限り着脱パネル式の広告を貼り付けていた
  34. ^ 2021年度の14社は、田辺三菱製薬東進ハイスクールat homeMACNICAクオール薬局サンスターパナソニックほけんの窓口住友化学朝日新聞クボタジョーシンLOTTEタカラホーローシステムキッチン
  35. ^ 神戸六甲ミーツ・アートとは、阪神電鉄と六甲山観光(株)が主催している芸術祭。詳細は神戸六甲ミーツ・アートHP(外部リンク)へ。
  36. ^ フランチャイズ制や12球団制になって以降、千葉ロッテも本拠地で日本一を一度も決めていない(一度も日本一になることなく球団が消滅した近鉄を除く)。
  37. ^ 球団初の2000安打達成者である藤田平は、後楽園球場での対巨人戦で達成している。
  38. ^ 日曜日のデーゲームで当日のチケットは前売り完売していたことや、当年の阪神は試合消化のペースが非常に遅く、シーズン終盤にこれ以上は試合中止にすることは避けたい思惑があった。
  39. ^ 1957年、与那嶺要(巨人)と岡嶋博治(中日)、阪神の並木輝男藤本克巳田宮謙次郎三宅秀史がそれぞれ3本を打って以降、2017年までいずれの年も阪神の選手が最も多くホームランを打った。最多は1986年のバースで25本。
  40. ^ 阪神の主催試合ではビジター球団の球団歌・応援歌を演奏するようになった2018年から短縮編集版が、2023年からオリックス主催と同様の長さのものが演奏されるようになった。
  41. ^ 「レッドスターベースボールクラブ」の創設者は元阪神の赤星憲広
  42. ^ TUBEは、翌2016年は8月にほっともっとフィールド神戸でライブを開催した。
  43. ^ 写真左上は、毎日新聞1983年8月5日大阪本社テレビ欄。午後4時から朝日放送(「朝日テレビ」で表記)で第13回が放送された。前年、『待つわ』が大ヒットしたあみんなどをゲストに迎えた。
  44. ^ FM802FM COCOLOも朝日放送主催のイベントでは珍しく協力した。
  45. ^ 鳴尾・武庫川女子大前駅までは0.9km、久寿川駅までは0.7kmである。
  46. ^ 不定期で近鉄の特急車両を使用したプロ野球観戦ツアーも実施されており、近鉄名古屋駅と甲子園駅とを直接結ぶ団体専用列車が運行されることがある。
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