闇サイト殺人事件 参考文献

闇サイト殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 23:13 UTC 版)

参考文献

本事件における刑事裁判の判決文・決定

  • 第一審判決 - 名古屋地方裁判所刑事第6部判決 2009年(平成21年)3月18日 LLI/DB 判例秘書登載【判例番号】:L06450230、平成21年(わ)第1863号・平成21年(わ)第2010号・平成21年(わ)第2130号、『営利略取逮捕監禁強盗殺人死体遺棄窃盗未遂各被告事件、強盗強姦未遂建造物侵入各被告事件』「【判示事項】「闇の職業安定所」なるインターネット上の掲示板を見たり、書き込みをするなどしていた被告人3名が、共謀の上、金銭を得る目的で、帰宅途中の会社勤めの若い女性を営利目的で略取し、自動車内にら致監禁して金品を強取し、暴行脅迫を加え、殺害して死体を遺棄し、被告人Y3が、前記犯行の際に、加えて被害者を強姦しようとし、かつ、被告人が他の共犯者と共に、別に建造物侵入、窃盗未遂の犯行を行った営利略取、逮捕監禁、強盗殺人、死体遺棄、窃盗未遂等各被告事件について、被告人Y1及び同Y2を死刑に処し、被告人Y3につき自首を考慮し、無期懲役に処した事例 (判例秘書)」。 - 収録データベース:『判例秘書BASIC』は、東京都立中央図書館東京都立多摩図書館世田谷区立中央図書館・世田谷区立経堂図書館・府中市立中央図書館で閲覧可能。世田谷区立経堂図書館を除き、複写が可能(参照:2020年12月時点)。
    • 裁判官近藤宏子裁判長)・野口卓志・酒井孝之
    • 被告人:KT(本文中「Y1」)・堀慶末(本文中「Y2」)・「山下」(本文中「Y3」)
    • 判決主文:被告人Y1及び被告人Y2'ことY2を死刑に処する。被告人Y3’ことY3を無期懲役に処する。被告人Y3’ことY3に対し、未決勾留日数中370日をその刑に算入する。(求刑:被告人3名に対し、いずれも死刑)
    • 検察官:川原幸夫・海津祐司
    • 各被告人の弁護人
      • KTの国選弁護人:藏冨恒彦(主任)・福井秀剛
      • 堀の国選弁護人:渥美雅康(主任)・中山弦
      • 「山下」の国選弁護人:萱垣建(主任)・都築真琴
  • 控訴審判決 - 名古屋高等裁判所刑事第2部判決 2011年平成23年)4月12日 『TKCローライブラリー』(LEX/DBインターネット) 文献番号:25670946、平成21年(う)第219号、『営利略取、逮捕監禁、強盗殺人、死体遺棄、窃盗未遂、強盗強姦未遂、建造物侵入各被告事件』、“インターネットの掲示板を利用して集まった被告人らが、帰宅途中の被害女性を自動車内に押し込んで逮捕監禁し、暴行を加えて現金及びキャッシュカードを強取し、脅迫してキャッシュカードの暗証番号を聞き出した後、同女を殺害してその死体を遺棄するなどした営利略取、逮捕監禁、強盗殺人、強盗強姦未遂の事案において、殺害された被害者が1名である本件において、死刑の選択がやむを得ないと言えるほど他の量刑要素が悪質であるとは断じがたいことなどから、被告人A(堀慶末)を死刑に処した原判決の量刑は重過ぎて不当であり、他方で、被告人B(「山下」)を無期懲役に処した原判決の量刑は結論において相当であるとして、原判決中、被告人Aに関する部分を破棄し、被告人Aを無期懲役に処した事例。 (TKC)”。
    • 裁判官:下山保男(裁判長)・柴田厚司・松井修
    • 被告人
      • 堀慶末 - 営利略取、逮捕監禁、強盗殺人、死体遺棄、窃盗未遂(求刑および原判決の量刑:死刑)
      • 「山下」 - 同上および強盗強姦未遂、建造物侵入(求刑:死刑/原判決の量刑:無期懲役)
    • 判決主文の要旨:原判決(名古屋地裁:2009年3月18日)のうち、堀に関する部分を破棄(自判)。堀を無期懲役に処し、原審における未決勾留日数370日を刑期に算入。被告人「山下」と検察官の控訴をいずれも棄却
    • 検察官
      • 名古屋地方検察庁検察官:玉岡尚志 - 被告人「山下」に対し控訴し、控訴趣意書を作成
      • 名古屋高等検察庁検察官:白井玲子・工藤恭裕 - 両被告人の控訴趣意書に対する答弁書を記載・提出、被告人「山下」に対する控訴趣意書を提出
    • 被告人の弁護人
      • 堀の弁護人:長谷川龍伸(主任弁護人)・夏目武志・稲垣高志 - 控訴趣意書を連名作成
      • 「山下」の弁護人:成田龍一(主任弁護人)・金井正成・磯貝隆博 - 控訴趣意書を連名作成、および検察官の控訴趣意書に対する答弁書を連名作成
  • 堀慶末(検察官が上告)の上告審決定 - 最高裁判所第二小法廷決定 2012年(平成24年)7月11日 集刑 第308号91頁、平成23年(あ)第844号、『営利略取、逮捕監禁、強盗殺人、死体遺棄、窃盗未遂被告事件』「被害者1名の強盗殺人等の事案につき無期懲役の量刑が維持された事例(名古屋闇サイト殺人事件)」。

死刑囚KTの控訴審公判期日申立て事件(控訴取下げに対する異議申し立て)

  • 名古屋高等裁判所刑事第2部決定 2010年(平成22年)9月9日 『高等裁判所刑事裁判速報集』(平成22年)号123頁、『TKCローライブラリー』(LEX/DBインターネット) 文献番号:25501106、事件番号は不明(TKCには未記載)、『控訴審における公判期日指定申立て事件』、“死刑判決の言渡しを受けた被告人の控訴取下げが無効であることを理由にしてなされた公判期日指定の申立てに対し、被告人の行った控訴取下げを有効と認めて決定で控訴終了宣言がなされた事例。”。
    • 決定主文:本件控訴は、平成21年4月13日取下げにより終了したものである。
    • 申立人:死刑囚KTの弁護人

死刑囚KTおよび弁護人による国家賠償請求訴訟

  • 名古屋地方裁判所民事第3部判決 2013年(平成25年)2月19日 裁判所ウェブサイト掲載判例、平成21年(ワ)第4801号・平成22年(ワ)第7629号、『損害賠償請求事件』「1 刑事事件の第一審で死刑判決を受け,控訴した後にこれを取り下げ,当該取下げの無効を主張する者(以下「控訴の取下げの効力を争う死刑確定者」という。)と弁護人との面会に際し,拘置所長が立会いなしの面会を認めなかった措置について,刑訴法440条の趣旨に照らせば,控訴の取下げの効力を争う死刑確定者にも,弁護人選任権が保障され,弁護人と立会人なくして面会する法的利益が認められるとして,裁量権を逸脱濫用した違法があるとした事例。 2 上記1の措置の違法を主張する国家賠償請求訴訟のための訴訟代理人弁護士との立会いなしの面会を認めなかった拘置所長の措置について,裁量権を逸脱濫用した違法があるとした事例。」。
    • 判決内容:原告の請求(賠償金:2,700万円)のうち、計145万2,000円の支払いを命じる
    • 裁判官:德永幸藏(裁判長)・光野哲治・荻野文則
    • 原告:死刑囚KTおよび藏冨恒彦・福井秀剛(死刑囚KTの第一審における国選弁護人)
    • 被告:日本国

碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件における堀慶末への判決文・決定文

  • 第一審判決 - 名古屋地方裁判所刑事第4部判決 2015年(平成27年)12月15日 裁判所ウェブサイト掲載判例、『D1-Law.com』(第一法規法情報総合データベース)判例体系 判例ID:28240367、平成24年(わ)第1701号・平成25年(わ)第156号、『住居侵入、強盗殺人、強盗殺人未遂被告事件』「被告人が、共犯者2名と共謀の上、強盗目的で民家に侵入して夫婦を殺害した住居侵入、強盗殺人と、その8年後に同共犯者のうち1名と共謀の上、強盗目的で民家に侵入して1名を殺害しようとした住居侵入、強盗殺人未遂の事案につき、死刑に処した事例」。
    • 判決主文:被告人を死刑に処する。(求刑:同/被告人側控訴)
    • 裁判官景山太郎(裁判長)・小野寺健太・石井美帆
    • 被告人:堀慶末(本事件の無期懲役刑で受刑中)
    • 検察官・弁護人

主な参考書籍

その他書籍

雑誌








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