関門橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 03:11 UTC 版)
歴史
- 1968年(昭和43年)
- 3月19日:高速自動車国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令施行により、高速自動車国道の路線に「関門自動車道」として追加される。
- 6月:起工式。
- 1973年(昭和48年)11月14日:開通[2]。中国自動車道、北九州道路と接続。開通に併せ、これを記念する額面20円の切手が発行された。
- 1984年(昭和59年)3月27日:九州自動車道と接続。
路線状況
制限速度
車種に関係なく全て80km/h
サービスエリア・パーキングエリア
休憩施設は下り福岡方面に向かって、下関市に壇之浦パーキングエリア (PA)、上り山口方面に向かって、めかりPA(北九州市)がそれぞれ設置されている。どちらも本州と九州の対岸に位置したPAでレストランと24時間営業の売店が備わっている。壇之浦PAには宿泊施設(ファミリーロッジ旅籠屋)もある。ただし、ガソリンスタンドはどちらのPAにも設置されていない。
主な施設
- 和布刈トンネル(下関IC - 門司港IC間)
- 門司側の和布刈公園の真下をトンネルで通過している。
- 上下本線と、門司港IC(ハーフインターチェンジ)のランプウェイ(対面通行区間)の計3本が存在する。
- なお、地形上の制約により和布刈トンネル出口から本線合流部までのランプウェイを共用している関係で、門司港ICからめかりPAを利用することはできない。
- 全長 - 522 m(上り線)、582 m(下り線)、635 m(門司港ICランプ部)
- 大久保トンネル(門司港IC - 門司IC間)
-
- 全長 - 353 m(上り線)、412 m(下り線)
- 山中トンネル(門司港IC - 門司IC間)
-
- 全長 - 345 m(上り線)、338 m(下り線)
交通量
24時間交通量(単位:台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
---|---|---|---|
下関IC - 門司港IC | 28,837 | 61,384 | 35,676 |
門司港IC - 門司IC | 26,446 | 39,790 | 32,893 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
令和2年度(2020年度)に実施予定だった交通量調査は、新型コロナウイルスの影響で延期された[12]。
2010年(平成22年)度調査の交通量が2005年(平成17年)度調査のものに比べて極端に増大しているのは、調査期間中が関門トンネルのリフレッシュ工事中であったためで、通常はトンネルに向かう交通量が全て関門橋に集まったことによるものである。
供用開始50年を前にした2023年3月末までの累計交通量は約4億7千万台であった[1]。
地理
通過する自治体
接続する高速道路
注釈
出典
- ^ a b c 「関門橋50歳 累計交通4億7000万台」『読売新聞』夕刊2023年11月14日8面(同日閲覧)
- ^ a b c “九州・本州ひとまたぎ 関門橋が開通”. 『西日本新聞』 (西日本新聞社). (1973年11月14日)
- ^ a b c d e 「関門トンネル、関門橋の現状と関門海峡道路の必要性」『やまぐち経済月報』(2013.11)2021年8月27日閲覧
- ^ “輸送の大動脈、今後探る 関門橋40年記念シンポ”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2013年11月1日). オリジナルの2013年11月1日時点におけるアーカイブ。 2013年11月2日閲覧。
- ^ a b 林大樹、山下智恵 (2023年11月14日). “「赤色」の常識変えた? 本州と九州結ぶ関門橋 開通から50年”. 毎日新聞. 2023年11月14日閲覧。
- ^ “長大吊橋も大改修時代/供用から40年、関門橋が大規模補修”. 建設通信新聞. (2013年8月9日). オリジナルの2013年11月3日時点におけるアーカイブ。 2013年11月2日閲覧。
- ^ 『関門自動車道 下関IC~門司IC間の関門橋のリフレッシュ工事を実施します』(プレスリリース)西日本高速道路九州支社、2013年7月22日 。2013年11月2日閲覧。
- ^ “Japan's Expressway Numbering System” (PDF). Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月3日閲覧。
- ^ “道路の区分 -国土開発幹線自動車道-”. 高速道路制度あれこれ -法制度・料金制度関連用語集- (公益財団法人高速道路調査会): p. 11. (2014年12月)
- ^ “【8/1より】関門橋の通行料金値下げ~普通車(ETC:通勤割引)が関門トンネルと同額の150円に”. NetIBニュース (データマックス). (2011年7月8日) 2014年5月2日閲覧。
- ^ 東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社・西日本高速道路株式会社 2017, p. 標識編4-15.
- ^ “令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020年10月14日). 2021年4月4日閲覧。
- ^ a b 関門トンネル工事に伴う通行止のお知らせ NEXCO西日本九州支社 北九州高速道路事務所(2021年8月27日閲覧)
固有名詞の分類
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