金沢市 マスメディア

金沢市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/29 13:03 UTC 版)

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全国紙では、朝日新聞毎日新聞産経新聞日本経済新聞の4紙は大阪本社で発行された物が、読売新聞北陸支社富山県高岡市読売新聞東京本社の支社)で発行された物が販売されている。読売新聞については夕刊も発行されている。

観光・催事・特産・スポーツ・文化

金沢市を含む「金沢地域」の観光入込客数は約761.8万人(2011年(平成23年)[44])で、兼六園への来客が全体の2割を占める。伝統的な建造物や工芸、文化が遺り、「北陸の京都」とも呼ばれるが、江戸期に成立した町であることから江戸の町の典型を遺し、また、京都が伝統文化を対外的な売り物としている「観光都市」であるのに対し、金沢はそれらを生活の中で消費する「文化都市」であるとも一時は言われていたが[45]、2015年の北陸新幹線開通などを受け国際観光都市を目指した街づくりが推進されている。

主な観光地

兼六園
長町武家屋敷跡
茶屋街(東山ひがし)
茶屋街(主計町)

江戸時代に金沢城の庭園として作られた兼六園は、水戸偕楽園岡山後楽園とともに日本三名園とされる。名称「兼六」の由来は、宋代の洛陽名園記が指摘する、庭園にとって両立しがたい六つの特性、宏大と幽邃、人力と蒼古、水泉と眺望を兼ね備えていることによる。

この兼六園から百間堀を隔てた金沢城跡には、当時の建造物のうち一部である石川門や三十間長屋などが現存している。この跡地には城の中の大学として金沢大学のキャンパスがあったが、郊外(角間)へ移転した。その後一部の櫓や門、庭園などが当時の技術のままに復元され、一般に公開されている。

市内中心部の長町には石畳に整備された路地に並ぶ武家屋敷跡に野村家庭園があり、加賀友禅の長町友禅館(旧彩筆庵)と並んで内部を見学することができる。中には小さい滝があり、立体的な配置のため街中とは思えない奥行きがある風景を楽しめる。

市内には、犀川浅野川の二つの川が流れている。浅野川沿いの東山周辺、東の茶屋街(旧東の郭)には江戸時代の遊郭に由来する古い町並みが残る。内部を改装して飲食店などに利用されている家もある。東山ひがし地区主計町重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。背後にある卯辰山からは市街地から遠く日本海までを見渡すことができる。一方犀川沿いには、にし茶屋街(旧西の郭)がある。

犀川からほど近い寺町妙立寺は、内部に外敵を避けるための隠し通路や階段などの工夫が施されていることから「忍者寺」と呼ばれ人気がある。海外のガイドブックにも紹介されている。

この他、2010年10月に東山に移転オープンした安江金箔工芸館では金箔の製造工程や箔打ちなどの実演を観ることができる。松根城は市の史跡に指定されている。

2004年に開館した金沢21世紀美術館は市街地の中心部に立地し、現代美術をテーマとした展示を行っている。開館1年で地方都市の公立美術館としては驚異的な157万人の入館者を集め、5周年にあたる2009年には累計入館者数700万人を突破し[46]、兼六園と並ぶ新たな観光資源として注目されている。

金沢市の海に面した地域に大野地区醤油の産地で、今でも醤油蔵が立ち並んでいる。町並保存地区として独特の風情を楽しむことができる、商業の町である。

近年、台湾を始めとした日本国外からの観光客も増えており、仏ミシュランの2009年3月発行の「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009」では、兼六園が3ツ星、金沢21世紀美術館と長町武家屋敷跡の野村家が2ツ星を獲得している[47]

北陸新幹線の開業により、これまで少なかった関東や東北などからの観光客が増加し、ホテルの建設ラッシュなども進んでいる。

行事・イベント

金沢百万石まつりが有名。毎年6月に前田利家の金沢入城を模した行列が街の中を練り歩く。利家役には男性有名人が選ばれている。友禅灯籠流しや百万石踊り流しなどの協賛・関連行事も多く催される。

湯涌地区では、毎年6月30日に氷室開きと呼ばれる藩政期より伝わる伝統行事が行なわれる。

イベントでは、毎年2月初旬にいしかわ四高記念公園で行われるフードピア金沢、毎年5月初旬にクラシック音楽祭いしかわ風と緑の楽都音楽祭(旧ラ・フォル・ジュルネ金沢)、8月には香林坊から武蔵が辻が歩行者天国となる金沢ゆめ街道が開催される。

宗教施設

市内には、神社が330余り、仏教寺院が390余りある。仏教寺院を宗派別に見ると、他宗派が17世紀からほぼ横ばいなのに対して浄土真宗の寺院のみが3倍あまりに増加し、寺院全体の半数を超える210寺が立つ。これは、中世に親鸞のもとで修行した僧蓮如が、北陸地域で熱心に布教活動を行ったからといえる。その内の192寺が真宗大谷派である。

神社

尾山神社。神門三層目の窓に五色のステンドグラスがはめ込まれている。設置されている避雷針は日本最初。

金沢五社

  • 宇多須神社
  • 小坂神社
  • 神明宮
  • 椿原天満宮
  • 安江八幡宮

その他の主な神社

寺院

キリスト教会

その他

名産品

ゴリのから揚げ

菓子

金沢では加賀藩が茶菓子作りを奨励したため高度な菓子文化が育まれ、京都市松江市などと並ぶ「日本三大菓子処」として知られてきた。正月に食べる福梅辻占や、初夏に食べる氷室饅頭婚姻の際に振舞われる五色生菓子金花糖などのいわゆる縁起菓子は、菓子文化の成果の一つといえよう。

市内には今でも「森八」、「諸江屋」、「俵屋」、「柴舟小出」、「村上」といった和菓子の老舗が至る所にある。特に森八で作られている長生殿日本三名菓の一つである。

日本酒

  • 加賀鳶(福光屋
  • 黒帯(福光屋)
  • 御所泉(武内酒造店)

海産物

農作物

土産品

B級グルメ

その他

不室屋

伝統工芸

金沢市では数多くの伝統産業が継承されている。

伝統芸能

温泉

金沢温泉郷
その他

スポーツチーム

その他

金沢市を舞台とした作品

唱歌

  • 鉄道唱歌第四集北陸篇』(1900年10月)
    • 作者の大和田建樹は、上野から米原まで移動する過程において、北陸の都会として栄えた金沢には新潟とともに重点をおき、4番を割いて歌っている。
56.津幡にかえり乗り換えて ゆけば金沢ステーション 百万石の城下とて さすが賑う町のさま
57.名も兼六の公園水戸岡山と諸共に かぞえられたる吾(わが)国の 三公園の其(その)一つ
58.柳みどりに花赤く おちくる滝の水白し 雲にそびゆる銅像は 西南役の記念碑よ
59.第九師団も県庁も 皆此(この)町にあつまりて 海の外(ほか)までひびきたる その名物は九谷焼

歌謡曲

テレビドラマ

文学

映画・演劇

漫画

アニメ


注釈

  1. ^ 石川県・福井県は雨が多く「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉がよく使われる。加藤迪男『お国柄ことばの辞典』(東京堂出版p.99f)では「富山浄瑠璃加賀謡」という言葉を紹介している。
  2. ^ 『金沢市統計書』では明治5年12月末とある。
  3. ^ 2014年8月18日に辞職し、出直し市長選で再選。
  4. ^ かつては実店舗である金沢支店を置いていたが、2018年6月29日をもって本店(東京都中央区)内にブランチインブランチとなり、同時にカナザワ支店へ改称された。

出典

  1. ^ かなざわ積雪情報
  2. ^ 平年値ダウンロード”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
  3. ^ 観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
  4. ^ Climate Normals 1961-1990”. アメリカ海洋大気庁. 2016年8月15日閲覧。
  5. ^ 産総研地質調査総合センター
  6. ^ 瀬戸薫「金沢城と前田利家」大西泰正 編『シリーズ・織豊大名の研究 第三巻 前田利家・利長』戎光祥出版、2016年、p. 265。「付記」(2008年に記された原論文には記載されていないので注意)
  7. ^ 『経済で読み解く日本史 室町・戦国時代』株式会社飛鳥新社、6月9日 2019。 
  8. ^ 『越登賀三州志』石川県図書館協会、1933年、79頁。 
  9. ^ 『城端町の歴史と文化』城端町史編集委員会。 
  10. ^ 『加賀藩史話』能登印刷株式会社出版部、1/1。 
  11. ^ 『百万石の光と影』地方・小出版流通センター、5/1。 
  12. ^ 明治前期における旧加賀藩主前田家の資産と投資決定過程 -藩政から華族家政へ- 松村敏
  13. ^ 瀬戸薫「金沢城と前田利家」(初出:『加能史料研究』第20号(2008年)/所収:大西泰正 編『シリーズ・織豊大名の研究 第三巻 前田利家・利長』戎光祥出版、2016年。ISBN 978-4-86403-207-0
  14. ^ 大西泰正「織豊期前田氏権力の形成と展開」(所収:大西泰正 編『シリーズ・織豊大名の研究 第三巻 前田利家・利長』戎光祥出版、2016年、pp. 14-16。ISBN 978-4-86403-207-0
  15. ^ 『加賀藩の宗教政策と芦隙寺・ 岩隙寺』米原寛。 
  16. ^ 『加賀藩・富山藩の社会経済史研究』文献出版、9。 
  17. ^ 『新井白石全集』(第6巻) p. 673
  18. ^ a b c 土屋敦夫「金沢の人口変遷―その1 藩政期人戸数と人口―」『金沢工業大学研究紀要A』11号、1979年、pp. 125–155。
  19. ^ a b 土屋敦夫「金沢の人口変遷―その2 藩政期武士戸数と人口―」『金沢工業大学研究紀要A』14号、1980年、pp. 145–177。
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  21. ^ 金沢市史編さん委員会『金沢市史 資料編6 近世四 町政と城下』金沢市、2000年。
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  26. ^ a b 金沢市長、村山氏圧勝 小間井氏に3万1467票差 投票率55.95% 前回を大幅に上回る 〈金沢市長選〉|社会|石川のニュース|北國新聞”. 北國新聞 (2022年3月14日). 2022年3月14日閲覧。
  27. ^ 近代デジタルライブラリー 石川県史. 第四編 168-169ページ
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  29. ^ 2022年2月16日から相川一郎副市長が職務代理に就任した。
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  32. ^ 議員名簿(会派等別)(金沢市公式ページ「いいね金沢」)2020年8月1日閲覧
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  34. ^ 目黒区と友好都市協定を締結”. 金沢市ホームページ. 金沢市. 2017年11月3日閲覧。
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  36. ^ 統計局ホームページ/統計でみる市区町村のすがた2011
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  39. ^ 金沢市埋蔵文化財収蔵庫. 金沢市
  40. ^ ANAウイングスによる運航便含む
  41. ^ 全日本空輸とコードシェア
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  46. ^ 金沢21世紀美術館、5周年で記念式典-累計入館者数は700万人超に - 金沢経済新聞
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  50. ^ 医師役「演じ切りたい」 吉永小百合、撮影現場会見(2020年09月11日、東京新聞)2020年9月12日閲覧
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