郷紳 郷紳の概要

郷紳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/03 04:25 UTC 版)

概要

一般的に科挙で得られる肩書き(生員以上)を持っている人を指す。郷紳は君主制中国の地方社会において大きな役割を果たした。

官員と民衆とのパイプ役として、一方では官員の地方統治に協力し、また一方では官員に対して民衆の意見を代弁する役割を果たした。

しかし、その地位を利用し、中間の利益を得て、郷里の民衆を食い物にしていた「劣紳」も少なからず存在していた。

郷紳は、科挙が廃止された後の中華民国でも勢力を保持したが、中華人民共和国が成立して消滅した。

脚注

関連項目


  1. ^ 胡増益『新満漢大詞典』新疆人民出版社、1994年
  2. ^ 『彙鑒輯要』


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