那智滝とは? わかりやすく解説

なち‐の‐たき【那智の滝】

読み方:なちのたき

和歌山県那智山にある滝。那智川にかかる四十八滝のうち、一の滝とよばれ、高さ133メートル。飛滝(ひろう)神社神体平成16年2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産文化遺産)に登録された。那智大滝

那智の滝の画像
那智の滝と青岸渡寺せいがんとじ
那智の滝の画像

那智滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/04 06:52 UTC 版)

那智滝(なちのたき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智川中流にかかる。石英斑岩からなるほとんど垂直の断崖に沿って落下し、落ち口の幅13m、滝壺までの落差は133mに達し、その姿は熊野灘からも望見することができる[1]。総合落差では日本12位だが、一段の滝としては落差140m[2]のラッキベツの滝に次ぐ、落差日本2位。しかし、ラッキベツの滝は北方領土内の択捉島に位置するため、日本の施政権が及ぶ範囲内では落差日本1位である。華厳滝袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられている。


  1. ^ a b c 那智大滝1972年〈昭和47年〉7月11日指定、名勝)、国指定文化財等データベース文化庁) 2014年9月28日閲覧。
  2. ^ 北方四島の地名図 地名を覚えよう 北方領土復帰期成同盟、2023年9月1日閲覧
  3. ^ 世界遺産登録推進三県協議会(三重県・奈良県・和歌山県)、2005、『世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道』、世界遺産登録推進三県協議会、pp.39,75
  4. ^ a b 中嶋市郎、2002、「「那智四十八滝」探査プロジェクト」、別冊太陽編集部(編)『別冊太陽 - 熊野 - 異界への旅』、平凡社 pp. 114-115
  5. ^ 那智の滝に大しめ縄張り替え 「那智の扇祭り」前に、和歌山 紀伊民報(2023年7月10日)2023年10月21日閲覧
  6. ^ 平凡社編、1997、『大和・紀伊』、平凡社(寺院神社大事典) ISBN 4582134025 pp.621-622
  7. ^ 高木亮英、2002、「現代の熊野修験」、別冊太陽編集部(編)『熊野 - 異界への旅』、平凡社 ISBN 4582943845 pp. 52-53
  8. ^ 宇江敏勝、2004、『熊野修験の森 - 大峯山脈奥駈け記』増補版、新宿書房〈宇江敏勝の本第2期〉 ISBN 4880083070、pp.11-22
  9. ^ 那智勝浦町章制定”. 那智勝浦町 (1964年10月1日). 2012年1月11日閲覧。


「那智滝」の続きの解説一覧



那智滝と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「那智滝」の関連用語

那智滝のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



那智滝のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの那智滝 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS