遊人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/12 00:56 UTC 版)
略歴
初期は『モーニング』や旺文社の中学生向け学年誌等で作品を掲載。その後、『実話タイムス』で初の連載をつかむものの単行本が売れず、約10年間漫画家の道を模索する。
1988年より『週刊ヤングサンデー』(小学館)で連載していた『ANGEL』が大ブレイクしたが、1990年ごろの有害図書問題の槍玉にあがり、社会問題に発展。『ANGEL』は、数年後アダルトゲーム化やOVA化され、シュベール出版から成年向け作品として再出版された。これにより美少女漫画家の代表格として遊人の名前は一気に広まることになった。特に1990年代以降、風俗関係のビラや広告の多くに、彼の美少女イラストが不法に使われており、その影響の強さがうかがえる。
CGを漫画家としてはかなり初期の段階で導入し、カラーイラストを発表。画集も出版されている。
最盛期の9年間で10億円稼いだ[1]と自ら語り、神奈川県内に豪邸を所有、自らの作品内でたびたび描かれることがある。
当初は重いタッチの劇画風で、画風の変化に伴いキャラクターの絵の線が細いタッチになっていった。近年は、初期のスタイルも織り交ぜながら時代に沿った作品を作り出している。
現在は、『週刊漫画ゴラク』での『ANGEL』続編連載を皮切りに、過去作品のリメイクにも取り組んでいる。そのほか、デザイン分野などでも幅広い活躍をしている。
かつて自らが運営していた公式サイト閉鎖後は、インターネット活動を長らく停止していたが、2019年1月からTwitterを開始した[2]。
2018年7月より『漂獣教室』連載開始(ゴラクエッグ)。
- ^ COMIC GON! 第1号 (ミリオン出版, 1997年11月発売) インタビュー
- ^ https://twitter.com/kunimituyuji/status/1087615859965648896 2019年1月23日確認。Webアーカイブ https://archive.li/ZqHC0
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