遊☆戯☆王5D's 概要

遊☆戯☆王5D's

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/12 03:55 UTC 版)

概要

集英社週刊少年ジャンプ』創刊40周年、及び『Vジャンプ』15周年記念作品。アニメ作品『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の世界観を継承した、『遊☆戯☆王』のテレビ東京系アニメシリーズの3作目である。前作『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』同様、完全アニメオリジナル作品となっている。

舞台は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』から数十年後の童実野町「ネオ童実野シティ」。新主人公不動遊星を中心に物語が展開する。今作もカードゲームが主軸の物語ではあるが、新概念としてプレイヤーがD・ホイール(バイク)に乗りながらゲームを行う「ライディング・デュエル」が導入された。デュエルはすべてD・ホイールに乗って行うわけではなく、従来通りのデュエルも「スタンディング・デュエル」と称して行われている。またメインタイトルからは過去2作につけられていた『デュエルモンスターズ』が外れ、『遊☆戯☆王』のタイトルロゴも新たなデザインに変更された。ただし、作品世界内でのカードゲームの呼称である『デュエルモンスターズ』は本作中でも継続して使用されている。

これらの舞台設定やアイディアの基礎は『遊☆戯☆王』原作者の高橋和希の発案であり、高橋は他にも主要人物、主要モンスター、D・ホイールのデザインも手がけている。D・ホイールは「舞台を世界規模に広げるためにその移動手段を用意するのは必然」であるとし、ライディング・デュエルは「前2作において通常のデュエルはやり尽くしたため、続編を作るのであれば新しいデュエルを見せることに挑戦したい」といった理由で作りだされた[2][3]。高橋自身は前作『GX』で『遊☆戯☆王』を締めくくるつもりでいたが、シリーズが高橋一人の範疇を超えたメディアミックスを展開していることや、アニメのスタッフと親しかったことなどを理由に本作が最後という気概で仕事を引き受けた[4]

ストーリー原案は高橋が以前に描いたという読みきり漫画が元になっている。この時点で「燃え盛るナスカの地上絵の上にそびえる巨大な敵と、それに立ち向かう5人の戦士がバイクで疾走しながら戦う」というダークシグナー編におけるイメージがすでに固まっており、また5人の戦士が転生して戦いが次世代へ引き継がれていくと言う設定も共通している。なお、高橋がアイディアを提供したのはダークシグナー編までであり、WRGP編のストーリーは全てアニメスタッフによるものである。高橋は「終盤の盛り上がりには感心した」とアニメスタッフを評している[2]

カードホビー『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』(以下OCGと表記)とタイアップしており、第6期の「THE DUELIST GENESIS」(2008年4月19日発売)から第7期の「EXTREME VICTORY」(2011年2月11日発売)までの約3年間に渡り、アニメに登場したカードを多数収録して販売された[5]。作中のキーカードである「シンクロモンスター」は強力な効果を持ち汎用性が高いことから登場当初から人気を博し、多くのデッキに採用されることとなった[6][7]。また登場人物が使う「BF(ブラックフェザー)」と「インフェルニティ」の2種のテーマデッキは、ゲームとOCGの双方の世界大会で上位に名を連ね、国内では2大勢力と呼ばれるまでに流行した(詳細はカード節にて後述)[8]。前作と同様に、視聴者の考案したカードを募集し、当選者のカードは74 - 78話までの劇中で実際に使用されている。また全てOCG化している。

テレビ東京の公式サイト及びコナミの遊☆戯☆王ファイブディーズOCG公式サイトでは「デュエルワンポイントレッスン」が15話以降から新たに開始された。毎週放送されたデュエルを例として、デュエルのルール、魔法や罠の効果などを龍亞と龍可を中心としてコミカルかつ、分かりやすく説明している。

65話から98話までは劇場アニメとタイアップし、各所で宣伝映像や番組プレゼントなどが行われた。

2009年からは月刊『Vジャンプ』にて、本作を元に物語を再構成した漫画『遊☆戯☆王5D's (漫画)』(原作:彦久保雅博、漫画:佐藤雅史)が連載されていた。

アニメ本放送終了後、TXNにて2012年2月4日から2015年1月31日まで再放送された。(放送時間については本項#再放送の節を参照)




  1. ^ 遊戯王5D's SOUND DUEL 03 ブックレット。
  2. ^ a b 高橋和希著『DUEL ART 遊戯王イラスト集』(集英社、2012年3月15日)125頁。
  3. ^ Vジャンプブックス編集部著『遊戯王 10th Anniversary Animation Book』(集英社、2010年1月21日)135項
  4. ^ 高橋和希著『遊☆戯☆王 文庫版21巻』(集英社、2008年3月18日)あとがきより
  5. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(集英社、2011年3月15日)12-34頁。
  6. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(集英社、2011年3月15日)174頁。
  7. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(集英社、2011年3月15日)12頁。
  8. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(集英社、2011年3月15日)158-165頁。
  9. ^ a b c d e f g h i j k l 本編1話。
  10. ^ a b 本編65話。
  11. ^ 本編75話。
  12. ^ NDS用ソフト『遊☆戯☆王5D's World Championship 2009』のゴドウィンの部屋などで確認できる。アニメのサブタイトル背景では第143話から追加。
  13. ^ 遊戯王5D's デュエルワンポイントレッスン Turn143 「シグナーとドラゴン」」『KONAMI』2011年1月12日
  14. ^ a b c 本編13話
  15. ^ a b 本編2話。
  16. ^ 本編20話。
  17. ^ 本編3話。
  18. ^ a b c d e 本編6話。
  19. ^ 本編30話。
  20. ^ a b c d e f 本編27話。
  21. ^ 本編137話。
  22. ^ Vジャンプブックス『遊戯王 10th Anniversary Animation Book』(集英社、2010年1月21日)98項
  23. ^ a b c d 本編86話。
  24. ^ a b c 本編96話。
  25. ^ ツイッター 小野勝巳@katsu ono」『Twitter』2011年2月23日
  26. ^ 2009年11月14日に、同名のパックである「ABSOLUTE POWERFORCE」が発売された。今までにパック名と同名のカードが収録されたことはあったが、特定のモンスターの攻撃名がそのままパック名に使用されるのは今回が初である。
  27. ^ 遊戯王5D's デュエルワンポイントレッスン Turn113「スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン」『KONAMI』2010年6月10日
  28. ^ 「クロウvs甚兵衛」戦では「黒き旋風よ」と発言していた(この台詞は本来はクロウの初期のエースモンスターである「BF-アーマード・ウィング」のもの)。
  29. ^ 英語版アニメでは、効果がOCG版に戻った後は「ブラック・オーブ・バースト」に名称が変わっている。
  30. ^ 「龍亞vsミシェル」戦でのみ「地球の平和を守るため」と言っていた。
  31. ^ 「遊星vsZ-ONE」戦では「世界の平和を守るため - 」と言っていた(本来はパワー・ツールの台詞である)。
  32. ^ 計算結果はマイナスである必要があるため、ダークチューナーは最上級モンスターが多い。
  33. ^ Vジャンプ編集部著『遊戯王 10th Anniversary Animation Book』(集英社、2010年1月26日)132項。
  34. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(集英社、2011年3月15日)130-131頁。
  35. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(集英社、2011年3月15日)158-160頁。
  36. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(集英社、2011年3月15日)138頁。
  37. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(集英社、2011年3月15日)162頁。
  38. ^ 「遊戯王5D's」 今夏米国カートゥーンネットワークで放映開始」『アニメ!アニメ!』2009年05月12日
  39. ^ 谷丙午、間瀬真生、渡辺篤弘、塚田雄一郎、安澤義明の五名
  40. ^ a b OPクレジットには記載されていない
  41. ^ 「DTカタストローグ」は番組冒頭の「今週の注目カード」にて紹介され、「DTカオスローグ」はテレビ東京の公式サイトにて紹介された。
  42. ^ 最終回1時間スペシャル
  43. ^ 1日2話放送だったため本放送中には公開されず、公式HPの「今週の最強カード」のコーナーで公開された。また、放送終了後、次回のキーカードが表示されるシーンでは「スターダスト・ドラゴン」が登場している。
  44. ^ 2011年3月26日までは、土曜 6時00分 - 6時30分に放送。
  45. ^ 2011年5月1日までは第102話まで放送。5月8日から第130話以降を放送
  46. ^ 2011年3月27日までは朝の時間帯で放送されていたが、3月31日からは、ネット局で唯一の深夜放送となった。
  47. ^ 第96話をもって打ち切り。
  48. ^ 第95話をもって打ち切り。
  49. ^ 2011年9月28日までは水曜 19時00分 - 19時30分に、2012年3月29日までは木曜 18時30分 - 19時00分に放送。
  50. ^ ツイッター 小野勝巳@katsu ono」『Twitter』2011年3月30日
  51. ^ 音楽CD『遊☆戯☆王ファイブディーズ SOUND DUEL 01』に関するお詫びとお知らせ」『マーベラスエンターテイメント』2008年11月17日
  52. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(2011年3月15日)59頁。
  53. ^ a b Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(2011年3月15日)84頁。
  54. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(2011年3月15日)83頁。
  55. ^ a b Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(2011年3月15日)85頁。
  56. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(2011年3月15日)86頁。
  57. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(2011年3月15日)70 - 71頁。
  58. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(2011年3月15日)70頁。
  59. ^ Vジャンプ編集部著『遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド3』(2011年3月15日)72頁。
  60. ^ コナミ遊戯王5D's モンスターフィギュアコレクション第1弾商品概要
  61. ^ コナミ遊戯王5D'sモンスターフィギュアコレクション第2弾商品概要
  62. ^ a b コナミ遊戯王5D's トイシリーズデュエリングデータリーダー、データフィギュア商品概要
  63. ^ コナミ遊戯王5D'sトイシリーズデュエリングアクションフィギュア商品概要






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