軽王子と衣通姫 おもな収録刊行本

軽王子と衣通姫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 08:25 UTC 版)

おもな収録刊行本

  • 岬にての物語』(桜井書店、1947年11月20日)
    • 装幀:古沢岩美。紙装。フランス装。本扉裏に「夕日と海と黄金を愛する人に」とエピグラフあり。
    • 収録作品:「岬にての物語」「中世」「軽王子と衣通姫」「跋」
    • ※ 昭和24年4月15日発行の2刷で表紙改装。
  • 文庫版『花ざかりの森 他六篇』(角川文庫、1955年3月30日)
    • 解説:戸板康二
    • 収録作品:「彩絵硝子」「花ざかりの森」「みのもの月」「軽王子と衣通姫」「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」「中世」「岬にての物語」
  • 文庫版『獅子・孔雀』(新潮文庫、1971年1月25日)
    • カバー装幀:池田良二。解説:高橋睦郎
    • 収録作品:「軽王子と衣通姫」「殉教」「獅子」「毒薬の社会的効用について」「急停車」「スタア」「三熊野詣」「孔雀」「仲間
    • ※ 三島生前に自選短篇集として予定されていたもの。
  • 文庫版『殉教』(新潮文庫、1982年4月25日。改版2004年)
    • カバー装幀:池田良二。解説:高橋睦郎
    • 収録作品:「軽王子と衣通姫」「殉教」「獅子」「毒薬の社会的効用について」「急停車」「スタア」「三熊野詣」「孔雀」「仲間」
    • ※ 文庫版『獅子・孔雀』の改題版。
    • ※ 改版2004年より、カバー改装:池田良二、新潮社装幀室。

アンソロジー収録

全集収録

  • 『三島由紀夫全集1巻(小説I)』(新潮社、1975年1月25日)
    • 装幀:杉山寧四六判。背革紙継ぎ装。貼函。
    • 月報:清水文雄「『花ざかりの森』をめぐって」。《評伝・三島由紀夫 21》佐伯彰一「伝記と評伝(その12)」。《同時代評から 21》虫明亜呂無「初期作品について(その2)」
    • 収録作品:「酸模」「座禅物語」「鈴鹿鈔」「暁鐘聖歌」「館」「彩絵硝子」「花ざかりの森」「苧菟と瑪耶」「みのもの月」「うたはあまねし」「玉刻春」「世々に残さん」「祈りの日記」「曼荼羅物語」「朝倉」「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」「中世」「エスガイの狩」「菖蒲前」「煙草」「贋ドン・ファン記」「岬にての物語」「恋と別離と」「軽王子と衣通姫」「夜の仕度」「鴉」
    • ※ 同一内容で豪華限定版(装幀:杉山寧。総革装。天金。緑革貼函。段ボール夫婦外函。A5変型版。本文2色刷)が1,000部あり。
  • 『三島由紀夫短篇全集』〈上巻〉(新潮社、1987年11月20日)
    • 布装。セット機械函。四六判。2段組。
    • 収録作品:「酸模」から「女流立志伝」までの75篇。
  • 『決定版 三島由紀夫全集16巻・短編2』(新潮社、2002年3月8日)
    • 装幀:新潮社装幀室。装画:柄澤齊。四六判。貼函。布クロス装。丸背。箔押し2色。
    • 月報:高樹のぶ子「幸福な化学反応」。松本道子「思い出の三島歌舞伎」。[小説の創り方16]田中美代子「時の断崖」
    • 収録作品:「世々に残さん」「曼陀羅物語」「檜扇」「朝倉」「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」「縄手事件」「中世」「エスガイの狩」「菖蒲前」「黒島の王の物語の一場面」「岬にての物語」「鴉」「贋ドン・ファン記」「煙草」「耀子」「軽王子と衣通姫」「恋と別離と」「夜の仕度」「サーカス」「ラウドスピーカー」「春子」「婦徳」「接吻」「伝説」「白鳥」「哲学」「『菖蒲前』創作ノート」「『軽王子と衣通姫』創作ノート」「『夜の仕度』創作ノート」「『サーカス』創作ノート」「『ラウドスピーカー』創作ノート」「『春子』創作ノート」「『婦徳』創作ノート」「『接吻』創作ノート」



注釈

  1. ^ 1954年(昭和29年)、雑誌『現代』8月号に掲載されたもの。

出典

  1. ^ a b c d e 川端康成宛ての書簡」(昭和21年8月10日付)。川端書簡 2000, pp. 46-48、38巻 2004, pp. 255-257に所収
  2. ^ a b c d 高橋重美「軽王子と衣通姫」(事典 2000, pp. 75-77)
  3. ^ a b 高橋睦郎「解説」(殉教・文庫 1982, pp. 329-334)
  4. ^ a b c d e f g h i j k 「II 遍歴時代の作品から――『仮面の告白』以前 3『岬にての物語』、『軽王子と衣通姫』と禁じられたもの」(田坂 1977, pp. 127-144)
  5. ^ a b c 小埜裕二「『軽王子と衣通姫』論―神人分離と戦後」(イミタチオ、1991年6月)。事典 2000, p. 77、小林 2001, p. 53
  6. ^ a b c d 小林 2001
  7. ^ 井上隆史「作品目録――昭和22年」(42巻 2005, pp. 388-389)
  8. ^ a b c d 田中美代子「解題――軽王子と衣通姫」(16巻 2002, pp. 755-756)
  9. ^ 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540-561)
  10. ^ a b c d e 「跋」(『岬にての物語』桜井書店、1947年11月)。26巻 2003, pp. 628-630に所収
  11. ^ a b 「年譜――昭和21年1月1日」(42巻 2005, p. 112)
  12. ^ 「第二部 平岡公威君の思い出」(三谷 1999, pp. 135-188)
  13. ^ a b c 「終末感からの出発――昭和二十年の自画像」(新潮 1955年8月号)。28巻 2003, pp. 516-518に所収
  14. ^ 私の遍歴時代」(東京新聞夕刊 1963年1月10日-5月23日号)。『私の遍歴時代』(講談社、1964年4月)、遍歴 1995, pp. 90-151、32巻 2003, pp. 271-323に所収
  15. ^ 「焦土の異端児」(アルバム 1983, pp. 22-64)
  16. ^ 縄田一男「作品解題」(縄田 1992
  17. ^ a b c 「戦後派ならぬ戦後派三島由紀夫」(本多・中 2005, pp. 97-141)
  18. ^ 「日米合作の親善オペラ――悲恋物語“軽王子と衣通姫”」(読売新聞 1949年12月9日号)。補巻 2005, pp. 140-141に所収
  19. ^ 埴谷雄高宛ての書簡」(昭和24年10月)。補巻 2005, pp. 230-231に所収
  20. ^ a b 井上隆史「解題――日米合作の親善オペラ――悲恋物語“軽王子と衣通姫”」(補巻 2005, p. 649)


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