谷川岳 谷川岳の概要

谷川岳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/04 13:37 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
谷川岳
南東の天神尾根から
標高 1,977 m
所在地 日本
群馬県利根郡みなかみ町
新潟県南魚沼郡湯沢町
位置 北緯36度50分14秒 東経138度55分48秒 / 北緯36.83722度 東経138.93000度 / 36.83722; 138.93000座標: 北緯36度50分14秒 東経138度55分48秒 / 北緯36.83722度 東経138.93000度 / 36.83722; 138.93000
山系 三国山脈
谷川岳 (日本)
谷川岳 (群馬県)
谷川岳 (新潟県)
プロジェクト 山
テンプレートを表示

概要

谷川岳の地形図

谷川岳の頂部は二峰に分かれており、それぞれトマの耳(標高1,963m)、オキの耳(標高1,977m)[1]と呼ばれる。元来この山はトマ・オキの二つ耳と呼ばれ、谷川岳の名は隣の俎嵓(マナイタグラ)に与えられていた。しかし、国土地理院の5万分の1地図の誤記のために、トマ・オキの二つ耳が谷川岳と呼ばれるようになってしまった。なお、トマの耳には薬師岳、オキの耳には谷川富士の別称がある。広義には、一ノ倉岳などの周囲の山域も含めて「谷川岳」と呼ぶこともある。

谷川岳は初級者から上級者向までの変化に富む登山コースを有し[2]、年間4万人を越える登山者が訪れる[2]。これは土合駅からのアクセスがよく取り付きまでに要する時間がさほど長くかからない位置にあり複数のルートが開拓されたためである[1]。しかし危険個所の多さと急激な気候変化が影響し、遭難者の多い山としても知られる[2]

一ノ倉沢などの谷川岳の岩場は、その険しさから剱岳穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングの聖地となっている。山麓はスキーの聖地でもあり、谷川岳天神平スキー場は関東でも有名なスキー場である。

一ノ倉沢

また、谷川岳ロープウェイが東麓から山稜付近(天神尾根)までを繋いでおり、冬場はスキー客と登山客が同じゴンドラで天神平を目指すことも少なくない。山稜の天神平駅のそばにはレストハウスがあり、簡単な食事も提供されている。

登山

谷川岳天神平スキー場より雪の谷川岳を望む

気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となり、その上からは笹原が広がり視界が開ける。このため、比較的低い標高(特に稜線付近)でも高山植物が観察できる。首都圏から近いこともあって多くの登山者が訪れている。

遭難事故の多くは一般登山道から離れた一ノ倉沢周辺で発生しているが、最も登りやすいとされる天神尾根ルートでも急激な気象の変化や、急斜面の続く箇所があり、また森林限界以上でもあるなど、本格的な登山となるため、装備を整えてから挑むことが望ましい。

ルート(通常登山)

  • 天神尾根ルート - 谷川岳ロープウェイの麓土合口駅から山頂天神平駅(標高1319m)に上がったところが起点。天神平駅より天神峠ペアリフトに乗り、天神峠展望台(標高1502m)から向かうルートもある。ロープウェイを利用しない場合や営業時間外の際は、その下の田尻尾根を歩く。
  • 西黒尾根ルート - 途中「ラクダのコル」で巌剛新道と合流する。下山の難易度が高く初心者には不向きであるため、注意を促す看板が建てられている。
  • 巌剛新道ルート - 登山口はロープウェイ・土合口駅よりさらに国道291号を上がった地点、マチガ沢付近にある。
  • 谷川連峰縦走路(平標山 - 仙ノ倉山 - 万太郎山 - 谷川岳)
  • 馬蹄形縦走路(谷川岳 - 一ノ倉岳 - 茂倉岳 - 七ツ小屋山 - 朝日岳 - 笠ヶ岳 - 白毛門)

ルート(ロッククライミング)

  • 東尾根
  • 一ノ倉沢・一ノ沢左稜
  • 一ノ倉沢・一ノ沢
  • 一ノ倉沢・一、二ノ沢中間稜
  • 一ノ倉沢・二ノ沢
  • 一ノ倉沢・滝沢リッジ
  • 一ノ倉沢・滝沢本谷
  • 一ノ倉沢・滝沢マイナースラブ
  • 一ノ倉沢・滝沢第一スラブ
  • 一ノ倉沢・滝沢第二スラブ
  • 一ノ倉沢・滝沢第三スラブ
  • 一ノ倉沢・滝沢ルンゼ状スラブ
  • 一ノ倉沢・滝沢Aルンゼ
  • 一ノ倉沢・滝沢Bルンゼ
  • 一ノ倉沢・滝沢ドーム
  • 一ノ倉沢・マッターホルン状岩壁
  • 一ノ倉沢・2ルンゼ
  • 一ノ倉沢・中央奥壁
  • 一ノ倉沢・3ルンゼ
  • 一ノ倉沢・4ルンゼ
  • 一ノ倉沢・南稜
  • 一ノ倉沢・烏帽子沢奥壁
  • 一ノ倉沢・中央稜
  • 一ノ倉沢・衝立岩正面壁
  • 一ノ倉沢・コップ状岩壁
  • 一ノ倉尾根
  • 幽ノ沢中央壁
  • 幽ノ沢右俣リンネ
  • 幽ノ沢V字状岩壁
  • 幽ノ沢左俣中央ルンゼ
  • 石楠花尾根
  • 堅炭岩
  • 南面幕岩

周辺の山小屋

  • 肩の小屋
  • 蓬ヒュッテ
  • 熊穴沢避難小屋
  • 一ノ倉岳避難小屋
  • 茂倉岳避難小屋
  • 清水峠避難小屋
  • オジカ避難小屋
  • 大障子避難小屋



  1. ^ a b c d e f g 松倉一夫『ネイチャーハイク入門』JTBパブリッシング、146頁。
  2. ^ a b c 谷川岳登山の留意点 - 群馬県、2017年4月閲覧
  3. ^ この年に上越線の上越国境区間が全通し、土合駅などが開業、登山アクセスが飛躍的に改善された。
  4. ^ 戦前、戦後に於ける谷川岳の遭難について - 草加山の会、2017年4月閲覧
  5. ^ 日本医科大学雑誌第12巻第9号別冊 昭和16年発行
  6. ^ 東京緑山岳会編「谷川岳の岩場」昭和49年発行
  7. ^ a b 『クルマで行く山あるき 関東周辺 大人の遠足BOOK』JTBパブリッシング、2013年3月、93頁。ISBN 9784533090448


「谷川岳」の続きの解説一覧



谷川岳と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「谷川岳」の関連用語

谷川岳のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



谷川岳のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの谷川岳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2020 Weblio RSS