覚鑁 覚鑁の概要

覚鑁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 10:08 UTC 版)

覚鑁

嘉保2年6月17日 - 康治2年12月12日宣明暦
1095年7月21日 - 1144年1月18日ユリウス暦〉)

覚鑁座像 (高野山、密厳堂)
幼名 弥千歳
諡号 興教大師
生地 肥前国(現・佐賀県
没地 和歌山県岩出市
宗旨 新義真言宗
寺院 根来寺
寛助・青蓮・明寂
著作 『月輪観』、『五輪九字明秘密釈』
根来寺奥之院霊廟
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諡号興教大師(こうぎょうだいし)。肥前国藤津庄(現:佐賀県鹿島市納富分2011 新義真言宗大本山誕生院)生まれ。父は伊佐平治兼元、母は橘氏の娘。幼名は弥千歳。

平安時代後期の朝野に勃興していた法然らの念仏浄土思想を、真言教学においていかに捉えるかを理論化した「密厳浄土」思想を唱え、「密教的浄土教」を大成した。即ち、西方浄土教主阿弥陀如来とは、真言教主大日如来という普門総徳の尊(全ての仏徳を備えた仏)から派生した、別徳の尊であるとした。

思想を表した『月輪観(がちりんかん)』の編者として著名。また、日本五輪塔が普及する切っ掛けとなった『五輪九字明秘密釈』の著者でもあった。




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