覚鑁
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覚鑁 | |
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覚鑁座像 (高野山、密厳堂) | |
幼名 | 弥千歳 |
諡号 | 興教大師 |
生地 | 肥前国(現・佐賀県) |
没地 | 和歌山県岩出市 |
宗旨 | 新義真言宗 |
寺院 | 根来寺 |
師 | 寛助・青蓮・明寂 |
著作 | 『月輪観』、『五輪九字明秘密釈』 |
廟 | 根来寺奥之院霊廟 |
諡号興教大師(こうぎょうだいし)。肥前国藤津庄(現:佐賀県鹿島市納富分2011 新義真言宗大本山誕生院)生まれ。父は伊佐平治兼元、母は橘氏の娘。幼名は弥千歳。
平安時代後期の朝野に勃興していた法然らの念仏・浄土思想を、真言教学においていかに捉えるかを理論化した「密厳浄土」思想を唱え、「密教的浄土教」を大成した。即ち、西方浄土教主阿弥陀如来とは、真言教主大日如来という普門総徳の尊(全ての仏徳を備えた仏)から派生した、別徳の尊であるとした。
空思想を表した『月輪観(がちりんかん)』の編者として著名。また、日本に五輪塔が普及する切っ掛けとなった『五輪九字明秘密釈』の著者でもあった。
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