衝突被害軽減ブレーキ 事故・トラブル

衝突被害軽減ブレーキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/19 06:34 UTC 版)

事故・トラブル

  • 2013年11月10日、埼玉県深谷市のマツダ系ディーラーにて開催された試乗会で、自動ブレーキ機能が付いたマツダCX-5の自動ブレーキ機能のデモ中にCX-5が暴走し、運転していた客と販売会社の従業員が負傷した。運転していた客がアクセルを全開にしたため、自動ブレーキ機能の作動限界速度である30km/hを超えてしまい、停止するはずのマットの手前で止まらずその後ろのフェンスに衝突したものである。販売会社の従業員については、説明責任により業務上過失傷害の疑いで書類送検され、運転者についても必要以上にアクセルを踏みこんで同乗者にけがを負わせたことから自動車運転過失傷害の疑いで書類送検されている[45]。この事故を受けてマツダは、自動ブレーキ機能の体感試乗会を自粛している。なお自動ブレーキには故障や異常はないとマツダは発表している[46]
  • UDトラックスは2016年3月18日、2014年モデルのクオンの自動ブレーキが前方車両がいなかったにもかかわらず、阪神高速5号湾岸線六甲アイランド北出入口付近、魚崎浜出入口付近、住吉浜出入口付近、中島出入口付近で、それぞれ高架橋や道路の継ぎ目を前方車両と判断する誤作動を起こしていたことを明らかにした。UDトラックスは当該区間を走行する際は自動ブレーキを解除するように呼びかけ[47]、2016年7月29日に自動ブレーキのリコールを国土交通省に届け出た[48]
  • 2016年11月27日、千葉県八千代市の日産自動車販売店で運転支援機能を搭載したセレナに試乗した男性が信号待ちをしていた車に追突し乗っていた夫婦に全治二週間のけがを負わせた。男性は同社の営業社員と同乗していたが営業社員が「ブレーキを踏まなくて大丈夫」と指示したことや事故当日は日没後で雨も降っており自動ブレーキは機能しなかったことが原因であった[49]。これを受けて千葉県警交通捜査課と八千代署は2017年4月14日、同店店長と営業社員を業務上過失傷害容疑で、試乗していた男性を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、千葉地検に書類送検した[50]



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