蝗害
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蝗害を扱った作品
- 『旧約聖書』「出エジプト記」 - 「十の災い」の一つとして出てくる。
- 『大地』 - ノーベル文学賞作家パール・バックの小説。
- 映画『エクソシスト2』 - 1977年公開、「悪魔の象徴」として描かれる。
- 映画『愛と哀しみの果て』 - 1985年のアメリカ映画。
- 映画『名もなきアフリカの地で』- 2001年のドイツ映画。ケニアでの蝗害が物語で重要な役割を果たす。
- 映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』 - 2022年のアメリカ映画。遺伝子組み換えによって作り出された巨大イナゴによる局地的な蝗害がストーリーの一つの軸となっている。
- 『インガルス一家の物語』- ローラ・インガルス・ワイルダーの小説。続編となる『インガルス一家の物語3:プラム・クリークの土手で』で蝗害が物語の転機となる。テレビドラマ『大草原の小さな家』の原作。
- 『蒼茫の大地、滅ぶ』- 西村寿行の小説。東北を襲った蝗害をきっかけに東北6県が日本国から独立する。
- 『墨攻』- 漫画版で人工的に蝗害を起こし、敵対国を兵糧攻めにする戦術が登場する。
- 『百姓貴族』 - 十勝地方における農業の歴史を語る時に、蝗害が度々引き合いに出される。(蝗害に巻き込まれた経験のある筆者の祖母曰く、蝗害発生時には藁や紙や着ている着物まで植物性のものはなんでも食われた、とのこと。)
- 『山猫の夏』 - 船戸与一の小説。40億匹の蝗害を起死回生のゲリラ戦に利用する。
- 『彩雲国物語』 - 雪乃紗衣原作のライトノベル。作中で起こる天変地異の一つとして蝗害が発生する。
- 『エリア88』 - 新谷かおるの漫画。蝗の大群で航空基地が覆われ、戦闘機の離陸に支障をきたす話がある。
- 『B・B』 - 石渡治の漫画。傭兵時代の主人公が作戦行動中に陥った危機を打開するために、蝗害を利用する。
- 『輝ける碧き空の下で』 - 北杜夫の小説。ブラジルに入植した日系移民の農場で蝗害が発生した様子が描かれる。
- 『ゴールデンカムイ』 - 野田サトルの漫画。主人公らが北海道東部を襲った蝗害で足止めされる他、集落が被害を受け出稼ぎに出るアイヌが登場する。
- 『呪術廻戦』 - 芥見下々の漫画。人間の蝗害に対する恐れが顕現して生まれた呪いが、主人公と交戦する。
- 『薬屋のひとりごと』 - 日向夏の小説。作中で蝗害が登場する。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o ギルバート・ウォルドバウアー著、丸武志訳『新・昆虫記』、2002年、大月書店、ISBN 4-272-44029-2
- ^ a b c d e f g [藤崎、田中:2004]
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- ^ 農業情報研究所(WAPIC) アフリカの農業・食料生産、バッタが追い討ち、FAOが緊急援助要請
- ^ 中筋房夫編『個体群動態と害虫駆除』、1989年、冬樹社、ISBN 4-8092-1305-6
- ^ Desert Locust Information Service of FAO: Locust FAQs
- ^ Locusta migratoria migratorioides (Reiche & Fairmaire)
- ^ Insect pests of cereals in Ethiopia Schistocerca gregaria (Forskal)
- ^ a b c d FAO combats major locust outbreak in Afghanistan
- ^ Animal Dibersity Web Melanoplus spretus
- ^ オーストラリア政府農水林産省 Description of an Australian plague locust。写真あり。
- ^ 彭邦炯 商人卜螽説——兼説甲骨文的秋字、1983年、農業考古、1983年第2期
- ^ 中國哲學書電子化計劃 詩経·小雅·大田
- ^ 漢書 文帝紀(ウィキソース中国語版)。
- ^ 国学网站 子部 论衡 乱龙篇第四十七
- ^ 李純然 蝗者、在上貪苛之所致也
- ^ 『貞観政要』 巻八 務農第三十(凡四章)
- ^ 《贞观政要》卷8《务农》、上海古籍出版社1978年版、第237頁。
- ^ 『旧唐書』姚崇伝(ウィキソース中国語版)。
- ^ 陳芳生『捕蝗考』(ウィキソース)
- ^ 人民報 密密麻麻!海南發生歷史最嚴重蝗災
- ^ “雲南省のラオス国境付近にバッタの大群、ドローンで防除作業”. AFPBB News. AFP通信 (2020年7月11日). 2020年7月19日閲覧。
- ^ 出エジプト記10章
- ^ a b FAO Significant progress in Afghan locust battle
- ^ a b FAO Locusts could reach India and Pakistan
- ^ 外務省 パレスチナおよびイエメン、スーダン、エリトリア、エチオピアに対するFAOを通じた貧困農民支援について
- ^ 2020/02/20 07:30 「一瞬で何もかも奪う」アフリカの大地を食い尽くす蝗害、バッタ博士が解説 - 『Forbes』
- ^ “バッタが大量発生、過去25年で最悪の農業被害 インド北西部”. AFP (2019年12月26日). 2020年2月26日閲覧。
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- ^ 京都新聞2020年2月5日朝刊
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- ^ Alexandra M. Wagner (Winter 2008). “Grasshoppered: America's response to the 1874 Rocky Mountain locust invasion”. Nebraska History 89 (4): 154–167.
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- ^ ヌップクかわら版 第3回ヌップク川円卓会議資料、1998年
- ^ 『新十勝史』p182,十勝毎日新聞社刊,1991
- ^ 『帯広市史(平成十五年編)』p123
- ^ 『音更町史』、1980年、p48
- ^ 『音更町史』、1980年、p51
- ^ a b c 笹川満廣『現代応用昆虫学』、1984年(昭和59年)(参照したのは1991年(平成3年)の第6刷)、ISBN 4-254-42006-4、p.160
- ^ 弘前学園 学園だより156
- ^ 田中寛, 保田淑郎, 柴尾学、「関西国際空港の一期島と二期島におけるトノサマバッタの大発生と管理」 『関西病虫害研究会報』 2015年 57巻 p.1-9, doi:10.4165/kapps.57.1
- ^ 四国新聞社 新滑走路からバッタを退治/関空、8月の供用に準備、2007年(平成19年)
- ^ 前野ウルド浩太郎 (著) バッタを倒しにアフリカへ 光文社新書 2017年
- ^ The WHO Recommended Classification of Pesticides by Hazard(PDF 1.22MiB)
- ^ a b 国際連合食糧農業機関(FAO) バッタと闘う(PDF 3.67MB)
- ^ リアルタイムウンカ飛来予測サイト
- ^ 日本古代資料本文データ
- ^ 日本後紀
- ^ 『歴史地理学 37 近畿地方における享保17年の蝗害と取箇の分布』(池内長良)、中央公論社『日本の歴史17』、『徳川実紀』、『続日本王代一覧』
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