茶 産業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/23 00:42 UTC 版)

産業

生産

2017年における世界生産量に占める割合(色が濃いほど生産割合が高い)。
   20% 以上
   10 から 20%.
   5 から 10%.
   1 から 5%.
   0.5 から 1%.
   0.5% 未満

国連食糧農業機関 (FAO) の統計によれば、2010年における世界の茶葉生産量は、約452万トンである。地域別では、アジアが生産量の約84%、アフリカが約14%、南北アメリカが約2%を占める。上位5か国は中国インドケニアスリランカトルコであり、国別生産量は次表のとおり[115]

2008 2009 2010
 中国 1,274,984 1,375,780 1,467,467
 インド 987,000 972,700 991,180
 ケニア 345,800 314,100 399,000
 スリランカ 318,700 290,000 282,300
 トルコ 198,046 198,601 235,000
 ベトナム 173,500 185,700 198,466
 イラン 165,717 165,717 165,717
 インドネシア 150,851 146,440 150,000
 アルゼンチン 80,142 71,715 88,574
 日本 96,500 86,000 85,000
合計 4,211,397 4,242,280 4,518,060

日本の茶の生産量は静岡県が1位である(2020年統計)[116]。続いて鹿児島県が2位、三重県が3位、宮崎県が4位である[116][117]。産出額においては静岡県が2019年に鹿児島県に抜かれ、1970年から49年間続いた首位の座から陥落した[118][119]

販売

世界での茶類の販売額は454億ドルと推計され(イギリスの調査会社ユーロモニターインターナショナルによる)、「リプトン」ブランドを有するユニリーバが10%強のシェアを持つ最大手である[120]


注釈

  1. ^ 風味の違いなどから日本茶中国茶紅茶などは別の植物の葉であると誤解されることもあるが、種の違いを除き、分類学上は全て同一(ツバキ目ツバキ科ツバキ属に分類される常緑樹)である。
  2. ^ インドからアラビアを経て北アフリカにかけての地域では、日常的な飲用物としての紅茶を「チャイ」と称している。
  3. ^ (岩間眞知子 2009, p. 3-17, 201-216)。なお、岩間は『神農本草経』において、苦菜が含まれている上薬を「無毒で長期服用が可能な養命のための薬」と定義していることを指摘し、茶が上薬に該当しかつ苦菜の特徴と共通すると主張して苦菜を茶とした陶弘景の説を肯定している。
  4. ^ 紅茶は、高温の沸騰した水で抽出し、かつ硬水だと渋くならない。
  5. ^ 喫茶の話を記した7首の作者は藤原明衡(2首)、中原広俊、源経信藤原実範藤原基俊、藤原周光(編者)の6名でいずれも遣唐使の停止から100年から250年も後の人物である。
  6. ^ この二つの資料は制作年代にも疑問があり、法的な拘束力はなかったとされる。しかし、当時の支配者層は農民が茶を嗜むことは贅沢で怠惰なイメージを持っていたと思われる。[92]
  7. ^ 静岡県出身のため「茶ばたけ」というユニット名でのデビューも考えられていた。『夜のヒットスタジオ』などでの烏龍茶発言で静岡茶の売り上げにはマイナスになったが、静岡県発祥の伊藤園の業績が伸びた。
  8. ^ Ramusio, Giovanni Battista (1574). Secundo volume delle navigationi et viaggi (2nd ed.). Venetia. https://archive.org/stream/secundovolumedel00ramu#page/n37/mode/2up 
  9. ^ 詳細は「老化#糖化反応説」「サポニン」を参照。
  10. ^ タイ語で เมี่ยง [mîaŋ] と呼び、言語学者の冨田竹二郎はこの語が中国語の「茗」(茶葉の別称、あるいは茶の若葉のこと)から来たのではないかとしている。[143]

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