腕相撲 決まり手

腕相撲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 06:41 UTC 版)

決まり手

1.崩し技

  • 棒崩し ※棒倒し
  • 巻き崩し ※巻き伸ばし
  • 棒引き崩し
  • 巻き込み引き崩し
  • おいかぶせ引き崩し
  • 指ほどき引き崩し
  • 直線引きつぶし
    【引く寸前に相手の手首を小指薬指中指で強くしめ、相手の手首を折るように台面に引き潰す】[9]
  • 指攻め引きつぶし
    【引きつぶしに似ているが、特に親指と人差指で相手の親指の根元を強くしめながら引き崩すのが特徴】[9]
  • 手首吊り崩し
    【一気に寄れば相手の肘が瞬間にあがる。そこを狙って、極め手に移る】[9]
  • 寄りかぶせ吊り
    【一気の相手の腕に自分の肘をぶつけるように寄りながら四本の指で相手を包み、自由を奪う】[10]
  • 寄り身指吊り崩し
    【相手の親指の根元を固く握り寄り身に相手を吊上げ力を弱める】[10]
  • 寄り身平手吊り崩し
    【指ほどき引き崩しに似ているが、寄り身の時にを上に向け、相手を吊り上げ相手の力を弱める】[10]
  • 肩抑さえ崩し
  • 支え吊り込み返し

2.誘い技

  • 受け流し崩し ※くれ手
  • すくい倒し 
  • 誘い四方大廻し ※大廻し
  • 捨て身煽り崩し 
  • 瞬発手首返し ※燕返し

3.抑さえ込み技

  • 平抑さえ
  • 押し手抑さえ
  • 逆手抑さえ
  • 立ち抑さえ ※磐石の構え
  • 不動固め
  • 十字固め

4.起こし技

  • かつぎ起こし
  • 巻き起こし ※一寸引き
  • 突き引き起こし
  • 突き出し小手返し

5.極め手技

  • 平極め
  • ねじりほどき極め
  • 引き落し極め
  • 巻きほどき極め
  • 引きつぶし極め
  • 引きひねり極め
  • もみ極め
  • 九十度回転極め
  • 煽り極め - 神田地獄
    【“神田”はこの技を得意とし決められると勝つことができないほどの強者だった人の姓から付けられた[11]
  • 瞬発たたき極め
  • かかえ伸ばし極め
  • 体引きほどき極め
  • 瞬発出鼻極め
  • 三所(みところ)攻め

6.出し技

  • 突き出し
  • 逆手突き出し

7.中間技

  • 人の字受け

8.特殊技

  • 一丁半





注釈

  1. ^ 室町時代初期成立の軍記物である『義経記』や江戸時代成立の『土佐物語』巻第五に表記例がみられる。『広辞苑 第六版』岩波書店にも「腕押し」の記載がある。

出典

  1. ^ 天照大御神は、建御雷神かその父、伊都之尾羽張を下界の平定に派遣したいと所望したが、建御雷神が天鳥船とともに降臨する運びとなる。出雲の伊耶佐小浜(いざさのおはま)に降り立った建御雷神は、十掬の剣(とつかのつるぎ)を波の上に逆さに突き立てて、なんとその切っ先の上に胡坐をかいて、大国主神に対して国譲りの談判をおこなった。大国主神は、国を天津神に譲るか否かを子らに託した。子のひとり事代主神は、すんなり服従した。もう一人、建御名方神諏訪諏訪大社上社の祭神)は、建御雷神に力比べをもちかけるも、手づかみの試合で手をつららに変身させ、怯んだ建御名方神はその隙に一捻りにされたため、恐懼して遁走し、科野国洲羽の湖で降伏した。これによって国譲りがなった
  2. ^ 建御雷神建御名方神の手をつかんだ時に、「若葦を取るが如く、搤(つか)み批(ひし)ぎて投げ離ちたまへば、(建御名方神が)即ち逃げ去(い)にき」とあるが、建御雷神が建御名方神の手(腕)をちぎり取って、それを投げ捨てたという。『古事記』が書かれた時代には既に相撲ないし力比べのルールが確立しており、それを反映しているという説もある。
  3. ^ 『曾我物語巻第一』〔同(おな)じく相撲(すまふ)の事(こと)〕 滝口、堪たまらぬ男をとこにて、「首を捕るか、捕らるるか、力は、外にもあらばこそ。いざや、老いの御肴さかなに、力比べの腕相撲うでずまふ一番」と言ふままに、座敷を立ち、直垂ひたたれを脱ぎ、「何ほどの事の候さうらふべき。しや肋骨あばらぼね二三枚、掴み破りて、捨つべきものを」とて、つつと出でけり。弥五朗やごらうも、「心得たり。物々し。力拳ちからこぶしの堪こらへんほどは、命こそ限りよ」と言ひ、座敷を立つ。一座の人々、これを見て、あはや、事こそ出で来ぬと見るほどに、近くにありける合沢あひざは、申まうす様やう、「余り囃し、滝口殿。相撲すまふは、小童こわらんべ、冠者くわんじやばらに、先づ取らせて、取り上げたるこそ、面白けれ。大人げなし、滝口殿。止まり給へ」と引き据ゑたり。
  4. ^ 『義経記 巻第三』〔弁慶生まるる事〕学問に心をだにも入いれなば、さてよかるべきに、力も強く骨太なり。児ちご、法師ほふしばらを語らひて、人も行かぬ御堂の後ろ、山の奥などへ篭り居ゐて、腕取り、腕押し、相撲すまふなどぞ好みける。
  5. ^ 月刊ボディビルディング1971年1月号「腕角力と健康」日本腕角力創始者会長 山本 晢PHYSIQUE ONLINE
  6. ^ 『腕相撲』 183頁
  7. ^ 日本腕相撲協会主催 第12回 全日本体重別腕相撲選手権大会 試合結果
  8. ^ 全日本腕相撲協会 試合規則
  9. ^ a b c 『腕相撲』71頁
  10. ^ a b c 『腕相撲』72頁
  11. ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 5』講談社、2004年。
  12. ^ 東京12チャンネル“勝抜き腕相撲” PHYSIQUE ONLINE


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