聖教新聞 聖教新聞の概要

聖教新聞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/30 09:13 UTC 版)

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聖教新聞
Seikyo Shimbunsha (head office).jpg
聖教新聞本社(東京・信濃町)
種類 日刊紙
サイズ ブランケット判

事業者 聖教新聞社宗教法人創価学会
本社 160-8070
東京都新宿区信濃町18番地
代表者 原田稔(創価学会会長)
原田光治(代表理事)
創刊 1951年(昭和26年)4月20日
前身 大白蓮華
1949年(昭和24年)創刊、月刊で現在も継続中
言語 日本語
価格 1部 75円
月極 1,934円
発行数 550万部(公称)
ウェブサイト http://www.seikyoonline.jp/
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概要

朝刊のみの発行。夕刊は発行していない。発行部数は公称550万部。「聖教」は釈迦の説いた一代聖教に由来する。同紙を出版している聖教新聞社は、宗教法人創価学会の機関紙発行・出版部門であるため、法人格がない。

また聖教新聞は日本新聞協会および日本ABC協会に加盟していない。公称発行部数は1990年代から2006年まで「550万部」となっているが、これは聖教新聞社の発表によるものである。

歴史

  • 1951年(昭和26年)4月20日 - 創刊。旬刊2面、発行部数は5000部。
  • 1953年(昭和28年)9月6日 - 週刊化。
  • 1955年(昭和30年)6月1日 - 販売店、配達員制度が始まる。
  • 1957年(昭和32年)8月2日 - 紙面が8面になる。
  • 1960年(昭和35年)9月3日 - 週2回刊化。
  • 1962年(昭和37年)1月1日 - 週3回刊化。
  • 1965年(昭和40年)1月1日 - 創価学会会長・池田大作(当時)の小説『人間革命』が連載開始。
  • 1965年(昭和40年)7月15日 - 日刊化。
  • 1970年(昭和45年)9月28日 - 現在の本社社屋(信濃町)が完成。
  • 1971年(昭和46年)1月4日 - 紙面が12面になる(現在まで変わらない)。
  • 1988年(昭和63年)1月18日 - 電算写植(CTS)による新聞制作システムに移行。
  • 1990年(平成2年)7月19日 - 紙齢10,000号。
  • 1993年(平成5年)11月18日 - 池田大作の小説新・人間革命』が連載開始。
  • 2001年(平成13年)4月20日 - 創刊50周年。
  • 2006年(平成18年)11月18日 - 聖教新聞の公式ウェブサイト「SEIKYO online」が開設される。
  • 2008年(平成20年)7月15日 - 一面記事が連日カラー化される。
  • 2010年(平成22年)4月20日 - 公式ウェブサイト「SEIKYO online」をリニューアル。
  • 2011年(平成23年)4月20日 - 創刊60周年。
  • 2011年(平成23年)11月3日 - 小説『新・人間革命』の連載が4726回となり、山岡荘八の『徳川家康』の4725回(余話も含む)を超え、日本一の小説新聞連載回数を更新する。
  • 2014年(平成26年)5月8日 - 紙面の題字・レイアウトをフルリニューアル。題字が縦並びから横並びに変わり、「名字の言」と「寸鉄」のタイトルロゴも新しいものに変わり、一面記事中に掲載されていた「わが友に贈る」が一面題字左端に移設された。
  • 2015年(平成27年)7月15日 - 日刊化50周年。
  • 2016年(平成28年)2月1日 - 公式ウェブサイト「SEIKYO online」をリニューアル(一部有料化)。
  • 2017年(平成29年)2月18日 - 小説『新・人間革命』連載が6000回突破。
  • 2018年(平成30年)9月8日 - 『新・人間革命』完結(後述)。
  • 2019年(平成31年)1月20日 - 紙齢20,000号[1][2]

紙面構成

全12面で、基本的には前6面が宗教的・創価学会に関わる組織的な記事、後ろ6面が一般的な記事(一面広告を含む)、9面はテレビ・ラジオ欄となっている。一面の題字は、2014年5月6日付まで右端に縦並びに毛筆書きで「聖教新聞」と書かれたもの(字紋は桜)が使われていたが、毎週日曜日のみ、上部に横並びで「聖教新聞」、下段に「THE SEIKYO SHIMBUN」と記されたもの(字紋は平日版と同じ)が使われていた。同年5月8日付から、紙面のレイアウト刷新に伴い、題字をCI仕様の横並びでゴチック体で「聖教新聞」(青色で地紋はなし)、下段に「SEIKYO SHIMBUN」(CIロゴ)と記されたものに変更された[3]

一面

かつては創価学会名誉会長・SGI(創価学会インタナショナル)会長池田大作の動静を前面に出すことが多かったが、2010年5月の本部幹部会を最後に池田が第一線から退いた後は池田名義のメッセージが贈られた学会ないしは各国SGI組織の活動を紹介する機会の方が多くなっている。

池田が創立した創価学園創価大学に関する記事もある。「寸鉄」が5タイトル程度、コラム「名字の言」(朝日新聞朝刊の『天声人語』、読売新聞朝刊の『編集手帳』等に相当するもの)が一面下部に掲載される。本部幹部会など大きな会合で池田ないしは創価学会会長のスピーチがあった場合は数日後に2面から3面にかけて編集されたものが掲載される。

寸鉄

朝日新聞夕刊の『素粒子』等に相当。創価学会内外の人物・支部、団体の批判や会員に向けての激励が多い。過去には会館及び会館周辺の利用について学会幹部や会員に苦言を呈したり、公明党議員の不祥事についても厳しい意見で批判するなど、他のコラムに比べ独自性を保っている。

名字の言

名字の言(みょうじのげん)は、長期連載中の一面コラムである。創刊1年後の1952年昭和27年)5月10日付から始まった。名字とは中国智顗538年 - 597年、天台智者大師)が、法華経を修行する人の位を6種類(六即)に分けた中の一つで、名字即(みょうじそく)のこと。仏の言葉(名字)によって、わが身が本来、仏であると覚知する位である。名字の言というタイトルには仏法の視点からさまざまな社会事象の本質を見極めていく意義が込められている。

創価学会関連記事

4面・5面は創価学会の日々の活動に直結する記事が掲載される。2017年(平成29年)現在は各テーマごとの掲載曜日がほぼ固定化しており、聖教新聞社が作成した『PR版』にそのスケジュールが掲載されている。

座談会拝読御書

前月20日発売の大白蓮華に掲載された座談会拝読御書を月の初めに新聞紙上でも掲載し、学会員に対して予習を徹底させている。大白蓮華を購読していない世帯では、この記事が載った紙面を座談会に持参しても良い。

社説

火曜日と土曜日を除く週5回掲載。これ以外にも4面全部を使った企画記事が掲載される場合は休載となることがある。

紙上座談会

最高幹部(会長・主任副会長・副会長・理事長・壮年部長・婦人部長・男子部長・女子部長・青年部長・その他)らによる紙上座談会が不定期[4]に掲載され、創価学会と対立する個人・団体や公明党と対立する政党への批判が行われることがある。

創価学会を退会したり、除名された後に新聞で公然と誹謗中傷された者としては、元公明党中央執行委員長竹入義勝矢野絢也、元顧問弁護士山崎正友、元教学部長原島嵩などがおり、日蓮正宗前管長阿部日顕らと共に裁判沙汰に発展することも多い。その他冨士大石寺顕正会日本共産党なども学会による批判の俎上に上がる。

なお、この面に限らず聖教新聞社関連の出版物で日蓮正宗を指す場合は「日顕宗」、冨士大石寺顕正会を扱う場合は正式名称はもちろん略称の「顕正会」という単語の使用も認めておらず、会長浅井昭衛の名前から取った「浅井一派」と呼び換えている。

きょうの発心

創価学会の都道府県中堅クラス以下の幹部が御書のお気に入りの部分を紹介しながら、自身の信仰体験や日々の活動に対する決意などを語る企画。社説と同じく、火曜日と土曜日を除く週5回掲載。

他に「声の欄」と呼ばれる会員及び購読者からの投書コーナーが設けられており、こちらは水・金・日曜の週3回掲載。また、毎週金曜日の7面には各地方の創価学会の動向を報じる地方版東京都内は『東京版』もしくは『東京・山梨版』)が掲載されている。

生活・教育・文化

6面・7面・12面は創価学会が強く推進する教育・文化関連の記事が掲載される。特に12面はオールカラーで毎日多彩な企画が行われる。こちらも4面・5面と同様各テーマごとの掲載曜日がほぼ固定化しており、聖教新聞社が作成した『PR版』にそのスケジュールが掲載されている。生活家庭関連の記事は民間全国紙で見受けるような内容と大きな差異はない。

小説・漫画

創刊と同時に、当時現職だった第2代会長戸田城聖の手による小説『人間革命』が掲載される。戸田版『人間革命』は、1957年(昭和32年)に完結し、単行本化された。

その後、創価学会は会長不在が3年間続き、加えて3代会長に就任した池田もまだ若輩で戸田が遺した『人間革命』の続編的作品に取りかかれるだけの実務経験がないという事情があった。このため、池田の日本正学館勤務時代に雑誌で執筆経験があった作家の山岡荘八に依頼、時代小説『高杉晋作』を連載してもらった。山岡の『高杉晋作』は、1962年(昭和37年)8月から1964年(昭和39年)12月8日まで掲載され、完結後は山岡が懇意にしていた講談社から単行本化された[5]

日刊化を目前に控えた1965年(昭和40年)1月1日付で、満を持して池田版『人間革命』の連載が始まった[6]。池田版『人間革命』は中断をはさみながら28年、連載全1509回、単行本全12巻の長篇小説となり[7]1993年(平成5年)、続編『新・人間革命』へ移行。池田は「完結までに30巻を予定する」と単行本第1巻あとがきに記したため、その後は中断もなくなりハイペースで執筆が進められた。2018年(平成30年)9月8日の第6469回[8]をもって、満25年に渡った連載は完結した[9]

『新・人間革命』完結後は当分の間、連載小説は掲載されない予定である。

また4コマ漫画として長期に亘って『バリバリ君』の連載が続いていたが、2004年(平成16年)に芝しってるによる『あおぞら家族』に交代。『あおぞら家族』は2016年(平成28年)7月25日の第4000回をもって連載終了となり、8月1日から堀田あきお・かよ夫妻による『ちーちゃん家』がスタートした。

一般記事

一般の政治・経済・事件に関する記事や、プロ野球の結果などのスポーツ関連の記事も、テレビ欄直前の2面(一般紙の社会面に相当する面)にわたって時事通信社より配信された記事を転載している。外信記事は共同通信社からも配信を受けている。プロ野球のナイターの結果を伝える記事や時差のあるサッカー日本代表の国際試合では試合が長引くと最後まで掲載されないこともある。またスポーツ面の場合、創価学会員のスポーツ選手の活躍の記事を比較的大きめにするのも特徴である。

政治記事は創価学会が支持母体となっている公明党に関するものが見られる。国政選挙地方選挙で公明党公認候補が議席を獲得した場合は氏名・当選順位・得票数などが、無投票当選の場合はその旨が掲載される。

広告

広告は創価学会系の出版社などの広告の他、一般企業・団体のものがある。また、発行される地域向けの広告(求人案内、発行地域関連の商業施設など)に差し替える地域も存在する。

その他

  • 2008年(平成20年)7月15日付紙面から記事内の文字サイズが拡大された(一部記事を除く)。また、同日付から一面コラム「名字の言」の下段に日本の主要都市の天気マーク(札幌仙台東京新潟長野金沢名古屋大阪広島高松福岡鹿児島那覇)が掲載されていたが、2014年5月8日の紙面のフルリニューアルで最終面に移設された。同時に、天気欄は3時間ごとの表示となり、洗濯紫外線などの情報も新たに加わった。
  • 新聞休刊日は大手全国紙や地方紙と同じ日に設定されている(毎週日曜日に掲載されている『週間テレビガイド』は休刊日前日は土曜日に振り替え掲載される)。また新聞休刊日以外では12月30日31日1月3日に年末年始のため休刊になる(12月29日付及び1月1日付け紙面では後ろ3面に3日分のテレビ欄をまとめて掲載する)。
  • 通常は12ページで発行されているが、前述の東日本大震災の影響で2011年3月16日付から4月19日付まで、東北地方の製紙工場が被災したのに対応して8ページでの発行に変更された。同年4月20日(この日創刊60周年)付から通常の12ページに戻った。
  • 大阪府立図書館大阪市立中央図書館では、大阪府内版ではなく東京都内版を所蔵している(公明新聞は両図書館で関西版を所蔵)。

番組表

テレビ欄には2011年(平成23年)7月23日付けまでGコードが記載されていたが、地上デジタル放送完全移行[10]に伴い同年7月24日付けから東日本大震災で被災した東北3県(岩手県宮城県福島県)発行分を含めGコードが掲載されなくなった。また関東地方のテレビ欄の並び順も7月24日付からこれまでのアナログチャンネル順からリモコンキーID順に再編された。2014年5月8日付から前述の紙面フルリニューアルで最終面の地上波テレビ・ラジオ欄と10・11面のBSデジタル欄を1ページに集約する形で中面(基本的に9面)に移設した。なお番組表は東京ニュース通信社から配信された物を掲載している。

東京都内版

テレビ
ラジオ

大阪府・奈良県版

テレビ
ラジオ

愛知県・岐阜県・三重県版

テレビ
ラジオ

福岡県・佐賀県版

テレビ
ラジオ

北海道版

テレビ
  • フルサイズ:NHK総合、NHK Eテレ、HBCSTVHTBUHBTVh
  • ハーフサイズ:『○日のテレビ番組』として、上記7局の翌日の番組表を掲載。
ラジオ

BSデジタル

番組解説欄

  • テレビ番組の解説記事が2 - 5番組程度(大阪府内版は2番組のみ、地域によって異なる地域あり)掲載されている。ラジオ番組の解説は、NHK第1とNHK-FMのいずれかの番組が1日1本ずつ掲載される。
  • 今後放送予定のテレビ番組や、出演者にスポットを当てた「番組ファイル」が連日掲載されている。ただし日・月曜日は休載だが、その日のテレビ番組を記者が視聴して解説する「試写室」に差し替えられることもある。
  • 日曜日の番組欄には、読売新聞の「放送塔」と似た内容の、読者からのテレビ番組の投書欄「反響板」が掲載されている。



  1. ^ 充実する「SEIKYO online」、SEIKYO online、2019年1月21日。
  2. ^ 本紙創刊2万号記念特集㊤、SEIKYO online、2019年1月20日。
  3. ^ 「聖教新聞」と「SEIKYO SHIMBUN」の間には波状の線(青色)が入る。学会では、「会員を希望で照らす太陽の新聞という意味を込め、水平線をあしらった」と説明した。社会に新風起こす希望の言論 紙面刷新に大きな反響 - 聖教新聞2014年5月23日付社説、公式サイトにて2014年5月24日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ 現在は掲載される場合でも月曜日と木曜日に事実上固定されている。
  5. ^ 『「新・人間革命」完結記念特集・中 日本一の連載回数』 - Seikyoonline 2018年9月12日更新。
  6. ^ 新聞連載での筆名は法悟空。戸田の筆名の妙悟空と合わせて妙法の意義が込められている。単行本では池田大作名義となる。
  7. ^ 『「新・人間革命」完結記念特集・上 反転攻勢の力に』 - Seikyoonline 2018年9月11日更新。
  8. ^ 『人間革命』から通算すると全7978回。
  9. ^ 世界広布新時代第36回本部幹部会・九州総会が開催 - Seikyoonline 2018年7月10日更新。
  10. ^ ただし、東日本大震災で被災した東北3県(岩手県宮城県福島県)は特例法により、2011年7月24日時点で地上アナログ放送の終了が見送られていたが、2012年3月31日付けをもって先般の3県(岩手県、宮城県、福島県)でも地上アナログ放送は終了した。
  11. ^ 週刊文春』2002年9月19日、文藝春秋、2002年9月。
  12. ^ a b 寺澤有「[試算] 年間200億円!? 創価学会マネーにたかる新聞に公明党批判ができるのか」、『SAPIO』2007年11月14日、小学館、2007年11月。
  13. ^ 沖縄県に於いては1975年から本土で発行する日刊新聞としては史上初めて現地印刷を開始。2008年11月日本経済新聞が現地印刷を開始するまでは聖教新聞が唯一であった。
  14. ^ 旧読売新聞東京メディア制作
  15. ^ 2008年10月31日に廃刊されるまでは名古屋タイムズに委託していた
  16. ^ 2012年度までは豊中市にあった工場(2011年3月まで日刊オフセット工場)に委託
  17. ^ a b 2014年「大阪オール印刷」より社名変更(同社会社案内・沿革
  18. ^ 2004年5月に道新旭川印刷に委託先変更
  19. ^ 2006年11月に読売新聞大阪本社関連会社の関西図書印刷に委託先変更
  20. ^ ◆「聖教新聞」の印刷委託先・37ヶ所 全リスト(創価学会と極左動向)
  21. ^ 聖教新聞、公明新聞の印刷開始(毎日新聞首都圏センター)
  22. ^ 東京都多摩地域と山梨県の全部。地域版が「東京・山梨」となっているのはこのためである。
  23. ^ a b 同局ラジオテレビともに


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