群馬テレビ 関連企業

群馬テレビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 07:28 UTC 版)

関連企業

  • 群馬テレビエンタープライズ - 結婚退社した女性アナウンサーがこの会社と契約を結び、時々群馬テレビの単発番組に出演することがある。そのため事実上群テレ専属契約のアナウンサーとみなすことができる。

マスコットキャラクター

キャラクターは、ポチッとくん。顔の部分がテレビのモニターになっている犬。名前の由来は「ポチッ・・・と群馬テレビをつけてほしい」と犬の名前でおなじみの「ポチ」を合わせたもの。TOKYO MX制作で当局にもネットされている『5時に夢中!』では、番組セットのディスプレイに、群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」とともにポチッとくんのぬいぐるみが飾られている。

その他

不祥事

2020年から2023年8月までの3年間、武井和夫社長の独断で計25回にわたって大規模な人事異動を行い、多くの社員に複数部署を兼務させると同時に外部制作会社やフリーランスとの取引も停止または削減させ、社内の未経験者に番組を制作させるなどした。その結果、字幕の誤りや違う映像を流すなどのトラブルが発生した。ニュース取材も、武井社長による「スポンサーではない自治体や企業に取材に行く必要はない。NHK前橋放送局に行ってもらえばいい」「有料の防災情報の契約を結ばない館林市、渋川市、富岡市には取材に行く必要はない」などの理由で取材を減らすよう求め、実際にニュース番組の放送時間が短縮した事例も発生した[21][22][23]。更に経費削減に伴う長時間労働の改善などについて、群馬テレビと団体交渉していた同社の労働組合幹部を不当に配置転換させる事例も発生したとして、同組合は2023年10月18日に群馬県の労働委員会に救済を申し立てた[21][24]。2023年10月23日、同組合が群馬県庁に説明で訪れ、「畑違いの部署の人事異動が頻繁に行われてテレビ局としてのノウハウは失われ、このままでは会社がなくなってしまうのではないかという危機感を持っている」と説明した[25]

山本一太群馬県知事も、定例会見の際に群馬テレビの筆頭株主であるの対応などを問われ、山本知事は「事実であれば、テレビの公共性や報道機関の姿勢を考えると、非常に問題がある」との見解を示した[22][26]。「取材に行く必要ない」と名指しされた館林市の多田善洋市長や富岡市の榎本義法市長も26日に「発言が事実なら残念」とコメント、渋川市も取材に対し同様の姿勢を示している[23]。伊勢崎市長の臂泰雄は2023年11月1日の定例会見で「(事実だとすれば)問題のある発言」と述べた上で、群馬県が制作するアニメーション番組『ぐんまちゃん』において、群馬テレビがボートレースを扱っている放送回を差し替えたことについても「公共性を持つ報道機関だから取りやめたという(当時の)判断とは真逆」とも指摘している[27]

今回の問題に関連して、群馬銀行の深井彰彦頭取が2023年10月31日に行われた定例会見で「心配している。良い形で早期に解決していただくのがわれわれの希望だ」と述べた上で「群馬銀行として武井社長に対し、適切な形で早く社員が心を一つにして良い番組を作るために、この問題は善処してくださいと先週要請しました」ことを明かしている[28]。「(群馬テレビは)公益性が高い企業。申し立てがあったことを重く受け止めている」とも述べている[29]。これに関連して、武井社長は11月1日の夕方に群馬県庁を訪れて、「組合とは話し合いを進めている。きちんと説明していく」「取締役会や株主総会で今回の状況について、しっかりと説明していく」の2点を説明したという[25]

山本知事は2023年11月2日に行われた定例会見で、群馬テレビの筆頭株主として群馬県が武井和夫社長と労働組合から事情聴取したことを明かした上で「群馬テレビが今後、しっかり県域放送局としての役割を果たしてもらえるか、正直疑問に思っている。完全に異常事態だ」と述べ、強い懸念を示している[30]。山本知事は「県民への県政情報を発信する媒体で災害時の緊急情報発信の役割もある。組合がほかの株主に説明するのも踏まえ、対応を考えたい」と述べ、群馬テレビで2020年から3年間で延べ122人の人事異動が実施されたという労働組合の説明には「地方テレビ局でこんなことは聞いたことがなく、よほどのことだ」と問題視している[30]

その後、2023年12月22日、同日開催の取締役会において武井社長に対し「(経費削減のため番組制作の外注をやめる)業務の内製化が性急で強引」であり「求められる社会的責任、使命、正常な形での放送業務を果たせない状況を改善し、県域放送局としてあるべき姿を回復させるべく熟慮を重ねた結果」として解任動議が出され、県や県議会などの取締役から反対意見はなく、賛成多数で可決、武井は解任された。後任は同日、専務取締役兼報道局長の中川伸一郎が就任した。これまで群馬テレビは群馬銀行出身者がトップに就任する事が慣例となっていたが、初めてプロパー社員のトップ就任となった[10][31]

2024年1月5日、山本知事は定例会見の質疑応答において、武井の社長解任に触れた上で群馬テレビの取締役会において、9割以上の取締役が武井の社長解任を支持したことを明らかにし、「この事実が、すべてを物語っている」と述べた[32]

なお、放送局での類似の事例が、ちょうど30年前にあたる1993年アール・エフ・ラジオ日本でも起きており、長らく社長・会長としてワンマン体制を構築し、自らの思想・信条から番組編成への介入や労使関係などで強引な会社経営を行い混乱させた遠山景久が、幹部からの事実上のクーデターにあう形で取締役会で解任されている。


注釈

  1. ^ 「GTV」の略称ロゴは、自社での使用頻度は少ないが、技術協力で参加しているTBSテレビ制作の『全日本実業団対抗駅伝競走大会』(ニューイヤー駅伝)のスタッフロールで表示されている。
  2. ^ ただし、同年の1月から試験的にアニメ番組に限りウォーターマークを表示していた。
  3. ^ デジタルにおいてはあくまで簡易的にアナログ放送をデジタルでも送出していただけに過ぎない。
  4. ^ プレイボール』『BLACK LAGOON』『Mission-E』『GA 芸術科アートデザインクラス』『日常』『アクセル・ワールド』『AKB0048』『リトルバスターズ!』『惡の華』『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』などを放送。『惡の華』の原作者押見修造と『日常』の原作者あらゐけいいちは共に群馬県出身である。
  5. ^ 中でも2020年4月の『邪神ちゃんドロップキック'』や2023年1月の『あやかしトライアングル』は製作委員会参加社以外では異例となるTOKYO MXよりも先行しての放送だった
  6. ^ ただTOKYO MX等での本放送当時に本局が放送対象にならず県内で放送されなかった作品を終了後に独自で購入して放送することについては、たとえそれが小倉唯内田彩といった群馬県出身の人気声優が出演した作品であったとしても基本的にない。
  7. ^ 主に日本テレビ系作品。『犬夜叉』『スケアクロウマン』『君に届け』『結界師』『蒼天航路』『たまゆら〜hitotose〜』『あの夏で待ってる』などを放送。日本テレビ系作品以外では『プリキュアシリーズ』で実績あり。
  8. ^ かつての公共広告機構時代から放映されていた。
  9. ^ 制作・技術協力の形で中継制作にも関与している。
  10. ^ ピーナッツバターサンドウィッチ』以降の作品。
  11. ^ 1期は2020年10月にフジテレビで再放送、2期以降及び劇場版はフジテレビ企画協力。
  12. ^ 1期・2期は2022年4月より日本テレビで再放送。
  13. ^ これらの番組は日本テレビが運営している無料動画配信サービス「日テレ無料TADA!」に供給されており、TVerでは更にその供給を受ける形で配信されている。この経緯から、TVerでは日本テレビ系列の番組として扱われている[19][20]

出典

  1. ^ a b c d e f 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2023』コーケン出版、2023年11月30日、317頁。 
  2. ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2021』コーケン出版、2021年12月10日、312頁。 
  3. ^ 日本民間放送連盟『日本放送年鑑'78』洋文社、1978年12月、177頁。 
  4. ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑'92』コーケン出版、1992年11月、244頁。 
  5. ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、264頁。 
  6. ^ [1]
  7. ^ 朝日新聞縮刷版 1992年4月 32ページ(朝日新聞1992年4月1日朝刊 32ページ(テレビ欄))
  8. ^ a b c 群馬テレビ公式(ポチッとくん) [@pochittokun] (2022年12月2日). "2022年12月1日。". X(旧Twitter)より2022年12月2日閲覧
  9. ^ a b 群馬テレビ 12月1日から新チャンネルの放送を開始 同時に2番組をHD放送”. 群馬テレビ (2022年11月2日). 2022年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月3日閲覧。
  10. ^ a b 群馬テレビが武井社長を解職 「正常な報道業務果たせない」ことを理由に 新社長には専務の中川氏 - 上毛新聞社 2023年12月22日
  11. ^ 第1スタジオ|スタジオ案内|群馬テレビ”. 群馬テレビ. 2016年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月6日閲覧。
  12. ^ a b 群馬テレビ公式(ポチッとくん) Twitter - 2021年4月1日
  13. ^ 第2スタジオ|スタジオ案内|群馬テレビ”. 群馬テレビ. 2016年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月6日閲覧。
  14. ^ 群馬テレビ:スタジオ見学:第2スタジオ”. 群馬テレビ. 2007年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月6日閲覧。
  15. ^ 風人の画布”. mixi公式ホームページl2019-05-11閲覧。
  16. ^ 三隅有里子 (2011年6月10日). “変わらないもの”. 群馬テレビ. 2011年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月25日閲覧。 “群馬テレビの局アナでもあった降旗さん、私の大先輩です!”
  17. ^ ジャンポケロード【公式】 (2021年4月20日). “「お待たせいたしました、お待たせし過ぎたかもしれません!」本日、午前10時から#ジャンポケロードが#TVerにて配信開始!!見逃してしまった方や県外の方、もう一度見たいという方も、ぜひご覧ください”. ジャンポケロード【公式】@janpoke_road. 2021年5月13日閲覧。
  18. ^ ダイアンのガチで!ごめんやす【群馬テレビ公式】@gachigomeのツイート”. Twitter (2023年4月1日). 2023年4月15日閲覧。
  19. ^ ジャンポケロード《群馬テレビ》”. 日テレ無料TADA!. 2021年5月13日閲覧。
  20. ^ ダイアンのガチで!ごめんやす《群馬テレビ》”. 日テレ無料TADA!. 2023年4月15日閲覧。
  21. ^ a b 田所柳子 (2023年10月18日). “「ニュースはNHKに」社長発言 群馬テレビ労組が救済申し立て”. 毎日新聞. 2023年10月18日閲覧。
  22. ^ a b 群馬テレビ労組の救済申し立て「事実なら問題」と山本知事”. 産経新聞 (2023年10月19日). 2023年10月21日閲覧。
  23. ^ a b 群馬テレビ社長「取材必要ない」巡り 館林市長ら「事実なら残念」,毎日新聞,2023年10月27日
  24. ^ 群馬テレビ労組が救済申し立て 配置転換撤回など求める”. 時事通信 (2023年10月18日). 2023年10月21日閲覧。
  25. ^ a b 「異常事態」群馬テレビ問題で山本知事が事情聴取」『産経ニュース』、2023年11月2日。2023年11月3日閲覧。
  26. ^ 杉浦達朗、高木智子 (2023年10月20日). “群馬テレビ労組が救済申し立て 報道巡る問題発言などで社長辞任要求”. 朝日新聞. 2023年10月21日閲覧。
  27. ^ 「ぐんまちゃん」ボートレース回差し替えと「真逆の判断」 群馬テレビ社長「取材不要」発言に伊勢崎市長」『上毛新聞』、2023年11月2日。2023年11月2日閲覧。
  28. ^ 群馬テレビ問題「善処を」 群馬銀頭取が社長に要請」『上毛新聞』、2023年11月1日。2023年11月1日閲覧。
  29. ^ 杉浦達朗「「早期解決を」 群テレ大株主の群銀頭取が見解」『朝日新聞』、2023年11月1日。2023年11月1日閲覧。
  30. ^ a b 田所柳子「群馬テレビ社長と労組に県が聴取 救済申し立てで 知事「異常事態」」『毎日新聞』、2023年11月2日。2023年11月3日閲覧。
  31. ^ 群馬テレビ武井社長を解任 取締役会で賛成多数 人事異動3年で25回”. 産経新聞 (2023年12月22日). 2023年12月22日閲覧。
  32. ^ 群馬テレビ社長解任「9割以上の取締役が賛成」 群馬県知事が明らかに「社員の危機感が動かした」”. 産経新聞 (2024年1月5日). 2024年1月5日閲覧。






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