続柄 傍系同世代

続柄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 04:27 UTC 版)

傍系同世代

兄弟姉妹

兄弟姉妹は、2親等の傍系親族である。年齢や誕生日と性別によって(あに・あね・おとうと・いもうと、elder(big) brother / elder(big) sister, younger(little) brother / younger(little) sister)と呼び分けられる。

通常は同じ父母から生まれた者だが、父か母が異なる場合は「異父兄弟姉妹」(種違い)や「異母兄弟姉妹」(腹違い)(個別には「兄弟姉妹」の部分を「兄・姉・弟・妹」とする)といい、自分の親より年長の場合(父親と前妻の間にできた子が母親より年長など)も稀にある。

兄弟姉妹が複数いる場合、兄のことを年上のものから順に長兄・次兄・三兄・四兄〜末兄と呼び、弟のことを同様に長弟・次弟・三弟・四弟〜末弟と呼ぶことがある。姉妹についても同様に呼ぶことがある。

義兄弟姉妹も兄・姉・弟・妹と呼び、その場合は義兄・義姉・義弟・義妹(ぎけい・ぎし・ぎてい・ぎまい)と書いて「あに・あね・おとうと・いもうと」と呼ぶ場合が多い。

なお、以下のような呼称をする場合もある。

  • 親の養子、養父母の実子、親の再婚相手の子である義兄弟姉妹が義兄姉と義弟妹のどちらになるかは年齢による。
  • 兄弟姉妹の配偶者と配偶者の兄弟姉妹は義兄・義姉が自分より年下、義弟・義妹が自分より年上であることがありうる。
  • 配偶者の兄弟姉妹は兄弟を小舅(こじゅうと)、姉妹を小姑(こじゅうとめ・こじゅうと)とも呼ぶ。

従兄弟姉妹(いとこ)

従兄弟姉妹(いとこcousin)は、4親等の傍系親族である。

伯叔父母の子(親の甥姪)、または伯叔父母の子の配偶者である。親同士が兄弟姉妹、祖父母が共通の先祖という関係にある。

漢字では従兄弟・従姉妹・従兄妹・従姉弟というように「従」を付け本人より年上の男性のいとこ(女性のいとこ、父母の姪の夫)を従兄、年上の女性のいとこ(男性のいとこ、父母の甥の妻)を従姉、年下の男性のいとこ(女性のいとこ、親の姪の夫)を従弟、年下の女性のいとこ(女性のいとこ、親の甥の妻)を従妹と表記する。

父方の従兄弟姉妹(父の甥・姪)は堂兄弟や堂姉妹というように「堂」を付け、母方の従兄弟姉妹(母の甥・姪)は表兄弟や表姉妹というように「表」を付けて書く。

まれではあるが、おじ嫁・おば婿の甥姪と結婚した場合、夫の従兄弟姉妹と妻の従兄弟姉妹が同一人物となる。

平行いとこ・交差いとこ

互いの親が同性の兄弟姉妹であるいとこ同士を平行いとこ、異性の兄弟姉妹であるいとこ同士を交差いとこという。

二重いとこ

互いの両方の親がそれぞれ兄弟姉妹であるいとこを二重いとこという。

皇帝である同治帝は、父・咸豊帝の弟・醇親王奕譞と母・西太后の妹との子である光緒帝と二重いとこの関係に当たる。

再従兄弟姉妹(はとこ)

再従兄弟姉妹(はとこ、またいとこ、ふたいとこ、second cousin)は、6親等の傍系親族である。

伯叔祖父母の孫(祖父母の大甥・大姪、従伯叔父母の子、親のいとこ甥・いとこ姪)、またはその配偶者である。親同士が従兄弟姉妹、祖父母同士が兄弟姉妹、曽祖父母が共通の先祖という関係にある。

漢字では再(又、二)従兄弟・再(又、二)従姉妹・再(又、二)従兄妹・再(又、二)従姉弟、本人より年上の男性のはとこ(女性のはとこの配偶者にあたる男性)を再(又、二)従兄、年上の女性のはとこ(男性のはとこの配偶者にあたる女性)を再(又、二)従姉、年下の男性のはとこ(女性のはとこの配偶者にあたる男性)を再(又、二)従弟、年下の女性のはとこ(男性のはとこの配偶者にあたる女性)を再(又、二)従妹と表記する。また父方のはとこは従堂兄弟や従堂姉妹というように「従堂」を付け、母方のはとこは従表兄弟や従表姉妹というように「従表」を付けて書く。

三従兄弟姉妹(みいとこ)以降

以下同様に三従兄弟姉妹(みいとこ)または其又従兄弟姉妹(そのまたいとこ)、四従兄弟姉妹(よいとこ)、五従兄弟姉妹(いついとこ)、六従兄弟姉妹(むいとこ)〜と続く。「N従兄弟姉妹」のNは、自分から数えて何代前の祖先が兄弟姉妹となるかを表す。親等はいとこの前に付く数を2倍して2を加える。


注釈

  1. ^ 又、親の弟妹が子供である場合でも叔父と叔母にあたることにしているが、「叔父さん」「叔母さん」という呼び方としては無礼である。稀に二人称としては、おじ・おばと関わらず年齢的に呼ぶ場合もある。

出典

  1. ^ デジタル大辞泉『続柄』 - コトバンク 2017年1月19日閲覧。
  2. ^ 鄭珍、『親属記』:由曾祖而上、統謂之曾祖、高祖。由高祖而上、統謂之遠祖、或謂之先君。連己身或不連己身上數之、各視其數、謂之幾世祖。
  3. ^ 鄭珍、『親属記』:初來此居之祖、或初得爵命者、曰始祖、曰太祖、曰鼻祖、曰祖考





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