出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 18:05 UTC 版)
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この手法は、F. W. Harrisにより1913年に考案され、R. H. Wilsonの研究によって進化していった。
概要
単一商品に対する経済的発注量は、次式で表される総在庫費用 C (Q ) を最小にする発注量 Q である。
- (総在庫費用=発注費用+保管費用)
上式の因子は、次のとおりである。
- = 一定期間内の発注回数
- = 一定期間内の平均在庫量
用いられている変数と定数は、下記のとおりである。
- Q = 発注量(変数)
- D = 一定期間内の需要
- E = 発注ごとに発生する発注費用 (単位あたりの費用ではない)
- H = 一定期間内の単位あたり保管費用
このとき、経済的発注量の値 は、次式になる。
導出
を最小とする Q を求めるために、Q についての導関数を計算して、それを 0 とおく。
これを Q について解くと、こうなる。
なお、このときの総在庫費用は次式になる。