箕作元八 箕作元八の概要

箕作元八

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/24 00:00 UTC 版)

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箕作元八
箕作元八

略歴

東京帝国大学動物学科卒[1]留学先のドイツフライブルク大学近眼のため顕微鏡を使うのに困難を感じ、西洋史学の研究に転向した[1]

ハイデルベルク大学テュービンゲン大学などでトライチュケランケの指導を受け1891年明治24年)テュービンゲン大学で博士号取得。

1892年(明治25年)に帰国[1]高等師範学校教授となり[1]1893年(明治26年)には第一高等中学校教授となる。更に1900年(明治33年)から翌年にかけてフランスなどに留学し、政治史フランス革命の研究にあたる。帰国後の1902年(明治35年)、東京帝国大学教授となり近代フランス史を講義、『西洋史講話』や『仏蘭西大革命史』、『ナポレオン時代史』などを著しながら、西洋史研究の重要性を歴史学界に認めさせた功績は大きい。

脳溢血のため58歳で急死した[1]

昭和天皇に影響

昭和天皇ニューヨークタイムズのインタビューに答えた記事(1972年3月8日付)で「裕仁(昭和天皇)は、自身の人生と知的発達(Intellectual development)に最も影響した一個人は、ドイツで勉強した後に日本において西洋史の権威となった日本人教授、箕作元八であると打ち明けた。箕作の著書は、以前から西洋の歴史的傾向や西洋の民主主義を翻訳することの重要性を朕にはっきりと示しながら、その考え方を勅書に具体化して上手に取り入れることに貢献したと、天皇は述べた[2]」と紹介された。

栄典

  • 1919年(大正8年)8月10日 - 従三位[3]
  • 1919年(大正8年)8月10日 - 勲二等瑞宝章[4]                                                            

系譜

箕作秋坪の四男で[5]、母つねは箕作阮甫の三女[5]数学者菊池大麓及び動物学者箕作佳吉は元八の兄にあたる[5]。異母妹の直子は人類学者坪井正五郎に嫁いだ[5]法学者箕作麟祥統計学者呉文聰は従兄[5]医学者呉秀三は従弟[5]

妻・みつは進十六の三女[6]。みつとの間に3男3女をもうけ、長男・秋吉は理学博士号を持つ化学者であると同時に作曲家としても活動し[5]、次男・箕作豊三は夭折[7]、三男・箕作洋輔は工業技術家として知られた[5]。また長女・綾子は医学者眼科の権威・甲野謙三に[5]、次女・縫子は矢野矢に[5]、三女・歌子は堀田嘉幸に嫁いだ[5]。みつの姪・龍は外交官政治家松岡洋右に嫁いだ[脚注 1]

吉阪隆正(佳吉の孫で建築家)の妻・富久子は甲野謙三・綾子夫妻の娘である。

著書


脚注

  1. ^ 龍は進経太の長女[8]。経太は十六の長男でみつの兄[6][8]

出典

  1. ^ a b c d e 「学問の歩きオロジー わが故郷の偉人たち (3) - 現代につながる巨星たちの系譜」、100頁。
  2. ^ 水原紫織 (2020年1月). 『もう1人の「明治天皇」箕作奎吾』. ヒカルランド , p.21
  3. ^ 『官報』第2106号、「叙任及辞令」1919年08月12日。NDLJP:2954219
  4. ^ 『官報』第2107号、「叙任及辞令」1919年08月13日。NDLJP:2954220
  5. ^ a b c d e f g h i j k 「学問の歩きオロジー わが故郷の偉人たち (3) - 現代につながる巨星たちの系譜」、102頁。
  6. ^ a b 『人事興信録 第2版』甲1337頁。
  7. ^ 『人事興信録 第2版』甲1260頁。
  8. ^ a b 『人事興信録 第9版』シ113頁。
  9. ^ 人事興信所 1915, み46頁.


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