第49回スーパーボウル セレモニー

第49回スーパーボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/28 05:24 UTC 版)

セレモニー

ケイティ・ペリーによるハーフタイムショー

試合前のアメリカ国歌独唱はイディナ・メンゼルが担当した。またジョン・レジェンドが『アメリカ・ザ・ビューティフル』を歌った。

国歌の最終拍のタイミングで50ヤードラインのスタジアム上空を飛行機が通過するフライオーバーは空軍のアクロバットチーム、サンダーバーズ所属のF-16が行った[36]

ハーフタイムショーではツイッターのフォロワー数6400万人以上で、ギネスブックにも認定されているケイティ・ペリーが登場し、『Roar』『Dark Horse』『Teenage Dream』『カリフォルニア・ガールズ』『ファイアーワーク』を歌った[37]。さらに途中、レニー・クラヴィッツミッシー・エリオットがゲスト出演した[38]

放送

全米テレビ中継はNBCが放送した。実況はアル・マイケルズ、解説はクリス・コリンズワースが担当した。30秒の広告枠は過去2回より50万ドル高い450万ドルで売られた[39]。この放送は2015年5月5日に発表された第36回スポーツ・エミー賞において、最優秀中継特別番組賞を受賞した[40]

2013年:
2013年のワールドシリーズ
FOX
スポーツ・エミー賞
最優秀中継特別番組賞

2014年
2015年:
第50回スーパーボウル
CBS

全米のラジオ放送は、ケビン・ハーランが実況、ブーマー・アサイアソンが解説、ジェームズ・ロフトンとマーク・マローンがサイドラインレポートを務めた[41]

日本では、NHK-BS(解説:高野元秀、実況:松野靖彦)と日テレG+(解説:後藤完夫、ゲスト:オードリー、実況:菅谷大介)が生中継[42]GAORA(解説:村田斉潔、河口正史、実況:有馬隼人)が録画放送を行う。またJ-WAVEが日本のラジオ局初となる生中継を行う。現地ナビゲーターを平井理央、現地実況を近藤祐司、日本側ナビゲーターを別所哲也生島淳が担当する[43]

評価

2016年2月の第50回スーパーボウル開催を目前に控えた時期、複数のメディアが過去49回のスーパーボウルすべてを名勝負順に並べたランキングを発表した。そのうち『サンディエゴ・ユニオン=トリビューン』のエディ・ブラウンは、この第49回をスーパーボウル史上最高の名勝負に選んだ[44]。さらにESPNジョン・クレイトン、『USAトゥデイ』のネイト・デービス、『ワシントン・ポスト』のジェレミー・ゴットリーブ、『ニューヨーク・デイリーニューズ』のゲイリー・マイヤーズ、『ニューヨーク・ポスト』のスティーブ・サービー、『ニューズデイ』のニール・ベスト、『ヒューストン・クロニクル』のグレッグ・レイジャンの7者は、この第49回をスーパーボウル史上2番目の名勝負と位置づけた。ただしその上の第1位については意見が分かれており、デービスとサービーとベストとレイジャンは2007年シーズン第42回(2008年2月)[45][46][47][48]、クレイトンとマイヤーズは1990年シーズン第25回(1991年1月)[49][50]、ゴッドリーブは2008年シーズン第43回(2009年2月)[51]、それぞれスーパーボウル史上最高の名勝負に推している。そのほか『スポーツ・イラストレイテッド』のドン・バンクスは第5位としている[52]

シーホークスの最後のプレーについての反応

シーホークスが第2ダウン残り1ヤードの残り26秒に選択したパスプレーについては論議を呼んだ。シーホークスはタイムアウトを1回残していた。試合解説を担当していたコリンズワースは「マーショーン・リンチがいるのに、パスプレーを選択するとは信じられない。」と述べた[53]スポーツ・イラストレイテッドピーター・キング英語版もこれはスーパーボウル史上最悪のプレーコールの1つだと述べた[54]プロフットボール殿堂入りしているディオン・サンダース、同じく殿堂入りしておりNFL歴代リーディングラッシャーのエミット・スミスも同様に批判した[55]。一方ビル・ベリチック[56]サンフランシスコ・フォーティナイナーズヘッドコーチを務め、ミシガン大学のヘッドコーチに就任したジム・ハーボー[57]、殿堂入りQBのジョー・ネイマスはこのコールを擁護した[58]

リンチはこの試合の24回のランで22回は1ヤード以上ゲインしていた。ペイトリオッツのランディフェンスが相手のランをノーゲインやロスさせたのは、NFL32チーム中下から5番目の28位であった。その一方で第3ダウン2ヤード、第3ダウン1ヤードでペイトリオッツはリンチのランを止めており、後者はレッドゾーン内に攻め込まれてのものであった。リンチがシーズン中に敵陣1ヤード地点からランを試みたのは5回であり、そのうちタッチダウンはわずか1回であった。過去5年にさかのぼっても、1ヤード地点からのTDの確率は45%であり、10回以上1ヤード地点から走ったRB39人中30番目の確率であった[59]。キャリアを通しての確率は、36回中15回成功であった[60]

シーホークスのダレル・ベベルオフェンスコーディネーターは、自身がコールしたプレーであることを認め、ロケットがもっとアグレッシブにプレーしていればと語った[61]。ラッセル・ウィルソンはこのコールを良いコールだったと認め、インターセプトに終わったプレーを悔いた[62]。マーショーン・リンチも自分がボールを受け取らなかったことについて問われて、チームスポーツなので驚かなかったこと、不満の感情を表さなかった[63]。キャロルヘッドコーチは自分に全責任があると語り[64]、ベベルオフェンスコーディネーターは今後の我々にとって大切な人物であると述べた。2014年のNFLで自陣1ヤード地点まで攻め込まれた後のパスプレー109回中、守備側がインターセプトしたのは、バトラーのこのプレーのみであった。プレーオフを含めた過去10年に第2ダウン残り1ヤードでQBがパスを投げたのは270回で129回がタッチダウン、インターセプトは5回のみであった[59]


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