第二次ネオ・ジオン抗争 アクシズが逸れた原因

第二次ネオ・ジオン抗争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/16 00:33 UTC 版)

アクシズが逸れた原因

アクシズが地球から逸れた説には大きく分けて二つある。ミノフスキー力場共鳴説とサイコ・フィールド説である。2014年に制作されたOVA版『機動戦士ガンダムUC』以降の作品、資料では、サイコ・フィールド説が使用されている。

ミノフスキー力場共鳴仮説

アムロの搭乗するνガンダムのスラスター推力で、アクシズの破片の軌道変更を行うのは物理的に不可能である。この現象は、周辺に大量に散布されていたミノフスキー粒子の立体格子状構造が、サイコフレームから発振するアムロとシャア二人のニュータイプの感応波によって振動、導電性物質であるアクシズの破片に対して反発力として働いた。つまり偶発的にミノフスキー・クラフトに似た現象が大規模に起こったものだと推測されている[4]

サイコ・フィールド説

大気の断熱圧縮によって燃え上がったアクシズであったが、それでもアムロは諦めようとはせず、シャアの制止を振り切って、νガンダムでアクシズの軌道を変えようとする。これはあまりに無謀な行動だったが、アムロの精神の昂ぶりがサイコ・フレームの共振を招き、発せられたサイコ・ウェーブに引き寄せられたかのように地球連邦、ネオ・ジオンのMSがアクシズの落下阻止に手を貸すまでになった。この事態を前にしたシャアは人間の可能性を見出すが、その一方で、優しさを発揮する人間が戦闘という悲惨な結果をも生み出すと悲観。対するアムロはあくまで人間の可能性を信じようとする。するとオーバーロードしたサイコフレームが特殊な力場(サイコ・フィールド)を形成。その輝きでアクシズを包み込むと、落下軌道から逸らせた[5]のだった。これは人類が観測した最初で最大の規模のサイコ・フィールドであったとされる[6]


注釈

  1. ^ この際、ネオ・ジオンから連邦側の出席者に賄賂として金塊が贈られた。

出典

  1. ^ MODELKASTEN - 書籍 - ガンダム アーカイヴス『第一次/二次ネオ・ジオン戦争』編
  2. ^ a b c 漫画『機動戦士ガンダムシルエットフォーミュラ91』7ページ
  3. ^ a b 『機動戦士ガンダムMS(モビルスーツ)大図鑑〈PART.3 アクシズ戦争編〉』59ページ
  4. ^ 『総解説ガンダム事典Ver.1.5』116ページ
  5. ^ a b 週刊 ガンダム・モビルスーツ・バイブル 第5号 2019, p. 15.
  6. ^ 『ガンダムA』18年4月号 p.188
  7. ^ 週刊 ガンダム・モビルスーツ・バイブル 第1号 2018, p. 17.


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