瞋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/01 06:50 UTC 版)
瞋（しん、梵: dveṣa, pratigha、巴: dosa）は、仏教における煩悩のひとつで、怒りを指す[1]。瞋恚（しんに）ともいう。憎しみ[2]、嫌うこと、いかること[3]。心にかなわない対象に対する憎悪[2][4]。自分の心と違うものに対して怒りにくむこと[5]。
- ^ a b c d 中村元『ブッダの言葉』新潮社、2014年8月29日、Chapt.4。ISBN 978-4103363118。[要ページ番号]
- ^ a b 櫻部・上山 2006, p. 115.
- ^ a b 中村 2002, p. 96.
- ^ a b c d 中村元, 仏教語大辞典, 東京書籍, 「瞋」, ISBN 9784487731527
- ^ a b c 『例文仏教語大辞典』小学館、1997年、「瞋」。ISBN 4095081112。
- ^ パーリ仏典, パーリ仏典中部73 大ヴァッチャ経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ 「根本煩悩」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、2014年、Britannica Japan。
- ^ アルボムッレ・スマナサーラ『原訳「法句経(ダンマパダ)」一日一話』佼成出版社、2003年、Kindle版, 3.6。ISBN 978-4333020447。
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