真打
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浪曲
- 浪曲では、東京の日本浪曲協会、大阪の浪曲親友協会ともに階級制度は設けていない。一定期間の年季奉公(概ね3年)と御礼奉公(概ね1年)が一般的であり、それを過ぎると独り立ちとなり、節目の「名披露目」(または「年季明け」)が行われる(落語や講談の真打昇進披露に相当)。
脚注
関連項目
注釈
- ^ 小福の師匠である初代雷門福助が戦後東京を離れて、名古屋で旅館を経営する傍ら、地元の大須演芸場の高座に上がるようになったことも背景とされる。
- ^ (江戸落語家の)慣習として師匠が死去した場合、二ツ目以下の弟子は他の真打の門下に移籍する事が通例となっていることから、一門の中心として獅篭を「真打」に据えることで、なごや雷門一門を守るという意図もあったとみられる。
- ^ これらの事実は、獅篭が師匠である小福の没後にコラムで言及している[10]。その後、獅篭には2018年に入門した登龍亭獅鉄(旧名:雷門獅鉄)、2021年に入門した登龍亭篭二、2023年に入門した登龍亭篭登と三人の弟子がおり、獅篭の弟弟子の登龍亭幸福に2022年に入門した登龍亭幸吉も含め、いずれも「前座」の身分を称している(前座修業を終えた獅鉄は2021年11月に年季明けしている)。
- ^ ただし、講談師の抜擢真打運用例はあり、日本講談協会及び落語芸術協会に所属する神田松之丞(当時)は、2016年に新宿末廣亭の席亭推薦で抜擢による真打昇進が打診されたが、この時は芸協の理事会で否決されている。その後、桂歌丸芸協会長没後の2018年末の理事会で改めて松之丞の抜擢真打昇進が諮られ、2020年2月新宿末廣亭中席から真打に昇進(同時に6代目神田伯山を襲名)している。後述する芸協内の落語家と講談師の香盤序列が整理される以前は、講談師としての香盤序列は守られる一方で芸協内の当時の香盤上は9人抜きとなっていた。
- ^ 2023年10月に改修のため一時閉場となった後は、国立演芸場主催という形で紀尾井小ホールを代替として公演を行う。
- ^ 立川晴の輔は番組内で不定期に行われる「若手大喜利」コーナーのレギュラー出演者であったことから、番組内で真打昇進披露を行っている。また、2009年11月15日放送回では円楽一門会の2名(三遊亭大楽・三遊亭王楽)とともに立川志遊が昇進披露を行っており、立川ぜん馬とともに出演している。
- ^ 同年7月までの真打昇進者が対象。落語芸術協会:桂翔丸、春風亭吉好、柳亭明楽、落語立川流:立川小春志、五代目円楽一門会:錦笑亭満堂。落語協会はこの時点で真打昇進の対象者(同年9月より4名が真打昇進)がいないため、出演がなかった。
- ^ ただし、漫才協会所属芸人のうち正式に「真打ち」となっていないコンビも、定席のトリ(主任)を務めたり、弟子を採ったりしている(例:おぼん・こぼんなど)。また、死別などによりコンビが解散しピン芸人となった場合でも、実質的に「真打ち」と変わらない扱いを受けることがある(例:内海好江没後の内海桂子、Wコロン解散後のねづっちなど)。詳細は漫才協会#真打ち制度を参照。
- ^ 香盤は日本講談協会での序列に準ぜられるため、真打の序列は松鯉、陽子、紫、紅、山陽、京子、鯉栄、蘭、伯山三代目松林伯知(伯知にの芸協での昇進披露は2024年5月に予定)。
- ^ 例外としては六代目神田伯山の真打昇進・襲名披露興行で、芸協における例年の披露興行の時期(通常は5月)から外れた2月に単独で行われる昇進披露であったこともあり、芸協での披露が先行して行われた。
- ^ 四代目宝井琴柳、四代目宝井琴調(以上、講談協会所属)、神田茜(日本講談協会所属)の3名のみ(2023年5月現在)。
出典
- ^ 三重)「村正」の忠実な写しを制作へ ネットで資金募る - 朝日新聞デジタル
- ^ 小狐の太刀の話 - 福井市立郷土歴史博物館
- ^ 立川流の「二つ目、真打ちへの昇進基準」はなぜ厳しかったか 大事なことはすべて立川談志に教わった(立川談慶) - 一個人 2018年5月30日
- ^ a b 朝日新聞デジタル:真打ち選び、基準は実力?年季? 東京落語で試行錯誤 - 朝日新聞デジタル(アーカイブ)2012年5月16日
- ^ 吉川潮『戦後落語史』新潮社、2009年12月20日、205頁。ISBN 9784106103438。
- ^ a b c d 協会員プロフィール - 落語芸術協会
- ^ “円楽 落語芸術協会に加入 落語界“統一”へ一歩”. デイリースポーツ. (2017年6月28日) 2017年7月6日閲覧。
- ^ 2019年度真打昇進について - 落語芸術協会 2019年12月28日
- ^ 東方落語とは? - 東方落語ホームページ
- ^ 『長屋の花見』の巻 | 達人に訊け! - 中日新聞プラス 2016年4月8日(アーカイブ分)
- ^ a b 「真打ち」がいない上方落語、若手の実力認定の取り組み…桂三枝会長時代には模索したが実現せず - 読売新聞 2024年3月17日
- ^ 令和6年 春 真打昇進決定 - 一般社団法人 落語協会 2023年4月1日
- ^ 落語協会、12年ぶり抜てき真打ち 次世代ホープの林家つる子、三遊亭わん丈が来年3月昇進 - スポーツ報知 2023年4月1日
- ^ 令和三年二月 桂 宮治 真打昇進について - 落語芸術協会 2020年3月17日
- ^ 昇太会長が決断「新しいスターを」29年ぶり抜てき真打ち誕生 来年2月に桂宮治が5人抜き昇進 - スポーツ報知 2020年3月17日
- ^ 蝶花楼桃花 真打昇進から4カ月の落語協会史上最速で初トリ決定 - デイリースポーツ online 2022年6月10日
- ^ 立川こはる、令和5年5月5日に真打ち昇進「魔法をかけられる人になりたい」立川流初の女性真打ち - スポーツ報知 2022年11月20日
- ^ 日記「真打昇進披露興行大初日」 - 九代目春風亭柳枝オフィシャルブログ「柳枝の一筆啓上」Powered by Ameba 2021年3月22日
- ^ 『東京かわら版 2022年5月号』東京かわら版、2022年4月28日、27頁。ISBN 9784910085210。
- ^ コロナ禍でできること、できないこと…知恵と配慮の真打ち昇進披露宴 - 読売新聞オンライン 2022年4月22日
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