真備町 概要

真備町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 09:07 UTC 版)

概要

倉敷市の北西部にあたり、同市玉島地域の北部、および総社市の南西部になり、総社市(旧:総社市・清音村山手村)とともに総社圏域を形成している。倉敷圏域の北部にあたる。倉敷市や総社市のベッドタウンとして急速に人口が増加し、地区東部はスーパーマーケットなどの郊外店の出店が相次ぎ激戦区となっている。

地区内の企業は、総社市同様、倉敷の水島関連の下請け企業が多い。

その他に農産物としてタケノコがあり、県内を代表する産地である。

地区内東部の川辺・有井地区では、国道486号沿線・周辺地域でスーパーマーケットをはじめとしたロードサイド店が林立している。

地理

高梁川の西岸に地区があるが、町の北東部は高梁川西岸の総社市下原に隣接する。地区の南北端は丘陵となっており、その丘陵間は比較的広い平野部となっている。その中央部を高梁川支流の小田川が東流し、地区南東端で高梁川と合流する。丘陵には竹林が多くタケノコが特産品である。

隣接している自治体・地区

歴史

まびちょう
真備町
真備町章
廃止日 2005年(平成17年)8月1日
廃止理由 編入合併
真備町船穂町倉敷市
現在の自治体 倉敷市
廃止時点のデータ
日本
地方 中国地方山陽地方
中国・四国地方
都道府県 岡山県
吉備郡
市町村コード 33503-7
面積 44.08km2.
総人口 22,904
(2004年10月1日)
隣接自治体 倉敷市、総社市、浅口郡船穂町、小田郡矢掛町
町の木 タケ
町の花 サツキ
真備町役場
所在地 710-1398
岡山県吉備郡真備町大字箭田1141-1
旧真備町役場庁舎位置
外部リンク 真備町Internet Archive
座標 北緯34度37分44.5秒 東経133度41分32.2秒 / 北緯34.629028度 東経133.692278度 / 34.629028; 133.692278 (真備町)
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町周辺に数多くの弥生時代遺跡が確認されていることから、当時から稲作民が多数居住していたと思われる。岡田の山之谷採取の石器、下二万金峯寺裏山発見の石斧、尾崎の熊野神社裏山の黒宮大塚(弥生後期の墳丘墓と推定される)、妹(せ)の蓮池付近で発見された銅鐸などのほか、小田川沿いの平野周辺部には紀元前後の弥生遺跡が点々と位置し、当時の真備町一帯にかなりの水田が開けていたことを物語っている[1]

古代豪族下道氏(しもつみちし)の支配する地域であり、奈良時代遣唐使となりのち右大臣まで昇進した吉備真備は、この下道氏の出である。これが町名の由来となっている。

江戸時代には伊東長実が領主となり、以降代々岡田藩伊東氏の領地となった。

1871年(明治4年)、廃藩置県により、岡田藩は岡田県になり、さらに備中地方の各県が統一され真備町は深津県(のち小田県に改称)内の下道郡に属する十余の各村となる。明治9年には備前備中美作の各地域が合併し、昭和27年に真備町が誕生[1]

太平洋戦争末期に横溝正史の疎開地となり、戦後も暫くここに居留した。横溝の寓居は現在一般公開されている。

歴史的には吉備郡の流れを汲む総社市圏域に属しており、平成の大合併の際には当初総社圏域での新設合併を目指していたが、途中から倉敷市との合併も模索をし、合併を巡る住民投票や町長選の結果などの紆余曲折の末、倉敷市に編入合併となった。これを機に地区内の警察・消防の管轄が総社(総社警察署、総社市消防本部)から玉島(玉島警察署、玉島消防署)に変更となった。ただしゴミの収集は総社圏域で引き続き行っており、総社圏域西部の中核としての機能も未だ持ち続けている。

沿革

  • 1952年(昭和27年)4月1日 - 吉備郡箭田町(やた)・呉妹村(くれせ)・二万村(にま)・薗村・大備村の1町4村が合併し、真備町となる。
  • 1956年(昭和31年)4月1日 - 吉備郡穂井田村大字服部の一部を編入(現在の真備町服部)。
  • 1999年(平成11年)1月11日 - 井原鉄道井原線が開通。町内に吉備真備駅をはじめ3駅が設置される。
  • 2005年(平成17年)8月1日 - 浅口郡船穂町と共に倉敷市に編入合併となり、同日真備町は廃止。倉敷市真備町となる。
  • 2018年(平成30年)7月6日 - 平成30年7月豪雨により小田川の堤防が約100 mにわたり決壊する[注釈 2]などして、真備地区の27%に及ぶ、約1,200 haにわたって浸水する甚大な被害を受ける[2][3]。死者は51人にものぼった。

出身・ゆかりの人物


注釈

  1. ^ 倉敷市は2011年3月に策定した「都市計画マスタープラン」[1]の「地域別まちづくりの方針<地域別構想>」[2]において、真備支所管轄エリアを真備地区と設定している。
  2. ^ この洪水は、小田川が流れ込む本流(下流側)の高梁川の水位の上昇や、水流が速くなるなどして、バックウォーター現象が発生し、上流側の小田川の水位の上昇を招いたことで、堤防の決壊につながり、浸水の被害が発生した。バックウォーター現象によって発生する水位上昇と、それによる浸水被害の危険性はかねてより指摘されており、治水事業が計画されていたが、平成30年7月豪雨発生時点では未着工であった。

出典



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