皇族 皇位継承

皇族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 09:31 UTC 版)

皇族(こうぞく、: Imperial Family)は、皇帝の一族、あるいは日本天皇親族のうち、既婚女子を除く男系嫡出血族およびその配偶者の総称[1]。すなわち皇室典範の規定するところの三后皇后太皇太后皇太后)、親王親王妃内親王王妃女王天皇の退位等に関する皇室典範特例法の規定するところの上皇后の総称である。


注釈

  1. ^ 皇室儀制令19条では「親王旗親王妃旗内親王旗王旗王妃旗女王旗」。
  2. ^ ただし離婚者が出た実例は、旧皇室典範下における1896年(明治29年)の東伏見宮依仁親王のみ。なお、天皇と皇后、上皇と上皇后は離婚をすることができない
  3. ^ 公職選挙法附則2項および地方自治法附則抄第20条により「戸籍法の適用を受けないため、選挙権・被選挙権は当分の間停止されている」という規定が根拠とする見解がある。しかし、前述の法規定は「法施行時に日本国籍を有していた台湾人や朝鮮人を対象としたのであって、天皇や皇族を対象としたのではない」とする見解もある。1992年(平成4年)4月7日の参議院内閣委員会で宮尾盤宮内庁次長(当時)は、「天皇及び皇族の選挙権・被選挙権は、象徴的な立場にある天皇とその一家として『政治的な立場も中立でなければならない』という要請や、『天皇は国政に関する権能を有しない』(憲法4条1項)という規定の趣旨などを根拠として、有していないとされているのであり、公職選挙法の規定が根拠になるわけではない」とする旨の答弁している。なお、1946年(昭和21年)2月に制定された参議院議員選挙法は附則第2条で「皇族は、当分、この法律の規定にかかわらず、選挙権を有する」と規定されて皇族は参院選の選挙権を有していたが、1947年(昭和22年)4月に第1回参議院議員通常選挙が実施される直前の3月に、同年3月に公布された衆議院議員選挙法改正で参議院議員選挙法附則第2条が削除される形で皇族は参院選の選挙権を有さなくなり、同条文は参議院議員通常選挙で適用されることがなかった。
  4. ^ 皇后は、天皇を元首として待遇する国際慣習により、元首の配偶者となるため旅券を必要としない
  5. ^ 彬子女王は立命館大学の研究員なので私学共済に加入している
  6. ^ 上皇后美智子が聖心女子大学卒ということで、結婚が発表された際「洗礼を受けたクリスチャンなのではないか」とゴシップ的に問題になった
  7. ^ 昭憲皇太后については事情により「皇太后」と追号されている。詳細は「昭憲皇太后#追号について」を参照。
  8. ^ 一世内親王の婚姻相手は四世王以内とされたため、五世王・六世王の婚姻相手としては二世女王が最高位であった。
  9. ^ ただし、当時皇親の大半を占めていた伏見宮系の皇族は、全員が九世を大幅に超過していたため、邦家親王を四世親王とみなして運用が行われた。
  10. ^ 皇室典範(昭和二十二年法律第三号)「第十二条 皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。」

出典

  1. ^ 『大辞林 第三版』三省堂
  2. ^ 芦部信喜『憲法』p86
  3. ^ 藤田さつき (2020年1月20日). “皇族の「人権」どこまで? 目につく「不自由さ」”. 朝日新聞. 2022年1月20日閲覧。
  4. ^ 日本の天皇はどんな場所に住んでいる? - 中国網(2012年4月12日
  5. ^ 皇族の方々、デートで完全2人になれずNG職種の交際相手も NEWSポストセブン
  6. ^ 退位後のお立場|平成から令和へ 新時代の幕開け|NHK NEWS WEB 2020年1月2日閲覧。
  7. ^ 赤坂, pp. 1–4.
  8. ^ 赤坂, p. 7.
  9. ^ a b 赤坂, p. 8.
  10. ^ 赤坂, pp. 19–20.
  11. ^ 赤坂, p. 35.
  12. ^ 赤坂, p. 36.
  13. ^ 赤坂, pp. 38–39.
  14. ^ 赤坂, pp. 40–41.
  15. ^ 赤坂, pp. 42–43.
  16. ^ 皇室典範(昭和二十二年法律第三号)「第十二条 皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。」
  17. ^ 2021年(令和3年)10月26日の眞子内親王(小室眞子皇籍離脱以降から現在の元内親王・元女王一覧
  18. ^ ご結婚により,皇族の身分を離れられた内親王及び女王 – 宮内庁
  19. ^ 宮内庁 皇室 ご略歴
  20. ^ a b c d 皇室会議議員名簿 宮内庁 平成28年10月24日現在






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