理由なき反抗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 09:52 UTC 版)
製作
- 制作期間は1955年3月28日から5月25日[要出典]。
- サル・ミネオ演じるプラトー(プラトン)は、初期の脚本段階より同性愛者の設定で、ジムにキスを迫る場面が存在したが、カットされている[3]。ディーンが演技指導の際、「俺がナタリーを見るような視線で、俺を見ろ」とアドバイスしたという逸話が残る[3]。
評価・エピソード
- 舞台になったグリフィス天文台を世界に知らせたとして、天文台の館外にジェームズ・ディーンの胸像が建てられた。
- 本作でディーンは、自身がプライベートでも愛用していたといわれるLeeのジーンズと、当時としては特徴的で目立つ赤いジャケットを着用している[3]。本作のジーンズの着こなしは、映画『乱暴者』(あばれもの、1953年)や、テレビ音楽番組『ステージ・ショー』へのエルヴィス・プレスリーの連続出演(1956年)とともに、作業着としか見なされなかったジーンズが若者のファッションとして広まったきっかけとされる[4]。
- ジャケットについて雑誌等で「スイングトップ」や「マクレガー社製のドリズラー」と紹介されることがあるが、正確には同社の「ナイロン・アンチフリーズ」である。[要出典]
- アンディ・ウォーホルが来日した際に本作の日本版ポスターを気に入り、シルクスクリーンのアート作品として残している。
関連項目
- The film music of Leonard Rosenman East Of Eden (dir. Elia Kazan; Warner Bros., 1955) Rebel Without A Cause (dir. Nicholas Ray; Warner Bros., 1955)(CD/全15曲)
舞台化
2005年4月3日から24日まで東京グローブ座、同年5月1日から4日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて公演された。脚本は堤幸彦・中津留章仁、演出も堤幸彦が担当。キャストはジム役が二宮和也[5]、ジュディ役が貫地谷しほり、プレイトー役が豊永利行、バズ役が郭智博、レイ役が野添義弘、家政婦役が大島蓉子、他。
注釈
- ^ キネマ旬報映画データベース[1]はアダムスの役柄を「Moose」としているが誤り。
出典
- ^ 理由なき反抗 - KINENOTE
- ^ 【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|理由なき反抗
- ^ a b c 名画プレイバック 連載第5回 『理由なき反抗』(1955年) シネマトゥデイ、2015年3月27日
- ^ 大人なら知っておきたい。ジーンズの歴史【前編】〜なぜデニムはファッションになったのか?〜 LEON、2020年3月24日
- ^ LOOK at STAR! 2005年 4月号(vol.13)
固有名詞の分類
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