玉川大学 基礎データ

玉川大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/28 04:42 UTC 版)

基礎データ

シンボル

スクールカラー校章は、円(=玉)の中に縦棒が3本(=川)が入ったもので、校名「玉川」を表している。校旗は、紺の地にの校章を配したもの。校歌は、田尾一一作詞・岡本敏明作曲。

教育および研究

組織

学部・学科

  • 文学部
    • 国語教育学科
      • 国語教員養成コース
      • 言語表現コース
    • 英語教育学科
      • 英語教員養成コース
      • ELFコミュニケーションコース
  • 農学部
    • 生産農学科
      • 理科教員養成プログラム
      • 植物科学領域
      • 微生物科学領域
      • 昆虫科学領域
      • 動物科学領域
    • 環境農学科
      • 生態系科学領域 
      • 持続的農学領域 
    • 先端食農学科
      • システム農学領域
      • 食品科学領域
  • 工学部
    • 情報通信工学科
    • ソフトウェアサイエンス学科
    • マネジメントサイエンス学科
    • エンジニアリングデザイン学科
      • 数学教員養成プログラム
  • 経営学部
    • 国際経営学科
      • グローバルビジネスコース
      • 国際会計コース
      • マーケティング戦略コース
  • 教育学部
    • 教育学科
      • 保健体育専攻
      • 初等教育専攻
      • 社会科教育専攻
    • 教育学科通信教育課程
    • 乳幼児発達学科
  • 芸術学部
    • メディア・デザイン学科
    • 芸術教育学科
      • 音楽コース
      • 美術・工芸コース
    • パフォーミング・アーツ学科
  • リベラルアーツ学部
    • リベラルアーツ学科
      • ヒューマン・スタディーズ系
      • ジャパン・スタディーズ系
      • グローバル・スタディーズ系
      • STEMスタディーズ系
  • 観光学部
    • 観光学科

大学院

  • 文学研究科
    • 人間学専攻(修士課程)
      • 思想文化研究プログラム
      • 社会倫理研究プログラム
      • 認知行動研究プログラム
    • 英語教育専攻(修士課程)
      • 英語授業研究プログラム
      • 応用言語学研究プログラム
      • 英語圏文化研究プログラム
  • 農学研究科
    • 資源生物学専攻
      • 植物微生物機能科学研究分野
      • 動物昆虫機能科学研究分野
      • 生態地球環境科学研究分野
      • 応用食品科学研究分野
      • 理農系教育コース(専修免許状取得コース)
  • 工学研究科
    • 機械工学専攻(修士課程)
      • 生産開発コース
        • 材料加工システム分野
        • 環境エネルギー分野
        • 経営システム分野
    • 電子情報工学専攻(修士課程)
      • 量子情報コース
      • システム情報学コース
      • ロボティクスコース
      • 情報セキュリティコース
    • システム科学専攻(博士課程後期)
      • 量子情報科学研究分野
      • 知能情報科学研究分野
      • ロボティクス研究分野
      • 生産開発システム研究分野
      • 環境エネルギー研究分野
  • マネジメント研究科
    • マネジメント専攻(修士課程)
      • グローバル・マーケティング研究コース
      • 会計学研究コース
      • グローバル・ツーリズム研究コース
  • 教育学研究科
    • 教育学専攻(修士課程)
      • 教育学研究コース
      • 乳幼児教育研究コース
      • 初等教育研究コース
      • IB(国際バカロレア)研究コース
      • 教師教育学コース
    • 教職専攻(専門職学位課程(教職大学院))
      • 現職教員コース
        • 短期履修コース(1年制)
        • 標準コース(2年制)
      • 学部卒業(予定)者コース
        • 標準履修コース(2年)
        • 長期履修コース(3年/4年)
  • 脳科学研究科
    • 心の科学専攻(修士課程)
      • 脳情報科学研究プログラム
      • 神経科学研究プログラム
      • 人間科学研究プログラム
    • 脳科学専攻(博士課程後期)
      • 脳型計算論研究プログラム
      • 脳・神経学学際研究プログラム

※かつて(2013年度大学院修士課程入学者まで)、文学、農学、工学、マネジメント、教育学研究科の修士課程に、「大学院学際領域プログラム「人間情報科学」」を設置していた。

※2013年度より、学部(学士課程)の学際教育プログラムとして「学際領域プログラム「人間総合学」」が開講されるようになった。これは「学部学科を問わず、脳科学や人間科学に興味のある学生に本プログラムを提供することで、広く人間に関する学問を学ぶプログラムです。また、大学院修士課程の「人間情報科学」プログラム、脳科学研究科修士課程および博士課程後期との一体化により、学部・修士・博士一環教育の機会を設けることを目的」(『履修ガイド2014』)とするものである(2015年度より、目的から後段の文章が削られ、「学部学科を問わず、脳科学や人間科学に興味のある学生に本プログラムを提供することで、広く人間に関する学問を学ぶプログラム」となった)

専攻科

  • 芸術専攻科
    • 芸術専攻

附置機関(研究所ほか)

  • 教育学術情報図書館
  • 教育博物館 - 第一展示室には日本教育史と小原國芳関連資料等を展示、第二展示室には美術資料(絵画・彫刻)等を展示
  • 学術研究所
    • K-16一貫教育研究センター
      • K16一貫教育研究部門
      • 日本語教育研究部門
    • ミツバチ科学研究センター
      • ミツバチ生物学研究部門
      • ミツバチ生産物研究部門
      • 花粉媒介機能研究部門
    • 生物機能開発研究センター
    • 菌学応用研究センター
    • 人文科学研究センター
      • 哲学思想研究部門
      • 文学・芸術研究部門
      • 歴史文化研究部門
    • 高等教育開発センター
    • 先端知能・ロボット研究センター(AIBot研究センター)
      • 社会知性創生研究部門
      • 先端知能・ロボットビジネスモデル研究部門
      • STREAM教育研究部門
    • 研究促進室
    • 知的財産本部
  • 脳科学研究所
    • 基礎脳科学研究センター
    • 応用脳科学研究センター
  • 量子情報科学研究所
    • 量子情報数理研究センター
    • 超高速量子通信研究センター
  • 継続学習センター - 社会人向けの公開講座を運営している。楽天市場に申し込みのための店舗を持つ。
  • 教師教育リサーチセンター
    • 教職課程支援室
    • 教員研修室
  • 国際教育センター
  • ELFセンター

以上のほかに学部附属の機関として、

  • 教育学部全人教育研究センター
  • 教育学部健康教育研究センター

があるほか、教育学部には「デンマーク・オレロップ高等体操学校東洋分校」の事務局もある

研究

COE、GPの採択

ロボット研究

2006年度から工学部に設置されたロボット工房を中心にロボカップに参加している。アイボリーグで世界大会出場の経験のある岡田浩之(工学部教授)が中心になり実績を挙げる。2008年度のロボカップ世界大会においてロボカップ@ホームリーグで世界一に輝く。ロボカップジャパンオープンでは2008年度より3年連続で優勝した。2010年度世界大会(シンガポール)では2度目の世界一に輝く。知能ロボットの研究は脳科学研究所を中心して行われており、岡田浩之(工学部教授)の赤ちゃん研究を応用したユニークで他大学には無い特色をもつ。

2017年には脳科学研究所とは別に、学術研究所内にロボットと人工知能(AI)を担当する「先端知能・ロボット(AIBbot)研究センター」を設立[1]。岡田ら28人がオノマトペをも解するロボットの開発などに取り組んでいる[2]

学生生活

学風

創立者である小原國芳は、教育における宗教的情操・感化を重視して学園を創設したため、キャンパス内にはチャペル礼拝堂があり、教育の一環として礼拝の時間もある(大学1年次に必修)。通信教育部の夏期スクーリングにおいても、朝の授業前に各期ごとに1回、全3期通じて計3回行われている。2000年に新設されたチャペルには、礼拝堂にあった辻オルガン(1978年製)が移設されている(礼拝堂にあるパイプオルガンは、アメリカ・シカゴのキンボール社製で、1931年設置)。

なお、キリストの教えに従うことは学則第1条にも謳われているが、特定の教会(会派・宗派)と結びついたミッションスクールではない。小原國芳自身はクリスチャンであったが、宗教観・情操の面で良いものは良く、尊いものは尊いとして他の宗教も大いに尊重し、この姿勢は現在の学園にも受け継がれている。

また、小原國芳は「服装は人格を宣言する」と唱え、身なりも玉川学園における教育の一環とした。そのため、公式行事などでは、男子はダークスーツを着用し、校章をつけることが定められており、これは伝統的に「第一装」と呼ばれる。以前は、色も紺の背広と紺のネクタイと指定され、さらに大学創立時にはこれが制服(毎日着用)であった。女子については、自己に相応しい服装を自ら考え、TPOに応じた服装のセンスを磨くことを重視し、併設の下級学校を含め、開校当初から制服等は設けていない(小原國芳全集第14巻312頁参照)。したがって女子学生の第一装については、「男子の第一装に見合う清楚な服装」と定めるにとどまる。「学生生活規定」では、これ以外に学内外での生活の心構えも記されている。

幼稚園から大学まで玉川の生徒である者を「完玉」と呼び、小学校から大学まで玉川の生徒である者を「純玉(準玉)」と呼ぶ。

教育

授業時間割は、1コマ50分で組まれているが、ほとんどの科目は2コマ連続の100分間の授業時間が割り当てられている。時間割に昼休みはなく、学生は各自の空き時間に休みをとることになっている。また、1年を2学期(セメスター)に分け、週2コマ(100分)の講義を1セメスター(15回)履修すると2単位となる。1セメスターあたりの履修上限単位数は16単位であり(一部上限外科目がある)、これは日本全国の大学で最も少ない。学業成績ではGPAが重視されており、GPA2.0以上が卒業条件である。

入学年度から卒業年度までクラス担任制をとっている。

「教育の玉川」をうたっている。特に日本で初めて通信教育による教職課程を設置し、戦後の代用教員や大学既卒者の教員免許取得を支援したため、小学校教員の中では大きな勢力となっている。

工学部ソフトウェアサイエンス学科では、特定の科目の単位を取得し、修了試験に合格することで、基本情報技術者試験(FE)の午前の部の受験が1年間免除される制度が導入されている[3][4][5]

行事

学校行事も教育活動の一環ととらえられており、10月に行われる総合体育祭では学園幼稚部から大学教育学部の1年生までの数千名が参加する。大学祭は「コスモス祭」と呼ばれ、体育会・文化会による課外活動展と農学部収穫祭他の各学部展からなる。

大学1年では音楽が必修科目であり、例年12月に大学音楽祭が開催され、ベートーベン第九(演奏は第4楽章のみ)を1年生全員が合唱する。これとは別に、毎年12月頭には、玉川大学が主催して、芸術学部学生らで構成される管弦楽団と合唱団による第九特別演奏会をサントリーホールで開催されていたが、こちらは2014年が最後となった[6]

音楽を大切にする教育の伝統は通信教育部でも引き継がれており、やはり音楽は必修科目である(卒業希望者のみ)。夏期スクーリング中盤で行われるイベント「通大祭」や、最終日の授業終了後に行われる閉講式「丘の終鈴」をはじめとする各種行事では、学生歌・校歌の他、玉川学園児童の作による曲も多く歌われる。

その他

玉川学園前駅近くに購買部(2007年より紀伊国屋書店に業務委託。それまでは玉川学園の法人内組織として直接運営されていた)の店舗があり、文具・書籍等を割引価格で購入することが可能である。ここでは、農学部の実習(ミツバチおよび乳牛飼育)によって開発された「たまがわはちみつ」と「たまがわアイスクリーム」も販売している。キャンパス内にはコンビニエンスストア生活彩家もある。

学生の集会および看板の設置は許可制となっており、大学の方針によって学生自治会も許可されていない。したがって公式な学生運動に類する活動は不可能とされる。この学生運動を規制するこの規則をもって「お坊ちゃん大学の象徴」などと唱える者もいる。通信教育部には学生会が存在し、大学側との「懇談の場」と位置付けられている。


  1. ^ 玉川大学・学術研究所について(2018年6月14日閲覧)。
  2. ^ 【解剖 先端拠点】玉川大学 先端知能・ロボット(AIBbot)研究センター/ロボ協働社会実 現探る『日経産業新聞』2018年6月13日(先端技術面)。
  3. ^ IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:午前試験免除 基本情報技術者試験(FE)
  4. ^ 認定免除対象講座の一覧(PDF)”. 独立行政法人 情報処理推進機構. 2021年7月31日閲覧。
  5. ^ ソフトウェアサイエンス学科|玉川大学工学部 - 玉川学園
  6. ^ 玉川の「第九」(2019年12月1日閲覧)。
  7. ^ 左巻健男「学校に入り込むニセ科学」(平凡社新書0925)”. 2019年11月15日閲覧。






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