無量寿経 経典成立時期と編纂者

無量寿経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 04:03 UTC 版)

無量寿経』(むりょうじゅきょう)は、大乗仏教経典の一つ。 原題は『スカーヴァティー・ヴィユーハ』(: Sukhāvatī-vyūha)で、「極楽荘厳」という意味である。サンスクリットでは同タイトルの『阿弥陀経』と区別して、『大スカーヴァティー・ヴィユーハ』とも呼ぶ。


注釈

  1. ^ 大正15年(1926年)に日本で出版された河口慧海著の『在家仏教』の康僧鎧譯無量壽經の眞相(64頁)の記述などに「五存七欠」の表記がみえる
  2. ^ 漢訳…ここでは『仏説無量清浄平等覚経』4巻のことを「漢訳」と略称する。後の時代のの意。
  3. ^ 『大無量寿経』…法然『選択本願念仏集』、親鸞『顕浄土真実教行証文類』などで『大無量寿経』の語を用いている。(『選択本願念仏集』岩波文庫、P.168、『教行信証』岩波文庫、P.29を参照。)
  4. ^ 貪欲(とんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち)。
  5. ^ 殺生(せっしょう)、偸盗(ちゅうとう)、邪淫(じゃいん)、妄語(もうご)、飲酒(おんじゅ)。
  6. ^ 唐の菩提流志(ぼだいるし)…北魏の菩提流支とは別人
  7. ^ 康僧鎧訳とされる魏訳『仏説無量寿経』がこれに当たるとされる[5]
  8. ^ 康僧鎧訳とされる魏訳『仏説無量寿経』がこれに当たるとされる[5]
  9. ^ 仏説…仏教の教義。また特に、釈迦が自らの口から直接説いた教え。(『大辞林』第二版より)

出典

  1. ^ 聖無量光莊嚴大乘經 - 漢籍全文.佛典經錄資料庫
  2. ^ 教科書改訂検討委員会 2004, p. 150.
  3. ^ a b c 石田一裕「阿弥陀三耶三仏薩楼仏檀過度人道経」 - 新纂浄土宗大辞典、浄土宗。
  4. ^ a b c 齊藤舜健「無量清浄平等覚経」 - 新纂浄土宗大辞典、浄土宗。
  5. ^ a b c d e f g h 齊藤舜健「無量寿経」 - 新纂浄土宗大辞典、浄土宗。
  6. ^ 香川 1984, pp. 20–22.
  7. ^ 香川 1984, p. 41-42.
  8. ^ 藤田 2004, p. 100.
  9. ^ 「浄土論」 - 世界大百科事典 第2版、平凡社。
  10. ^ 礪波護「浄土論註」 - 世界大百科事典 第2版、平凡社。
  11. ^ 『仏教学辞典』 法藏館、1995年、新版、P.317「大蔵経」を参照。
  12. ^ 信楽峻麿「阿弥陀仏論」
  13. ^ 中村・早島・紀野 1990b, p. 249.


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