無形文化遺産 積極的活用

無形文化遺産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 09:28 UTC 版)

積極的活用

ユネスコは新型コロナウイルス感染症の流行で混乱した社会の立て直しに、地域毎の伝統や受け継がれてきた知恵といった無形財文化的財)やリビングヘリテージにヒントがあるとし[19]、無形文化遺産の積極的活用やコロナ終息後に無形文化遺産を体感しにゆく“Dive into Intangible Cultural Heritage(無形遺産に飛び込もう)”プロジェクトを立ち上げ、レジリエント・ツーリズムとして推奨する[20]

特例措置

2022年の第17回政府間委員会は11月28日~12月3日を予定していたが、そこへ申請していたウクライナ郷土料理であるボルシチを、ロシアのウクライナ侵攻をうけ、第5回臨時政府間委員会をユネスコがオンライン会議形式で招集して7月1日に急遽登録を決定した[21]

脚注

参考文献

  • 古田陽久 古田真美監修『世界無形文化遺産データ・ブック』(シンクタンクせとうち総合研究機構)

関連項目

外部リンク


出典

  1. ^ 外務省-無形文化遺産の保護に関する条約
  2. ^ CONVENTION FOR THE SAFEGUARDING OF THE INTANGIBLE CULTURAL HERITAGE、条約、(英語)ユネスコ, 2003
  3. ^ ユネスコ無形文化遺産、09年に初登録 能や歌舞伎も [リンク切れ]/ asahi.com / 2007年9月7日
  4. ^ 加藤幸治『文化遺産シェア時代 価値を深掘る"ずらし"の視覚』社会評論社、2018年、191頁。ISBN 978-4784517381 
  5. ^ ユネスコ、人種差別と登録抹消 文化遺産のベルギーのカーニバル 共同通信(Yahoo!ニュース) 2019年12月14日
  6. ^ [1]ユネスコ無形文化遺産リスト
  7. ^ 山・鉾・屋台行事、無形文化遺産に登録決定 ユネスコ 朝日新聞2016年12月1日
  8. ^ ユネスコの無形文化遺産 日本の「伝統建築工匠の技」登録決定 NHK 2020年12月18日
  9. ^ 文化審議会世界文化遺産部会(第5回)議事次第 文化庁文化審議会世界文化遺産部会
  10. ^ 無形遺産、国内候補選定へ 22年登録の議論スタート 日本経済新聞2019年6月11日
    「阿万の風流大踊小踊」がユネスコ無形文化遺産の国内候補に 南あわじの伝統芸能/兵庫県 サンテレビ2020年2月19日
  11. ^ ユネスコ無形遺産候補に「風流踊」を選定 共同通信2020年2月19日
    令和元年度におけるユネスコ無形文化遺産への提案候補の選定について 文化庁
  12. ^ 読売新聞2021年1月16日
  13. ^ 読売新聞2020年1月25日夕刊
  14. ^ 日本酒・焼酎 無形文化遺産めざす 輸出や消費拡大期待 施政方針で首相 日本農業新聞2021年1月19日(Yahoo!ニュース配信)
  15. ^ 令和3年度におけるユネスコ無形文化遺産への提案候補の選定について 文化庁
  16. ^ ユネスコ無形遺産、茶道・盆栽も申請検討 候補対象を拡大 日本経済新聞2017年2月22日
  17. ^ 改正文化財保護法が成立 地域の祭りや郷土料理など幅広く保護 NHK2021年4月16日
  18. ^ ユネスコ無形文化遺産候補に「書道」、来年3月末までに提案…文化審議会が選定 読売新聞 2023年12月18日
  19. ^ Living heritage experiences and the COVID-19 pandemic - intangible heritage - ユネスコ
  20. ^ Recognizing importance of living heritage during pandemic Mirage News2020年12月4日
  21. ^ ボルシチを消滅危機の無形文化遺産に指定 ユネスコ AFP=時事通信 2022年7月1日

注釈

  1. ^ 世界遺産における世界遺産委員会も正式には「顕著な普遍的価値を有する文化遺産および自然遺産の保護のための政府間委員会」。
  2. ^ 諮問会議は判断に困るような案件に関しては必要に応じて更なる専門分野のアドバイザーを招聘することも出来る。
  3. ^ 韓国の端午祭は土着の巫術儀式が含まれ、は食さず、屈原を祀らない。





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