炭 炭の概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/31 23:29 UTC 版)

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広義には炭素を主成分とする燃料全般を意味し、石炭泥炭などや、石炭製品の練炭コークスなども含む。 ここでは主に狭義の炭について述べる。

製法

有機物を、不完全燃焼させることでできる。空気が少ないところで加熱すると、300℃くらいから急激に組織分解を始め、二酸化炭素などの揮発分がガスとなって放出される[1]。詳細は炭素木炭を参照すること。 への酸素供給が不十分だったり、あるいは料理を過熱しすぎたりして、意図せず炭になることもある。

歴史

江戸期の炭俵(深川江戸資料館)
原木からの炭の製造

日本では古くは平安時代から[2]、戦後、石油ガスなどへ燃料が転換する高度成長期頃までの長年にわたり、産業分野や一般家庭でも普通に用いられる燃料だった。

薪炭(「しんたん」と読む)という単語はポピュラーであり、薪や木炭の供給源としての「薪炭林」、厳冬地では「薪炭手当」という言葉も使われていた。町中には薪炭店/薪炭商があり、家庭で日々使われる木炭、練炭類、薪などを販売していた。

1879年トーマス・エジソンは、木綿の炭を材料にして電球を発明した。

現在、家庭での日々の燃料としての用途よりも、キャンプバーベキューなどのレジャーや、茶道など趣味性の分野で使われており、業務用としては炭火焼をセールスポイントとしている飲食店での利用が多い。

アジア各地やアフリカ製材の際に出る廃棄物として捨てられていたおが屑やヤシ殻、ピーナッツ殻は日本の技術指導によりオガ炭などの成形木炭生産する工場も現れ資源の有効利用として活用されている。

2000年代後半以降、原油価格の高騰もあり、バイオマス燃料の一つとして見直されてきている。

関連項目

脚注


  1. ^ http://xn--y7y688a.jp/yamasen/charcoal/work.html
  2. ^ 『本朝無題詩』に「売炭女(すみうるおんな)」の記述が見られる(大原女も参照)。


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