源氏物語 現代語訳

源氏物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/06 19:35 UTC 版)

現代語訳

現代日本語

元来『源氏物語』は作者紫式部と、同時代の同じ環境を共有する読者のために、執筆されたと推察されており、加えて作者と直接の面識がある人間を読者として想定していたとする見解もある[105]。書かれた当時の『源氏物語』は、周囲からは「面白い読み物」として受け取られており、少し経た時代でも、当時12歳だった菅原孝標女が、特に誰の指導を受けるということもなく1人で読みふけっていたとされている。時代を経て物語で用いる言葉遣いも、前提とする知識・常識も変化してゆく事で、気軽に『源氏物語』を読むことは困難になっていった。

同時期の文学である『枕草子』『土佐日記』などは、簡単な注釈さえあれば現代日本人が読むことがさほど難しくないのに対し、『源氏』の原文を読むことは現代日本人にとってもかなり難しい。他の王朝文学と比べても語彙は格段に豊富、内容は長く複雑で、専門的な講習を受けないと『源氏』の原文を理解するのは困難である。現代では、現代語訳で親しんでいる人のほうが多いといえる。数ある古典日本文学の中で、多様な性格を持つその内容ゆえに、最も多く現代語訳が試みられており、訳者に作家が多いのも特徴である[106]。これらは、訳者の名前から、「与謝野源氏」、「谷崎源氏」といった風に、「○○源氏」と呼ばれている。

国文学者・研究者による翻訳は、比較的直訳・逐語訳的な訳注が多いのに比べて、作家・小説家による翻訳は多くの場合、原文に対して叙述の順番を入れ替えたり、和歌によるやりとりを普通の会話文に直したり、原文とは視点を変えて叙述したりといった応用工夫が行われていること多く、そのような作品は単なる現代語訳ではなく翻案作品として扱われることもある。

与謝野晶子訳
与謝野晶子

与謝野晶子は生涯に3度現代語訳を試みた。与謝野は、12歳当時、『源氏物語』を原文で素読していたことを、後に、自身の歌の中に詠み込んでおり、さまざまな創作活動の中に『源氏物語』の大きな影響を読み取ることができる。

一度目の翻訳は、与謝野夫妻の支援者であった実業家(小説家でもある)の小林政治の依頼により、100か月で完成させることを目標に始められたもので、1912年(明治45年)2月から1913年(大正2年)11月にかけて、「新訳源氏物語」上、中、下一、下二巻として金尾文淵堂から出版され、1914年12月に4冊ものの縮刷版が刊行されている。これは全文の翻訳ではなくダイジェストであるが、通常、これが『源氏物語』の最初の現代語訳であるとされている。この最初の翻訳には晶子の夫与謝野鉄幹の手も入っているとする見解もある[107]

これは『源氏物語』の専門家でない森鴎外が校訂に当たっているなどといった問題もあり、再度、『新新訳源氏物語』として翻訳を試みた(2回目)が、「宇治十帖の前まで終わっていた」とされる[108]。このときの原稿は、1923年9月の関東大震災(大正関東地震)により文化学院に預けてあった原稿が全て焼失したため、世に出ることはなかった。

現在、通常流布しているのは晩年の1938年(昭和13年)10月から1939年(昭和14年)9月にかけて「新新訳源氏物語」(第一巻から第六巻まで)として金尾文淵堂から出版された3度目のものである。1939年(昭和14年)10月に完成祝賀会が上野精養軒にて開催されており、同人はこれを「決定版」としている。この翻訳は、当時、まだ学術的な校訂本がなかったことから、「流布本」であった『源氏物語湖月抄』の本文を元にしていたとされる。原文にはない主語を補ったり、作中人物の会話を簡潔な口語体にしたりするなど大胆な意訳と、敬語を中心とした大幅な省略で知られている。それに対して、歌の部分については歌人らしく、「和歌は源氏物語にとって欠かせない重要な要素である」として、いずれの翻訳も全く手を加えることなくそのまま収録しており、他の翻訳が行っているような和歌の部分を会話文に改めるといったことをしていない。また、新新訳では各帖の冒頭に自身の和歌を加えている[109]

池田亀鑑の解説を加えたものが、1954年(昭和29年)10月から1955年(昭和30年)8月にかけて「全訳源氏物語」として、全9冊で角川文庫から出版されており、1971年(昭和46年)8月から1972年(昭和47年)2月にかけて全3冊に合本・改版され重版した。2008年(平成20年)に源氏物語千年紀を記念し、『新装版 全訳源氏物語』全5冊に改版された。他に、1948年(昭和23年)には日本社から日本文庫で、1951年(昭和26年)には三笠文庫(三笠書房)で、1976年(昭和51年)(新装版、1987年(昭和62年))には河出書房新社の日本古典文庫で、2002年(平成14年)には勉誠出版刊の「鉄幹 晶子全集」の第7巻及び第8巻として、2005年(平成17年)から2006年(平成18年)に舵社からデカ文字文庫と、多くの出版社から刊行されている。これらとは別に、最初の訳書も、後年の翻訳より読みやすいといった評価があったことから、2001年(平成13年)に角川書店から単行本が出版され、2008年(平成20年)には、『与謝野晶子の源氏物語』角川文庫ソフィア全3冊で出版された。双方の訳書とも1942年(昭和17年)5月29日に与謝野が死去したため、1993年(平成5年)に著作権の保護期間が満了しており、パブリック・ドメインで利用できるため青空文庫などに収録されている。

谷崎潤一郎訳

谷崎潤一郎も生涯に3度現代語訳を試みた。

最初は『源氏物語湖月抄』本文を元に、1935年(昭和10年)9月より着手された。国文学者山田孝雄の校閲を受けながら進められ、1939年(昭和14年)から1941年(昭和16年)にかけ『潤一郎訳源氏物語』全26巻が、中央公論社で刊行された。これは、「旧訳」、「26巻本」などと呼ばれている。当時の社会情勢から、中宮の密通に関わる部分など皇室に関した部分は何箇所か削除されている。

2度目は上記の削除部分を復活すると共に、全編にわたり言葉使いを読みやすく改訂し、1951年(昭和26年)から1954年(昭和29年)12月にかけ、『潤一郎新訳 源氏物語』全12巻として刊行された。この版は「新訳」、「12巻本」などと呼ばれた。他に豪華版全5巻別巻1や、新書版全8巻も刊行されている。

『潤一郎訳』は谷崎の意向が大きく反映され、『潤一郎新訳』は原文を尊重し省略無しの完訳であることが特徴である[110]

3度目は中央公論社版「日本の文学」に(一部)収録するため、改稿に着手された。1964年(昭和39年)から1965年(昭和40年)に『潤一郎新々訳 源氏物語』全10巻別巻1が、新版が1979年(昭和54年)から翌年にかけ刊行された。これは「新々訳」、「11巻本」などと呼ばれている。口述筆記のせいもあって、新仮名遣いになっている。与謝野晶子訳とは対照的に、原文の文体を生かしつつやや古風な訳文となった。(最晩年の)谷崎は、本書をもって「決定版である」としている[111][112]

『潤一郎訳 源氏物語』は、1968年から1970年にかけ『谷崎潤一郎全集』第25-28巻(新版『全集』では第27-30巻)に収録。1973年(昭和48年)中公文庫創刊に伴い、全5巻で刊行(1991年(平成3年)に改版)。豪華版で、1966年(昭和41年)に全5巻別巻1が、1983年(昭和58年)に愛読愛蔵版全1巻が、1992年(平成4年)に同普及版全1巻が刊行された。

窪田空穂訳
国文学者で歌人でもある窪田空穂の『現代語訳源氏物語』は、1939年(昭和14年)から1943年(昭和18年)にかけ改造社全8冊で出版された。戦後に同社で、1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)にかけ再版された。1967年に『窪田空穂全集 27.28巻』(角川書店)に収録。窪田訳は、別に抄訳版があり、1970年に春秋社で出版している。
円地文子訳
円地文子の現代語訳は、1967年(昭和42年)7月に着手され、玉上琢弥、犬養廉、清水好子竹西寛子阿部光子などの協力を得ながら1972年(昭和47年)から1973年(昭和48年)にかけ全10巻で新潮社から刊行され、1980年(昭和55年)に、新潮文庫に全5巻で再刊された(2008年(平成20年)に全6巻に改版)。さまざまな箇所に原文にはない全く創造的な加筆を行っており、特徴の一つとなっている。
円地は1975年(昭和50年)5月に公演された歌舞伎『源氏物語葵の巻』の台本も手がけているほか、現代語訳の過程で生まれたエッセイ『源氏物語私見』(新潮社、1974年(昭和49年)、1985年(昭和60年)に新潮文庫、2004年(平成16年)に「なまみこ物語」と併せ講談社文芸文庫に収録)、『源氏物語の世界・京都』(平凡社、1974年(昭和49年))、『源氏物語のヒロインたち』(講談社、1987年(昭和62年))など『源氏物語』関係の著作も多い[113]。2007年(平成19年)に新潮社で、竹下景子による朗読CD(現在は桐壺から夕顔まで2巻)が出された。
田辺聖子訳
田辺聖子の現代語訳は、『新源氏物語』として1974年(昭和49年)11月から1978年(昭和53年)1月にかけて『週刊朝日』で連載された後、1978年(昭和53年)から1979年(昭和54年)にかけて全5巻で新潮社から刊行され、1984年(昭和59年)5月に新潮文庫に収録。当初書かれたのは「幻」巻部分までで、それ以降の部分は1985年(昭和60年)10月から1987年(昭和62年)7月まで『DAME』で連載されたが、同誌の休刊により「宿木」巻の途中までで中断し、残りの部分は書き下ろしで執筆されて1991年(平成2年)5月に新潮社から「新源氏物語 霧ふかき宇治の恋」として出版され、1993年(平成5年)11月に、新潮文庫に収録された。2004年(平成16年)に出版された『田辺聖子全集 全24巻』では、第7巻および第8巻の2巻がこれに当てられており、「霧ふかき宇治の恋」を含めた全体を「新源氏物語」としている。
原文の巻序に従っておらず全体の構成を入れ替えており、「空蝉の巻」から始まっていることや、原文の中で登場人物達が和歌で伝えようとしていることを通常の会話文に直しているなど原文を大幅に直している部分があるため、「単なる現代語訳」ではなく「翻案作品」であるとされることも多い。この翻訳・翻案から生まれた関連本として「源氏紙風船」(新潮社、1981年(昭和56年))がある。小説作品で、光源氏の従者の一人の視点から描いた「私本・源氏物語」(実業之日本社、1980年(昭和55年)、のち文春文庫)、岡田嘉夫の絵を豊富に配して光源氏10話・薫2話が編まれた「源氏たまゆら」(講談社、1991年(平成2年)、のち講談社文庫1995年(平成7年))がある。
橋本治訳
橋本治の現代語訳は、『窯変 源氏物語』の題名で、1991年(平成3年)5月から1993年(平成5年)にかけ中央公論社全14巻で刊行され、後に、1995年(平成7年)11月から1996年(平成8年)10月にかけ中公文庫に収録された。橋本はこの作品を「紫式部の書いた『源氏物語』に想を得て、新たに書き上げた、原作に極力忠実であろうとする一つの創作、一つの個人的解釈である」としており、基本的に光源氏と薫からの視点で書かれており、大幅な意訳になっている部分もあることなどから、 単なる「現代語訳」ではなく「翻案作品」であるとみなすことも多い。
橋本には『源氏供養』のタイトルで関連エッセイがあり、上記の現代語訳に関する事柄も収めている。
瀬戸内寂聴訳
瀬戸内寂聴の現代語訳は、1996年(平成8年)12月から1998年(平成10年)にかけ講談社から全10巻で刊行され、「新装版」が2001年(平成13年)9月から2002年(平成14年)6月にかけ、講談社文庫版が2007年(平成19年)1月から10月にかけ出版された。瀬戸内には、女性の視点から描いた翻案作品『女人源氏物語』が小学館全5巻で、1988年(昭和63年)から1989年にかけ出版され、後に集英社文庫に収録された。『わたしの源氏物語』(小学館、1989年(平成元年)7月、集英社文庫、1993年(平成5年)6月)、『歩く源氏物語』(講談社、1994年(平成6年)9月)、『源氏物語の脇役たち』(岩波書店、2000年(平成12年)3月)、『痛快!寂聴源氏塾』(集英社インターナショナル、2004年(平成16年)3月、のち軽装版『寂聴源氏塾』、2007年(平成19年)3月)など多くの関連著作がある。「源氏」関連の講演や行事等にも積極的に関わっている。
大塚ひかり訳
大塚ひかりによる現代語訳は、『大塚ひかり全訳 源氏物語』(ちくま文庫全6巻)が、2008年(平成20年)より2010年(平成22年)にかけ刊行された。「読んで分かる原文重視の逐語訳」を目標に、「敬語・謙譲語を抑さえる」、「『ひかりナビ』と称する説明文を付け加える」、「あえて原文を随所に配する」という3つの工夫を行っている[114]。大塚は、『もっと知りたい源氏物語』(日本実業出版社、2004年(平成16年)4月)や、『源氏の男はみんなサイテー 親子小説としての源氏物語』(マガジンハウス、1997年(昭和62年)11月)、『カラダで感じる源氏物語』(ちくま文庫、2002年(平成14年)10月)、『源氏物語の身体測定』(三交社、1994年(平成6年)10月)といった関連著作がある。
今泉忠義
本文は「青表紙系版本中最善本である」という理由により、江戸時代の版本である『首書源氏物語』を用いる。「桜楓社版 源氏物語」の現代語訳版として企画され、1974年(昭和49年)1月から1975年(昭和50年)10月にかけ全10巻が刊行された。「桜楓社版 源氏物語」は、現代語訳編の他に、森昇一・岡崎正継による本文編、語法編などの構成。1977年から78年に『源氏物語 全現代語訳』で、講談社学術文庫に全20冊で収録され、新装版全7冊が、2000年(平成12年)から2001年(平成13年)かけ刊行された。
玉上琢弥
底本は、定家直筆本のあるものはそれを用い、存在しないものは明融臨模本、それも存在しなければ飛鳥井雅康本(大島本)である。もともとは1964年(昭和39年)から1969年(昭和44年)にかけて角川書店から出版された『源氏物語評釈』の中の現代語訳に原文脚注索引を付けたもので、1964年(昭和39年)から1975年(昭和50年)にかけ角川文庫全10巻が刊行(後に角川ソフィア文庫)。原文に近い訳であるが現代語訳を独立して読めるようになっている。なお、十巻巻末には国宝源氏物語絵巻の解説索引がある。
尾崎左永子
1997年(平成9年)から1998年(平成10年)にかけて「新訳源氏物語」として小学館より全4巻で刊行された。
中井和子訳
15年がかりで翻訳を仕上げたとされる『現代京ことば訳 源氏物語』が1991年(平成3年)に大修館書店から全3巻で刊行され、2005年(平成17年)に全5巻の新装版として刊行された。KBS京都から北山たか子による朗読CDも発売されている。
林望
2010年(平成22年)から2013年(平成25年)にかけて「謹訳 源氏物語」として祥伝社より全10巻で刊行された。2017年(平成29年)秋から文庫化されている。
角田光代
河出書房新社より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(上中下)で、2017年9月に上巻、2018年10月に中巻が刊行、下巻は2019年秋に出版予定。解題は藤原克己が担当。

他にも、鈴木正彦による訳(1926年、第百書房)や上野榮子による訳(2008年(平成20年)、日本経済新聞出版社)などの他、2008年(平成20年)には「ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ」として9人の現代作家がそれぞれ源氏物語の翻訳に取り組むという企画が行われ[115]江國香織(夕顔)、角田光代(若紫)、町田康(末摘花)、金原ひとみ(葵)、島田雅彦(須磨)、桐野夏生(柏木)、小池昌代(浮舟)、日和聡子(蛍)、松浦理英子(帚木)[116]らがそれぞれ源氏物語の新訳・超訳に挑戦するなど、新たな翻訳が生み出されつつある。

外国語

『源氏物語』は日本文学の代表的なものとして多くの言語に翻訳されている[117][118][119]。重訳や抄訳も含めると、現在、20言語以上の翻訳が確認できるとのことである[120]

英語

最初の英訳は、おそらく末松謙澄によるものであった。末松がイギリスケンブリッジにいたときになされたもので1882年に出版された。抄訳であることに加えて、翻訳には限界があり、当時はほとんど注目されなかった。今日では研究者のあいだで見直され始めている。

20世紀に入り、アーサー・ウェイリーブルームズベリー・グループの一員)により『源氏物語』は西洋世界に本格的に紹介された。1925年に「桐壺」から「葵」までを収めた第1巻が出版され、1933年に「宿木」から「夢浮橋」までを収めた第6巻が出て完結した。

ウェイリー訳は、各国で広く重訳[121][122]され、現代日本語で再訳された『ウェイリー版 源氏物語』は 各・全4巻で、(佐復秀樹訳、平凡社ライブラリー、2008年9月-2009年3月)及び(毬矢まりえ・森山恵訳、左右社、2017年12月~)がある。

ウェイリー訳は、当時の文学界にあわせた詩的で華麗な文体を用いている。日本文学研究者のエドワード・サイデンステッカーの訳(1976年)はウェイリー訳は「傑作」だと敬意を表し、つねに傍らにおいていた。サイデンスデッカー訳は第二次世界大戦後の文学的傾向に合わせて、文章の装飾を落とし、原文に近づける努力がなされている[123]ロイヤル・タイラーの英訳(2001年)は、より一層この傾向を強め、豊富な注を入れ、学問的な精確さを持っている。他に重要な英訳は、抄訳版だがヘレン・クレイグ・マッカラによるもの(1994年)がある。

フランス語
フランスでは、日本学の権威ルネ・シフェールが翻訳に当たった(1988年に公刊)。現在まで、仏語圏における唯一の完訳であり、また、訳の質も非常に高く、評価を得ている。
ドイツ語
オスカー・ベンルが原文から訳し、これも優れた訳と評価がある。
イタリア語
アーサー・ウェイリーの英語訳からの重訳(抄訳)が1944年に出版されている。ローマ大学元教授のマリア=テレサ・オルシ(Maria Teresa Orsi)による完訳 La storia di Genji (ISBN 9788806146900)が2012年6月に出版される[124][125]
スペイン語
原文からの完全翻訳では、Hiroko Izumi ShimonoとIván Pinto Románの2人により、3分冊構成の翻訳本がペルー共和国において2017年11月に出版されている。第一分冊は、「桐壷」から27巻「篝火」までおさめられた完訳本(El Relato de Genji - Primera Parte -. Fondo Editorial de la Asociación Peruano Japonesa.) (ISBN 9789972920592)が2013年8月に出版された。その後、2017年11月に出版された第二分冊は、28巻「野分」から41巻「幻」が、また、第三分冊は、42巻「匂宮」から54巻「夢浮橋」がおさめられた完訳本(El Relato de Genji - Segunda Parte - . El Relato de Genji - Tercera Parte - . Fondo Editorial de la Asociación Peruano Japonesa.)(ISBN 9786124740626, ISBN 9786124740633)である。この完訳本は豊富な注が入れられており、学問的な精確さを兼ね備えている。また、挿絵には、早稲田大学九曜文庫の源氏物絵巻の絵が数多く使われている。
アーサー・ウェイリーの英語訳からの重訳(抄訳)が1941年に出版されている(Fernando Guitérrez. Romance de Genji. Barcelona: Juventud, 1941)。また、ロイヤル・タイラー英語訳からの重訳(完訳)が2005年に出版され(Jordi Fibla. La historia de Genji. Vilahur: Ediciones Atalanta, 2005 / Los relatos de Uji. Vilahur: Ediciones Atalanta, 2006)、英語訳・フランス語訳・ドイツ語訳・その他からの重訳(完訳)が2005年に出版されている(Xavier Roca-Ferrer. La novela de Genji I & II. Barcelona: Ediciones Destino, 2005)。
原文からの抄訳版は、2013年にアリエル・スティラーマンによる「桐壺」巻が早稲田大学で発表された。(Blog Genji en Español)。
オランダ語
アーサー・ウェイリーの英語訳からの重訳(抄訳)が1930年に出版されている。
スウェーデン語
アーサー・ウェイリーの英語訳からの重訳(抄訳)が1927年に出版されている。
フィンランド語
参議院議員の弦念丸呈(ツルネン・マルテイ)が1980年にフィンランド語の翻訳(但し抄訳)を出版している。
チェコ語
福井県立大学教授カレル・フィアラのチェコ語訳は現在進行中。
ロシア語
タチヤーナ・ソコロワ=デリューシナの翻訳がある。
中国語
原文からの完訳としては、豊子愷の翻訳『源氏物語上・中・下』(人民文学出版社、1980年から1982年)がある。台湾では林文月の翻訳『源氏物語上・下』(中外文学月報社、1982年)がある。
朝鮮語
田溶新の翻訳や柳呈の翻訳『源氏物語イヤギ(物語)』全3冊(ナナム出版、2000年)がある。

発行部数

  • 瀬戸内寂聴訳(全10巻 講談社) - 220万部[126]
  • 与謝野晶子訳(全3巻 角川文庫) - 172万部[127]
  • 谷崎潤一郎訳(全5巻 中公文庫) - 83万部[127]
  • 円地文子訳(全5巻 新潮文庫) - 103万部[127]
  • 田辺聖子訳(全5巻 新潮文庫) - 250万部[127]
  • 橋本治訳(全5巻 中公文庫) - 42万部[127]
  • 週刊朝日百科 世界の文学24 源氏物語(朝日新聞社) - 初版20万部が完売[128]
  • 大和和紀『あさきゆめみし』(全13巻 講談社) - 1800万部[129]



  1. ^ 物語の他には「紫式部日記」や和歌集の「紫式部集」があり「小倉百人一首」にも和歌が収められている(*)。後に、紫式部の「源氏物語」と「紫式部日記」の2作品は絵画化された。約150年後の平安時代末期に「源氏物語絵巻」、約200年後の鎌倉時代初期に「紫式部日記絵巻」が制作された。(*)「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」小倉百人一首文化財団・時雨殿
  2. ^ a b 上智大学文学部教授 三田村雅子、NHK 2012年4月4日放送「100分de名著 源氏物語」第1回。NHK出版100分de名著『源氏物語』 (2012/3/24)。紫式部日記
  3. ^ a b 江戸時代松永貞徳の源氏物語の写本全54冊(54帖)の1冊1冊の厚みが示すように、紫式部は当初多くの分量は書けず1冊(1帖)の厚みは薄いが、支援者の藤原道長により安定したの供給が行なわれて以降は34帖「若菜」のように1冊(1帖)の厚みが急激に増した。上智大学文学部教授 三田村雅子、NHK 2012年4月4日放送「100分de名著 源氏物語」第1回。(参考)『源氏物語』与謝野晶子訳、各帖の総ページ数より、1帖「桐壷」26、2帖「帚木」44、3帖「空蝉」12、そして、34帖「若菜」上192、下190。(角川文庫 1999年(平成11年)5月10日)所収
  4. ^ 紫式部日記より、当初、紫式部は仲間内で意見を言い合ったり手紙のやり取りで批評し合って楽しんでいたことから「最初は現代の同人誌のような楽しみ方だった」。上智大学文学部教授 三田村雅子、NHK 2012年4月4日放送「100分de名著 源氏物語」第1回。NHK出版100分de名著『源氏物語』 (2012/3/24)。
  5. ^ 紫式部中宮彰子に「白氏文集」と「新楽府」の2つの漢籍を講義する様子を描いた"絵巻物"。絵の右側、手前が紫式部、奥に中宮彰子、絵の左側は、蔀戸の背後で語り合う女房たち(紫式部日記絵巻の蜂須賀家本より)。当時、天皇の妃である中宮には白氏文集など漢籍の教養が要求された。
  6. ^ 中宮彰子一条天皇の妻であったが、一条天皇のもう一人の妻であり後に亡くなった藤原定子の家庭教師は清少納言だった。なお、藤原道長の要請で宮中に上がった紫式部は、宮中の様子を中心に書いた「紫式部日記」を残している。
  7. ^ 『国宝 源氏物語絵巻』 五島美術館
  8. ^ 『源氏物語』の翻訳状況 総合研究大学院大学教授 伊藤鉃也 日本文学研究専攻。2009年3月時点、刊行されたもの24種類、現在進行中のもの4種類、未確認(あるらしい、というもの)6種類。
  9. ^ 池田亀鑑「総記 一 名称」『合本 源氏物語事典』。
  10. ^ 池田亀鑑 『源氏物語入門 新版』 6頁。
  11. ^ 池田亀鑑 『源氏物語入門』 6頁。
  12. ^ 和辻哲郎「日本精神史研究」所収「源氏物語について」
  13. ^ 池田亀鑑 『源氏物語入門 新版』 8頁。
  14. ^ 池田亀鑑 『源氏物語入門』 7頁。
  15. ^ 玉上琢弥 『世界大百科事典』 428頁。
  16. ^ a b 早乙女利光「源氏物語」『あらすじで読む日本の古典』小林保治編著、中経出版〈楽書ブックス〉(原著2004年3月30日)、初版、p. 53。ISBN 97848061198522009年11月25日閲覧。
  17. ^ 伊藤鉄也『源氏物語本文の研究』、19頁、おうふう、2002年(平成14年)11月。 ISBN 4-273-03262-7
  18. ^ 伊藤鉄也『源氏物語本文の研究』、19頁、おうふう、2002年(平成14年)11月。
  19. ^ 田中宗孝『源氏物語の読み方』幻冬舎ルネッサンス新書、幻冬舎ルネッサンス、2013年(平成25年)12月、p. 17. ISBN 978-4-7790-6089-2
  20. ^ 秋山虔「論じても論じ尽くし得ぬ古典中の古典」『源氏物語がわかる』朝日新聞社〈AERAムック〉(原著1997年7月)、pp. 12-13。ISBN 9784022740618
  21. ^ 林田孝和「序」『源氏物語事典』林田孝和他編、大和書房(原著2002年5月)、pp. 3-4。ISBN 4479840605
  22. ^ 基本理念”. 源氏物語千年紀事業の概要. 源氏物語千年紀委員会 (2008年). 2008年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
  23. ^ 中村真一郎 「世界と文学」:『源氏物語の世界』、26-29頁、新潮社〈新潮選書〉、初版1968年(昭和43年)6月。 ISBN 978-4-10-600111-6
  24. ^ 島内景二 『源氏物語ものがたり』(新潮社、2008年)p16,17
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  137. ^ 風間誠史校訂「物がたり 夢浮橋の後をつぐ」『業書江戸文庫 7 伴蒿蹊集』国書刊行会、1993年2月。 ISBN 978-4-336-03010-8
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