源氏物語 構成

源氏物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/06 19:35 UTC 版)

構成

『源氏物語』は長大な物語であるため、いくつかの部分に分けて取り扱われている事例が多い。

二部構成説、三部構成説

白造紙』、『紫明抄』あるいは『花鳥余情』といった古い時代の文献には、宇治十帖の巻数を「宇治一」、「宇治二」というようにそれ以外の巻とは別立てで数えているものがあり、このころ、すでにこの部分をその他の部分とはわけて取り扱う考え方が存在したと見られる。

その後、『源氏物語』全体を光源氏を主人公にしている「幻」(「雲隠」)までの『光源氏物語』とそれ以降の『宇治大将物語』(または『薫大将物語』)の2つにわけて、「前編」、「後編」(または「正編」(「本編」とも)、「続編」)と呼ぶことは古くから行われてきた。

与謝野晶子は、それまでと同様に『源氏物語』全体を2つにわけたが、光源氏の成功・栄達を描くことが中心の陽の性格を持った「桐壺」から「藤裏葉」までを前半とし、源氏やその子孫たちの苦悩を描くことが中心の陰の性格を持った「若菜」から「夢浮橋」までを後半とする二分法を提唱した[27]

その後の何人かの学者はこの2つの二分法をともに評価し、玉上琢弥は第一部を「桐壺」から「藤裏葉」までの前半部と、「若菜」から「幻」までの後半部にわけ、池田亀鑑は、この2つを組み合わせて『源氏物語』を「桐壺」から「藤裏葉」までの第一部、「若菜」から「幻」までの第二部、「匂兵部卿」から「夢浮橋」までの第三部の3つに分ける三部構成説を唱えた。三部構成説はその後広く受け入れられるようになった。

このうち、第一部は武田宗俊によって成立論(いわゆる玉鬘系後記挿入説)と絡めて「紫上系」の諸巻と「玉鬘系」の諸巻に分けることが唱えられた。この区分は、武田の成立論に賛同する者はもちろん、成立論自体には賛同しない論者にもしばしば受け入れられて使われている[28]

第三部は、「匂兵部卿」から「竹河」までのいわゆる匂宮三帖と、「橋姫」から「夢浮橋」までの宇治十帖にわけられることが多い。

上記にもすでに一部出ているが、これらとは別に連続したいくつかの巻々をまとめて

  • 帚木、空蝉、夕顔の三帖を帚木三帖
  • 玉鬘、初音、胡蝶、蛍、常夏、篝火、野分、行幸、藤袴、真木柱の十帖を玉鬘十帖
  • 匂兵部卿、紅梅、竹河の三帖を匂宮三帖
  • 橋姫、椎本、総角、早蕨、宿木、東屋、浮舟、蜻蛉、手習、夢浮橋の十帖を宇治十帖

といった呼び方をすることもよく行われている。

巻々単位とは限らないが、「紫上物語」、「明石物語」、「玉鬘物語」、「浮舟物語」など、特定の主要登場人物が活躍する部分をまとめて「○○物語」と呼ぶことがある[29]

四部構成説

三部構成説に対して、以下のような四部構成説も唱えられている。論者によって区切る場所や各部分の名称がさまざまに異なっている[30]

提唱者 第一部 第二部 第三部 第四部
藤岡作太郎 正編前紀
桐壺から朝顔
正編中紀
少女から藤裏葉
正編後紀
若菜から竹河
続編
橋姫から夢浮橋
久松潜一
実方清
第一期
桐壺から明石
第二期
澪標から藤裏葉
第三期
若菜から幻
第四期
匂宮から夢浮橋
重松信弘 正編青年期
桐壺から明石
正編中年期
澪標から藤裏葉
正編晩年期
若菜から竹河
続編
匂宮から夢浮橋
森岡常夫 第一期
桐壺から朝顔
第二期
少女から藤裏葉
第三期
若菜から幻
第四期
匂宮から夢浮橋
大野晋[31] a系
第一部(紫上系
b系
第一部(玉鬘系
c系=第二部
若菜から
d系=第三部
匂宮から夢浮橋

巻について

各帖の名前

読み 年立 備考
 1 桐壺 きりつぼ 源氏誕生-12歳 a系
 2 帚木 ははきぎ 源氏17歳夏 b系
 3 空蝉 うつせみ 源氏17歳夏 帚木の並びの巻、b系
 4 夕顔 ゆうがお 源氏17歳秋-冬 帚木の並びの巻、b系
 5 若紫 わかむらさき 源氏18歳 a系
 6 末摘花 すえつむはな 源氏18歳春-19歳春 若紫の並びの巻、b系
 7 紅葉賀 もみじのが 源氏18歳秋-19歳秋 a系
 8 花宴 はなのえん 源氏20歳春 a系
 9 あおい 源氏22歳-23歳春 a系
10 賢木 さかき 源氏23歳秋-25歳夏 a系
11 花散里 はなちるさと 源氏25歳夏 a系
12 須磨 すま 源氏26歳春-27歳春 a系
13 明石 あかし 源氏27歳春-28歳秋 a系
14 澪標 みおつくし 源氏28歳冬-29歳 a系
15 蓬生 よもぎう 源氏28歳-29歳 澪標の並びの巻、b系
16 関屋 せきや 源氏29歳秋 澪標の並びの巻、b系
17 絵合 えあわせ 源氏31歳春 a系
18 松風 まつかぜ 源氏31歳秋 a系
19 薄雲 うすぐも 源氏31歳冬-32歳秋 a系
20 朝顔(槿) あさがお 源氏32歳秋-冬 a系
21 少女 おとめ 源氏33歳-35歳 a系
22 玉鬘 たまかずら 源氏35歳 以下玉鬘十帖、b系
23 初音 はつね 源氏36歳正月 玉鬘の並びの巻、b系
24 胡蝶 こちょう 源氏36歳春-夏 玉鬘の並びの巻、b系
25 ほたる 源氏36歳夏 玉鬘の並びの巻、b系
26 常夏 とこなつ 源氏36歳夏 玉鬘の並びの巻、b系
27 篝火 かがりび 源氏36歳秋 玉鬘の並びの巻、b系
28 野分 のわき 源氏36歳秋 玉鬘の並びの巻、b系
29 行幸 みゆき 源氏36歳冬-37歳春 玉鬘の並びの巻、b系
30 藤袴 ふじばかま 源氏37歳秋 玉鬘の並びの巻、b系
31 真木柱 まきばしら 源氏37歳冬-38歳冬 以上玉鬘十帖、玉鬘の並びの巻、b系
32 梅枝 うめがえ 源氏39歳春 a系
33 藤裏葉 ふじのうらば 源氏39歳春-冬 a系、以上第一部
34 34 若菜 わかな -じょう 源氏39歳冬-41歳春  
35 -げ 源氏41歳春-47歳冬 若菜上の並びの巻
35 36 柏木 かしわぎ 源氏48歳正月-秋  
36 37 横笛 よこぶえ 源氏49歳  
37 38 鈴虫 すずむし 源氏50歳夏-秋 横笛の並びの巻
38 39 夕霧 ゆうぎり 源氏50歳秋-冬  
39 40 御法 みのり 源氏51歳  
40 41 まぼろし 源氏52歳の一年間  
41 雲隠 くもがくれ 本文なし。光源氏の死を暗示。以上第二部
42 匂宮
匂兵部卿
におう(の)みや
におうひょうぶきょう
14歳-20歳  
43 紅梅 こうばい 薫24歳春 匂宮の並びの巻
44 竹河 たけかわ 薫14,5歳-23歳 匂宮の並びの巻
45 橋姫 はしひめ 薫20歳-22歳 以下宇治十帖
46 椎本 しいがもと 薫23歳春-24歳夏  
47 総角 あげまき 薫24歳秋-冬  
48 早蕨 さわらび 薫25歳春  
49 宿木 やどりぎ 薫25歳春-26歳夏  
50 東屋 あずまや 薫26歳秋  
51 浮舟 うきふね 薫27歳春  
52 蜻蛉 かげろう 薫27歳  
53 手習 てならい 薫27歳-28歳夏  
54 夢浮橋 ゆめのうきはし 薫28歳 以上宇治十帖。以上第三部

以上の54帖の現在伝わる巻名は、紫式部自身がつけたとする説[32]と後世の人々がつけたとする説[33]が存在する。作者自身が付けたのかどうかについて、直接肯定ないし否定する証拠はみつかっていない。現在伝わる巻名にはさまざまな異名や異表記が存在し、もし作者が定めた巻名があるのならこのように多様な呼び方は生じないので、現在伝わる巻名は後世になって付けられたものであろうと考えられる。しかし一方で、本文中(手習の巻)に現れる「夕霧」(より正確には「夕霧の御息所」)という表記が、「夕霧」という巻名に基づくとみられるとする理由により、少なくとも夕霧を初めとするいくつかの巻名は作者自身が名付けたものであろうとする見解もある。

源氏物語の巻名は、後世になって、巻名歌の題材にされたり、源氏香投扇興の点数などに使われたり、女官や遊女が好んで名乗ったりした(源氏名)。

巻名の表記

実際の古写本や古注釈での巻名の表記には次のようなものがある。

  • 仮名書きされているもの
  • 部分的に漢字表記になっているもの
    • 「はゝき木(陽明文庫本)」箒木、「すゑつむ花(陽明文庫本)」末摘花、「もみちの賀(源氏釈)」紅葉賀、「花のゑん(源氏釈)」花宴、「絵あはせ(源氏釈)」絵合、「とこ夏(奥入)」常夏、「うき舟(奥入)」浮舟、「あつま屋(源氏釈)」東屋
  • 当て字を使用しているもの
    • 「陬麻(奥入)」、「陬磨(原中最秘抄)」須磨、「未通女(奥入)」、「乙通女(河海抄)」乙女
  • 異表記と見られるもの
    • 「賢木」と「榊」、「朝顔」と「槿」、「乙女」と「少女」、「匂兵部卿」と「匂宮」、「寄生」と「宿木」

それ以外に、「桐壺」に対する「壺前栽」、「賢木」に対する「松が浦島」、「明石」に対する「浦伝」、「少女」に対する「日影」といった大きく異なる異名を持つものもある。

巻名の由来

現在一般的に源氏物語の巻名の由来は次のようにいくつかに分けて考えられている[34]。これは室町時代の注釈書『花鳥余情』に始まりいくつかの修正を受けながらも現在でも主流とされている考え方ではあるが疑問も唱えられている[35]

その巻の中で使用されている言葉に由来するもの。
「桐壺」、「関屋」、「野分」、「梅枝」、「藤裏葉」、「匂宮」、「紅梅」、「手習」など。
その巻に中の和歌の文句に由来するもの。
「帚木」、「空蝉」、「若紫」、「葵」、「花散里」、「澪標」、「松風」、「薄雲」、「玉鬘」、「行幸」、「横笛」、「夕霧」、「御法」、「幻」、「橋姫」、「椎本」、「宿木」、「浮舟」など。
その巻の中に使用され、和歌の題材にもなっているもの。
「夕顔」、「末摘花」、「賢木」、「須磨」、「明石」、「蓬生」、「松風」、「朝顔」、「少女」、「初音」、「胡蝶」、「蛍」、「常夏」、「篝火」、「藤袴」、「若菜」、「柏木」、「鈴虫」、「竹河」、「総角」、「早蕨」、「東屋」、「蜻蛉」
他の巻に見える言葉に由来するもの。
「紅葉賀」
巻の中の語句を転用したもの。
「花宴」
巻の中で描かれている出来事に由来するもの。
「絵合」
巻の主題とおぼしき語句を用いたもの。
「夢浮橋」
本文そのものが存在しないもの。
「雲隠」



  1. ^ 物語の他には「紫式部日記」や和歌集の「紫式部集」があり「小倉百人一首」にも和歌が収められている(*)。後に、紫式部の「源氏物語」と「紫式部日記」の2作品は絵画化された。約150年後の平安時代末期に「源氏物語絵巻」、約200年後の鎌倉時代初期に「紫式部日記絵巻」が制作された。(*)「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」小倉百人一首文化財団・時雨殿
  2. ^ a b 上智大学文学部教授 三田村雅子、NHK 2012年4月4日放送「100分de名著 源氏物語」第1回。NHK出版100分de名著『源氏物語』 (2012/3/24)。紫式部日記
  3. ^ a b 江戸時代松永貞徳の源氏物語の写本全54冊(54帖)の1冊1冊の厚みが示すように、紫式部は当初多くの分量は書けず1冊(1帖)の厚みは薄いが、支援者の藤原道長により安定したの供給が行なわれて以降は34帖「若菜」のように1冊(1帖)の厚みが急激に増した。上智大学文学部教授 三田村雅子、NHK 2012年4月4日放送「100分de名著 源氏物語」第1回。(参考)『源氏物語』与謝野晶子訳、各帖の総ページ数より、1帖「桐壷」26、2帖「帚木」44、3帖「空蝉」12、そして、34帖「若菜」上192、下190。(角川文庫 1999年(平成11年)5月10日)所収
  4. ^ 紫式部日記より、当初、紫式部は仲間内で意見を言い合ったり手紙のやり取りで批評し合って楽しんでいたことから「最初は現代の同人誌のような楽しみ方だった」。上智大学文学部教授 三田村雅子、NHK 2012年4月4日放送「100分de名著 源氏物語」第1回。NHK出版100分de名著『源氏物語』 (2012/3/24)。
  5. ^ 紫式部中宮彰子に「白氏文集」と「新楽府」の2つの漢籍を講義する様子を描いた"絵巻物"。絵の右側、手前が紫式部、奥に中宮彰子、絵の左側は、蔀戸の背後で語り合う女房たち(紫式部日記絵巻の蜂須賀家本より)。当時、天皇の妃である中宮には白氏文集など漢籍の教養が要求された。
  6. ^ 中宮彰子一条天皇の妻であったが、一条天皇のもう一人の妻であり後に亡くなった藤原定子の家庭教師は清少納言だった。なお、藤原道長の要請で宮中に上がった紫式部は、宮中の様子を中心に書いた「紫式部日記」を残している。
  7. ^ 『国宝 源氏物語絵巻』 五島美術館
  8. ^ 『源氏物語』の翻訳状況 総合研究大学院大学教授 伊藤鉃也 日本文学研究専攻。2009年3月時点、刊行されたもの24種類、現在進行中のもの4種類、未確認(あるらしい、というもの)6種類。
  9. ^ 池田亀鑑「総記 一 名称」『合本 源氏物語事典』。
  10. ^ 池田亀鑑 『源氏物語入門 新版』 6頁。
  11. ^ 池田亀鑑 『源氏物語入門』 6頁。
  12. ^ 和辻哲郎「日本精神史研究」所収「源氏物語について」
  13. ^ 池田亀鑑 『源氏物語入門 新版』 8頁。
  14. ^ 池田亀鑑 『源氏物語入門』 7頁。
  15. ^ 玉上琢弥 『世界大百科事典』 428頁。
  16. ^ a b 早乙女利光「源氏物語」『あらすじで読む日本の古典』小林保治編著、中経出版〈楽書ブックス〉(原著2004年3月30日)、初版、p. 53。ISBN 97848061198522009年11月25日閲覧。
  17. ^ 伊藤鉄也『源氏物語本文の研究』、19頁、おうふう、2002年(平成14年)11月。 ISBN 4-273-03262-7
  18. ^ 伊藤鉄也『源氏物語本文の研究』、19頁、おうふう、2002年(平成14年)11月。
  19. ^ 田中宗孝『源氏物語の読み方』幻冬舎ルネッサンス新書、幻冬舎ルネッサンス、2013年(平成25年)12月、p. 17. ISBN 978-4-7790-6089-2
  20. ^ 秋山虔「論じても論じ尽くし得ぬ古典中の古典」『源氏物語がわかる』朝日新聞社〈AERAムック〉(原著1997年7月)、pp. 12-13。ISBN 9784022740618
  21. ^ 林田孝和「序」『源氏物語事典』林田孝和他編、大和書房(原著2002年5月)、pp. 3-4。ISBN 4479840605
  22. ^ 基本理念”. 源氏物語千年紀事業の概要. 源氏物語千年紀委員会 (2008年). 2008年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月19日閲覧。
  23. ^ 中村真一郎 「世界と文学」:『源氏物語の世界』、26-29頁、新潮社〈新潮選書〉、初版1968年(昭和43年)6月。 ISBN 978-4-10-600111-6
  24. ^ 島内景二 『源氏物語ものがたり』(新潮社、2008年)p16,17
  25. ^ 木村正中編『中古日本文学史』(有斐閣:有斐閣双書、1979年(昭和54年)11月) ISBN 4-641-05608-0
  26. ^ 三谷栄一編『体系 物語文学史 第三巻 物語文学の系譜 1.平安物語』 有精堂、1983年(昭和58年)
  27. ^ 与謝野晶子「紫式部新考」『太陽』1928年(昭和3年)1月・2月号のち『与謝野晶子選集4』(春秋社)に所収
  28. ^ 「紫の上系」と「玉鬘系」はそれぞれ「a系」と「b系」、「本系」と「傍系」あるいはそれぞれの筆頭に来る巻の巻名から「桐壺系」と「帚木系」といった呼び方をされることもある。
  29. ^ 池田亀鑑「新講源氏物語(合本)」至文堂、1963年。
  30. ^ 重松信弘「四部説」『源氏物語研究叢書 3 源氏物語の主題と構造』風間書房(原著1981年11月)、pp. 107-117。ISBN 4759905588
  31. ^ 大野晋『源氏物語』古典を読む14、岩波書店、1984年(平成6年)1月。 のち 同時代ライブラリー249、岩波書店、1996年(平成8年)1月。ISBN 4-00-260249-4 および 岩波現代文庫、2008年(平成20年)9月。 ISBN 978-4-00-600197-1
  32. ^ 玉上琢弥「源氏物語の巻名その他 河海抄疏-(一)-」『言語と文芸』1960年(昭和35年)10月。 のち『源氏物語研究』および『源氏物語評釈 別巻1 源氏物語研究』角川書店、1980年(昭和55年)
  33. ^ 池田亀鑑「総記 三 巻名と巻序」池田亀鑑編『源氏物語事典』東京堂出版 1960年(昭和35年)(合本は1987年(昭和62年)3月15日刊) ISBN 4-4901-0223-2
  34. ^ 池田亀鑑「総記 三 巻名と巻序」『源氏物語事典』東京堂出版、1956年(昭和31年)。
  35. ^ 清水婦久子「源氏物語の巻名の由来 その諸問題」青須我波良、第59号 2004年(平成16年)3月、pp.. 1-38。
  36. ^ 池田亀鑑「総記 八 作者」『合本 源氏物語事典』
  37. ^ 「クロノプラスティック1008年」同人誌 現象 藤本泉『一〇〇八年源氏物語の謎』旺文社、1986年、6-101頁。ISBN 4-01-061489-7に収録
  38. ^ 藤本泉『源氏物語の謎 千年の秘密を いま解明する』祥伝社、1980年、166-178頁。
  39. ^ 藤本泉『歴史推理 王朝才女の謎 紫式部複数説』徳間書店、1986年、152-153頁。ISBN 4-19-568049-2
  40. ^ 池田亀鑑『源氏物語入門 新版』pp. 23-24
  41. ^ 与謝野晶子「紫式部新考」『太陽』1928年(昭和3年)1月・2月号のち『与謝野晶子選集4』(春秋社)に所収
  42. ^ 和辻哲郎「源氏物語について」『思想』1922年(大正11年)11月「日本精神史研究」所収『和辻哲郎全集第四巻』(岩波書店 1962年)所収
  43. ^ 武田宗俊「源氏物語の研究」(岩波書店、1954年)
  44. ^ 三谷邦明「成立構想論における女性蔑視 方法論によるとらえ直し」『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語をどう読むか』 1986年所収
  45. ^ 阿部秋生「物語の増補・改訂」「岩波セミナーブックス41 源氏物語入門」P137~(岩波書店、1992年(平成4年)9月7日) ISBN 4-00-004211-4
  46. ^ 安本美典「文体統計による作者推定について-源氏物語・宇治十帖の作者について」『心理学評論』第2巻第1号、心理学評論刊行会、1958年、 147-156ページ。
  47. ^ 安本美典文章心理学の新領域」『国語学』1961年6月、2010年7月22日閲覧。
  48. ^ 安本美典宇治十帖の作者-文章心理学による作者推定」『文学・語学』、朝倉書店、1983年4月、2010年7月22日閲覧。
  49. ^ 新井皓士 (1997年3月1日). “源氏物語・宇治十帖の作者問題:一つの計量言語学的アプローチ (PDF)”. 一橋大学. 2010年7月22日閲覧。
  50. ^ 村上征勝『シェークスピアは誰ですか? 計量文献学の世界』文藝春秋、2004年、125-153頁。ISBN 4-16-660406-6
  51. ^ 堀内秀晃「紫式部諸説一覧 七 源氏物語執筆開始の時期」阿部秋生編『諸説一覧源氏物語』明治書院、1970年(昭和45年)8月、pp.344-345。
  52. ^ 堀内秀晃「紫式部諸説一覧 11 源氏物語の完成」阿部秋生編『諸説一覧源氏物語』明治書院、1970年(昭和45年)8月、pp.350-352。
  53. ^ 池田亀鑑「総記 十三 執筆期間」『合本 源氏物語事典』
  54. ^ 池田亀鑑「総記 十二 執筆動機について」『合本 源氏物語事典』
  55. ^ “源氏物語、幻の続編「巣守帖」か…写本確認”. 読売新聞. (2009年11月2日). http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20091102-OYT1T00017.htm 2009年11月2日閲覧。 
  56. ^ 寺本直彦「源氏物語目録をめぐって -異名と并び-」」『文学・語学』1978年(昭和53年)6月号のち『源氏物語受容史論考 続編』風間書房、1984年1月、pp.. 645-681。
  57. ^ 寺本直彦「源氏物語目録続考 -「さむしろ」と「ならび」の一異説とについて-」源氏物語探求会編『源氏物語の探求 第四編』風間書房、1979年(昭和54年)4月、pp. 37-67。のち『源氏物語受容史論考 続編』風間書房、1984年(昭和59年)1月、pp. 682-713。
  58. ^ 与謝野晶子「紫式部新考」『太陽』1928年(昭和3年)1月・2月号、のち『与謝野晶子選集4』(春秋社)に所収
  59. ^ 和辻哲郎「源氏物語について」『思想』1922年(大正11年)11月、のち「日本精神史研究」『和辻哲郎全集第四巻』(岩波書店 1962年(昭和37年))に所収
  60. ^ 青柳(阿部)秋生「源氏物語の執筆の順序」『国語と国文学』1939年(昭和14年)8・9月
  61. ^ 玉上琢弥「源語成立攷」(「国語・国文」1940年(昭和15年)4月号、のち「源氏物語評釈 別巻」に収録)
  62. ^ 藤田徳太郎『源氏物語綱要』不老閣書房、1928年(昭和3年)2月、p.480
  63. ^ 佐佐木信綱「源氏物語の古写本その他」『国語と国文学』1925年(大正14年)10月号
  64. ^ 武田宗俊「源氏物語の最初の形態」『文学』1950年(昭和25年)6・7月『源氏物語の研究』(岩波書店、1954年(昭和29年))所収
  65. ^ 風巻景次郎「源氏物語の成立に関する試論」(1951年(昭和26年))『風巻景次郎全集第4巻 源氏物語の成立』(桜楓社、1969年(昭和44年))所収
  66. ^ 大野晋・丸谷才一対談『光る源氏の物語』(中公文庫、1994年(平成6年))/大野晋『源氏物語』(岩波書店、1984年(昭和59年).新版岩波現代文庫、2008年(平成20年))
  67. ^ 丸谷才一『輝く日の宮』(講談社、2003年(平成15年)、講談社文庫で再刊)
  68. ^ 斎藤正昭「源氏物語成立研究 執筆順序と執筆時期」(笠間書院、2001年(平成13年)10月) ISBN 978-4-305-10341-3
  69. ^ 「紫式部伝 源氏物語はいつ、いかにして書かれたか」(笠間書院、2005年(平成17年)5月) ISBN 978-4305702883
  70. ^ 伊藤博『武田宗俊説をめぐって』 『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語をどう読むか』(至文堂、1986年(昭和61年)4月5日)所収
  71. ^ 高橋和夫『源氏物語の主題と構想』(桜楓社、1966年(昭和41年))
  72. ^ 森一郎「源氏物語初期構造の成立過程 ―ひびきあい連関する長編生成」『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語をどう読むか』(至文堂、1986年(昭和61年)4月5日)所収
  73. ^ 石田穣二「文体と批評と」『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語をどう読むか』(至文堂、1986年(昭和61年)4月5日)所収
  74. ^ 岡一男「源氏物語成立論批判」『国文学研究』第五編(早稲田大学国文学会)
  75. ^ 秋山虔「源氏物語の成立・構想の問題 戦後の成立論の始発、武田・風巻・池田三氏の研究をめぐって」『源氏物語講座 第二巻』(有精堂、1971年(昭和46年))
  76. ^ 岡一男『源氏物語の基礎的研究』(東京堂出版、1966年)465~476頁
  77. ^ 大西善明「光源氏の呼び名について」『平安文学研究』第8号(1952年)
  78. ^ 長谷川和子『源氏物語の研究』(東宝書房、1957年(昭和32年))
  79. ^ 中野幸一「改めて長編物語の成立を考えるために」『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語をどう読むか』(至文堂、1986年(昭和61年)4月5日)所収
  80. ^ 玉上琢彌『源氏物語の構成-描かれ樽部分が描かれざる部分によって支えられていること-』『文学』1952年(昭和27年)6月号で発表。のち『源氏物語研究 源氏物語評釈別巻一』(角川書店、1966年(昭和41年))および『源氏物語音読論』(岩波現代文庫、2003年(平成15年)11月14日) ISBN 4-00-600115-0 所収
  81. ^ 森岡常夫「源氏物語の成立・構想論の研究」山岸徳平岡一男監修『源氏物語講座第二巻 成立と構想』(有精堂、1971年(昭和46年)6月1日)所収
  82. ^ 高橋亨「成立論の可能性」『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語をどう読むか』(至文堂、1986年(昭和61年)4月5日)所収
  83. ^ 池田亀鑑『源氏物語入門 新版』pp.. 126-129
  84. ^ 玉上琢弥 『世界大百科事典』 429頁。
  85. ^ 安本美典「宇治十帖の作者─文章心理学による作者推定」(「文学・語学」第4号、1957年(昭和32年))
  86. ^ 阿部秋生「物のあはれの論」『源氏物語入門』岩波セミナーブックス41(岩波書店、1992年(平成4年)9月7日) ISBN 4-00-004211-4
  87. ^ 藤岡作太郎「国文学全史 平安朝編」(東京開成館、1905年(明治38年))のち平凡社東洋文庫講談社学術文庫に収録
  88. ^ 鈴木日出男「源氏物語虚構論」(東京大学出版会、2003年(平成15年)2月20日) ISBN 978-4130800655
  89. ^ 「四 主題」『日本古典文学全集 源氏物語一』(小学館、1970年(昭和45年))
  90. ^ 池田亀鑑「構想と主題」『源氏物語入門』(社会思想社現代教養文庫、1957年(昭和32年))
  91. ^ 阿部好臣「主題」秋山虔編『源氏物語必携II』別冊国文学 No.13(学燈社、1982年(昭和57年)2月10日)
  92. ^ 長谷川政春「主題」秋山虔編『源氏物語事典』別冊国文学 No.36(学燈社、1989年(平成元年)5月10日)
  93. ^ 増田繁夫「源氏物語作中人物論の視覚 主題論として」「国文学 解釈と鑑賞の研究」1991年(平成3年)5月号 学燈社
  94. ^ 秋山虔「源氏物語の主題」『新講 源氏物語を学ぶ人の為に』(世界思想社、1995年(平成7年)2月20日) ISBN 4-7907-0538-2
  95. ^ 池田節子「主題」『源氏物語事典』林田孝和、竹内正彦、針本正行、植田恭代、原岡文子吉井美弥子編(大和書房、2002年5月25日)ISBN 4-4798-4060-5
  96. ^ 『源氏物語研究集成 第1巻 源氏物語の主題 上』(風間書房、1998年(平成10年)6月30日) ISBN 4-7599-1095-6
  97. ^ 『源氏物語研究集成 第2巻 源氏物語の主題 下』(風間書房、1999年(平成11年)9月15日) ISBN 4-7599-1128-6
  98. ^ 池田亀鑑「構想と主題」『源氏物語入門』(社会思想社現代教養文庫、1957年(昭和32年))pp. 169-170
  99. ^ 「源氏物語と菅原道真編」週刊ポスト1995年(平成7年)「逆説の日本史4 中世鳴動編」第3章(小学館、1996年(平成8年)6月)および(小学館文庫、1999年(平成11年)1月1日)に収録
  100. ^ 大野晋「紫式部の生活」『源氏物語』(岩波書店、1984年(昭和59年)、のち2008年(平成20年)に岩波現代文庫)
  101. ^ 斎藤正昭「源氏物語成立研究 執筆順序と執筆時期」(笠間書院、2001年(平成13年)10月) ISBN 978-4-305-10341-3
  102. ^ 斎藤正昭「紫式部伝 源氏物語はいつ、いかにして書かれたか」(笠間書院、2005年(平成17年)5月) ISBN 978-4305702883
  103. ^ 今西祐一郎「『源氏物語』はいかにして「古典」になったか」『古典について、冷静に考えてみました』岩波書店,2016年9月,p116-7
  104. ^ 阿部秋生『源氏物語の本文』(岩波書店、1986年(昭和61年)6月20日)
  105. ^ 加藤周一「『源氏物語』と『今昔物語』の時代」『日本文学史序説 上』(ちくま学芸文庫、1999年4月) ISBN 4-480-08487-8
  106. ^ 土方洋一「源氏物語の現代語訳」『アエラムック 源氏物語がわかる』(朝日新聞社、1997年(平成9年)7月)、三田村雅子「現代語訳」、立石和弘「現代語訳と加工文化」『源氏物語事典』 林田孝和ほか編(大和書房、2002年(平成14年)5月)
  107. ^ 逸見久美「解説『晶子』源氏の出来るまで」『新装版 全訳源氏物語.一』 角川文庫、2008年(平成20年)4月。ISBN 978-4043889013
  108. ^ 与謝野晶子「読書、虫干、蔵書」評論集『光る雲』(1928年(昭和3年)7月)所収
  109. ^ 池田和臣「与謝野晶子」『源氏物語ハンドブック』 秋山虔他編(新書館、1996年(平成8年)10月)
  110. ^ 玉上琢弥 『世界大百科事典』 430頁、平凡社。
  111. ^ 畑中基紀「谷崎潤一郎」、秋山虔編 『源氏物語事典』 学燈社、北山谿太『源氏物語辞典』 平凡社、1980年(昭和55年)、大和書房で『源氏物語事典』2002年(平成14年)も参照 。
  112. ^ 伊吹和子『われよりほかに 谷崎潤一郎最後の十二年』(講談社 1994年2月 、講談社文芸文庫上・下 2001年(平成13年))
  113. ^ 畑中基紀「円地文子」『源氏物語事典』林田孝和・竹内正彦・針本正行ほか編『源氏物語事典』大和書房、2002年(平成14年)5月、p. 90。 ISBN 4-4798-4060-5
  114. ^ 『大塚ひかり全訳 源氏物語』第1巻の、作者による「はじめに」より。
  115. ^ 『ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ』新潮社、2008年(平成20年)10月。 ISBN 978-4-10380851-0
  116. ^ このうち、江國香織、角田光代、町田康、金原ひとみ、島田雅彦、桐野夏生については当初雑誌『新潮』(新潮社)2008年(平成20年)10月号に掲載されたものである。
  117. ^ 井上英明「外国語訳」『源氏物語事典』 林田孝和ほか編(大和書房、2002年(平成14年)5月25日)
  118. ^ 岡野弘彦ほか『国境を越えた源氏物語』(PHP研究所、2007年(平成19年)10月10日) ISBN 978-4-569-69259-3
  119. ^ 海外における源氏物語
  120. ^ 浪川知子 (2007年6月15日). “「源氏物語」の趣 フランスに届くか”. 読売新聞. http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20070615bk01.htm 2009年11月19日閲覧。 
  121. ^ 井上英明「アーサー・ウェイリー」『源氏物語ハンドブック』 秋山虔ほか編(新書館、1996年10月)
  122. ^ 平川祐弘『アーサー・ウェイリー 〈源氏物語〉の翻訳者』(白水社、2008年11月 ISBN 978-4-560-03191-9
  123. ^ 伊井春樹編『世界文学としての源氏物語 サイデンステッカー氏に聞く』(笠間書院、2005年10月) ISBN 4-305-70311-4
  124. ^ イタリア語に「源氏物語」完訳 ローマ大元教授が初めて” (2012年6月12日). 2012年6月13日閲覧。
  125. ^ “「源氏物語」、イタリア語で初めて完訳”. 日本経済新聞. 共同通信. (2012年6月13日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1202X_T10C12A6CC0000/ 2012年6月13日閲覧。 
  126. ^ 瀬戸内寂聴、俵万智らのインターネット講義&出版「源氏大学ドット・コム」、マイコムジャーナル、2000年10月11日。
  127. ^ a b c d e 朝日新聞 2000年1月9日付日曜版「名画日本史 源氏物語絵巻」
  128. ^ http://f2.aaa.livedoor.jp/~mikura/tree4.html#188
  129. ^ 読売新聞大阪発刊55周年記念 源氏物語~千年の時を超えて 千年紀に寄せて・・・漫画家 大和和紀、読売新聞社、2007年4月3日。
  130. ^ 文化庁長官官房政策課 「古典の日について」、『文化庁月報』第541号、2013年10月http://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2013_10/special_02/special_02.html 
  131. ^ 古注釈のまとまった解題としては『源氏物語 注釈書・享受史 事典』伊井春樹(東京堂出版、2001年9月15日) ISBN 4-490-10591-6
  132. ^ 吉森佳奈子「古注釈・梗概書」『講座源氏物語研究 第4巻 鎌倉・室町時代の源氏物語』(おうふう、2007年6月20日) ISBN 978-4-273-03454-2
  133. ^ 「奥入の成立とその価値」『源氏物語大成 第十二冊 研究篇』(中央公論社、1985年9月20日) ISBN 4-1240-2482-7
  134. ^ 加藤昌嘉「付録 『源氏物語』続編・外伝一覧」人間文化研究機構国文学研究資料館文学形成研究系「平安文学における場面生成研究」プロジェクト編『物語の生成と受容 2 国文学研究資料館平成18年度研究成果報告』人間文化研究機構国文学研究資料館文学形成研究系「平安文学における場面生成研究」プロジェクト、2007年2月、pp.. 237-256。 ISBN 4-87592-118-7
  135. ^ 市古貞次・三角洋一編『鎌倉時代物語集成 5』笠間書院、1992年4月。
  136. ^ 風間誠史校訂「雪のあした」『業書江戸文庫 7 伴蒿蹊集』国書刊行会、1993年2月。 ISBN 978-4-336-03010-8
  137. ^ 風間誠史校訂「物がたり 夢浮橋の後をつぐ」『業書江戸文庫 7 伴蒿蹊集』国書刊行会、1993年2月。 ISBN 978-4-336-03010-8
  138. ^ 日本ヘラルド映画(株)は、2006年3月に角川映画に吸収合併された。よって、このアニメ作品は、それ以降は、角川映画として紹介されている。『紫式部 源氏物語』公式サイト(KADOKAWA)





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