湯川秀樹 参考文献 

湯川秀樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 17:34 UTC 版)

参考文献 

関連項目

外部リンク

先代
小谷正雄
日本物理学会会長
第11代:1955年 - 1956年
次代
有山兼孝

注釈

  1. ^ 1936年、アンダーソンとその指導学生であるセス・ネッダーマイヤーは、電子の207倍の質量を持ち、電子と同じ負の電荷とスピン1/2を持つ素粒子(ミュー粒子)を発見したが、これは当初、湯川が「強い相互作用の理論」で提唱した中間子が検出されたものだと考えられ、「ミュー中間子」と称された。これは、湯川の提唱する新粒子とは異なる粒子であった[11]
  2. ^ 物理学者の佐藤勝彦は、子ども時代をふりかえり、欧米の科学者がめぐまれた環境のなかで研究しているのに対し、日本という貧しい国にあって、紙と鉛筆とみずからの頭脳のみで新粒子を言い当てた湯川はヒーローであり、あこがれの存在だったと述べている[14]
  3. ^ 「まがつび」とは「禍つ火」すなわち原子爆弾のことである。
  4. ^ 湯川の因果律の問題を空間的なものに制限し因果律を回避し、湯川の考えを生かしたのが朝永振一郎の超多時間理論である。これにより場の量子論は、相対論的に共変な形に書き換えられた。湯川は、この問題を非局所場として扱ったが、成功したとはいいがたい。
  5. ^ 湯川春洋の回想記に『湯川家に生きた子と母』(編著、どりむ社、2008年)がある。

出典

  1. ^ 湯川秀樹』 - コトバンク
  2. ^ a b 『旅人 ある物理学者の回想』、p.10
  3. ^ 『旅人 ある物理学者の回想』、p.44
  4. ^ 『旅人 ある物理学者の回想』、p.49
  5. ^ 『旅人 ある物理学者の回想』、p.92
  6. ^ a b 本田靖春『現代家系論』p.104(文藝春秋社、1973年)
  7. ^ 本田靖春『現代家系論』p.102(文藝春秋社、1973年)
  8. ^ 『旅人 ある物理学者の回想』、p.87
  9. ^ 『旅人 ある物理学者の回想』、p.88
  10. ^ 「適塾」No.15(1982)『湯川博士と大阪大学』
  11. ^ a b c d 佐藤(2020)pp.34-37
  12. ^ 湯川秀樹博士について 兵庫県西宮市・湯川記念事業(2017年12月22日閲覧)[リンク切れ]
  13. ^ 湯川秀樹、原爆研究記す/終戦前後の日記公開/戦後の平和運動 歩み知る記録にも『日本経済新聞』夕刊2017年12月22日
  14. ^ a b c d 佐藤(2020)pp.37-38
  15. ^ 岡本拓司「日本人とノーベル物理学賞 : 1901年-1949年」『日本物理学会誌』 2000年 55巻 7号 p.525-530, doi:10.11316/butsuri1946.55.525
  16. ^ Nomination Database - ノーベル賞公式サイト
  17. ^ 原治、「非局所場理論」 日本物理學會誌 1982年 37巻 4号 p.275-277, doi:10.11316/butsuri1946.37.275
  18. ^ 『世界文學』1947年4月号、p.60
  19. ^ Hideki YUKAWA (1935). “On the Interaction of Elementary Particles. I”. Nippon Sugaku-Buturigakkwai Kizi Dai 3 Ki (日本物理学会、日本数学会) 17: 48-57. doi:10.11429/ppmsj1919.17.0_48. https://doi.org/10.11429/ppmsj1919.17.0_48.  ノーベル賞受賞論文
  20. ^ 国立国会図書館. “博士論文『On the interaction of elementary particles』”. 2023年4月1日閲覧。
  21. ^ 京都市名誉市民 湯川秀樹氏”. 京都市. 2022年9月6日閲覧。
  22. ^ "Yukawa; Hideki (1907 - 1981)". Record (英語). The Royal Society. 2012年10月8日閲覧






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