混老頭 混老頭の概要

混老頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 07:31 UTC 版)

概要

対々和七対子と必ず複合し、併せて4翻となる。下位役である混全帯么九(チャンタ)とは複合しない。字牌を使うため、役牌混一色などと複合しやすい。対々和と複合すると40以上となり、満貫以上が確定する。

字牌を用いない上位役は清老頭、逆に字牌だけだと字一色、混老頭で使える牌13種全てを使う役は国士無双といい、いずれも役満となる。

値段の取り決め

古いルールや一部のルールでは、門前3翻・副露2翻としている場合や、門前3翻・副露しても3翻としている場合がある。また中には、対々和や七対子を役の定義に含め5翻役として分類しているルールブック[1]も見られるほか、対々形は5翻だが七対形は4翻としているルールも見られる。しかし現在の標準的なルールでは、対々和三暗刻三槓子三色同刻といった対子系の役と同じく、食い下がりなしの2翻役とするのが一般的である。以下の牌姿例でも2翻役として扱う。

牌姿の例

(例)副露したケース

      
シャンポン待ち。大抵、混老頭は積極的にポンしなければ聴牌さえ難しい。タンピン系の面子手には使いにくい端牌や字牌を使うため、対子さえ揃っていれば、早い段階で2〜3ポンできる。また、役牌ドラを含めば、鳴いても跳満以上の得点が見込める。この例では、九筒で和了れば満貫以上、發で和了れば跳満以上となる。

(例)門前かつシャンポン待ちのケース

同じくのシャンポン待ちだが、こちらは門前である。ツモれば四暗刻で役満、ロンでも混老頭+対々和+三暗刻+中で跳満が確定し、發で和了れば倍満に届く。立直やドラが絡めば、三倍満や数え役満まで見込めるが、副露に頼らず自力で聴牌するのは極めて稀である。

(例)七対子複合のケース

待ち。他役やドラがなければ、混老頭+七対子で25符4翻(親9600点、子6400点)にしかならない。七対子のため鳴けず、役牌など面子系の役と複合できないため、難しい割に点数が少ない。ただし、国士無双狙いからの切り替えでは狙いやすい。

脚注

関連項目


  1. ^ 昭和50年代に発表された「新現代ルール」では、清一色小三元などと共に混老頭が5翻役として分類されている(天野大三/青山敬『新「現代ルール」による 図解 麻雀入門』梧桐書院、1979年、0076-590868-2368、p108に混老頭の詳細)。ただし「新現代ルール」は現在では廃れてしまった傍流のルール体系である。


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